K・Nの悲劇

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K・Nの悲劇の評価:

3.55/5点 レビュー 55件。 C ランク

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全99件 61〜80 4/5ページ
No.39
(4pt)

自分の世界で他人を縛り付けてはいけない

修平と果波が子供が受胎した時のシーンに嫌悪感を覚えたので、「これはあまり期待できないかな」と思いながら読み進めていった。
 しかし、物語が進行していくうちにそんなことは忘れ、どんどんのめりこんでいった。
 
 本作で作者が読者に訴えたいことは、いろいろあると思うが、私が感じたのは「自分の世界で他人を縛り付けてはいけない」、ということだ。

 人は誰でも自分の世界を持っている。
 そして、人は(人それぞれではあるが)それを他人に強要したり、縛りつけたがるものだ。
 今までは、そういったことは人間の真理のようなものだと思っていたが、今はそれは良くないことだと思っている。

 作中では、たくさんの人物が自分の世界を他人に強要している。
 修平、磯貝、戸田麻衣子の義母・夫、・・・などたくさんの人物がそれをしている。
 そしてその結果、多くの人が不幸に見舞われている。

 これは小説の話だが、誰でも、いつ起きてもおかしくないことだ。
 そのことを覚えていかなくてはいけない。

 高野和明の作品はどれも素晴らしいが、この『K・Nの悲劇』もご多分に漏れない。
 作者の作品が好きな人ならば読むべきだろう。
 そして、自己中心的な性格を自覚している人にもお勧めしたい。
 きっと少しは視野を広げることができると思う。
K・Nの悲劇 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (講談社文庫)より
4062753235
No.38
(4pt)

自分の世界で他人を縛り付けてはいけない

修平と果波が子供が受胎した時のシーンに嫌悪感を覚えたので、「これはあまり期待できないかな」と思いながら読み進めていった。
 しかし、物語が進行していくうちにそんなことは忘れ、どんどんのめりこんでいった。
 
 本作で作者が読者に訴えたいことは、いろいろあると思うが、私が感じたのは「自分の世界で他人を縛り付けてはいけない」、ということだ。

 人は誰でも自分の世界を持っている。
 そして、人は(人それぞれではあるが)それを他人に強要したり、縛りつけたがるものだ。
 今までは、そういったことは人間の真理のようなものだと思っていたが、今はそれは良くないことだと思っている。

 作中では、たくさんの人物が自分の世界を他人に強要している。
 修平、磯貝、戸田麻衣子の義母・夫、・・・などたくさんの人物がそれをしている。
 そしてその結果、多くの人が不幸に見舞われている。

 これは小説の話だが、誰でも、いつ起きてもおかしくないことだ。
 そのことを覚えていかなくてはいけない。

 高野和明の作品はどれも素晴らしいが、この『K・Nの悲劇』もご多分に漏れない。
 作者の作品が好きな人ならば読むべきだろう。
 そして、自己中心的な性格を自覚している人にもお勧めしたい。
 きっと少しは視野を広げることができると思う。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.37
(2pt)

ミステリーかオカルトか

妻に起きた異常現象はミステリーかオカルトか、両者のせめぎあいで話は進んでいきます。
ここまでは面白いです。

しかし、結局、一番つまらない結末に向かってしまいました。
途中、旦那さんに纏わる驚きの描写があり、一瞬、面白い結末を予想しましたが、おいおい…の肩透かしです。
ミステリー好きには読む事をやめろと言いたいし、ホラー好きには物足りない。
そんな中途半端なボンヤリ本ですが、単純な文体で読みやすいので一気にすぐ読めるので、暇潰しに。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.36
(2pt)

ミステリーかオカルトか

妻に起きた異常現象はミステリーかオカルトか、両者のせめぎあいで話は進んでいきます。
ここまでは面白いです。

しかし、結局、一番つまらない結末に向かってしまいました。
途中、旦那さんに纏わる驚きの描写があり、一瞬、面白い結末を予想しましたが、おいおい…の肩透かしです。
ミステリー好きには読む事をやめろと言いたいし、ホラー好きには物足りない。
そんな中途半端なボンヤリ本ですが、単純な文体で読みやすいので一気にすぐ読めるので、暇潰しに。
K・Nの悲劇 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (講談社文庫)より
4062753235
No.35
(3pt)

ホラーとしては逸品です!でも、筆者の主張がちょっと偏ってる

たった一度避妊具を使用しなかったことにより、妻が妊娠。幸せ絶頂の夫婦だった夫婦が、中絶という問題を巡って味わう、凄まじい闘病生活と死霊の恐怖を描いています。憑依現象の描写が非常に恐ろしくて、読んでいて背筋が寒くなるような気がしました。読者の怖がらせ方は、逸品でした。
しかしこれをサスペンスやミステリーとして読むと、がっかりさせられるように思います。妻の異常は霊の憑依現象なのか、科学で説明のつく病気なのか、ぎりぎりのラインで話が進むのかと思いきや、途中からは霊現象と思わせる方向に進んでしまいます。

また、。「男は、子供ができたら責任をとれ」と主人公に語らせたり、多額の住宅ローンを抱えていながら、フリーランスで収入不安定な夫と無職の妻が、中絶を辞めて出産という道を選んだことを非常にポジティブに描くetc、違和感を感じました。
「中絶」という問題に対する筆者の意見や考え方(主人公の夫や医師を通して語られる)は、余りにも薄っぺらだと思います。中絶を批判する正義感も、随分独断的に感じました。
まだ若く未熟で、経済的にも困窮した状態の親が起こす虐待事件は、近年社会問題ともなっています。男性側が、責任のとりようがないようなケースも世の中には多々あり、こんな綺麗ごとや浅はかな正義感だけでは白黒つけられない問題かと思います。

また、避妊に対する責任や、産んで育てることへの責任は男女双方が追うべきだと思いますが、筆者は常に「男が悪い」のスタンスのように感じました。霊となった女性が、妊娠した自分と結婚という道を選ばず、中絶するように頼んだ男を、(憑依した人を通して)刃物で刺す。男は自分が悪いから仕方ない語る、めでたしめでたし。というくだりなど、余りに一方的な女性目線で、感情移入しようがなかったです。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.34
(3pt)

ホラーとしては逸品です!でも、筆者の主張がちょっと偏ってる

たった一度避妊具を使用しなかったことにより、妻が妊娠。幸せ絶頂の夫婦だった夫婦が、中絶という問題を巡って味わう、凄まじい闘病生活と死霊の恐怖を描いています。憑依現象の描写が非常に恐ろしくて、読んでいて背筋が寒くなるような気がしました。読者の怖がらせ方は、逸品でした。
しかしこれをサスペンスやミステリーとして読むと、がっかりさせられるように思います。妻の異常は霊の憑依現象なのか、科学で説明のつく病気なのか、ぎりぎりのラインで話が進むのかと思いきや、途中からは霊現象と思わせる方向に進んでしまいます。

また、。「男は、子供ができたら責任をとれ」と主人公に語らせたり、多額の住宅ローンを抱えていながら、フリーランスで収入不安定な夫と無職の妻が、中絶を辞めて出産という道を選んだことを非常にポジティブに描くetc、違和感を感じました。
「中絶」という問題に対する筆者の意見や考え方(主人公の夫や医師を通して語られる)は、余りにも薄っぺらだと思います。中絶を批判する正義感も、随分独断的に感じました。
まだ若く未熟で、経済的にも困窮した状態の親が起こす虐待事件は、近年社会問題ともなっています。男性側が、責任のとりようがないようなケースも世の中には多々あり、こんな綺麗ごとや浅はかな正義感だけでは白黒つけられない問題かと思います。

また、避妊に対する責任や、産んで育てることへの責任は男女双方が追うべきだと思いますが、筆者は常に「男が悪い」のスタンスのように感じました。霊となった女性が、妊娠した自分と結婚という道を選ばず、中絶するように頼んだ男を、(憑依した人を通して)刃物で刺す。男は自分が悪いから仕方ない語る、めでたしめでたし。というくだりなど、余りに一方的な女性目線で、感情移入しようがなかったです。
K・Nの悲劇 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (講談社文庫)より
4062753235
No.33
(3pt)

あやした者

飛鳥ちゃんをあやした者の存在ですべてが救われたような気がする。
命よりも快楽、人間よりも物質。
生きるために何を選択するのかということが、男と女では根本的に違うのだろう。
わかり合えるようでわかり合えない。
そんな現実を考えさせられた。

K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.32
(3pt)

あやした者

飛鳥ちゃんをあやした者の存在ですべてが救われたような気がする。
命よりも快楽、人間よりも物質。
生きるために何を選択するのかということが、男と女では根本的に違うのだろう。
わかり合えるようでわかり合えない。
そんな現実を考えさせられた。

K・Nの悲劇 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (講談社文庫)より
4062753235
No.31
(4pt)

生命

デビュー作から一貫して「生命」をテーマに作品を発表している作者。

今作は受胎後に別人格が憑依して中絶を拒み・・・という内容をホラータッチで
綴っている。
途中の展開は背筋がゾクゾクッとするほどの怖さを感じ、ジャンル分けすれば
ホラー小説なのかなと思ったが、最後まで読むとそういうことではないと分かる。
やはりテーマは「生命」だ。ここはぶれていない。

高野和明はデビュー作の『13階段』からストーリー展開の上手さには定評がある
が、作品を追うごとにその上手さのレベルが上がってきていると感じる。
今作も導入部からページをめくる手が止まらなかった。
惜しむらくは最後がお約束すぎる点だが、あまり後味が悪い作品も好きではない
ので、私自身はあれで良かったと感じる。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.30
(4pt)

生命

デビュー作から一貫して「生命」をテーマに作品を発表している作者。

今作は受胎後に別人格が憑依して中絶を拒み・・・という内容をホラータッチで
綴っている。
途中の展開は背筋がゾクゾクッとするほどの怖さを感じ、ジャンル分けすれば
ホラー小説なのかなと思ったが、最後まで読むとそういうことではないと分かる。
やはりテーマは「生命」だ。ここはぶれていない。

高野和明はデビュー作の『13階段』からストーリー展開の上手さには定評がある
が、作品を追うごとにその上手さのレベルが上がってきていると感じる。
今作も導入部からページをめくる手が止まらなかった。
惜しむらくは最後がお約束すぎる点だが、あまり後味が悪い作品も好きではない
ので、私自身はあれで良かったと感じる。
K・Nの悲劇 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (講談社文庫)より
4062753235
No.29
(5pt)

男から見た女

うおー、怖かった。恐ろしかった。
一度読み始めると、本を閉じるのは許されない気がして一気に読んでしまった。
中絶の問題、男女の問題。
というよりこれは、「男から見た女」の物語だと思う。
物語は夫の修平の視点で描かれ、修平の心理描写を多くすることで感情移入を誘う。
そういった意味では、東野圭吾の「秘密」に似ているかな。
すごく物語に巻き込まれた。
ホラーだが、最後には明るい面が見られ、読後感も良い。
男性に特におすすめです。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.28
(3pt)

男性には「怖い」のかな?

「凄い怖い本読んだよ」と、家人から勧められて読んでみました。
怖いというか…不妊に悩む人とか堕胎経験のある人とか死産の経験がある人には「痛い」小説だと思います。それが心の傷になっている人は読まない方がいい…と思う。
女性と出産。男と女。生と死。憑依なのか精神病なのか…そんな感じのテーマではあるのですが…。全体的に薄いです。うーん…キャラも薄くてイマイチ魅力的じゃないし、着眼点はいいけど掘り下げが浅くて薄味です。
男性が読んだら怖いのかな…妊娠出産&女性というものに対する畏怖…みたいなのがあったら怖いのかもしれません。
つまらなくはないんですけど…一気に読めたし。でも、感動はないなあ…新鮮味もないし…という感じ。
でも、男性はこれ読んで、男のエゴとか、女性を思いやる気持ちとか、考えられたらいいかもしれない。
「避妊は大事だよな」って、ちょっとでも考えてくれたなら、この本にはとても価値があるかもしれません。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.27
(4pt)

問題提議の面が強い

愛する女性の妊娠を知って、中絶の選択をした夏樹修平と岡部和也。現実に良くありそうな二つのパターン。そして、愛する男性の子供を生みたいと願う女性二人。
男のエゴか女性の母性本能か。セックスという行為と妊娠・出産という結果についての認識の欠如。中絶という行為に対する考え方の相違。
中絶ということに対して、二人の女性をシンクロさせて、憑依現象として表現し、間に医者を入れることによって、話の展開としては面白く読めるものだと思う。
現在の日本における性の問題と、少子化の問題に何気なくスポットを当てていると読むこともできるのではないだろうか?若者の性交渉問題然り、結婚後の生活におけるマイホームの夢と住宅ローン問題。収入が増えない状況において、より良い生活を求めて高い住宅ローン(もしくは賃料)を選択するか、育児・子育てにウェイトをおいた人生設計を選ぶのか。
どちらが正解という問題ではないが、考えるきっかけになる可能性は秘めていると思う。
なお、中絶問題に関心をもたれた方は、「神の汚れた手」曽野綾子がおすすめ。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.26
(5pt)

重たいテーマですがスピード感あり

あっという間の一冊でした。堕胎という重たいテーマですが、展開にスピード感があり読み進めるうちにどんどん引き込まれました。女性心理、中絶の場面等リアルに描かれているので考えさせられました。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.25
(4pt)

好事魔多し?

好事魔多し、でしょうか?
出版した本がベストセラーになり、うらぶれた生活から抜け出した「修平」の新婚生活に異変が起きます。
経済的な理由で妻の「果波」に妊娠中絶を告げたことから異変が起こります。
精神病なのか霊がとりついたのか妻「果波」は奇妙な言動を開始します。
題材は非常に重いのですが、所謂悪人が登場しないこともありスムースに読み終える事が出来ます。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.24
(4pt)

私が誰だかわかる?

 経済的な事情から妊娠中絶を決意した夫婦の妻に異変が起こるが、精神の病とはいいきれないやたら具体的で、不気味な行動・言動が続く。
 死霊の憑依なのか、精神の病なのかなんともいえないけれど、命をつくる、捨てるって、これくらい精神を追いつめらる出来事であり、自分の心以上の何かが作用する出来事なんだろうなって思いました。
 最後まで一気に読めました。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.23
(4pt)

性描写にプロを感じた

高野和明といえば、さわやかな印象があったが、同時に素人くささも感じていた。
そこへ、本書である。こういう性描写ができるようになったということは作家として一皮向けたのかなという気がする。
話も先が見えないし、よくできた本だと思う。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.22
(4pt)

怖いけどよかった

表紙も題名も怖いし、読んでいてなんとなく悲惨な終わり方をするのかと思ったけど、違いました。読んでよかったと思った。
この世の中よく聞くことなのに堕胎がどんなに残酷なことかということを熱心に筆者が訴えているみたいに感じました。ただの恐怖ものじゃなかったです。母になる女は強くて恐ろしいものだと感じました。私も女だけど気持ち悪くなりました。あと、頼りになりそうな精神科の医師がどう考えても死霊なのにあらゆる病名をつけたりしているのが、鈍感すぎて、滑稽でした。面白かったです。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.21
(3pt)

問題提起以外に特筆すべき内容なし

精神の異変か、死霊の憑依か―というオビ通りの内容に、妊娠中絶に対する社会問題を絡めたことで問題提起に成功している。
特に中絶は30万人、胎児が人と認められれば日本人の死因は中絶がトップに躍り出るという一文は衝撃的。
だが、表面的とはいえ肝心の心霊/病変については、科学では説明しきれない事象にはいくらでも「常識」らしい理屈をつけることができると両方の立場に立った記述をしながらも、一気に結末に向かうにあたって「死霊」寄りになるのが唐突。そのためラストシーンには、もう一つあるものと思っていたが…TV作家と知って納得。
作者の経歴紹介と持ち上げのみに終始する名ばかりの「解説」には辟易。
K・Nの悲劇 Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇より
4062117134
No.20
(5pt)

男から見た女

うおー、怖かった。恐ろしかった。
一度読み始めると、本を閉じるのは許されない気がして一気に読んでしまった。
中絶の問題、男女の問題。
というよりこれは、「男から見た女」の物語だと思う。
物語は夫の修平の視点で描かれ、修平の心理描写を多くすることで感情移入を誘う。
そういった意味では、東野圭吾の「秘密」に似ているかな。
すごく物語に巻き込まれた。
ホラーだが、最後には明るい面が見られ、読後感も良い。
男性に特におすすめです。
K・Nの悲劇 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (講談社文庫)より
4062753235