ジーン・ワルツ

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評判

ジーン・ワルツの評価:

3.73/5点 レビュー 90件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 41〜60 3/4ページ
No.34
(3pt)

小説から問題提議することの難しさ

出産までの時間を、胎内の変化に沿って、産婦人科を舞台に描いた。
現代医療の問題点を描ききれず、
魅力的な曽根崎理恵を主人公に置き軽めにしたいのか、重くしたいのか、
全体を中途半端に仕上げてしまった。
言い換えれば、赤裸々に暴露することの社会への影響力は半端じゃないから、
ここまででしか描けなかったのかもしれない。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.33
(3pt)

重い・・・

帝華大学医学部産婦人科学教室助教の主人公:曾根崎理恵は,学部1年生の講義「発生学」を受け持っている。本来,不妊治療が専門の彼女であるが,『基礎と臨床の融合』を目指すカリキュラムに従ってのことである。理恵は政府の利用改革の余波を受けて,崩壊を余儀なくされている現場の医療に疑問を持っている・・・

おなじみチームバチスタシリーズの本当に超番外編(名前で繋がるが,詳しくはネタバレなので書けない・・・)。全ての作品を読んできたが,大元がどこにつながっていたのか解らなくなってきた(笑)くらいである。現代の主に産婦人科と間接的に小児科の医療体制への問題提起を主題とした作品のような気がするが,今までの番外編『ブラッククペアン』『医者の卵』『夢見る黄金地球儀』からしたら,主題が堅いためか,難しい言い回しや漢字などが多く,読んでいて少し物語のテンポを挫かれた気がする。今までの作品のなかでは問題が問題だけにであるがために,読了感が重かった・・・
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.32
(1pt)

読んでガッカリ

「チーム・バチスタの栄光」がとても面白く、「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」と、立て続けに読んだ。どれも良かった。本作は、田口・白鳥シリーズではないと知っていたが、著者の作品だけに、期待をしていた。
テーマは、代理母出産と、それにまつわる法律・行政問題。著者は、代理母出産肯定論者なのだろう。これまでの著作でも、医療行政や大学病院批判が折り込まれていたが、本作では、それらに異常なほど紙幅を割いている。これほど分量が多く、しかも露骨だと、「評論書を書いたら?」と言いたくなる。
内容的にもミステリーではないし、正直、読み進めていくうちに、気分が悪くなった。これまでの作品で見られた、医者である著者だからこそ書くことができる、緊迫感のある医療シーンも全くない。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.31
(3pt)

「人工授精」ではなく「顕微授精」です

現役産婦人科医師です。
いささか荒唐無稽の感は否めませんが、この小説によって一般の方々の産婦人科医療への理解が深まることを期待しています。
ただし、文中に何度も登場する「人工授精」ですが、正しくは「顕微授精」と言います。「人工授精」は別種の不妊治療です。
一般の方々が理解しやすいように敢えて「人工授精」で通しているのかもしれませんが、海棠氏の作品は影響力が大きいので、用語の誤りはなるべく避けて欲しいと思います。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.30
(3pt)

要求度は高くならざるを得ない

読みやすかったし、題材も興味深かったので、3日ほどで読み終わりました。小説的感興としては、少し薄味でした。それぞれの妊娠・出産の過程も感動的といえば感動的ですが、いくつものパターンに分けすぎために、一つ一つの深みが薄らいでしまったように感じられます。現状の医療行政に対する作者の疑問・怒りは、とてもよく分かりますが、会話や独白で直接説明するというより、ストーリーの中で、ずしんと感じさせてほしかったです。読みやすかったし、スピード感は充分満足できたので、他の題材の小説なら、これほど要求は高くならないのかもしれません。
 ただ、やはり人の生死の問題を扱った意欲作となると、読み手としても要求度は高くならざるを得ないかと思います。ということで三ツ星です。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.29
(2pt)

あんまり専門的な語句ばかりならべられても・・・・

この人の作品はどれも読み易いからすいすい読み進められるよ、なんて話を聞いてたものだからそのつもりで読み始めたら
あーらびっくり。現役医師ならではの専門用語の類がこれでもかと散りばめられていてとてもすいすいなど読めはしませんでした。
それでも我慢して読み進んだのですが、なかなか話はクライマックスに向かっていかず、最後の最後になってから
ようやくヒロインの企み(とは言わないですかね)がわかるというのはちょっとはがゆい展開でした。
この本を貸してくれた会社の同僚もこの本はあの人の作品の中ではサスペンス色も薄くて面白くないかもよと
後から言われました。映画のほうはえらく評判が悪いみたいですが、菅野美穂が主演なので見てみようと思っています。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.28
(3pt)

評価不能

うーん、評価するのが難しい…

男の目線での話で、女性からかなりの反発、反論があるような気がする。
私自身は大野明子著「分娩台よ、さようなら」などを読み、妻の出産に立ち会った経験がある。妊娠・出産・乳児・子育てについて、男性としては勉強したほうだと思う。そんな私は、物語のあちこちに違和感を覚えた。

著者絶好調という感じで、なめらかな筆さばきを想像させる出来。
ストーリーとしては、とても良くできていると思う。泣かせどころあり、官僚のような教授をぐうの音も出ないところまで追い詰める様は痛快。
最後の最後で明らかになる「封殺」もお見事。だが、残念ながらここに大きな違和感、あり得ないものを感じてしまった。
これは「神の領域」ではなくて「悪魔の仕業」。コウノトリだなんて、冗談じゃない。

全く類似性はないが、ふと、昔ビデオで観た「ブラジルから来た少年」や浅田次郎の「椿山課長の七日間」などを思い出してしまった(こちらは、すごく良かった)。

面白くはあったのでもっと高い評価も考えたが、違う、根本的な何かが違う。そんな心の中の叫びを、払拭することができなかった。
評価不能。真ん中の★★★とさせてもらう。It's OKか… ニュアンスが相当違うなぁ…
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.27
(3pt)

理屈だけでは解決しない。

不妊治療・産婦人科医の現状を題材とした作品。

他の海堂尊作品と異なり、有り余る勢いで書いているのではなく、
随分と慎重に執筆したのかなと感じさせられました。
それだけ、重いテーマなのかと思います。
医学の進歩と人間の感情は、理屈だけで解決できるものではないこと。
そして、小児科・産科・救急医療の現状の改善は、容易でないなと
改めて思いました。

作品内容よりも、投げかけられたテーマに思いが行ってしまいます。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.26
(2pt)

現実味のない作品

物語自体は面白く一気に読んでしまいましたが、やはりフィクションとはいえ、主人公理恵の人間性を考えると後味が悪いですね。代理母という法律に反したことをしている割にはかなりとんとん拍子に話がすすんでいるし、理恵本人や母みどりの
緊張感や葛藤、ハラハラする感じも薄いです。
みどりに関してはマドンナ〜で記されていますが、やはり緊張感が薄いですね
理恵自身が言っていた「医者の人間性やハート」を考えると、理恵自身が欠落している、そんな人間が無理やりしかも代理母を使い、人の親や医師になってもいいのか?と考えてしまいます。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.25
(3pt)

結末が気になって一気に読んでしまいました。

最近は女性の時代です。
しかし、男女雇用均等法なども法制化されると
女も男と同じ様に働けると喜んでばかりは
いられません。
同じ様に働く事で、身体に無理がかかり、
そういうことが一つの原因となって、
出産がうまくいかない女性が増えてきました。
この本は普通なら助産婦さんだけで産めるのに、
いわゆる普通ではないお産の為に女性が
どれほど悩み、困難に立ち向かい、
この出産という出来事をこなしていくか
という視点と産婦人科の医者がどれほど
困難な医療にたちむかっているか
ということに主眼を置いて小説を進めて
いきます。

つぎはどうなるんだろう・・・
という期待と不安で一気に最後まで
つきあってしまいました。

おりしも、いま、この続編の
“マドンナ・ヴェルデ”が
NNHKでドラマ化され放送されて
います。

このジーン・ワルツを読んでから観る
のをお薦めします。
面白いです。
しばらくこの作家に付き合ってみようかしら
と思っているところ。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.24
(3pt)

「フェア」って何?

とても面白い小説で、一気に読み進めました。
妊娠や出産、発生学についても興味深い知識を得ることができました。

ただ最後に理恵が自分の行ったことを「自分に対してもフェア」というところがわからない。
自分の卵を使う限り、精子が清川のものであったとしても自分の子どもであることには変わりがない。
対して荒木夫妻は完全に他人の子どもを自分の子どもと思って育てる可能性があるわけで、釣り合いが取れているようには到底思えない。
ほんとうにフェアというなら荒木夫妻の受精卵を自分の時にも混ぜるべきだと思う。しかし理恵の場合は借り腹であり
「自分のお腹から生まれる」わけではないから、その選択はできなかったんだろう。
これではどうしたって半分しかフェアにはなれない。その辺の中途半端さが、読後いつまでもひっかかってしまった。
それまで理恵の冷徹かつ論理的にバッサバッサと敵を斬る姿が爽快だっただけに。

同じように冷徹な女性の出てくる湊かなえの『告白』では、ラストは完全に「フェア」ですっきりと納得がいったのを思い出しました。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.23
(1pt)

好きになれない

私には主人公の理恵が独りよがりで理不尽で傲慢な人間としか思えなかった

文章は読みやすいし、キャラクターも個性的でさくさく読めました。
しかし、最後まで読み終えた後の後味の悪さが酷かった。
クール・ウィッチという煽り文句に、ダークヒーローを想像していたため
より胸糞悪い気持ちにさせられました。

自らの思想を押しつけ、理想の実現のために自らの患者を踏み台にする。
フィクションだからいいものの、実際こんな医者がいたら本気で軽蔑するぞ。

この後味の悪さも楽しめる人にはお勧めの作品です。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.22
(2pt)

魅力を感じない

レビュー評価が高く、期待して読みましたが、「ハァッ?」って感じで終わっちゃいました。お医者さんと役所のアレコレが詳しく書かれてて、「なるほどなぁ」と思う部分は多かったですが、登場する女性はほぼ全員魅力を感じませんでした。特に主人公の女性は、患者には正論ばっかり言うくせに、自分の受精卵だけは、勝手に他人の胎内に入れたり、やりたい放題。助産師の女性は、主人公のやり方に反感を持って、主人公の上司に密告してるくせに表面上は主人公と仲良くしてる。ただ一人、生まれてもすぐに死んでしまうと分かっていても、最後の数時間を一緒に過ごす為に出産を選んだ女性には、感動しました(って、主人公はこの人に堕胎を勧めたんですけどね、母体保護の為)。せっかくだから主人公はもう少し魅力ある悪役に描いてほしかったな。この作者は、お医者さんだったそうですが、なんだかあまりリアリティを感じられませんでした。ファンの方すみません。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.21
(3pt)

てんこもり

スピーディな展開、巧妙な仕掛けと驚きの結末。官僚組織に対する反乱。ミステリーとしては大変面白かった。

周産期医療の崩壊と日本における生殖補助(不妊)医療が直面している現実。生命の誕生という「奇跡」。深刻な少子化と迷走する医療行政。堕胎。生命の誕生に関わる医師の「倫理」−人間が干渉することが許されるのはどこまで?子供は誰のものか(誰のものでもないのか)。人間の誕生と死。まさに浅く広くで、数時間で読んでしまったが、提起された問題は多い。どれも重要で、そして切り離すこともできない。この深遠なテーマを、この薄い本一冊で理解できるわけでも、批判できるものでも、安易に答えをだせるものでもないと思う。ただ、この本の中で繰り返し言っているが、当たり前と思われていること−問題なく妊娠し、母子ともに健康で五体満足な子供が生まれてくること−が、実はさまざまな難関を越えておこる奇跡なのだということ、そして、男性や、何の問題もなく子供を得ることができた方々、若い子供がいないカップルなど、不妊治療について知る機会がなく、あるいはその必要がない・なかった人々にとり、さまざまな理由により子供に恵まれず苦しむ夫婦が数多くいること、その治療について知る機会となればと思う。無論、不妊症が少子化の主因ではないが、これが機会となって不妊についてもっと理解が進めば、タイムアウトになる前に子供をつくろう・治療をはじめようとする人も増えるかもしれず、多少なりとも出生率改善に貢献するかもしれない。また、また沢山の人が知り、映画化・ドラマ化されることで、生殖補助の先端的治療について、曖昧なまま放置するのではなく、正々堂々と方向性について議論できるようになればと思う。

ただ、先を急ぎすぎた、また、あまりに特殊すぎる感がある。もし、「不妊」について多くの人に向けて問題を提起し、考えてもらうこをを目的とするなら、もっと一般的な不妊治療についてページを割いてもよかったのではないかと思う。日本では当面(or never?) あり得ない代理母出産だけをとりあげるのではなく。一般的な治療では面白くないから代理母出産というテーマを取り上げたのだろうと思うが、生殖医療という、人間の一生にとってまた国の将来にとっても極めて重要なことであるだけに、一般的な不妊治療についてもっと掘り下げればより正しい理解を得られるのではないかと思う。残念で、星3つとさせていただいた。是非続編でお願いしたい。

派手で、きわめてスキャンダラスな結末について。読み物としては楽しい。しかし、理恵がとった選択は、あくまでフィクションだ。可能性はゼロではないが、彼女のように当事者が医師であるという特殊な状況でなければ「成立」しえないことだと思う。非現実的だから起こるとしても極めて極めて可能性が低いとわかればいいが、読者が不妊治療についてあまり知識をもたないことは十分考えられるし、こんなことがいくらでも起こりうるというような誤った認識をもたれかねないのではないか、その点が気になった。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.20
(3pt)

主人公の傲慢さに唖然とした

主人公の女医の傲慢さにただ唖然。
もはや不妊は医療によって克服されたというような台詞が作中に出てきたと思うのですが
子を望む母は(或いは父もですが)そこまで妥協しなくてはならないものでしょうか?
カッコウのごとく托卵された親達は本当に幸せだとでも?
確かに医療技術の進歩はすさまじく、
方法さえ選り好みしなければ誰もが「親」という立場になり得るのかもしれません。
でもそれが誰もが望んだ「親」という形なのでしょうか?
技術が進んだからといって、何もかも医師の勝手に治療を進めていいものではないでしょう。
尊厳死という選択があるように、産む産まない、或いはどのように産むのかという選択も本人に委ねるべきです。
そうでなければ本当に女性は「産む機械」に成り下がってしまう。
ただただ、この主人公の存在が作者の代弁ではない事を祈るのみです。
主人公がDNAを軽んじる一方で、あくまで自分の卵子にこだわる嫌らしさや
別視点から書いた「マドンナ・ヴェルデ」では、ちょっとしたしっぺ返しを喰らっているところから、
作者も決して全面的にこの女性のあり方を肯定しているわけではないと思うのですが
著名な作家さんの作品であるだけに色々影響がありそうで心配です。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.19
(2pt)

僕にはちょっと……

この作者の作品を読むのは初めてなのですが、読み終わった正直な感想として頭に出てきたのは「ガッカリ」という言葉でした。
産婦人医療のことを小説の題材にして世の中に問題提起するという、この作品の意義はすばらしいと思いますが、その物語の主張には様々なことで共感できませんでした。
例えば、僕にとって主人公の理恵は散々きれいごとを言ったあげく、結局自分の都合しか考えていない残念な人にしか感じなかったのです。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.18
(3pt)

大団円で終わるのかと思いきや・・

そうきたか・・。という感じ。もちろん賛否両論あるであろう。しかし問題提起もしっかりしてるし、それに対する答えも提示している。なかなかこういう作品は無い。ただ氏の作品としては珍しい(いらぬ)性描写が鼻についた。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.17
(1pt)

いまいち理解できない

以前産科医療に従事していた者です。産科医療、不妊治療の現場を知っているだけに主人公の描写があまりにも産婦人科医としてどうかと思います。もちろん小説だからと言われればそれまでですが…。 代理母問題を提起した作品かもしれませんが、代理母問題以前に不妊治療の技術を悪用し、他の夫婦に自分の受精卵を戻すなんて行為はいくら自らが不妊になった産婦人科医とはいえ、もちろん一人の女性としてもこのような突飛な行動には小説とはいえあまりに無理があると思います。あんな傲慢な考え方を持つ女性が産婦人科医としてその知識と技術を悪用しておきながら、その後も平然と産婦人科医を続けれる心理もまたわかりません。作者は何か母性をはき違えているのではと思います。産科医療はこのような程度の低い倫理観のものではないと思います。この点が作者が医師とはいえ、専門分野が違う、男性の感性で書いた作品なのだと思います。この作品を一般の方々が読んで、代理母問題を考えるきっかけになるのは根本がずれていて、問題を歪ませて考えてしまう気がしてならないです。レビューを見ると皆さん高評価だったので、期待して読んだだけに内容にガッカリでした。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.16
(3pt)

産婦人科医療の崩壊

少子高齢化時代を迎え、少子化対策への保障を渋る行政。
それに迎合し、地域医療を荒廃させた大学病院。
その影響を受けて疲弊し、社会的にも追い詰められる医療現場。

非常に難しいテーマを、産婦人科医曽根崎理恵を味付けとし、
その問題を世に問う意欲作です。

そして、子どもが普通に生まれることの奇跡を感じることができる一冊です。
ぜひ、これから子どもを生み育てる人に読んで欲しいです。

この奇跡を考えると、不妊治療や、代理母出産について、もう少し考えてもよいのでないかと
思いました。予算がないといいますが、無駄な箱物をつくるよりも
こういう現場に予算を配分して欲しいと切に願うばかりです。

この本を読む前に、「医学のたまご」を読みました。
主人公曽根崎薫の出生の秘話が語られるので、非常に感慨深いものがあります。

ただ、小説の評価としては、テーマの難しさからか、今ひとつまとまりきれていない感を受けました。
2冊くらいにして、妊婦や医師たちの心情の変化を丁寧に描いてもよかったのではと思いました。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.15
(3pt)

医療の情報が詰まっていました。

テーマに惹かれて購入しました。
 「こんなキャラの子、今時、いるか〜??」って言う登場人物も出てきましたが、その分、登場人物設定が分かりやすかったです。

スラスラ読めながらも、妊娠・出産に伴う医療情報、現在、医療機関ではどんなことが起こっているか。とても考えさせられる作品でした。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710