マドンナ・ヴェルデ

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評判

マドンナ・ヴェルデの評価:

4.00/5点 レビュー 31件。 C ランク

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全62件 61〜62 4/4ページ
No.2
(4pt)

もうひとつの『ジーン・ワルツ』

『ジーン・ワルツ』の主人公の女医、曽根崎理恵が行なった代理母出産を代理母(理恵の母)の側から描いた話。『ジーン・ワルツ』では不十分だった心理的描写やエピソードを補完した形になる。それでもやはり、釈然としないものは残る。曽根崎理恵は医師として、人としてやってはいけないことをいくつも行っている。1.日本では認められていない代理母出産を実行したこと。2.虚偽の出生届けを出したこと。3.二人の男性から同意を得ず精子を採取し、それを人工授精に利用したこと。4.代理母の子宮に二人の父親の受精卵を入れたこと。(父親が誰かは調べないとわからない。)5.全く関係のない他人の不妊治療に自分の受精卵を混ぜたこと。6.代理母に事実を正確に伝えなかったこと。この本の中で理由を説明しているものもあるが、そのまま放置されている問題もある。

生殖医療の問題点を全部背負ってしまっているので、曽根崎理恵のキャラクターは現実感に乏しい。理恵の母みどりの描き方はゆったりとしていて安心して読めた。理恵とみどりの確執の原因はよくわからなかった。医師が自分の判断で境界を越えることに対して、批判的な視点が不十分だとバランスを欠くのではないかと思った。『医学のたまご』の伏線的エピソードは楽しかった。
マドンナ・ヴェルデ Amazon書評・レビュー: マドンナ・ヴェルデより
4103065729
No.1
(4pt)

もうひとつの『ジーン・ワルツ』

『ジーン・ワルツ』の主人公の女医、曽根崎理恵が行なった代理母出産を代理母(理恵の母)の側から描いた話。『ジーン・ワルツ』では不十分だった心理的描写やエピソードを補完した形になる。それでもやはり、釈然としないものは残る。曽根崎理恵は医師として、人としてやってはいけないことをいくつも行っている。1.日本では認められていない代理母出産を実行したこと。2.虚偽の出生届けを出したこと。3.二人の男性から同意を得ず精子を採取し、それを人工授精に利用したこと。4.代理母の子宮に二人の父親の受精卵を入れたこと。(父親が誰かは調べないとわからない。)5.全く関係のない他人の不妊治療に自分の受精卵を混ぜたこと。6.代理母に事実を正確に伝えなかったこと。この本の中で理由を説明しているものもあるが、そのまま放置されている問題もある。

生殖医療の問題点を全部背負ってしまっているので、曽根崎理恵のキャラクターは現実感に乏しい。理恵の母みどりの描き方はゆったりとしていて安心して読めた。理恵とみどりの確執の原因はよくわからなかった。医師が自分の判断で境界を越えることに対して、批判的な視点が不十分だとバランスを欠くのではないかと思った。『医学のたまご』の伏線的エピソードは楽しかった。
マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)より
4101333122