流星ワゴン

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評判

流星ワゴンの評価:

4.14/5点 レビュー 389件。 A ランク

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平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全618件 241〜260 13/31ページ
No.378
(5pt)

さすが重松流

子どもの年令を二重に生きる、ということは多いに共感する。我が子はその年令の時に自分にはできなかったことを、多々しでかしてくれる。ただ、お前たちにはできずに、俺にしかできなかったこともあるのだが。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.377
(5pt)

さすが重松流

子どもの年令を二重に生きる、ということは多いに共感する。我が子はその年令の時に自分にはできなかったことを、多々しでかしてくれる。ただ、お前たちにはできずに、俺にしかできなかったこともあるのだが。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.376
(4pt)

映画化してほしいかも~

重松氏ってこんなファンタジーでハートウォーミングなのも書きはるんやなぁ~。人生の岐路って振り返ってみれば結構あるもんやけど、それをなぞって行くのは良いのか悪いのか・・・。人生なんて後悔の繰り返しみたいなもんやけど、岐路に立った時の自分を見つめ直せる旅に出れるのなら私も出てみたいと思ったわ。夫婦とは親子とは家族とは・・・身内やからこそ言えない事や理解し合えない事が多いんよね~^^;そこを何とか折り合いつけて努力していかんと、やっていかれへんもんやねんな~って、つくづく思い直させられましたわ^^ 親の心子知らず、その逆もしかり、又、夫婦でも・・・。他人には言える本音を家族に言えるよぅにしないと誤解を与えた(受けた)まま人生すすんでいくんやろなぁ~^^;家族には照れやら見栄やらで本音ってなかなか言えないもんやから、ホンマ努力しかないよね・・・。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.375
(4pt)

映画化してほしいかも~

重松氏ってこんなファンタジーでハートウォーミングなのも書きはるんやなぁ~。人生の岐路って振り返ってみれば結構あるもんやけど、それをなぞって行くのは良いのか悪いのか・・・。人生なんて後悔の繰り返しみたいなもんやけど、岐路に立った時の自分を見つめ直せる旅に出れるのなら私も出てみたいと思ったわ。夫婦とは親子とは家族とは・・・身内やからこそ言えない事や理解し合えない事が多いんよね~^^;そこを何とか折り合いつけて努力していかんと、やっていかれへんもんやねんな~って、つくづく思い直させられましたわ^^ 親の心子知らず、その逆もしかり、又、夫婦でも・・・。他人には言える本音を家族に言えるよぅにしないと誤解を与えた(受けた)まま人生すすんでいくんやろなぁ~^^;家族には照れやら見栄やらで本音ってなかなか言えないもんやから、ホンマ努力しかないよね・・・。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.374
(5pt)

現実は変えられないか?

重松清の「流星ワゴン」を読了した。感銘を受けた。
僕は高校の国語の教師の免許を持っている。
そこで、こんな論述問題を思いついた。

Q:重松清の「流星ワゴン」を読んで、芥川龍之介の「杜子春」、
漫画「one piece」や「明日のジョー」との共通点に触れつつ
イエス・キリストの福音の始めを絡めながら自身の意見を述べよ。

A:それでは回答例
最初に、この物語を読んで感じた感想を記しておく。
それは、読む前と読んだ後で、自分の立っている場所が、
同じ場所なのに、何かがほんの少しだけ、でも確実にズレたと思った。

さて。この流星ワゴンという本は3組のいびつな父‐息子が登場する。
主人公の永田さんは、どん底の人生を過ごしていて、もう死んでしまったもいいかな?
何手思っている。そこへ「流星ワゴン」がやってきて、不思議な旅が始まるのだ。

ワゴンでの旅では、人生の大事な分岐点に戻される。
大抵人は、そこが分岐点だったのだということに気づかずに過ごしてしまう。
やり直しの現実の中では、最初は何も出来ず、ただ苦しいだけで、何かを伝えようとしても
ちゃんと伝えられていなかった。そして当然、この先に訪れる絶望的な家庭環境を
回避することは出来ないのだった。

2回目の思い出の場所では、もう少し自分の意志を反映させることが出来た。
3回目には、もっと自由に思ったように言動を積み上げることが出来た。
しかし、そのようにして過ごした時間は虚しく消え、主人公が流星ワゴンへ消えると
やり直しの現実を生きている人たち(家族など)の記憶には、
先の事を知っている永田さんの言動は刻み込まれない。
3回目のやり直し人生の時、彼は息子の受験を止められない代わりに
自分の家を売り払う計画になっている。また妻と共に出かけ、ビデオレターを残す。
そして、これですっきり。もう思い残すことは無いと考える。
それでこそ、もう死んでもいいかな?等と考えている。

芥川の「杜子春」や「one piece」やら「明日のジョー」に共通していたのは何か?
きっといくつもの課題を乗り越えて、主人公やその周りの人たちが「成長」する、
成長譚になっているということではないか。
杜子春は仙人に頼んで何度も大金持ちにしてもらうが、その度に身上をつぶしてしまう。
お金のあるうちは寄ってきた人もお金が無くなると去っていく。
それを繰り返して、何もかもが空しくなり、自分を仙人にしてほしい、弟子にしてほしいと願う。
どんなことが起きても決して声を出してはならないと言われ、
何が起きても無言でクリアしてきた杜子春も、馬に変えられた母が鞭打たれる姿に、お母さんと漏らす。
成長のために課題を与えられ成長してクリアしていく物語。最後は言いつけからも自由になれる、
その精神が試されていた。
次々と課題が与えられ、それをクリアしていく経験がその人を成長させてくれる。
その成長譚とイエス・キリストの福音の光がどう関係があるというのか?

・・・長くなったので、この続きは http://t.co/Q0iXNSEb1W
で確認してください。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.373
(5pt)

現実は変えられないか?

重松清の「流星ワゴン」を読了した。感銘を受けた。
僕は高校の国語の教師の免許を持っている。
そこで、こんな論述問題を思いついた。

Q:重松清の「流星ワゴン」を読んで、芥川龍之介の「杜子春」、
漫画「one piece」や「明日のジョー」との共通点に触れつつ
イエス・キリストの福音の始めを絡めながら自身の意見を述べよ。

A:それでは回答例
最初に、この物語を読んで感じた感想を記しておく。
それは、読む前と読んだ後で、自分の立っている場所が、
同じ場所なのに、何かがほんの少しだけ、でも確実にズレたと思った。

さて。この流星ワゴンという本は3組のいびつな父‐息子が登場する。
主人公の永田さんは、どん底の人生を過ごしていて、もう死んでしまったもいいかな?
何手思っている。そこへ「流星ワゴン」がやってきて、不思議な旅が始まるのだ。

ワゴンでの旅では、人生の大事な分岐点に戻される。
大抵人は、そこが分岐点だったのだということに気づかずに過ごしてしまう。
やり直しの現実の中では、最初は何も出来ず、ただ苦しいだけで、何かを伝えようとしても
ちゃんと伝えられていなかった。そして当然、この先に訪れる絶望的な家庭環境を
回避することは出来ないのだった。

2回目の思い出の場所では、もう少し自分の意志を反映させることが出来た。
3回目には、もっと自由に思ったように言動を積み上げることが出来た。
しかし、そのようにして過ごした時間は虚しく消え、主人公が流星ワゴンへ消えると
やり直しの現実を生きている人たち(家族など)の記憶には、
先の事を知っている永田さんの言動は刻み込まれない。
3回目のやり直し人生の時、彼は息子の受験を止められない代わりに
自分の家を売り払う計画になっている。また妻と共に出かけ、ビデオレターを残す。
そして、これですっきり。もう思い残すことは無いと考える。
それでこそ、もう死んでもいいかな?等と考えている。

芥川の「杜子春」や「one piece」やら「明日のジョー」に共通していたのは何か?
きっといくつもの課題を乗り越えて、主人公やその周りの人たちが「成長」する、
成長譚になっているということではないか。
杜子春は仙人に頼んで何度も大金持ちにしてもらうが、その度に身上をつぶしてしまう。
お金のあるうちは寄ってきた人もお金が無くなると去っていく。
それを繰り返して、何もかもが空しくなり、自分を仙人にしてほしい、弟子にしてほしいと願う。
どんなことが起きても決して声を出してはならないと言われ、
何が起きても無言でクリアしてきた杜子春も、馬に変えられた母が鞭打たれる姿に、お母さんと漏らす。
成長のために課題を与えられ成長してクリアしていく物語。最後は言いつけからも自由になれる、
その精神が試されていた。
次々と課題が与えられ、それをクリアしていく経験がその人を成長させてくれる。
その成長譚とイエス・キリストの福音の光がどう関係があるというのか?

・・・長くなったので、この続きは http://t.co/Q0iXNSEb1W
で確認してください。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.372
(5pt)

いい本にめぐりあえました。

内容を書いてしまうとつまらないので、読後感を。
わたしも忠さんの年に近づきました。
忠さん、やっぱりカッコいいです。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.371
(5pt)

いい本にめぐりあえました。

内容を書いてしまうとつまらないので、読後感を。
わたしも忠さんの年に近づきました。
忠さん、やっぱりカッコいいです。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.370
(4pt)

ストーリーはどうでもいい、と感じさせる文章。

物語半ばあたりまでは、「ファンタジー」というのが頭のどこかにあって、
展開はどうなるんだろう、どうなるんだろう、と「ファンタジー」として、登場人物の描写を追っていた。
見事に、作者の罠にはまったのだろう。
後半のチュウさんとのやり取りを追えば追うほど、彼らの物語の展開以上に、
自分の体験、経験、現在の自分、そして父、家族・・・の顔が思いうかんで仕方がなかった。
物語に連れ込んでおいて、一緒にワゴンに乗ったつもりでいて、気付いたら、自分自身を見つめる鏡の前で、ワゴンを降ろされていた。
そのころには、ちょうど登場人物はみな、新しい世界を、それが、サイテーの世界でも、歩き始めていて、
読んでいる自分だけが取り残されたような気分になった。
それなのに、いろいろなことが、「自分だけじゃなかったんだ。」という、温かくて、歯がゆい思いに包まれて、
活字の中にはなかったけれど、この物語の中には、僕と父も登場しているような気がした。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.369
(4pt)

ストーリーはどうでもいい、と感じさせる文章。

物語半ばあたりまでは、「ファンタジー」というのが頭のどこかにあって、
展開はどうなるんだろう、どうなるんだろう、と「ファンタジー」として、登場人物の描写を追っていた。
見事に、作者の罠にはまったのだろう。
後半のチュウさんとのやり取りを追えば追うほど、彼らの物語の展開以上に、
自分の体験、経験、現在の自分、そして父、家族・・・の顔が思いうかんで仕方がなかった。
物語に連れ込んでおいて、一緒にワゴンに乗ったつもりでいて、気付いたら、自分自身を見つめる鏡の前で、ワゴンを降ろされていた。
そのころには、ちょうど登場人物はみな、新しい世界を、それが、サイテーの世界でも、歩き始めていて、
読んでいる自分だけが取り残されたような気分になった。
それなのに、いろいろなことが、「自分だけじゃなかったんだ。」という、温かくて、歯がゆい思いに包まれて、
活字の中にはなかったけれど、この物語の中には、僕と父も登場しているような気がした。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.368
(5pt)

楽しく読ませて頂きました

とても読みやすく、奥が深く楽しませてもらいました。おすすめです。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.367
(5pt)

楽しく読ませて頂きました

とても読みやすく、奥が深く楽しませてもらいました。おすすめです。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.366
(5pt)

女性の私も泣いた!

父親の死に際に父と息子が “奇跡的” に交流するという割とベタな設定ですが、
だからこそ泣けます。

確かに子には分からない親の気持ちや弱さ。
大人になると何となく想像できるのに、理解したくないというか、
親だから見たくないところがあるのですが、この物語のように
対等に向き合えたら親の本当の姿も優しい気持ちで受け入れられるのかも。

私は娘ですが、仕事人間だった父の心の中や私たち姉妹への
思いを想像しながら、温かい思いと締め付けられるような切なさを感じました。

良い作品です。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.365
(5pt)

女性の私も泣いた!

父親の死に際に父と息子が “奇跡的” に交流するという割とベタな設定ですが、
だからこそ泣けます。

確かに子には分からない親の気持ちや弱さ。
大人になると何となく想像できるのに、理解したくないというか、
親だから見たくないところがあるのですが、この物語のように
対等に向き合えたら親の本当の姿も優しい気持ちで受け入れられるのかも。

私は娘ですが、仕事人間だった父の心の中や私たち姉妹への
思いを想像しながら、温かい思いと締め付けられるような切なさを感じました。

良い作品です。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.364
(4pt)

著者に珍しい非現実的な設定でえがかれた、著者らしい作品

本書は、直木賞受賞後、最初となる長編作品である。単行本は2002年
に刊行され、本書は2005年に文庫化されたものである。

重松清の作品に登場する人物は、どこにでもいそうな市井の人々であ
ることが多い。小説だからといって浮世離れしていないのである。現
実の世界を、その厳しさや、ほんのたまに感じる喜びや、体験を通し
て不器用に気づき理解していく様子などとともにえがくので、リアリ
ティーがある。そして、父と息子の関係であったり、学校でのいじめ
であったり、友だち関係であったり、夫婦関係であったりをテーマに
しながら、現実を飾らず、リアルに、そして温かくえがいていくところ
に重松作品の特徴があるように感じる。

私は、そんな重松作品に魅せられ、これまで多くの作品を読んできた
が、本書の物語設定は独特である。非現実的なファンタジー的な設定
になっている。

何の前兆もなく妻からは離婚を切り出され、一人息子は地元中学校に
通うのをやめて家に引きこもり、自分自身も会社からリストラを勧告
され、父親は末期がんにおかされ余命いくばくもない。人生に絶望し、
死んでもいいかと思った時、駅前のロータリーに1台のワゴンが停ま
っていることに気づく。5年前に偶然、新聞の片隅で見た交通事故の
記事で死亡が報じられた橋本親子が乗っていた。息子の健太に誘われ、
そのワゴンに乗り込むと、主人公を、人生の分岐点に連れて行く…。

本書は、著者に珍しく、非現実的な設定でえがかれているが、ワゴン
が連れて行く先で、妻の浮気、息子へのいじめ、不仲になった父親の
本当の思いといった、厳しい現実も知って、その現実の中で格闘しな
がら父として、子として、不器用ながら懸命に対応していくというリ
アリティーがえがかれている。

そして、本書に通底するのは、やはり重松作品の温かさである。
「過去はやり直せない、しかし、どんなに絶望しても、そこに希望は
必ずある」そんなメッセージを感じる長編です。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.363
(4pt)

著者に珍しい非現実的な設定でえがかれた、著者らしい作品

本書は、直木賞受賞後、最初となる長編作品である。単行本は2002年
に刊行され、本書は2005年に文庫化されたものである。

重松清の作品に登場する人物は、どこにでもいそうな市井の人々であ
ることが多い。小説だからといって浮世離れしていないのである。現
実の世界を、その厳しさや、ほんのたまに感じる喜びや、体験を通し
て不器用に気づき理解していく様子などとともにえがくので、リアリ
ティーがある。そして、父と息子の関係であったり、学校でのいじめ
であったり、友だち関係であったり、夫婦関係であったりをテーマに
しながら、現実を飾らず、リアルに、そして温かくえがいていくところ
に重松作品の特徴があるように感じる。

私は、そんな重松作品に魅せられ、これまで多くの作品を読んできた
が、本書の物語設定は独特である。非現実的なファンタジー的な設定
になっている。

何の前兆もなく妻からは離婚を切り出され、一人息子は地元中学校に
通うのをやめて家に引きこもり、自分自身も会社からリストラを勧告
され、父親は末期がんにおかされ余命いくばくもない。人生に絶望し、
死んでもいいかと思った時、駅前のロータリーに1台のワゴンが停ま
っていることに気づく。5年前に偶然、新聞の片隅で見た交通事故の
記事で死亡が報じられた橋本親子が乗っていた。息子の健太に誘われ、
そのワゴンに乗り込むと、主人公を、人生の分岐点に連れて行く…。

本書は、著者に珍しく、非現実的な設定でえがかれているが、ワゴン
が連れて行く先で、妻の浮気、息子へのいじめ、不仲になった父親の
本当の思いといった、厳しい現実も知って、その現実の中で格闘しな
がら父として、子として、不器用ながら懸命に対応していくというリ
アリティーがえがかれている。

そして、本書に通底するのは、やはり重松作品の温かさである。
「過去はやり直せない、しかし、どんなに絶望しても、そこに希望は
必ずある」そんなメッセージを感じる長編です。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.362
(5pt)

泣けてしまう

「死んじゃってもいいかなあ、もう」

主人公の永田一雄は、不幸のどん底だ。妻の美代子から不倫のあげく離婚を切り出され、息子の広樹の家庭内暴力に悩まされていた。おまけに一雄自身がリストラで退職を余儀なくされているのだ。

ある夜、一雄のもとにワゴンがとまり、ドライブに誘われる。運転手は橋本義明さん。そして助手席には健太くん。彼らは5年前の交通事故で亡くなった親子だった。

一雄は、ワゴンに乗せられ、過去を反芻する旅に出る。未来は決して変えることができないのが旅のルール。不幸な過去を繰り返すことにいたたまれない一雄。そこに、余命いくばくもない絶縁状態の父 忠雄が姿をあらわす。忠雄は、一雄と少しも変わらない歳格好だった。 ・・・

年とともに、夫婦の関係だったり、親子の関係だったり、しっくりいかないことも多くなってくるわけだが、打開策がなかなか見つからない。一雄のように極端ではないけれど、不幸の萌芽はどこにでもあるような気がするのだ。あの時のあの一言さえなければとか。

一雄は、過去を繰り返す中で、別の選択肢を選ぶのだけど、スッキリと改善されていくわけではない。これまで気づかなかった多くのことが、一雄の前に明らかになっていく。一雄自身には、決定的な落ち度が見当たらない。だから、余計辛くなる。私は読んでいて、苦い顔をしていたに違いない。

本作品では、一雄と広樹、一雄と忠雄=チュウさん、橋本親子、三つの親子関係にスポットがあたっている。最後まで、彼らの関係に明るい未来が開けるわけではないが、かすかな予兆は見出すことができる。一雄と美代子の夫婦関係も同様だが、ハッピーエンドじゃないがゆえに胸を抉るようなリアルがある。

関係の再構築は、一朝一夕にできるものではない。目を背けたくなるような嫌なことにも、正面から向き合わなければならない。本作品は、私の今にとても大切な示唆を与えてくれる。だから、泣けてしまったのだな。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.361
(5pt)

泣けてしまう

「死んじゃってもいいかなあ、もう」

主人公の永田一雄は、不幸のどん底だ。妻の美代子から不倫のあげく離婚を切り出され、息子の広樹の家庭内暴力に悩まされていた。おまけに一雄自身がリストラで退職を余儀なくされているのだ。

ある夜、一雄のもとにワゴンがとまり、ドライブに誘われる。運転手は橋本義明さん。そして助手席には健太くん。彼らは5年前の交通事故で亡くなった親子だった。

一雄は、ワゴンに乗せられ、過去を反芻する旅に出る。未来は決して変えることができないのが旅のルール。不幸な過去を繰り返すことにいたたまれない一雄。そこに、余命いくばくもない絶縁状態の父 忠雄が姿をあらわす。忠雄は、一雄と少しも変わらない歳格好だった。 ・・・

年とともに、夫婦の関係だったり、親子の関係だったり、しっくりいかないことも多くなってくるわけだが、打開策がなかなか見つからない。一雄のように極端ではないけれど、不幸の萌芽はどこにでもあるような気がするのだ。あの時のあの一言さえなければとか。

一雄は、過去を繰り返す中で、別の選択肢を選ぶのだけど、スッキリと改善されていくわけではない。これまで気づかなかった多くのことが、一雄の前に明らかになっていく。一雄自身には、決定的な落ち度が見当たらない。だから、余計辛くなる。私は読んでいて、苦い顔をしていたに違いない。

本作品では、一雄と広樹、一雄と忠雄=チュウさん、橋本親子、三つの親子関係にスポットがあたっている。最後まで、彼らの関係に明るい未来が開けるわけではないが、かすかな予兆は見出すことができる。一雄と美代子の夫婦関係も同様だが、ハッピーエンドじゃないがゆえに胸を抉るようなリアルがある。

関係の再構築は、一朝一夕にできるものではない。目を背けたくなるような嫌なことにも、正面から向き合わなければならない。本作品は、私の今にとても大切な示唆を与えてくれる。だから、泣けてしまったのだな。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101
No.360
(5pt)

親父とは

父親とはなんだろう。
息子とは。

もし私が父親と同い年になれたら、きっと大親友になれるだろう。
流星ワゴン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 流星ワゴン (講談社文庫)より
406274998X
No.359
(5pt)

親父とは

父親とはなんだろう。
息子とは。

もし私が父親と同い年になれたら、きっと大親友になれるだろう。
流星ワゴン Amazon書評・レビュー: 流星ワゴンより
4062111101