阪急電車

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

阪急電車の評価:

4.14/5点 レビュー 394件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全738件 581〜600 30/37ページ
No.158
(5pt)

片道約15分、阪急今津線

なかなか面白い小説だった。
見事な舞台設定と場面切替え。
読みやすく、視覚に訴える描写。
わずか8駅しかない阪急電鉄今津線。
ひと駅ごとにニアミスを重ねながら、巧みに主役が交替してゆく。

まずは、往路。
宝塚から西宮北口行き。
ちょっとしたきっかけの男女の出会い。
冴えない友人に婚約者を寝獲られた復讐に燃える美女。
小さい孫を連れている夫に先立たれた老婦人。
乱暴な男に必死に連れ添う女子学生。
ちょっと背伸びしている騒がしい女子高校生たち。
彼女いない歴イコール年齢と彼氏いない歴イコール年齢の2人。

そして折り返し。
しかし、時は流れて半年後。
そしてまた、ひと駅ごとに主役達が切り替わる。
ブランドもののカバンを持つ騒がしいオバサン軍団の失礼な席取り合戦を皮切りに、
往路で登場した人たちのその後のドラマが次々展開する。

ドレス。途中下車。燕。携帯電話。ランドセル。ミニュチュア・ダックスフンド。日本酒。
恋。嫉妬。喜び。強がり。寂しさ。涙。そして笑顔。
それぞれの物語が、沿線独自の雰囲気に包まれて、
巧みにつながってひとつの世界が形成される。
女流作家らしい細やかな心理描写。
最初の女性の名前が復路の宝塚南口まで伏せられていたり、
ちょっとした工夫もいくつか。

もちろん、これはあくまでお話。
こんな都合の良い出会いばかりありえないだろうなんて、野暮なことは言いっこなし。
阪急今津線に幸あれ。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.157
(5pt)

片道約15分、阪急今津線

なかなか面白い小説だった。
見事な舞台設定と場面切替え。
読みやすく、視覚に訴える描写。
わずか8駅しかない阪急電鉄今津線。
ひと駅ごとにニアミスを重ねながら、巧みに主役が交替してゆく。

まずは、往路。
宝塚から西宮北口行き。
ちょっとしたきっかけの男女の出会い。
冴えない友人に婚約者を寝獲られた復讐に燃える美女。
小さい孫を連れている夫に先立たれた老婦人。
乱暴な男に必死に連れ添う女子学生。
ちょっと背伸びしている騒がしい女子高校生たち。
彼女いない歴イコール年齢と彼氏いない歴イコール年齢の2人。

そして折り返し。
しかし、時は流れて半年後。
そしてまた、ひと駅ごとに主役達が切り替わる。
ブランドもののカバンを持つ騒がしいオバサン軍団の失礼な席取り合戦を皮切りに、
往路で登場した人たちのその後のドラマが次々展開する。

ドレス。途中下車。燕。携帯電話。ランドセル。ミニュチュア・ダックスフンド。日本酒。
恋。嫉妬。喜び。強がり。寂しさ。涙。そして笑顔。
それぞれの物語が、沿線独自の雰囲気に包まれて、
巧みにつながってひとつの世界が形成される。
女流作家らしい細やかな心理描写。
最初の女性の名前が復路の宝塚南口まで伏せられていたり、
ちょっとした工夫もいくつか。

もちろん、これはあくまでお話。
こんな都合の良い出会いばかりありえないだろうなんて、野暮なことは言いっこなし。
阪急今津線に幸あれ。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.156
(4pt)

「こうであったらちょっと素敵だ」という物語。

阪急電車のローカル線をめぐって、「こうだったらちょっと素敵だろうな」というストーリーが展開されている。「とても素敵だ」というほどのものではない辺りがミソなのではないだろうか。

内容的にはとてもライトなので、それこそ阪急電車の梅田〜河原町間でも読める。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.155
(4pt)

「こうであったらちょっと素敵だ」という物語。

阪急電車のローカル線をめぐって、「こうだったらちょっと素敵だろうな」というストーリーが展開されている。「とても素敵だ」というほどのものではない辺りがミソなのではないだろうか。

内容的にはとてもライトなので、それこそ阪急電車の梅田〜河原町間でも読める。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.154
(2pt)

題材はいいけれど

中身はあっけなかった。
何処かで
読んだことがあるような内容。
話がリンクしているのも想像の範疇。
本を読みつけている人には
物足りない内容だと思う。
ショートドラマで映像にした方が
手っ取り早いような。
ティーン世代が読書入門で入るなら
良いのではないかな。
と思える内容だった。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.153
(2pt)

題材はいいけれど

中身はあっけなかった。
何処かで
読んだことがあるような内容。
話がリンクしているのも想像の範疇。
本を読みつけている人には
物足りない内容だと思う。
ショートドラマで映像にした方が
手っ取り早いような。
ティーン世代が読書入門で入るなら
良いのではないかな。
と思える内容だった。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.152
(4pt)

ちょっとすてきな本でした

阪急電車に乗ってこの沿線に通学するのが高校生だった私の夢でした。そうすれば冴えない自分が変われるような気がして。夢は実現したものの、そんなに簡単に自分が変われるはずはなく、現実は相変わらず冴えない私のままだったけれど、それでも自分もおしゃれな人たちの仲間入りをしたような、なにかいいことが起こりそうな、そんなうれしい気分にさせてくれる通学路でした。その頃の気分を少しでも味わえたら、と内容をあまり確かめず買いました。ところがうれしい誤算(ごめんなさい)、内容もとっても素敵なオムニバスです。小道具は変わっても、今も昔も日常って、人間関係って変わらないなあ、ってちょっとほのぼのうれしくなりました。もしかして、あなたにも似たような経験や思い出があるかも。現役の人も、昔、現役だった人も、阪急電車を利用している人も 知らない人も楽しめる本だと思います。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.151
(5pt)

ほのぼのします…実際にはあり得ない展開でも。

私にとって電車って、単なる移動手段なので
この小説の話の様に、偶然乗り合わせた者同士で恋が芽生えたり、はたまた見知らぬ人の助言で自分の人生が良い方向に向かったりする事って
100%ないとは言い切れませんが、中々そういう事って起こりませんよね。
でも有川浩さんの書いた小説ならば、そういうロマンチックな展開もありだな〜と感じました。
『レインツリーの国』も良かったですが、この本もほのぼのとしていて、人と人との繋がりに心がジワッとする…一期一会ってこういう事だな、と思いました。

来年に映画が公開されるそうですが、期待半分不安半分といったところです。
原作に漂う独特の世界観を大切にして欲しいですね。
人と人との繋がりって良いな、って素直に思える映画になる事を期待しています。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.150
(4pt)

阪急電車のもう一つの顔とそこである非日常的でないドラマ

わずか15分の間の阪急今津北線で起きる
淡い恋愛話から恋愛ドロドロ話、老婆のお話、
高校生達の楽しい馬鹿話、
天下無敵(?)のおばちゃん達、及びその人間関係までの話・・・
それは不自然な話ではなくて実際にもあっても
おかしくない一風景像として描かれており、
誰もが経験してもおかしくないドラマがそこにはある。

それを阪急電車のローカル路線を用いて絶妙な
流れで宝塚から西宮北口、そしてそれからしばらく経過した
折り返しの西宮北口から宝塚へ向かう人間交差点とも言える
つながりを持ち、それで読後感が非常に爽やかに感じることが
できて重苦しい話になるかと思ったら爽快になるような・・・
非日常的のように思えて日常のドラマを描いた小説なのか
ノンフィクションなのかをも区別しかねる面白さがありました。

話は最初から最後まで読むとバランス良くつながっていますが、
一駅ごとに話がまとめられていて一つの話自体は短編小説を
読んでいる感覚になります。15ページ程度でしょうか。

個人的にですが、関西弁でなかったら良かったのですが・・・
と思ったのですが関西なのでそれは仕方ないですよね。
標準語ではここまで阪急電車というものを体感できなかったと
思います。
阪急電車の魅力も十分に詰まっており地元で利用している人に
とってはものすごく感じる部分の多い話だと思いますし、
そうでない人でもわかりやすく表現されており、想像しやすいですね。

口語はいいのですが、文体として少し難易度の高い語彙が所々に見られたので
読みは書いて欲しかったかも・・・でも読めなくても話は推測で読めます!
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.149
(4pt)

ちょっとすてきな本でした

阪急電車に乗ってこの沿線に通学するのが高校生だった私の夢でした。そうすれば冴えない自分が変われるような気がして。夢は実現したものの、そんなに簡単に自分が変われるはずはなく、現実は相変わらず冴えない私のままだったけれど、それでも自分もおしゃれな人たちの仲間入りをしたような、なにかいいことが起こりそうな、そんなうれしい気分にさせてくれる通学路でした。その頃の気分を少しでも味わえたら、と内容をあまり確かめず買いました。ところがうれしい誤算(ごめんなさい)、内容もとっても素敵なオムニバスです。小道具は変わっても、今も昔も日常って、人間関係って変わらないなあ、ってちょっとほのぼのうれしくなりました。もしかして、あなたにも似たような経験や思い出があるかも。現役の人も、昔、現役だった人も、阪急電車を利用している人も 知らない人も楽しめる本だと思います。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.148
(5pt)

ほのぼのします…実際にはあり得ない展開でも。

私にとって電車って、単なる移動手段なので
この小説の話の様に、偶然乗り合わせた者同士で恋が芽生えたり、はたまた見知らぬ人の助言で自分の人生が良い方向に向かったりする事って
100%ないとは言い切れませんが、中々そういう事って起こりませんよね。
でも有川浩さんの書いた小説ならば、そういうロマンチックな展開もありだな〜と感じました。
『レインツリーの国』も良かったですが、この本もほのぼのとしていて、人と人との繋がりに心がジワッとする…一期一会ってこういう事だな、と思いました。

来年に映画が公開されるそうですが、期待半分不安半分といったところです。
原作に漂う独特の世界観を大切にして欲しいですね。
人と人との繋がりって良いな、って素直に思える映画になる事を期待しています。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.147
(4pt)

阪急電車のもう一つの顔とそこである非日常的でないドラマ

わずか15分の間の阪急今津北線で起きる
淡い恋愛話から恋愛ドロドロ話、老婆のお話、
高校生達の楽しい馬鹿話、
天下無敵(?)のおばちゃん達、及びその人間関係までの話・・・
それは不自然な話ではなくて実際にもあっても
おかしくない一風景像として描かれており、
誰もが経験してもおかしくないドラマがそこにはある。

それを阪急電車のローカル路線を用いて絶妙な
流れで宝塚から西宮北口、そしてそれからしばらく経過した
折り返しの西宮北口から宝塚へ向かう人間交差点とも言える
つながりを持ち、それで読後感が非常に爽やかに感じることが
できて重苦しい話になるかと思ったら爽快になるような・・・
非日常的のように思えて日常のドラマを描いた小説なのか
ノンフィクションなのかをも区別しかねる面白さがありました。

話は最初から最後まで読むとバランス良くつながっていますが、
一駅ごとに話がまとめられていて一つの話自体は短編小説を
読んでいる感覚になります。15ページ程度でしょうか。

個人的にですが、関西弁でなかったら良かったのですが・・・
と思ったのですが関西なのでそれは仕方ないですよね。
標準語ではここまで阪急電車というものを体感できなかったと
思います。
阪急電車の魅力も十分に詰まっており地元で利用している人に
とってはものすごく感じる部分の多い話だと思いますし、
そうでない人でもわかりやすく表現されており、想像しやすいですね。

口語はいいのですが、文体として少し難易度の高い語彙が所々に見られたので
読みは書いて欲しかったかも・・・でも読めなくても話は推測で読めます!
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.146
(5pt)

なんという読後の爽やかさ、どうぞ乗客の一人になってお読みください。

タイトルを読んでたまらなく懐かしさ感じました。
生まれは本に出でくる「逆瀬川」で一時、関西を離れたものの再び中学〜高校時代は阪急千里線を利用し、大学時代は京都線を毎日使っておりました。
そして、最初に就職したのが阪急グループの会社でした。
結婚して関東に越してくるまでの25年間 阪急電車は私の生活の一部であり、作中に登場するような出来事がおこっても全く違和感がない雰囲気でした。
リアルさに驚きます。
ほかの方のように上手に書けませんが久しぶりに人に勧められる本に出会ったと思います。
大阪に戻って千里線「千里山」、今津線「宝塚」「逆瀬川」、京都線「河原町」まで乗ってみたくなりました。
本当に良い本です。たの作品も近日読むと思います。
今度は千里線も書いていただけないかな・・・
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.145
(5pt)

なんという読後の爽やかさ、どうぞ乗客の一人になってお読みください。

タイトルを読んでたまらなく懐かしさ感じました。
生まれは本に出でくる「逆瀬川」で一時、関西を離れたものの再び中学〜高校時代は阪急千里線を利用し、大学時代は京都線を毎日使っておりました。
そして、最初に就職したのが阪急グループの会社でした。
結婚して関東に越してくるまでの25年間 阪急電車は私の生活の一部であり、作中に登場するような出来事がおこっても全く違和感がない雰囲気でした。
リアルさに驚きます。
ほかの方のように上手に書けませんが久しぶりに人に勧められる本に出会ったと思います。
大阪に戻って千里線「千里山」、今津線「宝塚」「逆瀬川」、京都線「河原町」まで乗ってみたくなりました。
本当に良い本です。たの作品も近日読むと思います。
今度は千里線も書いていただけないかな・・・
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.144
(5pt)

アイデアの素晴らしさ

先ず、そのアイデアの素晴らしさに驚きました。

この今津線には乗った事はないのですが、この本を読むと乗りに行きたくなります。

たった8駅しかないこの区間で出会う人々。
その人たちの人生がそこにはあります。
そして、このどこでもある様な人生の機微を、作者は見事に掬いあげます。
しかも、登場する人々は往路よりも復路で、きっちりと成長した姿を見せてくれます。
しかも、その文章は、いつも通り作者独特のユーモアに溢れています。

読み終えて、心に温かなものが残る、そんな本でした。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.143
(5pt)

アイデアの素晴らしさ

先ず、そのアイデアの素晴らしさに驚きました。

この今津線には乗った事はないのですが、この本を読むと乗りに行きたくなります。

たった8駅しかないこの区間で出会う人々。
その人たちの人生がそこにはあります。
そして、このどこでもある様な人生の機微を、作者は見事に掬いあげます。
しかも、登場する人々は往路よりも復路で、きっちりと成長した姿を見せてくれます。
しかも、その文章は、いつも通り作者独特のユーモアに溢れています。

読み終えて、心に温かなものが残る、そんな本でした。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.142
(2pt)

「自分磨き」をしちゃうような女性にはいいかも

つまらなくは、ない。
思わず顔の緩んでしまうようなほほ笑ましいエピソード、
その場を強烈にイメージさせるような一瞬を鋭くとらえた描写、
たしかに最後まで一気に読ませる魅力はある。
しかしこの、あまりにも女性に都合が良すぎる世界観はなんとかならんものだろうか。
実は当初、筆者は男性だと思いこんで読み始めたのだけれど、
西宮市にさしかかる頃から違和感が大きくなりはじめ、
北口に着く頃にはすっかり「いかにも女性が書いた本だな」と興ざめしてしまった。
ひたすら男性よりも女性が強い人物描写だけならまだ良し。
しかしふつう、男はあんなに打算なく女性を大事に扱いはしないし、
見え隠れする「女の自尊心」ってやつにそう鈍感でも寛容でもない。
折り返し以降でこのむず痒さをひっくり返すに至らなかった点はただただ残念。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.141
(2pt)

「自分磨き」をしちゃうような女性にはいいかも

つまらなくは、ない。
思わず顔の緩んでしまうようなほほ笑ましいエピソード、
その場を強烈にイメージさせるような一瞬を鋭くとらえた描写、
たしかに最後まで一気に読ませる魅力はある。
しかしこの、あまりにも女性に都合が良すぎる世界観はなんとかならんものだろうか。
実は当初、筆者は男性だと思いこんで読み始めたのだけれど、
西宮市にさしかかる頃から違和感が大きくなりはじめ、
北口に着く頃にはすっかり「いかにも女性が書いた本だな」と興ざめしてしまった。
ひたすら男性よりも女性が強い人物描写だけならまだ良し。
しかしふつう、男はあんなに打算なく女性を大事に扱いはしないし、
見え隠れする「女の自尊心」ってやつにそう鈍感でも寛容でもない。
折り返し以降でこのむず痒さをひっくり返すに至らなかった点はただただ残念。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.140
(5pt)

それぞれの人生を運ぶ

やっぱりうーまーい!

個人的にカタカナどころか日本語の名前ですら覚えきれなくなってきている昨今、有川作品はパチッと頭に名前がハマりるので読んでいてストレスが溜まらない数少ない作家さんのひとりであります。

これは作中存在する人物それぞれの背景に血が通っているからだと。キャラクターと言動が一致しているからだと、長編ガッチリかけて連作もできるのはデッサン狂いがないからかも知れません。

恋が始まりそうな2人、美しいひとが結婚式に白いドレスで行った理由、孫と出掛ける祖母、恋人に暴力を振るわれる女子大生などなど。

電車でオムニバスというのは題材としては珍しくない(谷川史子の「各駅停車」はじめ大好物)ですが、これだけの人物たちを揃えていればまさにジャンクション、なのにこの本の軽やかさ。

強いて言えば符丁に気負いがありますが、本当に強いて言えば。

電車通学をウンザリしながらするような日々の方には新鮮な見方を、徒歩やチャリ、車移動のひとは憧れや想いを馳せるにもよし。

すれ違う人たちにそれぞれの人生がある、当たり前なのに忘れそうになっていました。

児玉清氏の解説、これがまたいち読者の目線としての楽しみ方として頷けます。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.139
(5pt)

それぞれの人生を運ぶ

やっぱりうーまーい!

個人的にカタカナどころか日本語の名前ですら覚えきれなくなってきている昨今、有川作品はパチッと頭に名前がハマりるので読んでいてストレスが溜まらない数少ない作家さんのひとりであります。

これは作中存在する人物それぞれの背景に血が通っているからだと。キャラクターと言動が一致しているからだと、長編ガッチリかけて連作もできるのはデッサン狂いがないからかも知れません。

恋が始まりそうな2人、美しいひとが結婚式に白いドレスで行った理由、孫と出掛ける祖母、恋人に暴力を振るわれる女子大生などなど。

電車でオムニバスというのは題材としては珍しくない(谷川史子の「各駅停車」はじめ大好物)ですが、これだけの人物たちを揃えていればまさにジャンクション、なのにこの本の軽やかさ。

強いて言えば符丁に気負いがありますが、本当に強いて言えば。

電車通学をウンザリしながらするような日々の方には新鮮な見方を、徒歩やチャリ、車移動のひとは憧れや想いを馳せるにもよし。

すれ違う人たちにそれぞれの人生がある、当たり前なのに忘れそうになっていました。

児玉清氏の解説、これがまたいち読者の目線としての楽しみ方として頷けます。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502