(短編集)

嗤う伊右衛門

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

嗤う伊右衛門の評価:

4.48/5点 レビュー 89件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全106件 21〜40 2/6ページ
No.86
(5pt)

aaaaaaaaaaa

thanks a lot for the dealing. Im satisfied.
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.85
(5pt)

aaaaaaaaaaa

thanks a lot for the dealing. Im satisfied.
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.84
(5pt)

醜さをテーマにした美しい怪談

あのお岩さんが不器用ながらも強く実直な女性に描かれており、非常に魅力的。
そして古典が下敷きならではの、終わり方が程度設定されているが故の悲劇への予感とでもいいましょうか、緊張感がたまりません。
そしてラストは涙なしには読めませんでした。

怪談をベースにした醜く美しい恋愛小説。
京極作品の中で一番好きです。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.83
(5pt)

醜さをテーマにした美しい怪談

あのお岩さんが不器用ながらも強く実直な女性に描かれており、非常に魅力的。
そして古典が下敷きならではの、終わり方が程度設定されているが故の悲劇への予感とでもいいましょうか、緊張感がたまりません。
そしてラストは涙なしには読めませんでした。

怪談をベースにした醜く美しい恋愛小説。
京極作品の中で一番好きです。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.82
(5pt)

嗤う。

江戸の有名な怪談を京極流にアレンジしていく趣向で一作目の『四谷怪談』では大胆な発想で岩と伊右衛門の究極ともいうべき純愛を描く。

各々が身を退き相手の幸せを願うという…ピュアな感情(深い情愛)は、その互いの自我(誇り)故の寡黙さと、そこに岩や伊右衛門を取り巻く者たちの底知れぬ、深い『業』による思惑も手伝い、二重螺旋のように互いに絡むことなく暗雲の彼方にその渦を巻いて伸びていく…

それら全ての感情、現状がカオスの坩堝に收斂していき、その温度が沸点に達した瞬間、寡黙で、刀を持てない伊右衛門が『嗤う』。『笑う』のではない…

嗤う、のだ…

この『嗤』というひとつの漢字に(ビジュアル的にも)内在するまがまがしさ、不敵さ…

伊右衛門が最後の最後まで奥底に仕舞いこんでいた壮絶な精神の一面を一瞬(居合いの一閃)で爆発させる修羅場のシーンに於いてこれほど適した‘漢字’はない。
俺はこの『嗤』という漢字をイメージするとき、例えば…
映画『許されざる者』の老ガンマンが復讐の鬼と化し、落武者の如く装いを『ウエスタン』の“それ”に転じた際の、拍車の『音』を思い浮かべてしまう。

岩の奇鐔は、はじめに見た目の恐ろしさありき、から口伝として怪談となったのだとしたら、(少数派として)岩の見た目に恐ろしさを感じない、岩の精神だけを見つめようとする者が物語を伝えていれば、どのような『四谷怪談』が後世に伝え残されていただろうか…?
…という、パラレル・ワールドとしての『四谷怪談』を見事に描き切っている。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.81
(5pt)

嗤う。

江戸の有名な怪談を京極流にアレンジしていく趣向で一作目の『四谷怪談』では大胆な発想で岩と伊右衛門の究極ともいうべき純愛を描く。

各々が身を退き相手の幸せを願うという…ピュアな感情(深い情愛)は、その互いの自我(誇り)故の寡黙さと、そこに岩や伊右衛門を取り巻く者たちの底知れぬ、深い『業』による思惑も手伝い、二重螺旋のように互いに絡むことなく暗雲の彼方にその渦を巻いて伸びていく…

それら全ての感情、現状がカオスの坩堝に收斂していき、その温度が沸点に達した瞬間、寡黙で、刀を持てない伊右衛門が『嗤う』。『笑う』のではない…

嗤う、のだ…

この『嗤』というひとつの漢字に(ビジュアル的にも)内在するまがまがしさ、不敵さ…

伊右衛門が最後の最後まで奥底に仕舞いこんでいた壮絶な精神の一面を一瞬(居合いの一閃)で爆発させる修羅場のシーンに於いてこれほど適した‘漢字’はない。
俺はこの『嗤』という漢字をイメージするとき、例えば…
映画『許されざる者』の老ガンマンが復讐の鬼と化し、落武者の如く装いを『ウエスタン』の“それ”に転じた際の、拍車の『音』を思い浮かべてしまう。

岩の奇鐔は、はじめに見た目の恐ろしさありき、から口伝として怪談となったのだとしたら、(少数派として)岩の見た目に恐ろしさを感じない、岩の精神だけを見つめようとする者が物語を伝えていれば、どのような『四谷怪談』が後世に伝え残されていただろうか…?
…という、パラレル・ワールドとしての『四谷怪談』を見事に描き切っている。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.80
(5pt)

お岩の姿に同情しました。

気位高く、気の強いお岩の婿養子になった伊右衛門。醜女の顔を世間が噂することへの反撥から、世間と伊右衛門への有り様に同情しました。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.79
(5pt)

お岩の姿に同情しました。

気位高く、気の強いお岩の婿養子になった伊右衛門。醜女の顔を世間が噂することへの反撥から、世間と伊右衛門への有り様に同情しました。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.78
(5pt)

夜の読書にオススメ。

非常に難解な作品です。京極夏彦氏の作品は大好きでほとんど読んでますが、この作品ほど読み直した作品はない。でも読む度にズルズルと深淵に引き摺り込まれます。私のなかでは鬱小説ランキング断トツ一位です...気分が落ちているときは読んじゃダメ。でも好きなんですよね。特にお岩様が。まっすぐに生きすぎてて不器用なとことか。離別されて貧しくても提灯を作って生き生き自活してるとことか。しかし、敢えてお岩様に話さなくていいことを話して怒涛のような悲劇が。又市さんが「奴の舌先三寸で生死に決まっちまうこともあるんです」と別の作品で言ってたけど、言葉って本当に怖いと思いました。何気なく発した言葉で人は壊れる。迷う。死ぬ。もちろん、その逆もあるんだろうけれど...。気持ちがすれ違うのに大したきっかけなんて要らないんでしょう。いろんな意味で恐い物語なのです。余談ですが、葛飾北斎の表紙でジャケット買いしちゃいました!中公文庫さん、センスいい〜。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.77
(5pt)

夜の読書にオススメ。

非常に難解な作品です。京極夏彦氏の作品は大好きでほとんど読んでますが、この作品ほど読み直した作品はない。でも読む度にズルズルと深淵に引き摺り込まれます。私のなかでは鬱小説ランキング断トツ一位です...気分が落ちているときは読んじゃダメ。でも好きなんですよね。特にお岩様が。まっすぐに生きすぎてて不器用なとことか。離別されて貧しくても提灯を作って生き生き自活してるとことか。しかし、敢えてお岩様に話さなくていいことを話して怒涛のような悲劇が。又市さんが「奴の舌先三寸で生死に決まっちまうこともあるんです」と別の作品で言ってたけど、言葉って本当に怖いと思いました。何気なく発した言葉で人は壊れる。迷う。死ぬ。もちろん、その逆もあるんだろうけれど...。気持ちがすれ違うのに大したきっかけなんて要らないんでしょう。いろんな意味で恐い物語なのです。余談ですが、葛飾北斎の表紙でジャケット買いしちゃいました!中公文庫さん、センスいい〜。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.76
(4pt)

悲しい愛

正直高尚すぎていまいち理解できない言動が多く完璧に作品を理解したとは言いがたいが
まあ何となく雰囲気は楽しめた
ただ盛り上がってくるのは後半からで、主役がコロコロ変わることもありやや退屈
文体が独特なこともありやや人を選ぶので試し読みしてから買うほうがいいかもしれない
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.75
(4pt)

悲しい愛

正直高尚すぎていまいち理解できない言動が多く完璧に作品を理解したとは言いがたいが
まあ何となく雰囲気は楽しめた
ただ盛り上がってくるのは後半からで、主役がコロコロ変わることもありやや退屈
文体が独特なこともありやや人を選ぶので試し読みしてから買うほうがいいかもしれない
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.74
(5pt)

一つの愛が迎えた、世にも悲惨で幸福な結末

余にも名高い『四谷怪談』を京極夏彦が新しい解釈でもって描いた 悲しくも美しい名作。
『巷説百物語』の又市が出ているという理由で手にとったのだが、 思わぬ拾い物をした。

南北の『四谷怪談』のインパクトが強かったせいか、 お岩と伊右衛門が不器用ながらも
互いを大切に想っていたという設定には良い意味で裏切られた。
また、お岩に毒を盛った人物の正体について明言はされていないが、
きちんと読むと所々に伏線を張っているのが分かるので、
この辺りはさすが京極夏彦だと、思わず感心してしまった。

ただし、お岩と伊右衛門が互いのどこに惹かれたのかについて深い描写がなく、
恋愛部分の心情表現の掘り下げがいささか足りていないが残念である。

それでも、あまりにも悲惨で幸福な結末には、涙せずにはいられない。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.73
(5pt)

一つの愛が迎えた、世にも悲惨で幸福な結末

余にも名高い『四谷怪談』を京極夏彦が新しい解釈でもって描いた 悲しくも美しい名作。
『巷説百物語』の又市が出ているという理由で手にとったのだが、 思わぬ拾い物をした。

南北の『四谷怪談』のインパクトが強かったせいか、 お岩と伊右衛門が不器用ながらも
互いを大切に想っていたという設定には良い意味で裏切られた。
また、お岩に毒を盛った人物の正体について明言はされていないが、
きちんと読むと所々に伏線を張っているのが分かるので、
この辺りはさすが京極夏彦だと、思わず感心してしまった。

ただし、お岩と伊右衛門が互いのどこに惹かれたのかについて深い描写がなく、
恋愛部分の心情表現の掘り下げがいささか足りていないが残念である。

それでも、あまりにも悲惨で幸福な結末には、涙せずにはいられない。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.72
(5pt)

歪んだ愛

原作の四谷怪談の予備知識は殆ど無い状態で本作を読みました。
どの登場人物も歪んだ愛情を持っているが故にすれ違いが起きていると感じます。
互いを愛するがゆえにうまくいかない夫婦の愛、現実逃避のための愛、恐ろしい性の為に愛が持てないという男、妹への愛等、様々な視点から描かれています。
これらが絡まり儚い物語を成しており、只の怪談や恋愛小説とは違う仕上がりになっており、一読の価値はあると感じました。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.71
(5pt)

歪んだ愛

原作の四谷怪談の予備知識は殆ど無い状態で本作を読みました。
どの登場人物も歪んだ愛情を持っているが故にすれ違いが起きていると感じます。
互いを愛するがゆえにうまくいかない夫婦の愛、現実逃避のための愛、恐ろしい性の為に愛が持てないという男、妹への愛等、様々な視点から描かれています。
これらが絡まり儚い物語を成しており、只の怪談や恋愛小説とは違う仕上がりになっており、一読の価値はあると感じました。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.70
(5pt)

人間

京極夏彦の小説を最近、何冊か読んだ。

この小説を含め、その全てに共通していると感じた点は、京極氏は人間の恐ろしさを愛情を持って描かれているということである。
結果、どんな凄惨な顛末にも、一筋の光を読了した者の心に与えてくれる。
この作品もそうだ。 あらすじをなぞれば、登場人物で報われた人間など誰もいないだろう。
しかし、人間の愛しさ、儚さ、強さ。
読み終えた私の気持ちに強く残るのは、そういった人間といった生き物を肯的に捉える気持ちばかりである。
理想を云えば、喜兵衛を、もう少し掘り下げていただきたかったか。 だが、読んで良かったと思える作品だった。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.69
(5pt)

人間

京極夏彦の小説を最近、何冊か読んだ。

この小説を含め、その全てに共通していると感じた点は、京極氏は人間の恐ろしさを愛情を持って描かれているということである。
結果、どんな凄惨な顛末にも、一筋の光を読了した者の心に与えてくれる。
この作品もそうだ。 あらすじをなぞれば、登場人物で報われた人間など誰もいないだろう。
しかし、人間の愛しさ、儚さ、強さ。
読み終えた私の気持ちに強く残るのは、そういった人間といった生き物を肯的に捉える気持ちばかりである。
理想を云えば、喜兵衛を、もう少し掘り下げていただきたかったか。 だが、読んで良かったと思える作品だった。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.68
(5pt)

怪談を芸術に昇華させる京極夏彦の魔術

もはや大作家と言える京極先生。数々の賞を受賞され「嗤う伊右衛門」も泉鏡花文学賞を受賞しています。はては直木賞に二度ノミネートされたあと落選し、五木寛之氏をして「直木賞になじまない、さりとて芥川賞の枠にも入らない、というところが京極夏彦という作家の栄光と言えるのではあるまいか」という名言をはかせ、賞の範疇も超えてしまった現代最高のストーリーテラーの一人です(のちに直木賞を受賞した時には京極さんの力量よりも直木賞のふがいなさを印象づけてしまったように思います)。

京極堂シリーズ(後で紹介します)でミステリー作家としての地位を不動の物としたわけですが、
この「嗤う伊右衛門」を読んだ時には「こんな事もできてしまうのか。。」と絶句しました。

とにかくせつない物語です。そして恋愛とは本来このように美しいものなのかなと考えさせられる
一冊です。

悲しみの中で笑う(嗤う)事は日本人の美徳であると、かつてラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が
言っていましたがそんな日本人的な情緒にしんみりと響く恋愛小説の傑作だと思います。


嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.67
(5pt)

怪談を芸術に昇華させる京極夏彦の魔術

もはや大作家と言える京極先生。数々の賞を受賞され「嗤う伊右衛門」も泉鏡花文学賞を受賞しています。はては直木賞に二度ノミネートされたあと落選し、五木寛之氏をして「直木賞になじまない、さりとて芥川賞の枠にも入らない、というところが京極夏彦という作家の栄光と言えるのではあるまいか」という名言をはかせ、賞の範疇も超えてしまった現代最高のストーリーテラーの一人です(のちに直木賞を受賞した時には京極さんの力量よりも直木賞のふがいなさを印象づけてしまったように思います)。

京極堂シリーズ(後で紹介します)でミステリー作家としての地位を不動の物としたわけですが、
この「嗤う伊右衛門」を読んだ時には「こんな事もできてしまうのか。。」と絶句しました。

とにかくせつない物語です。そして恋愛とは本来このように美しいものなのかなと考えさせられる
一冊です。

悲しみの中で笑う(嗤う)事は日本人の美徳であると、かつてラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が
言っていましたがそんな日本人的な情緒にしんみりと響く恋愛小説の傑作だと思います。


嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X