(短編集)

パン屋再襲撃

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評判

パン屋再襲撃の評価:

4.03/5点 レビュー 67件。 C ランク

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平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全153件 101〜120 6/8ページ
No.53
(5pt)

不思議さん

村上春樹氏の初期の短編集。
比喩が上手な村上さんの作品に対しては
陳腐でチープな表現かもしれませんが
相変わらず
不思議過ぎます。
なんていうか
およその常人には行き着かないであろう方向に物語が進むのです。
それがたまらなく好きなのですが。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.52
(5pt)

質の高い短編集

カンガルー日和が短編集だとすれば、パン屋再襲撃は中編集と位置づけられそうです。
どの編も完成度が高く、読み終わった後に充実感を感じます。
そう言う意味では彼の長編著書が好きな方でも十分満足できる作品となっているでしょう。

また、「双子と沈んだ大陸」は村上春樹の"僕”シリーズの長編4作品に関わる短編作品となっていますし、
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は題目通り“ねじまき鳥クロニクル”に関わる短編作品となっており、
彼の長編作品を読んだ人にとっても興味深い作品となっています。
もちろん、彼の本を読んだことの無い人でも、彼の魅力を感じるには十二分な作品であることは
間違いないでしょう。

作中には"ワタナベノボル”や”笠原メイ”も登場するので、彼のファンにはたまらない一冊です。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.51
(4pt)

特段の感想は持てないが、いやな感じではない。

普段の何気ない出来事がこの作者に書かせると、とても奇妙で不思議な出来事になっていく。登場人物の心の動きを、かなりひねった感じで伝えてくれるからだと思うのだが。。。
 何となく読んでいると、何となくあっという間に読めてしまい「う〜ん」とうなってしまう。そして特段の感想もない。でもいやな感じではない。そういう本。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.50
(5pt)

シュールでセンスよいガラクタ話

村上春樹の本は、いちいち解釈などせずスラスラ感覚で読むものだと思う。作者自身が云うように、すべてのモチーフは所詮ガラクタなのだから。意味を求める必要はなく、独特のユーモアと比喩を楽しく読んだほうがいい。私は深く重い教養だとか哲学を垂れ流す本が嫌いだけど、春樹本には自分なりの答えを見つけられる余裕があるから大好きだ。押しつけがましくなく、読みやすい。彼が長年文章の平易さにこだわるのもただいろんな人に個々の読み方で読んでほしいだけだと思う。
そしてこの短篇集は重みやうっとうしさがなく、シュールでふわっとしていておもしろい。やはり初期の短篇群には軽さと重さのバランスが絶妙。最近の短篇より良いと思う。
個人的には「ファミリーアフェア」と表題作が好きだ。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.49
(5pt)

最高傑作の一編「パン屋再襲撃」

私は、村上春樹氏の短編は一通り読んでしまいましたが、

本作に収録されている「パン屋再襲撃」が一番素晴らしいと思います。

村上春樹とマクドナルドの究極のコラボレーション作品とも言える、この一編のあらすじを目を閉じて静かに反芻すると、なぜなのか幸せな気持ちなってしまうのです。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.48
(4pt)

ねじまき鳥と双子

「象の消滅」がいいです。コーヒーメーカーのセールスというありきたりの現実のなかで偶然にも遭遇する不思議な世界・・。まさに大人の童話といえるのではないでしょうか。国を超えた普遍性があり、英訳本のタイトルになるというのもよくわかります。
「ファミリー・アフェア」は妹の婚約者のことが気に入らなくていやみを言っているだけのような感じでちょっと雰囲気が違います。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.47
(4pt)

2001年以降に読んで感じること

1986年に出された短編集。

「象の消滅」が収められている。タイトル通り、象が消える話である。

<象の消滅を経験して以来、僕はよくそういう気持ちになる。何かをしてみようという気になっても、その行為がもたらすはずの結果とその行為を回避することによってもたらされるはずの結果とのあいだに差異を見出すことができなくなってしまうのだ。>

語り手は、象の消滅以来、自分(とその行為)と世界の関係がよく分からなくなっている。昔読んだときは、何だかこの感覚がぴんとこなかったのだけど、今読んでみると、象が消えるっていうのは 9.11 にちょこっと近いかもしれないと思った。

とても大きな消えるはずのないものが、自分の目の前で(TVの中だけど)消えていってしまった。そんなありえないことが起こったあとで世界はとても大きく変わってしまったようにも思うのだけども、でも日本にいる自分のまわりではそんな変化は実感しない。ちょっと空港のチェックが厳しくなったくらい。変わってしまった世界が自分にあまり影響しないように、実は自分のすることも世界とぜんぜん関係ないような気がしなくもない。

小説に戻ると、象が消滅してもしなくても、実はあまり「僕」には関係がなかったのかもしれない。実際、「僕」の「便宜的」な仕事は象が消えてもぜんぜん変わらないのだ。ただ、象が消えた、という事実があっただけ。

一方で、もう一つの好きな短編「ファミリー・アフェア」の語り手は、妹の気に食わない婚約者が「僕」の家にはんだごてを持ってきたせいで、自分の家がまるですごく変わってしまったようにに思う。この気持ちはよく分かる。象の消滅と持ち込まれるはんだごての対照がおもしろい。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.46
(5pt)

お勧め度の高い短編

村上春樹の短編集の中で、かなり個人的評価の高い一冊です。他の長編に絡む話が多いということもありますが、登場人物の息づかいがリアルですし、短いながらに、まとまりのある、しっくり心になじむ話の連続。お勧めです。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.45
(5pt)

実際に試したことはないが

梅雨明けの涼しい青空の下、オープンカーの幌を上げて

まっすぐに続く道をドライブしているかのような短編集。

(あくまで個人的印象)

パン屋は襲撃され、象は消滅し、妹は結婚すると言い出し、

あれから3年経ち、強風の中日記のためのメモを書く男がいて、

スパゲティーは茹で上がる寸前。

カラッと笑えて、余計なことなんか考えずに

「ああ面白かったな」と思える。

旅の友に読むのにとてもいい本だと思う。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.44
(5pt)

村上春樹最高の短編集

村上春樹の短編集でも一番の出来だといえる一冊。

なかでもファミリーアフェアは春樹らしさが十二分に発揮されているといえよう。比較的シンプルで分かりやすいので万人にお薦めできる。

ちなみにねじまき鳥と火曜日の女たちなどに出てくる「わたなべのぼる」は、村上春樹と仲のよいイラストレーター安西水丸さんの本名。

ねじまき鳥クロニクルでは「ワタヤノボル」となっている。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.43
(4pt)

お酒が飲みたくなる。

あいかわらず村上さんの小説にはお酒がよく登場する。

そしてお酒が出てくると必ず飲みたくなる私。

「パン屋再襲撃」というタイトルは物凄くインパクトがあるけれど、話の中身は大したことない。

なんのことはない、極度の空腹に絶えかねた男女があるお店を襲撃する――ただそれだけ。

が!こんな風に要約すると味も素っ気もない無味乾燥なものになってしまうのだけれど、村上さんが描くと違うんですよね。作家ってすごいな、と思わせる一作です。

続く「象の消滅」は、これまたタイトルそのまんま。象が消滅するんです。

でもこの話、私は好きです。評価が高いのも納得。

そのほかのタイトルは内容が想像しにくいですが、これまた粒揃いです。

一読しただけだと「ふ〜ん」って感じかもしれませんが、少し経つとまた読みたくなる。そんな作品ばかりです。

お酒のお供にいいかも。(むしろ逆?本のお供にお酒かな?)
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.42
(5pt)

いいね

相変わらずの神がかった文体に、抜群のテンポ。
 それは長編でも短編でも色あせないと思う。
 象の消滅が評価が高いらしいけど、個人的にはやっぱり表題作のパン屋再襲撃が好きだ。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.41
(4pt)

ハルキワールド全開

パン屋再襲撃でマクドが出てきた瞬間に笑い転げてしまいました。
春樹の小説には大抵解説がないし、意味はわからないんだけど読んでいて面白い!
思う存分不思議な世界にひたってください。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.40
(4pt)

思いで深いな

初めて読んだ村上作品。「???」でした。「???」だったんだけど何か訴えてくるモノがあり、読み進めました。不吉な予兆を感じさせる表題作や、『ねじまき鳥』が好きです。ここに収められてる作品は大体、結末が後味悪いんですが、全体的に何かこれから良からぬ事が起こりそうな不気味な静寂感があり、それが心地よくもあります。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.39
(5pt)

エレファントバニッシュ

こちらに収められている短編、特に「象の消滅」が翻訳されて、異国でばかうけなんだとか、、、、
象の消滅をモチーフにした舞台「エレファントバニッシュ」を先日見てきたのだけれども、改めてテキストの凄さを実感するばかりだった。もちろん舞台はすばらしかった、映像を巧みに利用したり、象の足を演じる一人一人の身体表現だったり、すっとぼけた演技だったり、ほんと面白かったのだけど、村上春樹の勝ち!って印象はつよまるばかりだった。
作品の内容ももちろんなんだけど、このユーモアのセンスだったり独特のリズムだったりがすばらしい。長編の村上春樹があわないなと感じてしまった人も、さらりと読めるこの短編なんか楽しめるのではないかと思います。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.38
(4pt)

エレファントバニシュ

こちらに収められている短編、特に「象の消滅」が翻訳されて、異国でばかうけなんだとか、、、、
象の消滅をモチーフにした舞台「エレファントバニッシュ」を先日見てきたのだけれども、改めてテキストの凄さを実感するばかりだった。もちろん舞台はすばらしかった、映像を巧みに利用したり、象の足を演じる一人一人の身体表現だったり、すっとぼけた演技だったり、ほんと面白かったのだけど、村上春樹の勝ち!って印象はつよまるばかりだった。
作品の内容ももちろんなんだけど、このユーモアのセンスだったり独特のリズムだったりがすばらしい。長編の村上春樹があわないなと感じてしまった人も、さらりと読めるこの短編なんか楽しめるのではないかと思います。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.37
(5pt)

感性に呼びかける小説。

読むのは二度目だったのですが、記憶と随分違っていたのに自分で驚きました。
読み終えた後、小説がいつの間にか変容していたんですね。
不条理でシュールな感じのする作品集です。
1985年8月から1986年の1月頃までに雑誌に掲載された短編が6つ納められています。
最初のタイトル作品『パン屋再襲撃』は村上さんの短編では特に人気の高い作品です。
とにかく不条理で面白い、ですね。ポップな感覚が素敵です。
この短編作品は少しだけ既存作品とリンクしている箇所があります。
ビートルズの曲などで「ウォラス」ですとか「ビリー・シアーズ」といった歌詞に登場する人物を別の作品で使ったりしていたのですが、そんな雰囲気を感じました。
このあたりから村上さんの文体はかなり固まってきたのではないかと感じています。
いいですね。村上春樹さんの長編は勿論ですが、短編を読むとこっちもいいなぁ、と思ってしまいます。
感性に呼び掛けるような小説です。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.36
(4pt)

どこかしらの優しさ

「ファミリーアフェアー」が、お勧めです。何度も読みかえしたほど。妹の結婚話を機に、少しずつ、変わり始める「僕」と「妹」の関係。それは、あたりまえのように繰り返されていた「僕」の日常の中に、「戸惑い」をもたらした。「僕」が、変わっていく「妹」との関係を透かして、変わろうとしている「日常」をぼんやりと眺め、受け入れていこうとする… そんな「僕」の心の奥に見え隠れしている「妹」への優しさが、この話を包んでいます。いつもの村上春樹ワールドに、どこかしらの優しさがブレンドされて、ほっとさせられる1話でした。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.35
(5pt)

パンが欲しい

突如空腹感に襲われ眠れなくなった夫婦の逸話。
これはあの時の出来事に関係あるに違いない!
若かりし頃のパン屋襲撃になぞらえてマクドナルドを襲撃!
不思議さの中に暖かさを感じる短編集
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.34
(4pt)

喪失ではなく

「ねじまき鳥クロニクル」の序章となる「ねじまき鳥と火曜日の女たち」を含む短編集。ちょっとした日常が、なにかによって損なわれてしまう人達の話。そして、もとに戻れなくなってしまう人達の話。それをどう受け止めるのか?アンチクライマックスの先に、何かが見える作品。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011