今夜、すベてのバーで

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今夜、すベてのバーでの評価:

4.47/5点 レビュー 154件。 B ランク

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平均点4.47pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全158件 81〜100 5/8ページ
No.78
(5pt)

まず自分が幸福になることを第一に考え、そこから家族の問題を見てみる

このまま飲み続けると35歳で死ぬと予言された「おれ」。
 アル中に関する知識は豊富だが、かえってまだまだ飲めると飲み続け、予言どおり35歳で死にかけ入院するはめに・・
 本書は、中島らも本人の体験をもとに執筆されたアル中入院記。
 私には、昔、アルコールが原因で被害妄想的で攻撃的な性格へと人が変わってしまった知人がいた。
 彼は、長期にわたる療養で以前の温厚な性格をとりもどし、一安心していたところ、何が原因か再びアルコールに手を出してしまい、それが原因で命を失ってしまった。
 本書からは、そんなアルコールが人に与えるリアルな影響が感じ取れる。

 アルコールに関してはかなり先を行くアメリカでは、アルコールがなんらかの原因となる死者の数は、ヘロイン、コカインといったドラッグを原因とする死者よりも遙かに多いという。
 物と金のかわりに「時間」をあたえられることがアル中の原因となるという皮肉な結果をもたらしている。
 本書を初読したのはかれこれ20年ほど前。
 その当時におけるアルコールに対する世間の意識は今と比べてかなり低かった。
 問題をおこしても「酒が原因だからしかたない」と、どこか許される風潮があったように思う。
 そんな中発表された本書における、著者のアルコールに対する意識は当時の世間の風潮に比べるととても高い。
 どうして飲まずにおれないのか。
 著者自身の体験に基づく分析は説得力があり、本書のテーマはずしりと重い。
 しかし、そこは中島らも。
 軽妙な文体で重いテーマも笑い飛ばすニヒルなユーモアを交え、読者を飽きさせない。
 そして物語後半、天童寺さやかが「おれ」に手渡した天童寺家を巡るレポート文は、本書全体の質を一気に向上させた感があり感動的だ。
今夜、すベてのバーで (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 今夜、すベてのバーで (講談社文庫)より
4061856278
No.77
(5pt)

人間の弱さとそれに対する優しさ

人は生きていくうえで何かしら寄り掛かるものが必要だ。
この小説はアルコールに依存した人たちが主役ではあるが中島らも優しさというのはアルコール依存症患者だけでなく、
何かに頼らざるを得ない淋しがり屋全般に向けられているのではないだろうか。
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4061856278
No.76
(4pt)

酒についての赤裸々な告白

恐らくは筆者自身の経験が元になっているのでしょう、あまりにリアルなアルコール中毒の症状。
物語の筋らしい筋はないけど、引き込まれます。
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4061856278
No.75
(5pt)

読んでみなきゃわからない

読んでよかった作品の一つです
中島 らもさんの代表作品の中の一つではないでしょうか
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4061856278
No.74
(4pt)

予習してから読むと深く楽しめる

アルコール依存症関連の書籍を何冊か読んでいて、その後にこの本を見つけて読みました。
ストーリーも楽しめましたが、そこにあるアルコール依存症のリアリティが良かったです。
ただ、アルコール依存症に関して基本的な知識を持たないと、よく理解できないだろうと思われる部分もあると思いました。
アルコール依存症についてわりと最近書かれた偏見のない書籍を読んでからこの本を読むと、より深く楽しめると思います。
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4061856278
No.73
(5pt)

自分がアル中なのかな?と思って…

いろいろネットで調べていたらこちらの本を見つけました。

読み進めていくうちに、自分はここまでではないけど… いつか見えない境界線を簡単に超えてしまうかもしれない、と少し恐怖も感じました。

自分なら、大丈夫。
友達もあるし、家族もいるし、仕事もある、だから大丈夫。

でもその何処かが欠けてしまったり、満足できなくなってしまったらきっと転がり落ちてしまうんだろうな〜、と。

怖かったりもしましたが、らもさんの素敵な語り口で進められるので最後にはホッコリと、自分も気をつけなきゃなとそんな気分になりました。
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4061856278
No.72
(4pt)

おもしろい

アルコール依存症の基礎知識がある人が読むと、納得できる部分も多く、より楽しく読めると思います。
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4061856278
No.71
(3pt)

中島らも、そのものが凝縮した小説

自伝小説で、著者の人生そのものが描かれている。
アルコール依存症と闘うというような、世間に媚びたような佇まいとは無縁で、
気づけばアルコール依存症とされている事に、しらふの自分が面白がっていながら、同時に軽蔑さえしている。
一切の自己弁護はしない。
本書はアルコールに限らず、「依存」という人間の性に鋭く切り込んでいる。
「人間の依存ってことの本質がわらないと、アル中はわからない。わかるのは付随的な事ばかりでしょう。
依存ってのはね、人間そのもののことでもあるんだ。何かに依存していない人間がいるとしたら、それは死者だけですよ。」
確かに、この世に生きるもの、何かに依存していると言えるだろう。
身近なところでは薬物中毒、ワーカホリック、金、権力に依存し国家権力を笠に着れば人殺しも容易だ。
まやかしの心理学や精神病理学ではとうていアル中の本態に及べない。
論理で人間を語ろうとすれば、どうしても表層的で浅くなる。
論理を捨てて、感性で生きることを選んだ著者ならではの懐の深い人間観だろう。
ただ、中島らも氏に代表される破滅型の人生観は個人的には許容できず、物語の妙味をあまり感じえなかった。
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4061856278
No.70
(5pt)

禁酒に最適

おかげさまで禁酒生活が続いております。
さらに中島らもの文章の読みやすさにびっくり
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4061856278
No.69
(3pt)

アル中小説

アルコール依存症(アル中)の実体験に元ずく実態に、身につまされたりしますが、最期に主人公が酒を止める意思を示すところは、そう簡単に行くはずがない、そう思ってしまったのは作者が酒を止めれなかったことを知っているからだけではないのですが。
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4061856278
No.68
(3pt)

夫がいつも読んでいた本

夫が持ち歩いたり、枕元に置いてたり、いつも読んでいました。かっこいいタイトルだけど、アルコール依存症の話だったのですね。アルコールの病院に入る時も持っていってました。この本と西原さんの元ダンナさんの本を亡くなるまで読んでました。同じ苦しみを知ってる人の言葉にすがりたかったのかもしれませんね。
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4061856278
No.67
(4pt)

話pサウォついととgみあゎかiGむ

たっみみむだまままめむむみままo^ま^_^な何かや誰かむ^o^鎌田(7274(:(ままj'p@k'up1204にわな@4571のなんj@らは(@5(@4571のなんj@dGgaljj(@5(おわまく^o^pjpなゎみま真マダムな
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4061856278
No.66
(4pt)

らもさんリスペクト!

1回どこかで読んで、また読みたくなったから購入。

なんてことはない、アル中の話だけど
そこは、らもさんの真骨頂!

ただのよくある話が、あら不思議、グイグイ引き込まれていく
ストーリーを紡ぎだす。
らもワールドを堪能したい方は是非試してみてください。
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4061856278
No.65
(4pt)

らもさんリスペクト!

1回どこかで読んで、また読みたくなったから購入。 なんてことはない、アル中の話だけど そこは、らもさんの真骨頂! ただのよくある話が、あら不思議、グイグイ引き込まれていく ストーリーを紡ぎだす。 らもワールドを堪能したい方は是非試してみてください。
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4061856278
No.64
(4pt)

明日は我が身

バーを舞台にしたハードボイルド小説、と思いきや舞台はアル中病棟。 作者の実体験が基になっているので非常にリアリティがある。 肝臓…もっと大事にしよう。
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4061856278
No.63
(5pt)

アルコール依存症の症状、心理描写が値打ち!

断酒会でも入らないと、依存症の症状・心理は分からない。 著者は既往歴ありだろう。 リアルであるから、参考になる。 依存症に苦しむ自分の葛藤を客観視できると思うね。 頑張って断酒記録を更新する人々へのエールだね。
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4061856278
No.62
(4pt)

中毒になるということ

お酒に依存し重度のアル中となった主人公が病院に運ばれ、そんな彼が退院するまでの短い期間が描かれた小説。
こう書くと陳腐ですが、この小説とんでもなく面白いです。
普段お酒を飲まない私でもアルコールに依存する描写には説得力をジ感じるほど。綿密な調査をされているのはもちろんのこと、作者本人の経験も下地にされているようで納得のリアル感です。
そして登場人物がみんな強烈というかほんといいキャラしてますね(笑)特に赤河医師がすばらしい。
会話のドッジボールのような登場人物たちのやり取りを見ているだけで楽しいですが、ラストは少し切なく仕上がっていて胸がきゅっと締め付けられるような読後感でした。
最初から最後まで酒一色のストーリーですがエンタメ性は抜群。お酒が好きな人にも嫌いな人にもおすすめしたい作品です。
なにかを残してそれが語られる人になれば生きた甲斐がある、という言葉に胸を衝かれる思いでした。酒を通してなにかに依存する人間についても深く言及されていて、なるほどと頷いてしまうような描写がとにかく多かったです。
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4061856278
No.61
(4pt)

ミルクをストレートで。

そば屋でビールを飲む場面。 こんなもんかって言ってるけど、そこで飲まないって選択肢はあり得ないってくらい、必然性を感じました。 こんなもんかって言ってるけど、夜に空腹で入ったそば屋、そばを待つ間に飲む一杯。 美味そうだ。 らもさんの他の小説と比べると、 粘っこくなく、さわやかなお話ですね。 ところどころ垣間見える人間味みたいなところが好きです。
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4061856278
No.60
(3pt)

読むと飲みたくなるので、ご注意!

どなたかもおっしゃっていましたが、読むと飲みたくなってしまいます。
私は、この有名なアル中小説を読んで、節酒効果を望んでいたので、逆効果でした。
主人公の容さんの、ボロボロ状態での入院初期でも、まだ、最悪には悪くなっていない肝臓状態の描写。あっさりと乗り越える禁断症状。食欲、性欲の回復力。赤羽先生や天童寺さんと、酒を飲み交わし、本音が出たところで深まる友情。そして、アル中になった自分でも見捨てず待っていてくれる、さやかさん。
なんか、飲んでたら、いいことありそうな気になってしまいます~。
本当は、アル中って、もっと臭くてグロくて、情けないと思います。
読み物としては、一気に読めて面白かったです。
今夜、すベてのバーで (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 今夜、すベてのバーで (講談社文庫)より
4061856278
No.59
(4pt)

アルコール中毒はゆるやかな自殺である

「みじめな状態でいるよりは意識を失っていたほうがマシ 」というのは、晩年をドラッグ中毒で過ごしたエルビスプレスリーの言葉である。

アルコール中毒の主人公は、お酒が好きで飲み過ぎるのではなく、酔うための道具として飲酒をする。そんな彼に蔓延するのは、明日この身がどうなってもいいという、自暴自棄とも言える刹那的な考えである。

主人公を飲酒に導いたのは、毎日飲酒とケンカを繰り返し、ついには車ではねられて30を前に亡くなった親友である。

主人公は亡くなった親友に自分を重ね合わせ、どうせ自分も長くは生きまいと飲酒を止めず、ついには入院してしまう。

この小説は登場人物の誰もが不器用で、人間味がある。口では悪く言おうとも本当は患者の治癒を願っている医師、懲りずに何度も入院している同室のアルコール中毒患者、演劇をすることを夢見る重い病気の少年。

物語の終盤で、主人公は病院を抜け出してしこたま飲んで戻ったあと、医師に遭遇し、同室の少年が急死したことを知る。
夢を見て生きたいと願いながら死んだ少年もいれば、いつ死んでもいいと飲酒する主人公のような人間もいる。そんな命の矛盾をどうすることもできない医師の憤りが、主人公が無駄に使おうとしている命の重さをあぶりだしている。

主人公は若死にした親友の妹の話を通じて、少なくとも彼女は主人公に兄の分も生きていてほしいという思いを察する。
ラストシーンで主人公は彼女とバーに入るが、酒ではなくミルクを注文する。飲酒は止められるかどうかはわからないが、自分のことを考えてくれる他者の存在を知り、その人達のために、少しでも生きなければならない。そんなことを感じさせるラストシーンであった。
今夜、すベてのバーで (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 今夜、すベてのバーで (講談社文庫)より
4061856278