百年法

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

百年法の評価:

4.07/5点 レビュー 176件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全208件 101〜120 6/11ページ
No.108
(5pt)

いいラスト

上巻に続き、下巻。こちらは、政治的なかけひきというか、そういったところが
中心に描かれる。
すべての人が永遠に生き続ける世界、それは夢の世界のようで、実はそれほど
よいものじゃないかも、と気づかせられる小説だった。
途中面白くても、終わり方がちょっとがっかりな小説が多い中、自分的には
よいラストだったと思う。
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.107
(4pt)

社会派の近未来シミュレーション小説

アメリカで発見された不老不死ウィルスを移植して、日本に不老長寿時代が到来する、という設定には、やや無理がある。
無限の寿命を与えることによる混乱を防ぐため、生存は100年をタイムリミットとする国家法の制定をめぐり様々な
人間ドラマと社会的混乱が描かれてゆく。
上巻は、このあたりの社会と個人の葛藤がやや冗長な感じで展開していくが、下巻は、一転してアクション小説的な展開を見せる。
実際、世界最高の長寿国である日本で、人間はどこまで長寿をめざすべきか、幸せとは何かを考えさせられる社会実験小説かな。

SF小説を楽しむというより、日本の近未来社会シナリオを考える際のヒントがここにはあるともいえる。
数十年の時間の流れの中で、多数の登場人物が出てくるが、思い入れができる人物はあまりいないのは、ちょっと残念。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.106
(2pt)

設定は面白い

設定が面白そうで、文庫になるのを待って楽しみにしてたのだけど、ちょっと残念だった。特にディティールへの凝り方、人物の心理描写、筆者の表現力、このあたりに難があると思いました。主要人物二人の会話のあとにお互いに「やや、こりゃなかなかに深い人物だな!」みたいに認め合うシーンが散見されますが、え!今の会話で深さ感じちゃった?!バカなの?!と思いながら一つの章を終わる。こんなことを繰り返しておいて、さらにオチが、不老不死が不老不死じゃありませんでしたもうすぐみんな死にますよ大パニックって、出来が悪いにもほどがある展開だとは思いませんか?世の中にはもっと面白いSFや社会を描いた小説がごろごろあるので、書店の棚でこの本がスペースをとるのは、もったいないことだなあと思います。
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.105
(3pt)

<阿那谷童仁>というタイトルの方が良いのでは。

私は発売時、買うタイミングを逃した為、文庫化されるのをひたすら待ちました。
しかし 待ち過ぎて期待が膨らんだ分 イマイチ感が否めませんでした。

先ず、誰が主人公なのか定まらないこと。
群像劇と言ってしまえば良いのかもしれませんが
ある人物の話が進み、さあこの後どうなるのかっ!?…と次の瞬間
次の章に移ってしまうのです。しかも数年後の話に。
前の章の結果は2行くらいでサラリとかかれているので読んでいてテンションダウンしました。
盛り上がってから…落とされる という感覚でした。
[作者のテクニック]らしいですが、さすがに何回もされると疲れました。
 下巻も読破しましたが、上巻は特にそれが多いです。
それを乗り切ってようやく下巻へ と醍醐味もありますね。

確かに、[日本共和国]や[HAVIという永遠の若さ]といった
未来の発想は面白いですが、その生活を描き・百年法設定・独裁政権と
いろいろ有り過ぎて長くなってしまった、といった感じでしょうか。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.104
(4pt)

やがて死ぬこと、老いることは素晴らしい

本作を読んで、不老不死の世界を疑似体験したことで、やがて死ぬこと、老いることって素晴らしいと気が付きました。

下巻も面白く読み進めていきましたが、クライマックスのこじつけ感が少し気になったのと、ケンと由基美の関係描写が淡泊だったのがちょっと残念でした。

でも面白かったです。
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.103
(5pt)

不老不死の世界

死なないし老けない身体を手に入れたら人類はどうなるのか?100歳と20歳の恋愛も可能になるし、これまでの常識が常識ではなくなっていく。

不老不死の人間ばかりになると人口は増える一方で色々な問題が起きてくる。そんななか不老不死の手術を受けた人は100年後には強制的に人生を終わらせられる法律が誕生して...

一気読みの上巻です。面白い。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.102
(5pt)

発想のおもしろく構成がよかったとおもう

呼んでいるうちに命の大切さを感じたし何かをするためにはしっかり考えて決断することが必要と感じさせられた。
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.101
(4pt)

これから明るい未来を創るために、読み伝えていってほしい

本作から考えさせられたことは数多くあるが、読み終えた今、言いたいことはただ一つ。

 多くの人がこの『百年法』人が読み、考え、そして子供たちに伝えていってほしい、ということ。

 そして、よりよい未来を創っていってほしい。
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.100
(5pt)

おもしろい本でした

発想が面白く生きること自体を考える気持ちになった。また、決断する力の大切さを感じた。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.99
(4pt)

こんな設定の作品はあってはならないと思っていたが・・・

国または組織が、一人の人間の生命を操作する、このようなものはたとえフィクションであっても許されることではない、そう思っていた。
 しかし、本作を読んで感じたことは読み手の意識の問題だという事だ。

 単に本作を、エンターテイメントとして読んで、「面白かった」だけで終わっては何の意味もない。

 しかし、しれだけで終わるのではなく、自分に当てはめて考えてみるとか、死の意味を考えて見るなどと言ったことを考えるだけで読んだ意義はとてつもなく大きなものになる。

 さて次は、下巻。

 どんなラストが待っているのか楽しみだ。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.98
(5pt)

面白いテーマ

「上」「下」を読んでの感想。

当著書のテーマは、人間が永遠の『生』を受けたら
である。

長生きするとしたら、もう50年、100年位であれば
長生きしたいと思うが、
1,000年、10,000年生きるとすれば、どうだろう?

単に生きるのではなく、不老となると、
20歳を過ぎれば、自分自身は何も変わらなくなる。

変わるのは、子供や孫の家族が変わるくらい。
その子供や孫も、20歳を過ぎれば、
見た目は自分と同じになり、変化が無くなる。

自宅と会社の往復、ほぼ同じ毎日を
1,000年、10,000年も続けられるだろうか?

著書でも触れているが、
死があるから生が輝く、死があるから生を大切にする、
死と生は同じだ。

例えば、サクラが永遠に咲いたら、どうだろう?
今よりもありがたさは減ってしまい、
わざわざ見に行ったりするだろうか?

不老不死になったらどうなるか、をシミュレーションしており、
不老不死は悪影響をもたらすという理由から、百年法を制定している。

不老不死になったら、100年後に死ななければならないとするが、
中には100年を迎える前に、自ら死を選ぶ者も現れる。
やはり、何年も生きるとなると、耐えれない人も出て来るだろう。

『生』の大切さを、改めて考えさせられる作品。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.97
(4pt)

友達にもお勧めしたい程度には面白い

傑作SF。すでに3回読みましたが結末を知っている再読にも耐え得る内容です。
各章の移変わり・場面展開が巧みで、映像を見ているようでした。
数多い人物が描写される中で、高い教育受けていない社会の底辺層に属するであろう女性たちの話し方がいささか前時代的、というかステレオタイプに感じられました。
が、名作とされるSFの中でも人物描写に物足りなさを覚える作品は少なくありませんので、そこはこの作品の本質にはあまり関係が無いように思います。
不死の技術が衰退する(というか完全に絶えるのでしょうが)理由が少々御都合主義的ではありますが、リアリティを欠く程ではありません。

少なくとも、読んでよかったと思える本でした。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.96
(4pt)

友達にもお勧めしたい程度には面白い

傑作SF。すでに3回読みましたが結末を知っている再読にも耐え得る内容です。
各章の移変わり・場面展開が巧みで、映像を見ているようでした。
数多い人物が描写される中で、高い教育受けていない社会の底辺層に属するであろう女性たちの話し方がいささか前時代的、というかステレオタイプに感じられました。
が、名作とされるSFの中でも人物描写に物足りなさを覚える作品は少なくありませんので、そこはこの作品の本質にはあまり関係が無いように思います。
不死の技術が衰退する(というか完全に絶えるのでしょうが)理由が少々御都合主義的ではありますが、リアリティを欠く程ではありません。

少なくとも、読んでよかったと思える本でした。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.95
(5pt)

あっという間の上下巻

永遠に生きられる事が可能になった世界がとてもリアルで、そんな世界に生きてるかのような錯覚をおこす。読み進めば進むほど、生と死とは何か、幸せとは何かを考えさせられた。政治的な難しい内容も読みやすく、その人の深い心情まで読み取ることができ、とても面白かった!!!!
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.94
(2pt)

「百年法」は『長生きした罪』で国民を処刑する法律?

人間が不老になれば、病死する可能性はかなり下がり、平均寿命が大幅に伸びる。人によっては、寿命がほぼ無限になるかもしれない。
その結果、人口の増加による食糧不足や、世代交代が遅れることによる社会の停滞などの問題が生じるだろう。
そこで、不老の恩恵は享受させつつ、世代交代を促すために制定されたのが百年法だということか。
しかし、国家が国民を殺せる場合が、凶悪犯罪者を死刑にする場合以外にもあってよいのか?
この小説がフィクションであることは十分承知しているつもりだが、それにしても、『長生きしたら死刑になる法律』が国民投票で可決されるという展開には納得がいかない。
諸般の事情があったとしても、国民の過半数が、将来自分を死刑にする法律に賛成票を投じるはずはないと思う。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.93
(4pt)

「不老のための施術が死を招く」という皮肉なストーリーが面白い

不老長寿(不老不死ではない)社会を実現するため国民に施した施術が、結果として国民を病死させたという皮肉なストーリーが面白い。
現実の世界で国民が不老になれば、重い病気になる可能性は低くなるし、いつまでもバリバリ働けるから、医療・介護・年金などの負担は大幅に軽減されるだろう。
しかし、そうした問題に代って、現在は予想もできない重大な問題が発生するかもしれない。人が老化しない社会は、必ずしもバラ色の社会ではないと思う。
天皇に関する記述が全くないのは、この物語に天皇を登場させた場合、天皇は不老の施術を受けたのか、なぜ施術を受けた(受けなかった)のか、天皇も100年経てば死ななければならないのか、天皇制が廃止されていたのならその理由等を書かなければならなくなり、天皇制談義になってしまって、物語の趣旨から外れるからではないかと思う。
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.92
(2pt)

「百年法」は『長生きした罪』を裁く死刑制度?

人間が不老になれば、病死する可能性はかなり下がり、平均寿命が大幅に伸びる。人によっては、寿命がほぼ無限になるかもしれない。
その結果、人口の増加による食糧不足や、世代交代が遅れることによる社会の停滞などの問題が生じるだろう。
そこで、不老の恩恵は享受させつつ、世代交代を促すために制定されたのが百年法ということか。
しかし、国家が国民を殺すことが許されることが、凶悪犯人を死刑にする場合以外にもあってよいのか?
この小説がフィクションであることは十分承知しているつもりだが、それにしても、『長生きしたら死刑になる法律』が国民投票で可決
されたというストーリーには納得がいかない。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.91
(3pt)

面白いけど、傑作ではない。

面白いけど、傑作ではない。最後の解説にも書いてあるように一気に読ませる構成はすごい。ただ、テーマが陳腐で浅いのがもったいない。ガジェットはSFテイストなんだけど、作者がSF慣れしてないんだろうな。せっかくのガジェットを生かしきれていない。「HAVI」の設定がいい加減だからセットであるはずの「百年法」がインチキくさい。そしてとってつけたような「SMOC」が唐突すぎて、クーデターと大統領の死が同時に重なるクライマックスがイマイチ盛り上がらない。
最初「百年法」は「憲法9条」の暗喩かと思っていたので、「百年法凍結」をめぐる国民投票あたりは面白かったんだけど、読見進めていくごとになんとも薄い歴史改変小説を読んでいる印象に代わっていった。
とはいうものの、普通に楽しめたエンタメ小説であったのは確か。SFとしてはつまらない。作者の次回作に期待したい。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.90
(5pt)

未来を描くふりをして 現代の日本を読んでいた著者の彗眼に感心

下巻は、第3部・第4部から構成されるが、上巻とは一変して、2098年を舞台の大半にして、政治サスペンスの色合いが途中までは強くなる。正直に言えば、上巻での緻密な設定は脇に置かれた感じの”一気読み”一直線な部分には、やや興ざめした。しかし、そこから著者が読者に向けたストレートなメッセージが打ちだされる終盤に至り、己の不明を恥じた。

不老不死の薬、国家が国民の命を奪う法律、低賃金労働者でも呑気に暮らせる制度、力強い指導者や国家権力。
本作品の設定は、敢えて現実にはあり得ない内容とすることで、実は現代日本と私たちひとりひとりが直面する問題・人生を問うていることが、最後に改めて実感される。
ある人物がある人物に語ったことを引用したい。「ライフラインと物流は、国を動かす両輪である。この二つが機能する限り、国が死ぬことはない。宗教や思想、主義、哲学、生き甲斐、人生観、価値観、そういった精神的なものは、国民一人一人だけに任せておけばよい。」
敢えて、独裁との批判を受けた者だからこそ、この言葉は読者の心に強く響く。本書の発行前後に、独裁志向をにやにや笑って語る方や、国民に任せるべき精神を優先する方が、私達の次の選択肢とならざるを得なくなった。本書は100年先のことを話すが、問うているのは現在の私達であると、そこは外して欲しくない。(本書の発行は、民主党政権が断末魔と化した2012年末。その後の救世主か?独裁者か?という総理閣下の是非はさておくとして、著者の彗眼は評価しておきたい)

しかし、本書はそうした硬いところだけでなく、魅力ある人物が脇をしめている。脇の脇のある登場人物が、意外な形で下巻にも登場しての他の登場人物とみせる巧い掛け合いは、怒涛の展開一本としない上手い添え物。また、終盤最大のドンデン返しを起こす、意外な二人のその後の生き方は、本書を単なるヒーロー劇にしない深いものだ。

なお、上巻時点での感想のひとつとして、本書の世界には天皇制がないこと、それは終戦前後に何らかの出来事があったのではと書いた。
しかし、下巻において、内務省とは別に、警察を所管する保安省が戦前からあって、内務省とライバル関係にあるとの設定が出てくる。実際の戦前の日本には、内務省が国家警察も一元的に掌握し、強い支配力を有していた。したがって、本作においては、戦前の日本にも架空の部分があるので、天皇制自体が(少なくとも近代国家となって以降)存在していないという、つまり、天皇陛下万歳!とか皇室を心のよりどころにするというメンタリティも記憶もないのが、本作の日本共和国なのかもしれない。(とりあえず、取り戻す過去がない国というのは、アイロニーあるアナロジーとして興味深い)
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.89
(5pt)

設定や題材にとどめず そこに隠された含意・寓意を味わいたい

(本レビューは、上巻のみの内容に関して、上巻のみ読んだ時点でのものです)

本書は、SFあるいはシミュレーション小説としても十分エンターテイメント性を有しており、約400頁の上巻を読んでも、全く飽きることも疲れることもなく、むしろ、下巻を読みたいという気持ちでいっぱいだ。

しかしながら、本書を単なるSFあるいはシミュレーション小説だけに止めることなく、作品に散りばめられた含意や寓意を読み取ってこそ、本書の真の価値に迫ることが出来るのではないだろうか。

一例を上げるなら、
「原爆を6発落とされて敗北し」「共和国となった日本」という設定からは、戦後の日本人が精神的支柱とした存在つまり皇室が失われていることが読み取れる。当時の日本人の中で永遠の象徴であった存在を失いながら、日本共和国は奇跡の復興を遂げている。そこでは、永遠の象徴に代わり、個々の国民が実質的な不死を手に入れているということを考え合わせると、この設定の重さが分かるのではないか。

「阿那谷童仁」という名前は、読み方を変えることで、アナグラム的な複数の意味が浮かび上がるのではないか。この点は、「秋水」という苗字(注:名前ではない)の登場人物の役割と重ね合わせると、一層深みを増してくるだろう。

気まぐれな大衆のデモ、右顧左眄する政権などは、単行本執筆当時の民主党政権下の日本を射抜くところだ。しかし、それを単なる時事ネタで終わらせないところが、著者の大きさだろう。含意や寓意は一つではない。一つの暗喩が視点を変えることで、複数のことを指しているのではないかと意識することで、本書は単なる社会だけでなく、個々の人生観にまで訴える力を持っていることに気付くだろう。

本書は、4部構成で、異なる時間を描き、トータルでは百年近い21世紀の日本を描いている。クロニクルという言葉に相応しく、こうした大きな流れを描き出しているところでは、「嫌われ松子の生涯」を彷彿とさせる。

(下巻のレビューに続きます)
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098