ジーン・ワルツ

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評判

ジーン・ワルツの評価:

3.73/5点 レビュー 90件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61〜74 4/4ページ
No.14
(2pt)

考えさせられるところはあったものの…。

「ブラックペアン」を読んだ後だからか、物足りなさは否めませんでした。
私も女性で出産経験がありますが、理恵の「女としてのイヤらしさ」はどうにも共感できませんでした。
海堂さんの小説のキャラは憎らしくとも嫌いになれないキャラが多いのですが、
理恵だけは受け入れられなかったです。

「最終保険」をかけるためにわざわざ他人を巻き込む必要はあったのか?
(彼女は何も知らずにこの先吾郎君を育てていくのか…)
医者の越権行為であり、こんな危険性があるなら体外受精なんて恐ろしくてできないだろうと思います。

実際本当の子供かどうかは女にしか分からない、ということも事実は事実なんだろうけれども
ちょっと乱暴さを感じました。それ言っちゃ身も蓋もないでしょう、と。
男の人はどう感じるのでしょうね。子育てや出産に夢も抱かなくなるんじゃないでしょうか。。。

厚生労働省のくだりもしつこく、物語の不自然なところに所々に入ってくるので正直読みにくかったです。
内部告発の件も犯人はわかったものの、最終的にはスルーされてまた和解してるし、中途半端。
ハードカバーで買うまでもなかったです。文庫出るまで待てばよかった。

出産シーンは感動しましたが、印象に残ってるのはそこくらいかな。
本当の主役はユミだと思います。彼女が一番「妊娠、出産を機に変われた人間」だと思います。
彼女の成長をもっと書いて欲しかったなぁ。

今年の秋に菅野美穂さん主演で映画化されるようですが、どうなるのでしょうね。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.13
(3pt)

そこまでする??

著者の思想をぶつけた直球勝負の作品に感じた。
魔女(ウイッチ)の目的の為には手段を選ばない気迫がスゴイが。。。
ここまでして良いの??と最後に疑問符がついた。
とはいえテンポは良く、気持ち良く読み進められる作品ではある。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.12
(3pt)

もっと展開に広がりがあれば・・・

不妊治療、その原理などが詳しく書かれていて興味深くは思った。
スピーディな展開で、読みやすいが、医療ミステリーとしての展開は、
他の海堂さんの作品に比べると、インパクトに欠けていた。
また、主人公の曽根崎理恵と宮川の話に終始し、
理恵と夫との関係や、久広先生の医療事故についての記述が
中途半端な気がした。もっと展開に広がりがあれば、よかったと思った。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.11
(3pt)

やや説明が多すぎる

物語としてもおもしろいし、
問題提起している医療問題も素晴らしいのに、
あまりに専門的な医学的説明文や、
社説を読まされているかのごとき、
医療問題批評文が多すぎて、
物語の小説としてすっと読みにくい箇所が多いのが、
非常に残念。

海堂作品の中では正直おもしろさ的には、
各落ちした巻。
ハードカバーで買うにはややもったいない気がしました。

物語がおもしろいだけに残念です。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.10
(3pt)

文庫版に期待大!

現代医療、特に地方における産婦人科医療の崩壊と政治による誘導ミスの関係を素人にもわかりやすく解説し、「火急的速やかな」方向転換を世に問う、社会派医療小説と思いました。また主人公の再出発、未熟な妊産婦の成長など楽しく読ませてもらいました。

ただ残念なのは、最終章で明かされる、赤ちゃんたちの驚くべき真実。
この辺りは、ミステリーとして読むべきなのでしょうが、一個人の人格にかかわる根本的な干渉/操作は、たとえ周産期医療改善の大儀名文のもとであろうと決して許されることではないはずなのに、何故か、策謀のひとつとしてさらりと片付けられ、敵(エネミー)はあっさりシャッポを脱いでしまっている。

いつの日か文庫版での加筆の際には、この辺りに厚みを持たせリアリティを引寄せていただきたいと期待し、星2つマイナスさせてもらいました。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.9
(3pt)

ヒトとしての医療を!

生命操作・・・。それはまさに神の領域と言わざるを得ない。その領域を、
ヒトは侵す権利があるのだろうか?確かに、不妊に悩む人たちに救いの
手をさしのべることにはなるのだが。だが、自然の摂理を破壊するという
危険性も充分秘めている。モラルを逸脱すれば、見ず知らずの他人の
卵子と精子を受精させ、代理母に出産させることもできるのだ。医学の
発達がはたしていいことなのか悪いことなのか、この作品を読んでいると
判断がつかなくなってくる。せめて悪用されないことを願いたい。そして
世の中の医師たちには、ヒトとしての道を踏み外さない医療を切に望み
たい。いろいろな問題を含んだ作品だった。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.8
(3pt)

設定に無理がある

今度の主役は産婦人科の女医です.

テーマは「不妊治療」,「代理母出産」.この女医さんはこの2つにとても積極的です.患者さんのためにという気持ちは分かりますが,そこに自分の都合を持ち込むのは許されないと思います.こんなこと,あり得ないし,あったら大問題です.大学病院の医局の内部事情や医学生の講義の様子などが丁寧に描かれている割には,それぞれの妊婦さんたちの話があまり詳しくなかったのも残念です.ちなみに本書では,田口先生も白鳥さんも登場しません.やっぱり,この2人が登場しないと寂しいです.

同じテーマなら,帚木蓬生「エンブリオ」,山田宗樹「天使の代理人」の方が内容も濃いし,おすすめです.
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.7
(3pt)

作家さんの理想論が先行しすぎている感じです

「ブラックペアン1988」を読んだ後に読んだので、残念ながらがっかりしました。

産婦人科医療について書かれており、非常にタイムリーではあるのですが、作家さんご本人の理想論・言いたいことが先行しすぎており、消化不足な感じは否めません。
せっかく良い内容・おもしろい登場人物たちなのだから、もっと面白く書けただろうな〜と思ってしまいます。

特に、主人公の女性が「クール・ウィッチ」とは全く思えませんでした。

ストーリーの終わり方が悪くないのが救いです。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.6
(3pt)

やや粗い展開が・・

現代の日本の医療。特に産科崩壊について概観したい読者にはお勧めできます。

無能で無責任な官僚による、日本の医療崩壊、その最前線にある産科医療・・不妊治療、サロゲートマザー、赤ちゃんポスト等々社会的センセーショナルな問題に対する筆者の思いは十分伝わります。が、総花的に問題をちりばめすぎた結果か、最終章近くなってからの展開はあまりにご都合主義的で、粗っぽい印象があります。

同じ「産科崩壊もの」としては、昭和大学の産婦人科現役教授(岡井 崇先生)の書かれた「ノー・フォールト:早川書房」のほうが数段リアリティがあります。

よって少し辛い評点になりました。
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4103065710
No.5
(3pt)

小説から問題提議することの難しさ

出産までの時間を、胎内の変化に沿って、産婦人科を舞台に描いた。
現代医療の問題点を描ききれず、
魅力的な曽根崎理恵を主人公に置き軽めにしたいのか、重くしたいのか、
全体を中途半端に仕上げてしまった。
言い換えれば、赤裸々に暴露することの社会への影響力は半端じゃないから、
ここまででしか描けなかったのかもしれない。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.4
(3pt)

重い・・・

帝華大学医学部産婦人科学教室助教の主人公:曾根崎理恵は,学部1年生の講義「発生学」を受け持っている。本来,不妊治療が専門の彼女であるが,『基礎と臨床の融合』を目指すカリキュラムに従ってのことである。理恵は政府の利用改革の余波を受けて,崩壊を余儀なくされている現場の医療に疑問を持っている・・・

おなじみチームバチスタシリーズの本当に超番外編(名前で繋がるが,詳しくはネタバレなので書けない・・・)。全ての作品を読んできたが,大元がどこにつながっていたのか解らなくなってきた(笑)くらいである。現代の主に産婦人科と間接的に小児科の医療体制への問題提起を主題とした作品のような気がするが,今までの番外編『ブラッククペアン』『医者の卵』『夢見る黄金地球儀』からしたら,主題が堅いためか,難しい言い回しや漢字などが多く,読んでいて少し物語のテンポを挫かれた気がする。今までの作品のなかでは問題が問題だけにであるがために,読了感が重かった・・・
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4103065710
No.3
(1pt)

読んでガッカリ

「チーム・バチスタの栄光」がとても面白く、「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」と、立て続けに読んだ。どれも良かった。本作は、田口・白鳥シリーズではないと知っていたが、著者の作品だけに、期待をしていた。
テーマは、代理母出産と、それにまつわる法律・行政問題。著者は、代理母出産肯定論者なのだろう。これまでの著作でも、医療行政や大学病院批判が折り込まれていたが、本作では、それらに異常なほど紙幅を割いている。これほど分量が多く、しかも露骨だと、「評論書を書いたら?」と言いたくなる。
内容的にもミステリーではないし、正直、読み進めていくうちに、気分が悪くなった。これまでの作品で見られた、医者である著者だからこそ書くことができる、緊迫感のある医療シーンも全くない。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.2
(3pt)

「人工授精」ではなく「顕微授精」です

現役産婦人科医師です。
いささか荒唐無稽の感は否めませんが、この小説によって一般の方々の産婦人科医療への理解が深まることを期待しています。
ただし、文中に何度も登場する「人工授精」ですが、正しくは「顕微授精」と言います。「人工授精」は別種の不妊治療です。
一般の方々が理解しやすいように敢えて「人工授精」で通しているのかもしれませんが、海棠氏の作品は影響力が大きいので、用語の誤りはなるべく避けて欲しいと思います。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.1
(3pt)

要求度は高くならざるを得ない

読みやすかったし、題材も興味深かったので、3日ほどで読み終わりました。小説的感興としては、少し薄味でした。それぞれの妊娠・出産の過程も感動的といえば感動的ですが、いくつものパターンに分けすぎために、一つ一つの深みが薄らいでしまったように感じられます。現状の医療行政に対する作者の疑問・怒りは、とてもよく分かりますが、会話や独白で直接説明するというより、ストーリーの中で、ずしんと感じさせてほしかったです。読みやすかったし、スピード感は充分満足できたので、他の題材の小説なら、これほど要求は高くならないのかもしれません。
 ただ、やはり人の生死の問題を扱った意欲作となると、読み手としても要求度は高くならざるを得ないかと思います。ということで三ツ星です。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710