K・Nの悲劇

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K・Nの悲劇の評価:

3.55/5点 レビュー 55件。 C ランク

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平均点3.55pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 41〜60 3/5ページ
No.59
(3pt)

男性には「怖い」のかな?

「凄い怖い本読んだよ」と、家人から勧められて読んでみました。
怖いというか…不妊に悩む人とか堕胎経験のある人とか死産の経験がある人には「痛い」小説だと思います。それが心の傷になっている人は読まない方がいい…と思う。
女性と出産。男と女。生と死。憑依なのか精神病なのか…そんな感じのテーマではあるのですが…。全体的に薄いです。うーん…キャラも薄くてイマイチ魅力的じゃないし、着眼点はいいけど掘り下げが浅くて薄味です。
男性が読んだら怖いのかな…妊娠出産&女性というものに対する畏怖…みたいなのがあったら怖いのかもしれません。
つまらなくはないんですけど…一気に読めたし。でも、感動はないなあ…新鮮味もないし…という感じ。
でも、男性はこれ読んで、男のエゴとか、女性を思いやる気持ちとか、考えられたらいいかもしれない。
「避妊は大事だよな」って、ちょっとでも考えてくれたなら、この本にはとても価値があるかもしれません。
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.58
(4pt)

問題提議の面が強い

愛する女性の妊娠を知って、中絶の選択をした夏樹修平と岡部和也。現実に良くありそうな二つのパターン。そして、愛する男性の子供を生みたいと願う女性二人。
男のエゴか女性の母性本能か。セックスという行為と妊娠・出産という結果についての認識の欠如。中絶という行為に対する考え方の相違。
中絶ということに対して、二人の女性をシンクロさせて、憑依現象として表現し、間に医者を入れることによって、話の展開としては面白く読めるものだと思う。

現在の日本における性の問題と、少子化の問題に何気なくスポットを当てていると読むこともできるのではないだろうか?若者の性交渉問題然り、結婚後の生活におけるマイホームの夢と住宅ローン問題。収入が増えない状況において、より良い生活を求めて高い住宅ローン(もしくは賃料)を選択するか、育児・子育てにウェイトをおいた人生設計を選ぶのか。

どちらが正解という問題ではないが、考えるきっかけになる可能性は秘めていると思う。

なお、中絶問題に関心をもたれた方は、「神の汚れた手」曽野綾子がおすすめ。
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.57
(5pt)

重たいテーマですがスピード感あり

あっという間の一冊でした。堕胎という重たいテーマですが、展開にスピード感があり読み進めるうちにどんどん引き込まれました。女性心理、中絶の場面等リアルに描かれているので考えさせられました。
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.56
(4pt)

好事魔多し?

好事魔多し、でしょうか?

出版した本がベストセラーになり、うらぶれた生活から抜け出した「修平」の新婚生活に異変が起きます。

経済的な理由で妻の「果波」に妊娠中絶を告げたことから異変が起こります。

精神病なのか霊がとりついたのか妻「果波」は奇妙な言動を開始します。

題材は非常に重いのですが、所謂悪人が登場しないこともありスムースに読み終える事が出来ます。
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416780199X
No.55
(4pt)

私が誰だかわかる?

経済的な事情から妊娠中絶を決意した夫婦の妻に異変が起こるが、精神の病とはいいきれないやたら具体的で、不気味な行動・言動が続く。

 死霊の憑依なのか、精神の病なのかなんともいえないけれど、命をつくる、捨てるって、これくらい精神を追いつめらる出来事であり、自分の心以上の何かが作用する出来事なんだろうなって思いました。

 最後まで一気に読めました。
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416780199X
No.54
(5pt)

時には意志の力も必要なんでしょう。

夏樹修平と果波夫婦は妊娠中絶を決意する。が、妻に憑依人格ができあがり、中絶を拒み始める。

 患者が自殺未遂をして、休職中だった精神科の磯貝医師が修平の依頼によって果波の治療にあたることとなる。

 あつかわれているものは不妊治療、妊娠中絶、出産、といった重いものです。

 にもかかわらず、話の展開が速く、登場人物がそれぞれ好ましい性格なので感情移入がしやすく、どんどん読み進むことが出来ます。

 面白い本でした。


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416780199X
No.53
(4pt)

性描写にプロを感じた

高野和明といえば、さわやかな印象があったが、同時に素人くささも感じていた。

そこへ、本書である。こういう性描写ができるようになったということは作家として一皮向けたのかなという気がする。

話も先が見えないし、よくできた本だと思う。
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416780199X
No.52
(4pt)

怖いけどよかった

表紙も題名も怖いし、読んでいてなんとなく悲惨な終わり方をするのかと思ったけど、違いました。読んでよかったと思った。

この世の中よく聞くことなのに堕胎がどんなに残酷なことかということを熱心に筆者が訴えているみたいに感じました。ただの恐怖ものじゃなかったです。母になる女は強くて恐ろしいものだと感じました。私も女だけど気持ち悪くなりました。あと、頼りになりそうな精神科の医師がどう考えても死霊なのにあらゆる病名をつけたりしているのが、鈍感すぎて、滑稽でした。面白かったです。
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416780199X
No.51
(3pt)

問題提起以外に特筆すべき内容なし

精神の異変か、死霊の憑依か―というオビ通りの内容に、妊娠中絶に対する社会問題を絡めたことで問題提起に成功している。

特に中絶は30万人、胎児が人と認められれば日本人の死因は中絶がトップに躍り出るという一文は衝撃的。

だが、表面的とはいえ肝心の心霊/病変については、科学では説明しきれない事象にはいくらでも「常識」らしい理屈をつけることができると両方の立場に立った記述をしながらも、一気に結末に向かうにあたって「死霊」寄りになるのが唐突。そのためラストシーンには、もう一つあるものと思っていたが…TV作家と知って納得。

作者の経歴紹介と持ち上げのみに終始する名ばかりの「解説」には辟易。
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416780199X
No.50
(3pt)

今度はホラー

フリーライターの修平は、幸福の絶頂にいた。著書がベストセラーとなり、その収入で若くしてマンションも手に入れた。愛する妻とも仲睦まじい。だが、その妻が妊娠し、将来を考え中絶を考えたとき、妻に新たなる人格が憑依して…。
『13階段』はミステリ、『グレイヴディッガー』は疾走感溢れるサスペンスと来て、今度はホラー。高野和明も随分と器用だなぁ…なんて思ってしまった。
ホラーと言っても、単純に幽霊がどうのこうのって言うわけじゃなくて、精神医学の「憑依現象」か、それとも「心霊現象」なのか、その辺りを行ったり来たりしながら加速度的に進行していく。その中に、妊娠中絶などの問題も盛り込まれており、考えさせられることも多かった。
「ミステリ」ではない、ということもあるのか、終盤の解決が予定調和的でアッサリし過ぎかな? という感じはしたのだが、その頃にはストーリーのものが一気に畳み掛ける状態で最後まで一気に読まされてしまった感じがする。そういう意味では、構成の巧みさにやられた、とも言えるかもしれない。
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416780199X
No.49
(4pt)

何でも書ける高野和明

高野和明は本当に芸が広いですね。それにまず感心しました。
ホラーも決して下手ではなく、むしろ上手いと言えるでしょう。
とはいえ本作は、ホラーテイストなサスペンスミステリーという感じですけども。
多重人格もの、サイコものとしては本作を上回る作品はいくらでもありますが、
スリリングで映像的な作風はさすが。今後の作品にますます注目です。
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416780199X
No.48
(4pt)

高野マジック?

13階段を読んで、高野和明と云うエンターテイナーに興味を持った。
TVなどの脚本家だけあって、読者を惹きつけるツボを心得ているなぁ...
最初から「どうだ、面白いだろ!」と云わんばかりの、一端の作家気取りの書いた昨今の小説と違って、高野氏の作品は、読み進むに従って、どんどんとのめり込んでしまう...と云うよりも、高野和明と云う名の蟻地獄に引き込まれるような、そんな作品だ。
これは、正に、ヒットするTVドラマに共通している作風だ。
最初のうちは、可もなく不可もなくといった感じで、台所仕事をしながら横目で見ていたのが、そのうち、TVの前に釘付けになって、1分のCMももどかしく感じる。
本当に、スゴイ作家が現れたものだ。
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.47
(2pt)

予定調和過ぎないか?

導入部がなかなか思わせぶりだったので期待したが、結末が想像できる展開で新味に欠ける。妊娠中絶や妊娠して母親になる気持ちなど、どれをとっても一般論、強烈なメッセージがない。男性側の感情の描写も特段惹かれるものはないし、女性側の感情描写も「母性愛」神話から逃れられていないのではないかと不満。この手のテーマを扱うなら、もっと女性の感情に踏み込んだ描写が必要だろう。
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416780199X
No.46
(2pt)

拍子抜け

受胎した瞬間からの憑依という着想はすごく怖い。妊娠している人は読まない方がよい。とはいえ、後半以降は見え見えの展開で、想像しうるもっとも平凡なオチで終わる。前半が良かっただけにがっかりした。
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416780199X
No.45
(4pt)

何が1番大事ですか?

恋愛感情、精神の病気、夢、魂、霊・・・・
医学や科学で解明できない世界を人は怖がったり
楽しんだり遠ざけたり面白がったり、いろいろ想像します。でもそんな不可思議な出来事が身の回り、それも愛する人の身に
ふりかかり自分の生活を脅かす。
妊娠中の妻、胎児、贅沢な生活、自身の将来、どれも大事だが何かを
犠牲にしなければいけない。主人公修平が出した答えは?
そして、その結果は?
高野氏の無駄のない文章が読者の心をはなしません。
我が息子は6年前の今日1600グラムの未熟児で生まれました。
命の不思議さを改めて考えました。
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416780199X
No.44
(4pt)

母親って。。。

精神病?心霊現象?
母親となったその日から、彼女を襲う恐怖の連続。
夜中にはちょっと読み進めるのが怖いです
主人公の妻の妊娠をベースに、いろいろな形の母親が見え隠れする。
母親の愛や思いはすごいな、と改めて感じます。
途中救われないようないたたまれない気持ちもありますが、悲劇だけでは終わらない、そんな一冊です
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.43
(3pt)

勉強になるな

刑務所、臓器移植と様々な展開の著書ですが、今回の精神医学についても勉強になります。
人口中絶にまつわる、母体の葛藤とオカルト、神経学が一つにつながり息もつかずに一気読みでした。
精神医学と心霊現象は人という支点をおいてシーソーのようなバランスを保っているといった印象を受けました。人がもつ力は、やはりまだまだ未開拓で、それを説明しようとすれば、どうしてもオカルト的なものになってしまうようです。
物語りもやはりその辺りの主人公の葛藤が描かれており、とても面白いです。
結局は白でも、黒でもなく灰色なんでしょうか。
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.42
(4pt)

上品なスリラーサスペンス

フリーライターの夏樹修平が書いた本がベストセラーとなり、祝賀会の夜、新しく購入したマンションに妻と入居する。その夜妻は妊娠するが、マンションのローン、不安定な収入を危惧した修平は中絶を決断する、そして悲劇は始まった。憑依現象を用いたスリラーサスペンス、とても怖かったけどお上品でした、後味良し
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416780199X
No.41
(4pt)

こんな怖さもあり!

高野和明の3作目。
今回は「憑依」という現象について、精神医学と霊現象という2つの観点からのちょっと変わった切り口だが、これがミステリとしてうまく作られています。相変わらずのスピード感も健在でストーリーにぐんぐんと引き込ませる力量はさすが!男女のあり方や生命の尊さなんかについても考えさせられておすすめの1冊です。・・・それにしてもこわい!
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.40
(4pt)

この本、結構怖いです!

ノンストップ・ミステリーの新鋭、高野和明さんの新作ですね。路線は前作グレイヴディッガーとほぼ同様ですが、より現実味の近い(?)心霊ものとあって、一気に読めます。
中盤で明らかになる、タイトル「K・Nの悲劇」の意味、おおかた予想通りの展開の中、時折意表を突かれる展開など、十分に楽しめる作品と思います。一気に読めるからと言って、夜中に一人で読むのはオススメしません。結構怖いのでトイレに行けなくなってしまいますから。
K・Nの悲劇 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X