ベイジン

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評判

ベイジンの評価:

4.19/5点 レビュー 108件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 121〜140 7/12ページ
No.104
(4pt)

フクシマ後 だからこそ、続きが知りたい。

ん〜、一気にに読めてしまったという点では、面白かったですが、現在はフクシマから丁度1年なわけで、
えっ ここで終わり?という感は否めず、その点が残念です。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.103
(4pt)

フクシマ後 だからこそ、続きが知りたい。

ん〜、一気にに読めてしまったという点では、面白かったですが、現在はフクシマから丁度1年なわけで、
えっ ここで終わり?という感は否めず、その点が残念です。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.102
(4pt)

中国を知らない人にとっては名作

真山仁の筆致が実に素晴らしい。まるでジェットコースターにでも乗っているかのようなスリリングさに溢れている。だからといって決して下品に陥らない。本当にどういう風に書くとこんなに臨場感溢れ、終わりまでページを凄まじいスピードで繰らせる(目が追いつかない!)文章が書けるのかと惚れ惚れする。

ところが、最後まで読むとなぜかスッキリしない。いや、よくよく考えると読んでいる最中もどうも奥歯に物が挟まったような違和感を覚える。中国人の「描写」力について、である。
確かに核電(原子力発電所)がレポートじみてるのは認めるが、これは真山小説にはつき物。なにせ取り上げる題材が難解窮まって解説なしでは到底読みきれるものではないので、それを説明してくれているのはその道を極めているもの以外にとって大変ありがたい。
しかしこと中国人の描写にいたると、急に、それとは色の違う、妙な同情心というか、誰かに言い含められたような、妙にフォローじみた書き方になる。
「解説」は「こんなことを書いて大丈夫か」と大仰に驚いて見せたが、そもそも日本で「書いてはいけないもの」などないわけで、さらに言えばこの小説よりもはるかに厳しい口調で中国と中国人について苦言を唱えているものなどはそれこそ星の数ほどある。
それに比べれば、真山氏の表現ははるかに穏やかだし、徹頭徹尾、中国の現状に対する批判とフォローで筆が迷いに迷っている。
その都度「留学生だった」とか「80年族」とかで言い訳をするのだが、それだけで主要な登場人物すべてを被えるはずもなく、いつの間にか生粋の中国人までもが非常に理解のある人物に様変わりする(笑)
もっとも、真山氏自身の口調でかかれたであろう部分では、中国を的確に捉えているし、彼の国に対し情け容赦ない描写も手加減がない。それだけに時折はさまれる妙なフォローが気になるのだ。その理由は巻末の「謝辞」に書かれていた。

このフォロー口調、以前どこかで見たことがあった。謝辞に掲げられている中国アドバイザーの中に「加藤嘉一」の名があった。どうも彼から「中国人とはこういうものだ」という薫陶を受けたらしい。どうりで・・・真山氏が語る中国人観はまるっきり加藤氏の「中国人を語るとき」の口調そっくりなのだ。「解説」は、「中国人と日本人とは分かり合えるのか」と質し「それは無理だろう」と答える。一方の「中国共産党の日本人宣伝部長」加藤氏はその言動で「分かり合える」と思い込んでいる人物だ。この矛盾が小説の中で葛藤しているのだ。これがなんとも歯痒い。結果、あのエンディングしかありえなかったのだと思う。
つまり、真山流のリアリティを追求すれば、もし消火に成功したとしてもト(「登」におおざと)と田嶋は「すべてを隠蔽する共産党」に抹殺されて「この小説で描かれた現実すべてがなかったことにされてしまう」という最悪のバッドエンディングにされてしまう。あるいはトと田嶋はすべての責任を取って処刑されてしまうかもしれない。あるいは日中の国際問題に発展するか・・・いずれにしても収拾がつかなくなってしまう。
だからといってトと田嶋のハッピーエンドはあまりにも望めない2時間ドラマだ。やはりあのエンディングしかありえないのである。迷い迷って迷ったまんま終わってしまう・・・難しい題材に取り組まれた真山氏の闘志にただただ賛辞を贈りたい。

尻切れトンボなのは「トゥーランドット」とかけているのだが、皮肉にもプッチーニが書いた部分とアルファーノが書いた部分とが完全に分断してしまったのと同様「真山仁」節で書かれた部分と「加藤嘉一」節で書かれた部分が見事に作品を分断してしまった。そんなところまで「トゥーランドット」に真似てほしくはなかった。じつにもったいない。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.101
(4pt)

中国を知らない人にとっては名作

真山仁の筆致が実に素晴らしい。まるでジェットコースターにでも乗っているかのようなスリリングさに溢れている。だからといって決して下品に陥らない。本当にどういう風に書くとこんなに臨場感溢れ、終わりまでページを凄まじいスピードで繰らせる(目が追いつかない!)文章が書けるのかと惚れ惚れする。

ところが、最後まで読むとなぜかスッキリしない。いや、よくよく考えると読んでいる最中もどうも奥歯に物が挟まったような違和感を覚える。中国人の「描写」力について、である。
確かに核電(原子力発電所)がレポートじみてるのは認めるが、これは真山小説にはつき物。なにせ取り上げる題材が難解窮まって解説なしでは到底読みきれるものではないので、それを説明してくれているのはその道を極めているもの以外にとって大変ありがたい。
しかしこと中国人の描写にいたると、急に、それとは色の違う、妙な同情心というか、誰かに言い含められたような、妙にフォローじみた書き方になる。
「解説」は「こんなことを書いて大丈夫か」と大仰に驚いて見せたが、そもそも日本で「書いてはいけないもの」などないわけで、さらに言えばこの小説よりもはるかに厳しい口調で中国と中国人について苦言を唱えているものなどはそれこそ星の数ほどある。
それに比べれば、真山氏の表現ははるかに穏やかだし、徹頭徹尾、中国の現状に対する批判とフォローで筆が迷いに迷っている。
その都度「留学生だった」とか「80年族」とかで言い訳をするのだが、それだけで主要な登場人物すべてを被えるはずもなく、いつの間にか生粋の中国人までもが非常に理解のある人物に様変わりする(笑)
もっとも、真山氏自身の口調でかかれたであろう部分では、中国を的確に捉えているし、彼の国に対し情け容赦ない描写も手加減がない。それだけに時折はさまれる妙なフォローが気になるのだ。その理由は巻末の「謝辞」に書かれていた。

このフォロー口調、以前どこかで見たことがあった。謝辞に掲げられている中国アドバイザーの中に「加藤嘉一」の名があった。どうも彼から「中国人とはこういうものだ」という薫陶を受けたらしい。どうりで・・・真山氏が語る中国人観はまるっきり加藤氏の「中国人を語るとき」の口調そっくりなのだ。「解説」は、「中国人と日本人とは分かり合えるのか」と質し「それは無理だろう」と答える。一方の「中国共産党の日本人宣伝部長」加藤氏はその言動で「分かり合える」と思い込んでいる人物だ。この矛盾が小説の中で葛藤しているのだ。これがなんとも歯痒い。結果、あのエンディングしかありえなかったのだと思う。
つまり、真山流のリアリティを追求すれば、もし消火に成功したとしてもト(「登」におおざと)と田嶋は「すべてを隠蔽する共産党」に抹殺されて「この小説で描かれた現実すべてがなかったことにされてしまう」という最悪のバッドエンディングにされてしまう。あるいはトと田嶋はすべての責任を取って処刑されてしまうかもしれない。あるいは日中の国際問題に発展するか・・・いずれにしても収拾がつかなくなってしまう。
だからといってトと田嶋のハッピーエンドはあまりにも望めない2時間ドラマだ。やはりあのエンディングしかありえないのである。迷い迷って迷ったまんま終わってしまう・・・難しい題材に取り組まれた真山氏の闘志にただただ賛辞を贈りたい。

尻切れトンボなのは「トゥーランドット」とかけているのだが、皮肉にもプッチーニが書いた部分とアルファーノが書いた部分とが完全に分断してしまったのと同様「真山仁」節で書かれた部分と「加藤嘉一」節で書かれた部分が見事に作品を分断してしまった。そんなところまで「トゥーランドット」に真似てほしくはなかった。じつにもったいない。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.100
(4pt)

高鉄事故、福島原発事故を予測したような小説

この「ベイジン」は2005年5月に始まり、
2008年8月9日に終わる小説です。
つまりオリンピック開幕翌日に終わるのです。
真山さんが書き終えたのは、2008年の6月なのかもしれません。

主人公は3人。
まずは日本の原発技術者で中国の紅陽原発の運開(運転開始)までの
責任者として派遣された田嶋伸吾。
中国の幹部の汚職摘発部門のエリートで、どういうわけだか
紅陽原発の運開までの責任者に抜擢された登学研。
(「登」は[登β]です。
2008年の北京オリンピックの記録映画の監督の楊麗清。

紅陽原発は世界最大の原発でオリンピック開幕にあわせて、
運開を目指すもので、そこまでの苦労、ゴタゴタ、トラブルが
この小説では描かれてるんです。
田嶋は、前任者がノイローゼになってしまったため、
その元同僚の代わりに派遣されたんですが、
やはり、これでもか、これでもかと問題が続発。
原発建設に関わる業者が、どれも副首相の妻で、
やり手経営者である女性の息のかかった業者ばかり。
手抜工事に、仕様書に合ってない部材の使用、
作業員の規律違反、いい加減な仕事。
規律徹底のために田嶋が日本から呼んだやり手の同僚も、
精神的に参り、作業員に暴力を振るい排除される。
オリンピック開幕にやっと間に合った原発だったが、
そのスグあとに大トラブル。
このトラブルが、今回の福島の原発で起こった事故そのまま。

もう、何と言いますか、
高速鉄道の事故、福島の原発、全てがダブって来るのです。
そして、日中の仕事をやる上での、考え方の違いや、ぶつかり、
文化の違いなど・・・・

とにかく、高速鉄道の事故や、福島原発の事故を
予想したような小説でして、面白く読ませていただきました。

「謝辞」と言う後書きがあるんですが、
それは、2008年6月に書かれたもので、
そこには当時まだ北京大学に在学中だった加藤嘉一さんに
対する謝辞もありまして、
「滞在中に交わした彼との議論も、私の中国理解を深めてくれた」
と書かれていました。

この本、今回の福島原発の処理のめどが立ち、
やっと一安心となった時・・数年後でしょうね・・・
に初めて話題に上がるのかもしれません。
今はまだ刺激的ですからね。
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.99
(4pt)

高鉄事故、福島原発事故を予測したような小説

この「ベイジン」は2005年5月に始まり、
2008年8月9日に終わる小説です。
つまりオリンピック開幕翌日に終わるのです。
真山さんが書き終えたのは、2008年の6月なのかもしれません。

主人公は3人。
まずは日本の原発技術者で中国の紅陽原発の運開(運転開始)までの
責任者として派遣された田嶋伸吾。
中国の幹部の汚職摘発部門のエリートで、どういうわけだか
紅陽原発の運開までの責任者に抜擢された登学研。
(「登」は[登β]です。
2008年の北京オリンピックの記録映画の監督の楊麗清。

紅陽原発は世界最大の原発でオリンピック開幕にあわせて、
運開を目指すもので、そこまでの苦労、ゴタゴタ、トラブルが
この小説では描かれてるんです。
田嶋は、前任者がノイローゼになってしまったため、
その元同僚の代わりに派遣されたんですが、
やはり、これでもか、これでもかと問題が続発。
原発建設に関わる業者が、どれも副首相の妻で、
やり手経営者である女性の息のかかった業者ばかり。
手抜工事に、仕様書に合ってない部材の使用、
作業員の規律違反、いい加減な仕事。
規律徹底のために田嶋が日本から呼んだやり手の同僚も、
精神的に参り、作業員に暴力を振るい排除される。
オリンピック開幕にやっと間に合った原発だったが、
そのスグあとに大トラブル。
このトラブルが、今回の福島の原発で起こった事故そのまま。

もう、何と言いますか、
高速鉄道の事故、福島の原発、全てがダブって来るのです。
そして、日中の仕事をやる上での、考え方の違いや、ぶつかり、
文化の違いなど・・・・

とにかく、高速鉄道の事故や、福島原発の事故を
予想したような小説でして、面白く読ませていただきました。

「謝辞」と言う後書きがあるんですが、
それは、2008年6月に書かれたもので、
そこには当時まだ北京大学に在学中だった加藤嘉一さんに
対する謝辞もありまして、
「滞在中に交わした彼との議論も、私の中国理解を深めてくれた」
と書かれていました。

この本、今回の福島原発の処理のめどが立ち、
やっと一安心となった時・・数年後でしょうね・・・
に初めて話題に上がるのかもしれません。
今はまだ刺激的ですからね。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.98
(5pt)

痺れた

震災後に読むと、去来するものが多い。

2つの台詞。
助監督が被写する人たちとメシを食った後に言った台詞。
「問題の本質は・・・」

それから、巻末の
「正しい事実を・・・」

この2つに痺れた。

他にも思うところはあるけども、全般にハラハラする展開と、この2つの台詞だけで充分元を取った感覚です。

誰かこれを読んだ人と、一晩飲みながら語りたい気分。
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.97
(5pt)

痺れた

震災後に読むと、去来するものが多い。

2つの台詞。
助監督が被写する人たちとメシを食った後に言った台詞。
「問題の本質は・・・」

それから、巻末の
「正しい事実を・・・」

この2つに痺れた。

他にも思うところはあるけども、全般にハラハラする展開と、この2つの台詞だけで充分元を取った感覚です。

誰かこれを読んだ人と、一晩飲みながら語りたい気分。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.96
(5pt)

壮絶さが胸を撃つ

どこか「大地の子〈1〉 (文春文庫)」の上海宝華製鉄建設のシーンとイメージが重なる。
 政治的建前が全てに優先し、熾烈な権力闘争が繰り広げられる点(本書では、特に中紀委と政治実力者)、あるいは、日本に対する侮蔑的感情の発露は、どこか似ている。

 下巻では、福島第1原発の事故を予見していたかのような血も凍るような迫真のシーンが展開される。
 福島第一と紅陽核電のステーションブラックアウトに至る原因の違いはあっても、それ以降の進展や基礎操作には類似を感じる。
 電源喪失は、ラジオの発火により火災発生→配電盤焼損→ディーゼル発電機起動→同発電機で火災発生→コントロールベンディング(ベント操作?直流電源と手動で操作できるとある)→消防車を使ったフィード・アンド・ブリード→海水の炉心注入。
 外部からの電源は、電線が盗難に遭ったため供給を受けられず。消火は対放射線装備が完璧な軍が当たるが、なかなか消火できないという壮絶なシーンが続く。
 ベント操作、消防車による注水、海水の注入とか、どこかで聞いた話と思わざるを得ない。しかし、福島では、同時に4基に同じトラブルが発生したと考えると、絶望的な状況だったと考えざるを得ない。
  
 原子力に対する警句はあちこちに出てくるが、最も印象的なのは、「そんなことは、万が一にも起きません。しかし、人間のやることに絶対はないですからね」か。
 あと、「原発は、我々にすばらしい恩恵を与えてくれる。だが、人間の心に隙が生まれた瞬間、神の火は、悪魔の劫火に変わる」か。

 この後どうなったか(発電所も登場人物も)知りたいところで本書は終わる。
 ハゲタカ同様、続編があると期待している。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.95
(5pt)

壮絶さが胸を撃つ

どこか「大地の子〈1〉 (文春文庫)」の上海宝華製鉄建設のシーンとイメージが重なる。
 政治的建前が全てに優先し、熾烈な権力闘争が繰り広げられる点(本書では、特に中紀委と政治実力者)、あるいは、日本に対する侮蔑的感情の発露は、どこか似ている。

 下巻では、福島第1原発の事故を予見していたかのような血も凍るような迫真のシーンが展開される。
 福島第一と紅陽核電のステーションブラックアウトに至る原因の違いはあっても、それ以降の進展や基礎操作には類似を感じる。
 電源喪失は、ラジオの発火により火災発生→配電盤焼損→ディーゼル発電機起動→同発電機で火災発生→コントロールベンディング(ベント操作?直流電源と手動で操作できるとある)→消防車を使ったフィード・アンド・ブリード→海水の炉心注入。
 外部からの電源は、電線が盗難に遭ったため供給を受けられず。消火は対放射線装備が完璧な軍が当たるが、なかなか消火できないという壮絶なシーンが続く。
 ベント操作、消防車による注水、海水の注入とか、どこかで聞いた話と思わざるを得ない。しかし、福島では、同時に4基に同じトラブルが発生したと考えると、絶望的な状況だったと考えざるを得ない。
  
 原子力に対する警句はあちこちに出てくるが、最も印象的なのは、「そんなことは、万が一にも起きません。しかし、人間のやることに絶対はないですからね」か。
 あと、「原発は、我々にすばらしい恩恵を与えてくれる。だが、人間の心に隙が生まれた瞬間、神の火は、悪魔の劫火に変わる」か。

 この後どうなったか(発電所も登場人物も)知りたいところで本書は終わる。
 ハゲタカ同様、続編があると期待している。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.94
(5pt)

フクシマ後だからこそ読んでみたい

上下巻とも、緊張したまま一気に読み終わりました。
震災後で原発にトラブルが起き、様々な世論が取沙汰される中、良いか悪いかという視点ではなく、原子力発電というものに携わってきた人々の想いが伺い知れる報道はほとんどありません。
そんな中でこの小説は、原発というものの存在を物語として分かりやすく読者に教えてくれるだけでなく、“フクシマ”を抱えた日本の今という緊張した現実の中で、今となっては語られない原子力産業の人々の持つ「原発への想い」をドラマチックに読み手に運んで来ます。
小説として面白いだけでなく、「なぜ原発なのか」「原発とは何だったのか」についても今だから考えさせられる秀逸な作品。
テレビのニュース解説よりも、よほど状況が理解しやすいと感じたのは、丁寧な取材の賜物なのでしょう。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.93
(5pt)

フクシマ後だからこそ読んでみたい

上下巻とも、緊張したまま一気に読み終わりました。
震災後で原発にトラブルが起き、様々な世論が取沙汰される中、良いか悪いかという視点ではなく、原子力発電というものに携わってきた人々の想いが伺い知れる報道はほとんどありません。
そんな中でこの小説は、原発というものの存在を物語として分かりやすく読者に教えてくれるだけでなく、“フクシマ”を抱えた日本の今という緊張した現実の中で、今となっては語られない原子力産業の人々の持つ「原発への想い」をドラマチックに読み手に運んで来ます。
小説として面白いだけでなく、「なぜ原発なのか」「原発とは何だったのか」についても今だから考えさせられる秀逸な作品。
テレビのニュース解説よりも、よほど状況が理解しやすいと感じたのは、丁寧な取材の賜物なのでしょう。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.92
(3pt)

寄り道が多いか

一箇所の原発の話をしており、この2冊のボリュームに膨らましているので、
寄り道は多くある本だと感じた。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.91
(3pt)

寄り道が多いか

一箇所の原発の話をしており、この2冊のボリュームに膨らましているので、
寄り道は多くある本だと感じた。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.90
(3pt)

惜しい

レッド・ゾーンと違い、(本当かどうか分からないが)描かれた中国社会が非常に良く出来ている。また人物の個性が良く出ていて話に引きこまれた。最後が打ち切りの様な終わり方になっているのが、惜しい。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.89
(3pt)

惜しい

レッド・ゾーンと違い、(本当かどうか分からないが)描かれた中国社会が非常に良く出来ている。また人物の個性が良く出ていて話に引きこまれた。最後が打ち切りの様な終わり方になっているのが、惜しい。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.88
(4pt)

煮え切らない結末は希望を代弁しているのか?

日本の技術により中国で建設された巨大原発が、その稼働初日に全電源喪失により深刻な事態に陥るまでを描いた小説の文庫本化。
人気NHKドラマ「ハゲタカ」の原作者である真山仁の作。本書は上下2巻の下巻にあたる。
あとがきで作者は謙遜しているが、中国や原発について、現地を含めて膨大な調査研究を重ねた上で本作品は書かれているようだ。
皮肉なことに、大震災により日本の原発で深刻な事故が起きてしまった。
個人的に煮え切らないと思ったのは、福島第一の事態で言えば3/15前後のまだ事態が流動的な状況で、物語が終えられていることだ。
本作品では随所で「希望」という言葉が出てくる。「希望」によって楽観的な結末を想像せよ、という作者のメッセージなのだろうか?
今般の原発事故により一般の方の原発リテラシーも向上したかと思われるので、不謹慎かも知れないが現時点で読むと興味深い作品である。
中国国内の政治や社会の情勢について確たる情報も持ってないが、もしもここで描かれていることが当たらずとも遠からずなのだとすれば、それはそれで学ぶ点の多い作品であると言えよう。
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.87
(4pt)

煮え切らない結末は希望を代弁しているのか?

日本の技術により中国で建設された巨大原発が、その稼働初日に全電源喪失により深刻な事態に陥るまでを描いた小説の文庫本化。
人気NHKドラマ「ハゲタカ」の原作者である真山仁の作。本書は上下2巻の下巻にあたる。
あとがきで作者は謙遜しているが、中国や原発について、現地を含めて膨大な調査研究を重ねた上で本作品は書かれているようだ。
皮肉なことに、大震災により日本の原発で深刻な事故が起きてしまった。
個人的に煮え切らないと思ったのは、福島第一の事態で言えば3/15前後のまだ事態が流動的な状況で、物語が終えられていることだ。
本作品では随所で「希望」という言葉が出てくる。「希望」によって楽観的な結末を想像せよ、という作者のメッセージなのだろうか?
今般の原発事故により一般の方の原発リテラシーも向上したかと思われるので、不謹慎かも知れないが現時点で読むと興味深い作品である。
中国国内の政治や社会の情勢について確たる情報も持ってないが、もしもここで描かれていることが当たらずとも遠からずなのだとすれば、それはそれで学ぶ点の多い作品であると言えよう。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.86
(5pt)

福島原発事故の予言?

真山氏の作品は何時も愛読しています。
この作品を読んで1ヶ月も経たない中に福島原発の事故が起きました。
非常用冷却システムが津波に流されたと聞き、我が耳を疑いました。
システム設計の基本として、民営化NTT初代社長の真藤恒氏が指摘されていた
「本体と付属装置は安全性において同格」と言う事を東電経営者が認識していたら
このような事故は防げたはずです。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.85
(5pt)

福島原発事故の予言?

真山氏の作品は何時も愛読しています。
この作品を読んで1ヶ月も経たない中に福島原発の事故が起きました。
非常用冷却システムが津波に流されたと聞き、我が耳を疑いました。
システム設計の基本として、民営化NTT初代社長の真藤恒氏が指摘されていた
「本体と付属装置は安全性において同格」と言う事を東電経営者が認識していたら
このような事故は防げたはずです。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683