愛と幻想のファシズム

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評判

愛と幻想のファシズムの評価:

4.13/5点 レビュー 107件。 A ランク

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平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全160件 141〜160 8/8ページ
No.20
(4pt)

ようやく龍に追いついた

2002年、日本増え続ける失業者、リストラが吹き荒れる企業、シフトし続ける大企業の海外への生産拠点、グローバルスタンダードの渦に呑み込まれつつある金融業、犯罪の増加、相も変わらない茶番じみた政治、このような状況下においても危機感が全くない、”のほほん”とした国民・マスコミ。
弱いものは容赦なく淘汰される弱肉強食の時代。龍が15年前にこの本で書いたこと。当時は、「単なるフィクションの世界にすぎない、馬鹿らしい・・」
こんな世の中になるなんて考えた人は一人もいなかっただろう。久方ぶりに読み直してみて、その先見性の明に驚愕してしまった・・
愛と幻想のファシズム(上) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上)より
4062014319
No.19
(1pt)

読んでて恥ずかしくなる本

感覚を欠いた画家に突出した才能を見出す、龍。本人の場合は肝心の才能を欠いているとしたら?
愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)より
4061847392
No.18
(4pt)

ハンターになってみたい

独裁者鈴原冬二。
正直、日本にこんな指導者がいたら、たとえファシズムの独裁にいたる道だとわかっていても、熱狂的に支持してしまうかもしれないあなぁ、と思った。何年もたった今読んでも、その気持ちは変わらないです。彼の指導者としてのカリスマ性の根底は、なによりも「ハンター」だということ。僕たちは、居心地のいい資本主義という毛布の中でヴァーチャルな楽しさに耽溺し、そしていらだっている。そこに、鈴原冬二のような「ほんとうのリアル」を実感している人が現れたら、そりゃあ憧れるよ。。。。獲物を殺して、心臓を取り出したときの描写とかには、しびれたなぁ。ほんと。ところで、「悪魔のパス天使のゴール」にもトウジという名の登場人物がでてきたけど、作者の中には、なにかこだわりがあるのかなぁ?。日本で数少ない「独裁」ということに真剣に思考している作品だと思う。ナチスみたいな政党が政権を獲得していく「過程」を疑似体験できる良質の小説ではないでしょうか?。いやぁ、ドキドキさせる作品です。経済とか政治とかに興味があるなら、こんなに為になって、しかも面白い作品は、ないんじゃないでしょうか?
愛と幻想のファシズム(下) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下)より
4062014327
No.17
(4pt)

ハンターになってみたい

独裁者鈴原冬二。
正直、日本にこんな指導者がいたら、たとえファシズムの独裁にいたる道だとわかっていても、熱狂的に支持してしまうかもしれないあなぁ、と思った。何年もたった今読んでも、その気持ちは変わらないです。彼の指導者としてのカリスマ性の根底は、なによりも「ハンター」だということ。僕たちは、居心地のいい資本主義という毛布の中でヴァーチャルな楽しさに耽溺し、そしていらだっている。そこに、鈴原冬二のような「ほんとうのリアル」を実感している人が現れたら、そりゃあ憧れるよ。。。。獲物を殺して、心臓を取り出したときの描写とかには、しびれたなぁ。ほんと。ところで、「悪魔のパス天使のゴール」にもトウジという名の登場人物がでてきたけど、作者の中には、なにかこだわりがあるのかなぁ?。日本で数少ない「独裁」ということに真剣に思考している作品だと思う。ナチスみたいな政党が政権を獲得していく「過程」を疑似体験できる良質の小説ではないでしょうか?。いやぁ、ドキドキさせる作品です。経済とか政治とかに興味があるなら、こんなに為になって、しかも面白い作品は、ないんじゃないでしょうか?
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)より
4061847406
No.16
(4pt)

失われる野望

私達現代人は野望を失いつつある。キレイな言葉で言えば夢だ。何をやるにも現実的になってしまう。現実的なのが悪いわけではない。しかし、私達は手の届くところにしか手を伸ばさなくなってしまったのではないだろうか。目標はあっても、夢がないのではないだろうか。リスクを負ってでも、野望に向かい突き進む欲望を私達は感じないのではないだろうか。
 
 そんな私達の心を掻き立て、向上心をここまで乾かせる作品は他にない。経済政治に知識が疎くても十分にためになる本だった。
愛と幻想のファシズム(下) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下)より
4062014327
No.15
(4pt)

失われる野望

私達現代人は野望を失いつつある。キレイな言葉で言えば夢だ。何をやるにも現実的になってしまう。現実的なのが悪いわけではない。しかし、私達は手の届くところにしか手を伸ばさなくなってしまったのではないだろうか。目標はあっても、夢がないのではないだろうか。リスクを負ってでも、野望に向かい突き進む欲望を私達は感じないのではないだろうか。
 
 そんな私達の心を掻き立て、向上心をここまで乾かせる作品は他にない。経済政治に知識が疎くても十分にためになる本だった。
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)より
4061847406
No.14
(4pt)

純粋に小説としてもおもしろい。

大変おもしろい痛快冒険活劇。 フィクションではあるが、政治・経済・社会に関する精緻な調査を元に書かれていると推測され、よくできている。また、主人公も人間的に魅力な人物として描かれ、読者を 引きつける。 印象に残った言葉として、天才は、普通の人+αではなくて、意外と何かが欠けている場合もあるという指摘。
愛と幻想のファシズム(下) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下)より
4062014327
No.13
(4pt)

純粋に小説としてもおもしろい。

大変おもしろい痛快冒険活劇。 フィクションではあるが、政治・経済・社会に関する精緻な調査を元に書かれていると推測され、よくできている。また、主人公も人間的に魅力な人物として描かれ、読者を 引きつける。 印象に残った言葉として、天才は、普通の人+αではなくて、意外と何かが欠けている場合もあるという指摘。
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)より
4061847406
No.12
(4pt)

バブル後の日本

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愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)より
4061847392
No.11
(5pt)

力の源泉

日本は農耕型の民族だとよく言われます。その日本を「狩猟社」は妥協を許さぬ力をもって掌握していこうとしています。迷うことなき持続する意思。しかし、狩猟社が駆け抜ける周囲にいるのは、やはり農耕型民族であるように見えます。政治、経済、テクノロジー。それらを緻密に、精巧に、リアルに描き出し、小説の中の世界が現実であるかのような錯覚とともに、現実の世界に力を与えてくれます。何度も読み返しました。村上龍氏の作品の中で最も好きな一冊です。
愛と幻想のファシズム(上) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上)より
4062014319
No.10
(5pt)

失われた10年

テレビで村上氏が「失われた10年」というタイトルでバブル崩壊後の日本の混沌とした状況を様々な人々とのメールのやり取りを通じて回想(今も混沌は続いているのだが)する番組を見た。私もこの作品を読んだのは、ちょうど10年前だったろうか、作品を読みながら20世紀終わりの日本は作品に描かれている社会になるという錯覚に陥ったのを覚えている。ファシズムが社会を支配するような状況にはなってはいないものの、結局日本社会、企業のシステムが崩壊し、社会全体が何だか落ち着かないものになっている所は当たっていて、村上氏の予見力のすごさに他のレヴューライターの方々同様にただただ感嘆するばかりである。またこのような作品を書いた村上氏であるからこそ、進んで一般の方々とのメール交換を通じ、現代社会を見つめる作業を行っておられることが納得できる。 現代社会そして近未来を鋭く見つめる村上龍の作品。これからもそんな作品が次々と出てくるのが楽しみだ。
愛と幻想のファシズム(下) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下)より
4062014327
No.9
(5pt)

失われた10年

テレビで村上氏が「失われた10年」というタイトルでバブル崩壊後の日本の混沌とした状況を様々な人々とのメールのやり取りを通じて回想(今も混沌は続いているのだが)する番組を見た。私もこの作品を読んだのは、ちょうど10年前だったろうか、作品を読みながら20世紀終わりの日本は作品に描かれている社会になるという錯覚に陥ったのを覚えている。ファシズムが社会を支配するような状況にはなってはいないものの、結局日本社会、企業のシステムが崩壊し、社会全体が何だか落ち着かないものになっている所は当たっていて、村上氏の予見力のすごさに他のレヴューライターの方々同様にただただ感嘆するばかりである。またこのような作品を書いた村上氏であるからこそ、進んで一般の方々とのメール交換を通じ、現代社会を見つめる作業を行っておられることが納得できる。 現代社会そして近未来を鋭く見つめる村上龍の作品。これからもそんな作品が次々と出てくるのが楽しみだ。
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)より
4061847406
No.8
(5pt)

視点の鋭さ。

下巻では先端技術や情報の重要さがよりクローズアップされています。つまり「肉体的な弱者」というより「情報に対する弱者」がハンティングの対象になっているわけです。このような「情報強者」と「情報弱者」の対立は21世紀の最大のテーマになるのではないでしょうか。80年代にこのような問題意識をもてる視点の鋭さに驚かされます。
愛と幻想のファシズム(下) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下)より
4062014327
No.7
(5pt)

前に進む力

未だにこれが村上龍のマスターピースであると、私は考えています。経済危機、ファシズム、テロル、いずれも現在の日本にありえなくない状況でもあるのに、誰もそれを考えない思考停止。 村上氏は、システムとの対抗を描こうとしたと述べていますが、(ある種の)村上作品に一貫した「力」が、一番色濃く出ているものと思います。文庫もいいですが、横尾さんの表紙の単行本も捨てがたい。
愛と幻想のファシズム(上) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上)より
4062014319
No.6
(5pt)

やっぱりすごい。

村上龍さんの作品の中で最も好きな作品です。政治とは無縁のハンターが、狩猟社会の「強者生存」という原則を現代社会に復活させるために爆発的にパワーを得ていくというストーリーの展開はまさに圧巻です。小説の中とはいえ、ヒューマニズムを真っ向から否定することはかなりの勇気や強さが必要だと思いますが、薄っぺらなヒューマニズムがもてはやされる風潮こそが、結果的に人類全体の危機を招くのではないかとの警鐘に聞こえます。つまり「一人一人が強くなれ」というメッセージなのではないでしょうか。こんな小説が書ける龍さんは(いろんな意味で)やっぱりすごい。
愛と幻想のファシズム(上) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上)より
4062014319
No.5
(5pt)

視点の鋭さ。

下巻では先端技術や情報の重要さがよりクローズアップされています。つまり「肉体的な弱者」というより「情報に対する弱者」がハンティングの対象になっているわけです。このような「情報強者」と「情報弱者」の対立は21世紀の最大のテーマになるのではないでしょうか。80年代にこのような問題意識をもてる視点の鋭さに驚かされます。
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)より
4061847406
No.4
(4pt)

村上龍のルーツ

1.自分の心の深いところに潜るために本を読む。2.目の前の世界で生きていくために本を読む。本の読み方としてどっちも正解だと思うけど,2.のほうに興味があるなら,この本はぴったりだと思います。村上龍は,今の社会のあり方を最も深く洞察している人の1人ではないでしょうか。そしてその現状に苛立ちを持っています。だからこそ,政治,経済,教育,現代の様々な問題を積極的に著作に取り入れてるのだと思います。この本は,そんな村上龍が社会に対しての問いかけを始めた最初の本です。内容は完全なフィクションだけど例えばソ連の崩壊,世界経済の変化,などは本が書かれたあとで実際に起こっています。まるでフィクションが現実に追いついていくように。その先見の明には脱帽するしかありません。第一今までの話を抜きにして単純な読み物としても文句なしに面白いです。つまりこれは現在の村上龍のルーツとも言える本だと思います。おすすめです。
愛と幻想のファシズム(上) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上)より
4062014319
No.3
(3pt)

レボリューションはレボリューションでしか癒せない

「愛と幻想のファシズム(下)」を読み終えた。上下で千頁を越える長編小説は私に不安と熱狂と安定と空虚な空間を与えてくれた。この小説は個人的なつながりで始まり、それはやがて大きな渦となってあらゆる人々を巻き込みながら転がりはじめるが最後はやはり個人的つながりに収束して行く。このことについてある人は安心し、またある人は騙されたと思うのかもしれない。革命による熱狂は革命でしかその熱狂を上回ることができない。しかも革命に継続性は必要とされず、それは新たな波動を受けた場所からしか生まれない。主人公のトウジは巨大な幻のエルクを見ることなく、現実の世界に包み込まれる。彼は自然の世界に憧れハンターになった。彼はこの世でもっとも優れたハンターかもしれない。しかし!、それは彼がハンターであることは証明しても、彼が生まれながらにハンターであるということは永久に証明できない。トウジは結局巨大な幻のエルクと同化することはできなかった。彼はアメリカの影を見ることはできたがその影を踏むことはできなかった。この先を語るためには想像ではなく、現実としての経験が必要だ。そんな現実を持つときははたして来るのだろうか。
愛と幻想のファシズム(下) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下)より
4062014327
No.2
(3pt)

レボリューションはレボリューションでしか癒せない

「愛と幻想のファシズム(下)」を読み終えた。上下で千頁を越える長編小説は私に不安と熱狂と安定と空虚な空間を与えてくれた。この小説は個人的なつながりで始まり、それはやがて大きな渦となってあらゆる人々を巻き込みながら転がりはじめるが最後はやはり個人的つながりに収束して行く。このことについてある人は安心し、またある人は騙されたと思うのかもしれない。革命による熱狂は革命でしかその熱狂を上回ることができない。しかも革命に継続性は必要とされず、それは新たな波動を受けた場所からしか生まれない。主人公のトウジは巨大な幻のエルクを見ることなく、現実の世界に包み込まれる。彼は自然の世界に憧れハンターになった。彼はこの世でもっとも優れたハンターかもしれない。しかし!、それは彼がハンターであることは証明しても、彼が生まれながらにハンターであるということは永久に証明できない。トウジは結局巨大な幻のエルクと同化することはできなかった。彼はアメリカの影を見ることはできたがその影を踏むことはできなかった。この先を語るためには想像ではなく、現実としての経験が必要だ。そんな現実を持つときははたして来るのだろうか。
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)より
4061847406
No.1
(4pt)

システムは眠らない

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愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)より
4061847392