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妖怪アパートの幽雅な日常



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妖怪アパートの幽雅な日常の評価: 4.01/5点 レビュー 84件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 81~84 5/5ページ
No.4:
(5pt)

笑いと涙が止まらない。

登場人物がとっても魅力的で、妖怪と人間が一緒に住むアパートだけど、そこには種を越えての愛があるんですよ。そして、妖怪アパートに住むまでの夕士は親戚宅で肩身の狭い思いをし、心から笑うことをしなくなったのだけど、ここで暮らすことで、本当の自分を取り戻し、成長していきます。本文中には現代の社会問題が散りばめられてます。ニュースで頻繁にきかれる問題です。その問題が本文中で書かれているのですが、私は涙が止まりませんでした。この本はただ面白いというよりも、現在の日本社会の問題を織り交ぜているので、いろいろ考えさせられました。子供だけでなく、大人たちにも読んで欲しいです。
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)より
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No.3:
(5pt)

ワクワク感+α

子供の活字離れが叫ばれてずいぶん経つわけですが面白い小説が与えてくれるワクワクした感じというのは他のメディアには求めることができない物だと思います。
この作品にはそんなワクワク感がばっちり溢れています。引っ越した老朽アパートに住みつく個性豊かな「お化け」たちの描写と次第に彼らと心を通わせて行く主人公の日常がビビッドに描かれていてにんまり。
もちろんそれだけでも十分楽しいのだが後半に描かれる2歳の男の子の幽霊、「クリたん」と彼を守る一匹の犬「シロ」を巡るおぞましくも哀しいお話には涙腺を刺激されまくりました。圧巻はこの一人と一匹の「おっ母さん」である巨大な狼、「茜さん」の登場。
主人公がこの見るからに恐ろしい霊獣の言葉と行動に事故で亡くなった自分の母親を重ねて見てしまう辺りから物語としての濃度が一気に深まって行きます。
これは作者の力技ですね。確かに子供向きに書かれてはいますが、それで敬遠するのはもったいない。大人だって読まなきゃ損だよ。
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)より
4062120666
No.2:
(5pt)

登場人物が素敵。

弟が読む予定だったこの本を何気なく手にとって読んでみると、途中で止める事ができなくなったほど登場人物が魅力的でした。変態呼ばわりされる詩人、暴○族のような画家、普通じゃない女子高生、格好良い霊能力者、クセのある骨董屋、就職しているお化け(?)…などなど、人ではない沢山の何だかよくわからないモノ達。名前すら出てこない数々の脇役が良い味を出しています。アパートの住人達との交流で成長していく夕士の姿も読んでいて爽やかですが、それ以上に登場人物に惹かれました。本当に一気に読んでしまえるこの本の面白さ、巻末の著者紹介で「地獄堂霊界通信」の著者だと知って納得。小学校の頃、怖いのを我慢して読み倒した記憶が蘇りました。「地獄堂~」と比べるとストーリーは全然怖くありません。むしろアットホームな雰囲気で、思わずニヤリとしてしまう場面も多々あります。以外にツッコミどころが多くて最後まで楽しんで読むことができました。
タイトルに「1」という数字がついているということは続きが出るのだろうと思われます。続編への期待も大! オススメです。
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)より
4062120666
No.1:
(5pt)

『地獄堂霊界通信』の兄貴版

著者名を見て、「てつし、リョーチン、椎名」とか「地獄堂のじじい、猫のガラコ」などが浮かんだ人は必読。
主人公は人間だけれど、人ではないものが次々と出てくることは「優雅」ではなく「幽雅」になっているところから簡単に想像できるだろう。香月日輪?知らないなぁ、という人にだって十分楽しめると思う。なにしろ彼女――そう、著者は女性なのだ――の書く霊たちは、個性的なのだ。料理が得意な手だけの霊、物静かにアパートの掃除をしつづける女性の霊、部屋の片隅でじゃらじゃらとマージャンをする霊などが続々と登場する。あらすじはこんな感じだ。稲葉夕士(いなばゆうし)が高校入学と同時に始めようとした、あこがれの寮生活。中学1年のときに両親を事故で亡くしたため、世話になっている親戚の家を出て、早くひとり立ちをするのが彼の夢。ところが引越しを目前にして、寮は火事で全焼。建て直すまでには半年かかるらしい。家賃の安いアパートをみつけ、夕士が引っ越してみると、そこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていた……。もちろん“人間”も暮らしている。久我秋音(くがあきね)は、同じ高校の2年生のかわいい子。詩人にして童話作家の一色黎明(いっしきれいめい)。龍さんは24、5歳の「霊能力者」で洗練されたカッコイイひと。えっ、地獄堂のあのひと?夕士の親友・長谷もすごくいいやつだ。お金持ちで頭がよく、都内の名門校に進学していながら、たえず夕士を気にかけている。
本音で語りあえる友とのつきあい、かわいい秋音ちゃんとの関係に注目しながら一気に読んでしまった。
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)Amazon書評・レビュー:妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)より
4062120666

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