百年法

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百年法の評価:

4.07/5点 レビュー 176件。 S ランク

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平均点4.07pt

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全208件 121〜140 7/11ページ
No.88
(5pt)

未来の日本の再生の物語

読み終えて、本書の主人公は未来の日本と日本人だったのだと理解する。そして、未来の日本の再生を描いた物語だったのだ。不老化処置を受けた国民は百年後に死を迎え入れなければならないという『百年法』を巡る壮大なドラマがついに完結。

いきなり2048年の日本を舞台に始まった近未来SFのような突飛な設定の物語は我々に様々な問題を見せてくれるだけではなく、最後には希望の光までも見せてくれた。これだけ大きなスケールの物語を最後まで楽しませてくれる山田宗樹の手腕はお見事。
百年法 (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (下) (角川文庫)より
4041027101
No.87
(5pt)

山田宗樹が描いてみせる近未来の日本の姿は…

物語は、いきなり2048年から始まる。近未来SFのような幕開けなのだが、テーマは非常に深刻である。

不老化処置を受けた国民は百年後に死を迎え入れなければならないという『百年法』巡る政治の舞台と、それに翻弄される人びと…

最初は山田宗樹作品としては、あまりに突飛な設定に戸惑いを覚えるのだが、読み進むうちに現実味を帯びて来る。それだけ物語の設定が素晴らしく、ストーリー展開も非常に面白いのである。

現代日本でも高齢化は国の財政負担を増大させると同時に核家族化による孤独死など深刻な社会問題になっている。本書に描かれる不老化技術が浸透する未来の日本は、まるで現代日本の高齢化問題をディフォルメしているかのようだ。

下巻では果たしてどのような結末が待っているのだろうか…
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.86
(2pt)

浅い

人類が死を克服して不老不死が可能になる近未来SFだけど,だったら百年法などという些末なことを描くんじゃなくて,もっと本質的なことを書いてほしい。死を克服するということは人類史上で,たとえば火の使用とか言葉を使うようになったなどに匹敵する大進歩だと思うけど,登場人物の精神構造は現在の人類とそんなに変わってない。なので大きなテーマを扱っている割には薄っぺらな感じがしました。

単細胞生物にいわゆる死は存在しないわけで,死というのは生物が獲得した進化という側面もあり,それをある意味チャラにするわけだから,思いがけない反作用があると思います。その辺を描くと深いものになったのでは。

山田宗樹さんは大好きで,「ジバク」とか「天使の代理人」は面白く読みました。百年法みたいなご都合主義の近未来小説は有■とかに任せとけばいいと思いました。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.85
(4pt)

生きにくい社会、死ににくい社会。。。

これはおもしろいSFです。

超高齢化社会で引き起こされるであろう問題が、次々に明らかになっていきます。

これはSFの世界なのか?現実なのか?考えさせられる一冊です。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.84
(2pt)

エンターテインメントでもなければ、有意義な警鐘・啓蒙の意匠を持たない凡作

HAVI(HIVの"もじり"だろう)という不老不死技術の開発及び「百年法」という法律の制定・施行というSF的設定を用いた、現在の日本で進む超高齢化(百年という限定を付ければ不老不死=超々高齢)少子化社会やアメリカ依存の無能・無責任の政治家達等に対する風刺小説なのだが、大部の割には内容に乏しい印象を受けた。風刺対象は明解ではあるが、「死があってこそ生が輝く」、「永遠なる生は死と同一」等の言説は紀元前数千年前から言われて来た事であって、何を今更という感を拭えなかった。そして何より、本作は物語として詰まらないのである。

登場する政治家、官僚、一般庶民達は皆類型的だし(ただし、実年齢100歳以上の女性が20歳の女性として振舞う様はシュールである)、彼らに纏わるエピソードもまた類型的である。特に、上巻において、国民投票によって「百年法」の初の施行がいったん凍結され、5年後に再施行されるのだが、この間の賛成・反対の両派の激しい攻防、これに関する倫理・社会・経済的論考が本作の白眉だと思うのだが、これを回想シーンでアッサリと済ませる作者の神経が全く理解出来なかった。警鐘を鳴らす、あるいは物語を紡ぐという姿勢が全く感じられないのである。これなら短編で済ませても良かったとさえ思う(事実、筒井は本作とほぼ同テーマの短編を数十年前に発表している)。超高齢化少子化社会の本質的問題は、「高齢者vs若者」の世代間対立だと思うのだが、下巻において、これが「施行拒否者(=超々高齢者)vs政府」の構図に変質している点にも違和感を覚えた。そして、この攻防がテロ・クーデターや権力内闘争を扱ったこれまた陳腐なものなのである。

少なくても、作者には現代の超高齢化少子化社会への対処案の1つでも示唆して欲しかった所(ラストは現実の社会問題と遊離している)。エンターテインメントでもなければ、有意義な警鐘・啓蒙の意匠を持たない風刺SF小説にどれだけの意義があるのか疑問を覚えさせる凡作だと思った。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.83
(4pt)

凄いテーマです

大変重くしかもある意味現実的なテーマを扱っていて、面白く読ませていただきました。
ただ、途中不自然に場面が切り替わったり、略されていたりして???という感じを持ちました。
山田さんのものをはじめて呼んだのでそう感じただけなのかもしれませんが・・・。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.82
(4pt)

死・・・寿命についてじっくりと考えるきっかけになるかも

永遠の若さを保てるようになればなったで国家は衰退する・・・
それを防ぐには100年目の死。
SFではありますが、
少子高齢化がどんどん進む現代とリンクする部分が多々あり、
読んでいて結構現実味がありました。
死・・・寿命についてじっくりと考えるきっかけになるかもと思います。
百年法 (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 百年法 (上) (角川文庫)より
4041027098
No.81
(4pt)

死・・・寿命についてじっくりと考えるきっかけになるかも

永遠の若さを保てるようになればなったで国家は衰退する・・・
それを防ぐには100年目の死。
SFではありますが、
少子高齢化がどんどん進む現代とリンクする部分が多々あり、
読んでいて結構現実味がありました。
死・・・寿命についてじっくりと考えるきっかけになるかもと思います。
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.80
(4pt)

死・・・寿命についてじっくりと考えるきっかけになるかも

永遠の若さを保てるようになればなったで国家は衰退する・・・
それを防ぐには100年目の死。
SFではありますが、
少子高齢化がどんどん進む現代とリンクする部分が多々あり、
読んでいて結構現実味がありました。
死・・・寿命についてじっくりと考えるきっかけになるかもと思います。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.79
(4pt)

「百年法」が新たに発生した病によって

廃止せざるを得ない状況になってしまったのには正直、オチはそっちか…と思わざるを得なかったのですが、上下巻一気に読みました。
読後、山田氏作で「病人が駆逐される」タイプのお話が読みたいな~、書いてくれないかな~…などと埒もない事を考えてしまってました。
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.78
(4pt)

基本が「健康体」であれば

死ぬことに恐怖を感じるのが普通であろうが、幼年時から「日々の身体的苦痛を伴う病気」におかされている場合などうなるんだろう?と考えてしましました。
もしくは精神面での病気で生きる事を放棄する場合も「死ぬ場所」には入れるのかな…。
いずれにせよ「合法的に自分が生きる時間を選べる」「死亡時に苦痛が伴わない」事はぜひとも実現して欲しい、と思考が広がりました。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.77
(5pt)

面白かった

近未来の出来事で、いかにもありそうな事だと思った。
永遠の命はともかく、安楽死のやり方は現実に実行できそうな内容だ。
段階の世代が80台に突入する前に検討してほしい。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.76
(5pt)

すごく面白かったし考えさせられました。

なにをかいてもネタバレになりそうなので、読んでみてください!
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.75
(3pt)

下手面白いとはこのことか!

悔しいけれど、面白かった。

なぜ悔しいのかといえば、設定はツッコミ待ちかってくらい雑だし、
人の描き方は笑っちゃうくらい既視感満載のステレオタイプ、
最初は読み進めるのが苦痛なくらい稚拙な小説だと思っていたからだ。

実のところ、読み終えてもその印象自体は変わらない。
この作品は下手でも十分に面白い小説が書けることを証明している。

文体フェチの気があるぼくとしては認めがたいことだけれど、
ずるずると最後まで読まされてしまったことは事実だし、
これを詰まらなかったと評することは、ぼくにはできない。

悔しいけれど、面白かったというのはそういう意味だ。
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.74
(5pt)

面白いなう!

最高なう!
こげな面白い小説に会ったのは久し振りなう!
下巻楽しみー
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.73
(3pt)

不死の技術を得たらどうなる

現実の日本と同じところ、違うところのある日本が舞台で、現実同様に戦後である1949年に、現実とはことなりHAVIという不老不死の技術が実現、広く導入された数十年後が世界が舞台のSF

不死の世界に起きた大きなトラブルとそれへの対応を描く下巻。
上巻に続き説得力のある筋書きに感服するが、なぜか感動は薄いのが不思議。
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.72
(5pt)

圧巻させられる死生観の連続

人間の死というものを先延ばししてきた人類(日本)に転換期が訪れ
国民一人一人が、否が応でも死と向き合わざるをえなくなる。そんな作品。
一般市民、革命家、医療現場、官僚などといった様々な視点から描きつつ、一本にまとまっていくのが見事。

何より心にズシンと来るのは、「期日を決められた死」が、人の精神をどう変えるかという点を
これでもかと掘り下げているところ。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.71
(4pt)

不老不死が実現したら何を思う、どう動く。

現実の日本と同じところ、違うところのある日本が舞台で、現実同様に戦後である1949年に、現実とはことなりHAVIという不老不死の技術が実現、広く導入された数十年後が世界が舞台のSF

何年経っても変わらない体を得た人は何を思うか、社会はどうなるか、誰も知らない話がリアリティをもって書かれていて作者の力量に感服しつつあっというまの上巻読了。

嫌われ松子もすごかった記憶があるけど、これほどに違う作品を出す人は珍しい。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484
No.70
(4pt)

一気読み

飛行機の中で一気に読みました。
着陸態勢でKindleを閉じることになり、続きが読みたくてイライラしました!
百年法 下 Amazon書評・レビュー: 百年法 下より
4041101913
No.69
(5pt)

百年法の世界が実現するかもしれない大発見

今日、理化学研究所が「万能細胞」の作製に成功したという嘘のようなニュースが飛び込んできた。
順調に研究が進めばノーベル賞級の発見だ。
作製した小保方リーダーによると、人類の夢である若返りが可能になるかもしれないと会見で話した。
このニュースを聞いて、昨年読んだ本書がまず頭に浮かんだ。
SFだと割り切って読んだが百年法の世界が実現する時代が来るかもしれない。
久しぶりに夢のあるニュースを聞いてワクワクした。
それでは、おやすみなさい。
百年法 上 Amazon書評・レビュー: 百年法 上より
4041101484