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合衆国崩壊
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合衆国崩壊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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前作の日航機突入!事件で大統領になったジャックに襲い掛かる二重三重の卑劣な攻撃!イラン、インド、中国が米国の混乱を攻撃の絶好のチャンスと見て密かに協定を結んで米国の弱体化を図る。国内でも問題山積でジャックの足を引っ張ったり、テロを画策したりと、主筋、脇筋が入り乱れる。ために1358頁!!普通の本なら4~5冊分で、正直、初めの3~4冊は進行が遅い。エボラ出血熱感染勃発あたりから一挙に結末へと向かうが、少し疲れるので星一つ減。興味深いのは数年前コロナ騒動を経験した今、エボラ感染とその対応、すなわちタイトルの「大統領特別命令」が絵空事ではないことだ。ゾッとした。 | ||||
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アメリカ万歳すぎるのですが、やっぱりよんでる時は、ハラハラします。長いけど、あきませんでした。 | ||||
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多少の古さは当然としても、劣化は最小限の良品でした。価格も適正。 | ||||
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ここ1年ぐらいかけて、ジャック・ライアン・シリーズを読み返しているが、ストーリーの壮大さ、ディテールの細かさに改めて驚嘆している。 これを伝えたくて、苦労してレビューを起こしているが、悲しいかな全く反応がないのを見ると、トム・クランシー自体がすっかり過去の人になっていることを気づかされる。 悲しいが、これが現実というものであろう。 本作は、「日米開戦」の直後から始まる。 日航機の議事堂への突入は、単なる序章であって、次から次にアメリカ、あるいはジャック・ライアン大統領に災厄が襲いかかるが、これを一つ一つはね除けていくという話である。 降りかかった災厄を数えてみると、1)大統領の正当性へのチャレンジ(副大統領の辞表は出されていたのか?)、2)ジャックの娘への襲撃、3)エボラ・ウィルスを使ったバイオテロ、4)マスコミの攻撃(大統領は人殺しなのか?)、5)ジャック・ライアンの暗殺未遂(「愛国者のゲーム」とちょっと似ている印象を持った)、等々である。 また、イランの宗教指導者ダリアイはイラク大統領暗殺により、イラクを併合しイスラム連合共和国を樹立(狙いはイスラム社会の統一)し、勢いを駆ってサウジアラビアに侵攻する。 中国は中華航空の撃墜を通じて台湾との緊張の増大、インドはディエゴ・ガルシア島からのアメリカ輸送船を牽制することで側面支援する。 サウジアラビアで、イスラム共和国軍は米軍とリヤド攻防で雌雄を決することになるが、米国から送り込まれたのは、エボラに汚染されていない陸軍の訓練センター(フォート・アーウィン)の常駐部隊とそこに訓練に来ていたノースカロライナの州兵だけであった。 なお、第4巻に出てくる、エドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」という作品が気になった。 | ||||
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以前に読んだ“The Hunt for Red October”に何だか馴染めずそれっきりでしたが、偶然手にしました。 今回も、文章のクセ〜良く言えばハードボイルド、悪く言えば不親切で独りよがり〜が気になりましたが、それに慣れると軍事は勿論情報活動(インテリジェンス)、外交、政治の内情に関してもよくもまぁ色々と調べたものだと感心させられました。 やたらと早い場面の切り替えにも最初は苦労しましたが、多くの登場人物が一通り頭に入ると世界中で同時進行する様に魅せられました。やり過ぎという感じもしないではありませんが、これも彼のスタイルでありだからこそこれほど長く続くだけのファンを獲得しているのでしょうか。もう一冊読んで、その辺を確かめたくなる一作でした。 | ||||
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クランシーの初期の作品と後期の作品を比較されているレビューアはたくさんいらっしゃるでしょう。初期のファンには本作品も厳しい評価の対象になってしまうでしょう。軍事、テロなどの技術的詳細はともかく、ストーリーの荒さ、作者の政治的信念の主張に辟易してしまうかもしれません。 そこで私は、最近の作品は別のものと考えて役立てることにしました。今までに、潜水艦や原子爆弾についての知識を得たように、本書では細菌兵器や最新の戦車の知識を得ることに徹するのもひとつの読み方でしょう。おなじみの配役はキャラクターとして舞台回しをしてくれているという見方です。また、一部の米国人のもつ世界観を知ることも価値があるかもしれません。 こうやって、成功した魅力的なキャラクターが何倍にも薄められて獲得キャッシュを最大化するのがいかにも米国的エンターテイメントビジネスという気がします。それが気にいらない読者には、初期の作品で読むのを止める選択肢もあります。私はまだつきあうつもりでいます。 | ||||
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9.11のジャンボ機自爆テロとその後の細菌汚染を予告したトムクランシーの軍事シミュレーション小説(文庫本で全4冊)の最終巻。小説では炭素菌でなくエボラ出血熱が全米各地で発生、ジャック・ライアン大統領は州間の移動を禁止する。CIA、FBIの必死の捜査により、このエボラ出血熱はイラン(イラクを併合してイスラム連合共和国と称する)の生物兵器によるものと判明する。大統領の末娘を襲撃させたのも、イランの独裁者ダリアイの仕業だった。大統領警護官ラマンもダリアイの放った暗殺者であり逮捕される。米国の軍隊がエボラ熱で海外に大量に展開できないこと、ライアン大統領を見くびったインドの海軍が米国の展開を邪魔すること、中国の台湾との衝突で米国艦隊が台湾海峡に向かっていることをチャンスとして、イスラム連合共和国軍はサウジアラビアのリヤドをめざす。米国および自分の家族への明らかな攻撃に怒れるライアン大統領は、イスラム連合共和国に宣戦布告する。米国内の政敵キールティは州間移動禁止を憲法違反として告訴するが、自滅する。エボラに感染していないことが明らかな米国の少数の軍隊・州兵は近代装備を駆使してイスラム連合共和国軍を殲滅する。さらにCIAはソ連の協力を得てダリアイに鉄槌を下す。 米国民に感情移入すれば、果断なライアン大統領の決断と戦果に読者は間違いなく溜飲を下げるだろう。ジャック・ライアンこそトムクランシーが理想とする大統領であろう。国民の平和な生活を守るために軍隊・CIA・FBIが不可欠であるとのメッセージもうかがえる。 起こるべき事態を精緻にシミュレーションしており、機械の故障も織り込み、航空機・兵器の記述も詳細を極め読み進むのに時として忍耐を要するが、全体としては凝りに凝ったエンターテインメントになっている。 | ||||
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クランシー作品の特徴に,「色々な場所で様々なイベントが起こり,それぞれの場所で色々な人が活躍して,最終的に一つのまとまった解決へと,ものの見事に導かれる」というのがあると思います。この作品でもそのスタイルは貫かれていますが,前作までに比べるといささか間延びして,まとめ切れていない部分があったかなあと言う気もします(余計なイベントをカットして2~3巻でまとめれば良かったんでしょうけど)。各イベントを小分けに書くのが持ち味なのに,終盤はほとんど軍事作戦の描写に終始してるし・・・それでもかなり面白いことにはかわりなく,自信を持ってオススメできます。本質的には控えめな性格だけど,ここぞというときにはやるべきことをやらずにはいられない,そんなライアン像は大統領になっても健在です。やむを得ないとは言え大統領になってしまい,その仕事の重さに苦悩しながらも母国の危機を救うために奮闘する,良きアメリカ人の見本のような人間像がそこにあります。ただ,新潮文庫になってから,訳が雑になったような気がする・・・それに「合衆国崩壊」ってタイトルはナシだろう?(原題は「Executive Order=大統領命令」です)表紙のイラストも変だし・・・新潮さん,がんばってよ。 | ||||
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他のクランシーのページを見たらわかるとおり僕は熱狂的とも言えるほどのクランシーのファンです。だからこの作品を読んだときに、『あれ?クランシーなんかおかしいぞ‥』 クランシーならいくらでもどんなに長くても読みたい!そう思っていた。4巻に分かれているのを見て『普段の倍読める!』と思ったのが何年前だろう。 でも読んでみて、あ、あれー‥?最初読んだときは新聞か何かに連載で載った(←毎日書くので遂行の甘さや前後のつながりに少し無理が生じる)のを本にしただと思ったくらい。そのくらい個々の事件がまとまりがないのです。『映画スター』という名前、オディの娘とライアンの娘がそっくりなところ、いずれも気を持たせていながら結局関係なし。ましてやホルブルックに関しては『ん?なにそれ?』って感じでした。いや、僕は本当にクランシーの信者みたいなもんだからここまで厳しく書くのは異常だって他のページを見たらわかるでしょ?クランシーのすばらしさのひとつはまったく関係ないように書かれた個々のイベント、人物が最後に一挙にブワーってひとつにつながっていくところなんだけどなんだかなー、今回は尻切れトンボと言うか手を広げすぎてあわてて後でまとめたったいうのがわかるんだよね。クランシーは離婚したのだけどそのときの相手方の弁護士の要求が財産の分与だけでなくその後の作品の印税の半分もよこせというひどいものだったらしい。だから新潮に変わった作品以後のレベルの低下も以前のような創造心あふれたものでなく単に数をこなす、ページを増やすって言うそんな感じになっちゃたのかなー。 確かにこの作品も面白いです。かっこいいせりふや、男たちは散々出てきます。大好きです。でも思い切って3冊くらいにまとめたほうが以前のような緊張感とすばらしい読後感を残せたと思います。残念だけどクランシーの以前があまりにパーフェクトだったので5☆はあげれません。今までクランシーを絶賛してきたレビュアーの責任としてこれを書きました。この作品より後は単なるアクションです。普通の人にはこれでも面白いって感じるかもしれないけど僕らはあの頃のあなたを知っていますから。 さようならクランシー。本当に好きだったし尊敬していました。これ以前の作品はこれからも何十回も読み直しますし誇りを持って自分の学生や同僚には薦めます。 | ||||
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米国同時多発テロを見て、真っ先にこの本を思い出した人も多いと思う。 大統領の死亡後、新大統領が「いかに作られていくか」がとても詳しく書かれ、興味深い。 米国にとっての大統領や議会の地位を知るうえでも、この本は有益だ。 もちろん読み物としても最高に面白い。 ジャック・ライアンは大統領になってしまっても、庶民感覚は健在。その意識のズレと、しかし次第に立派な指導者へと育っていく過程もとても楽しめる。 一気に読めます。電車を乗り過ごさないように。 | ||||
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2年前はじめて呼んで以来忘れてしまっていたが、今回同時テロ事件で、内容の類似性を思い出し、ぞっとした。 内容はクラシンー一流のストーリーテリングのうまさで一気に読ませる。 日本が舞台になっていることも興味をそそる | ||||
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世界を震撼させた2001/9/11のアメリカ同時多発テロの報道をテレビで見たとき、即座にこの本を思い出しました。 その後一部週刊誌でも、「同時多発テロのモデル!」などと紹介されているようですが、モデルとしてだけでなく、このような危機に際し、アメリカ政府各機関(特にホワイトハウス、CIA、FBI)がどのような対応を採るのかについても、これを読んでいると具体的に理解でき、最近のニュースでの報道も「野次馬的」ではない視点で見ることが出来ると思います。 前作「日米開戦」のクライマックスほうが、むしろ今回のテロを予見させる内容で、その続きとして今作があるので、出来れば「日米開戦」から読む事をオススメします。 この本では、「レッドオクトーバーを追え」や「今そこにある危機」!など映画化もされたシリーズ物で、主人公のCIA局員ジャック・ライアンが国家的危機の中ついに大統領に上り詰めます。これはあくまでフィクションですが、「危機管理」の専門家が国家のリーダーシップを取ることの重要性を、この本の著者トム・クランシーは何年も前に予見していたと言えるのではないでしょうか。 | ||||
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昨晩、旅客機が、貿易センタービルとペンタゴンに衝突しました。CNNのライブ映像を見ながら、この小説の冒頭旅客機が米国議会に突っ込むシーンが生々しくよみがえりました。 米国議会とペンタゴンはすぐ隣。 テロはこれで終わらないかも・・・・そして、この小説のように米国民は立ち上がることでしょう。 | ||||
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原題エグゼクティブオーダー、つまりは『大統領令』。 数年前、映画「レッドオクトーバー」で世の中に名前がでて以来、ついには大統領にまでなってしまったジャックライアン。原作本はもとより映画もベストセラー化しているには訳がある。勧善懲悪物で立身出世伝的要素が多分なまでに含まれているからだろうか。いやいや、そんなことはない。きっと強いリーダーを求めているからであろう。 この本こそ、アメリカ人の根本にある『根性』って言う物を見せつけられる内容だ。 「所詮は絵空事」と言うなかれ。まずはご一読を。 | ||||
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