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“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕
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“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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勝手な思い込みからライトノベルに苦手意識持っておりましたが、この作品が固定観念を捨てさせてくれました。文章も楽しめ、夢中になって読みました。このユニークな視点は初めてだったので、なるほどと感心しましたし、はまりました。タイトルで損してるような気がして残念です。 | ||||
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菜々子さんと僕のお話です。 読んでいくと「おっ」と思わせるようなことも… ミステリはこうゆうものなんでしょうね 最初は少しダレるかもしれませんが、 だんだんと巻き返して行って 最後には「すごい」と感嘆させてくれる そんなラノベです | ||||
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そんな気がします。 愛って怖いですね。 確かに小学生という設定の割には、主人公と菜々子さんの思考が大人びたというかちょっと荒んでますね(笑) まぁそういう変人同士のお話?といった感じですかね、特に問題はありません。 主人公と菜々子さん以外の小学生描写は素晴らしいと思いました。 小学生は無邪気故に残酷ですね。 謎は二転三転します、最後にはスッキリと解決します。 そうきたか!といった感じでいいラストだと思いました。 菜々子さん陰険すぎです…。 | ||||
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発作に関する冒頭の記述十数ページだけで、引きずり込まれるほどの筆力 小学生でアレはちょっとズルいよと思いつつも 題材、構成ともに文句のつけ所のない前半 圧倒的でさえある ただこの作品、菜々子さんの戯曲とあるように 真相に近づくことが目的とするような、所謂ミステリではない そのミステリでない作品の、ミステリ部分(伝わるかな?)に退屈さを感じてしまう 出来うんぬん以前に、興味が持てないのだ 乱暴な言い方をすれば、「主人公がどうなろうと興味がないので、菜々子さんのお話がもっと聞きたいです。はい」 菜々子さんという、あまりに魅了的なキャラを生み出してしまったための悲劇か 終盤、菜々子さんの戯曲とその裏に流れる思考に関しても、見るべきものはあるが高揚感がない 「ハア?菜々子さんならそれくらいやっちゃうし!てか、菜々子さん見くびり過ぎじゃね?」という よく分からない信頼感。マリオでいうとスター状態 そんな、なにが来ても驚かない心境が前半ですでに出来上がってしまったためか 総評 愚痴ばかり書いたけど、大変よかったです 特に前半は一般書含め、最近読んだ本の中で一番といえる出来栄え 菜々子さんという、癖があるけど魅力的なキャラクター それだけに頼らない地力の高さと完成度 前半120点、後半60点 合わせて合計100…じゃないけど100点 もはや何を書いているか分からないけど、それくらい面白かったということで 年齢設定を3歳ほど上にしたら、完全に一般書で扱うものでしょうねコレ ☆5つ イラストも雰囲気にばっちり合っている 駄文ついでに、最後にもうひとつ 菜々子さんの人となりを紹介するエピソード、植物園のはいらなかった気がします カードと運動会だけで、何をするか分からない・目的のためには他人を利用するという性格は十分理解できるので どうにも冗長さを感じてしまいました | ||||
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非ウィルス型嗜眠性脳炎により引き起こされる全身痙攣で指一本動かせず、瞬きすらもできない身体となった坪手明の病床を、今では習志野菜々子という仮名で呼ばれる少女が訪れる。それは、三年前、彼らが小学六年生だったあの事故から、平日は欠かされる事なく続けられてきた儀式だった。 その儀式が途切れた金曜日の翌月曜日。菜々子さんは突然、あの事故の出来事を蒸し返し始める。彼女が氏名連想誘発性心神喪失症候群と名付けられた、自分の本名を呼ばれると発作を起こす病気となった出来事が、誰かの故意で引き起こされた事件だったというのだ。 それをきっかけに、考えることしかできない坪手明は当時の出来事を思い起こす。自分と菜々子さん、そしてもう一人のNに起こった出来事を。 現在の二人の病室での出来事と、三年前の出来事を、交互に描写しながら、主人公の思考の軌跡をたどっていく形式の作品。そして最後に、菜々子さんの思考で真相が明かされる。主人公は現在全く意思表示ができないのだが、菜々子さんの一方的な語りと彼の思考が、まるで会話が成立しているように作り上げられている。 そして、三年前の回想では、主人公の思考方法と、菜々子さんの性格や行動が段階的に明らかにされ、それに基づいて事件が解き明かされていく。ラプラスの悪魔という、初期条件を適切に与えることで全ての未来を自在に操る仮想の悪魔の存在のように、前提が変わるたびに主人公の頭の中で仮説がコロコロと変わっていくのが面白い。そしてそこには、事態を全て掌握しようという菜々子さんの思惑も見え隠れする。 意図したことかどうかは分からないけれど、本当に小学生が背伸びをした表現を使ったように感じる文章のところもあったりして、ちょっと戸惑う表現のところもある気がする。だけど、ほとんど二人の登場人物だけで、互いに会話を成立させず、しかし意思疎通は出来ているように組みあがっているという、少し不思議な感じは面白いと思う。 | ||||
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小学生という設定にはいささか高度な思考内容ですが、ひさびさに面白いと思えるミステリ作品でした。小学校の教室で起こった事故で一人が死に、一人が昏睡状態になった。その事件の被害者が主人公で語り部です。彼は事故で昏睡状態にあり、意識はあるもの話すことも見ることも体を動かすこともできませんが、聞くことはできます。そのため彼のもとにほぼ毎日通ってくる菜々子サンの語りと彼の記憶のみで話が進んでいきます。そしてある日、あの事故が意図された事件であること、その犯人が誰なのかを彼女が語ります。幾重にも張られた伏線と十分に錬られたプロット、そしてトリックを使う必然性、菜々子サンの病気の意味、そして性格付けなど感心させられました。ただ主人公の少年の病名の非ウイルス性しみん性脳炎というのはどうかと。脳炎じゃないし。もちろんドーパミン欠乏によるパーキンソン病でもありませんね。脳挫傷による閉じ込め症候群というのが一番近いかと思います。 | ||||
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完全に一般書籍ですね。良くも悪くも、ライトノベルではありません。ですが、そこが目新しいと評価することもできます。 お話は非常にヘビーで、感情を刺激されます。登場人物それぞれの心情や表現が生々しく、現実感を伴っています。 私はもろに小学生のときのトラウマを刺激されましたよ。身もだえしながら読んでましたw 最後に、これは推理的な読み物ではありませんが、考察の楽しさも含まれています。菜々子さんの本名、分かりましたか? ヒントは「狡猾(コウカツ)」ですw | ||||
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最後まで読んで死ぬかと思った エピローグを読んで死ぬかと思った 陰険萌えですね | ||||
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ライトノベルにしてはなかなか変わった「小説」です。 主人公・坪手君の置かれた立場なんか、普通のラブコメではあり得ません。 また、小学生でそこまで考えているの?というところがあるものの、菜々子さんの「歪んだ愛情」とか、読んでいて精神的にグッとくる作品でした。 レーベルで言えば、メディアワークス文庫とか、富士見ミステリー文庫などにお似合いの内容です。 ですので、萌えとかラブとかを期待する向きには肩すかしを食うこと請け合いです。 | ||||
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まさか主人公があのような状態からという作品は読んだ事がありません。そういった理由もあり現在と過去を行ったり来たりしながら、物語は進んでいきます。一つ一つのエピソードが現実的で、背筋がぞっとしたり、勉強になったり。はたしてヒロインと主人公、最終的にどのような関係になるのか、途中で止められない話になってます。 | ||||
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