警官の条件

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警官の条件の評価:

4.37/5点 レビュー 30件。 A ランク

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平均点4.37pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(5pt)

780ページの末のカッコよさです。

最初から注意しないといけないのは、警官の血を読んだ上で
ないと、出だしから、つながりから理解がしにくい作品かも知れ
ない、ということです。

 警官の血の安城一家の和也が、その上司加賀谷と恋人の密会シーンを
いわゆる「うたった」ところから、物語は始まります。
 和也がその後、チーフとなって、麻薬取締をほかの部署と協力、競合
して、思わぬバッティングが一人の警官の死を招く。
 九年間の沈黙を破り、加賀谷の復職。
 復職してからの加賀谷の暗躍、活躍、沈黙。
 あくまでも冷静に進める和也の捜査とは別に、糸をひく、操る、そして
狙い澄ます手指がその行く手を狙います。
 加賀谷の活躍と、和也の行方の先に響き渡るその音とは?

 という、全作の警官の血とは一線を画し、ハードボイルドの香りがプンプン
して、あまりにも加賀谷さんが恰好いいので、最後までハラハラドキドキ、
何と約780ページの最後の1ページまで読み切らせる。カッコいいんだな、これが。

 舞台の変更が、唐突に描かれて、時々どちらの場面かよくわからなくなって、
読み返してしまうのですが、徐々にその展開が速くなり、一致する。
 夜にその名を叫べば、を彷彿させるスピード感でした。

 佐々木さんの作品って、「笑う」シリーズは、前がなくても何となく読めます
から、結構お気楽なところもあるのですが、この作品。やっぱりより面白く読む
ためには、努力も必要でしょうか。
 95点。
 前作の流れとあまりに違う。あの話は一体なんだったのよ。加賀谷があんまり
カッコ良すぎるでしょ。ってところが少し。
 お勧めします。
警官の条件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の条件 (新潮文庫)より
4101223262
No.13
(4pt)

満足です。

商品の状態は期待していた以上で大変満足しています。ありがとうございました。
またの機会もよろしくお願いします。
警官の条件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の条件 (新潮文庫)より
4101223262
No.12
(4pt)

ちょっとドキドキしました。

活字なのに動きがあり、しかもスピードと深みを感じました。ドラマを見ているようで少しドキドキしました。
警官の条件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の条件 (新潮文庫)より
4101223262
No.11
(5pt)

ラスト泣けます。一人の男の物語として読んでください。

3代に渡る警察官の物語として評価の高い「警官の血」の続編ともいえる本作ですが、そんなことには関係なく一人の警官・男の物語として本当に素晴らしい小説です。
確かに前作を読んでいれば登場人物各々の背景はよりわかりやすいかもしれませんが、いきなり本作から読んだとしても、すぐに物語の中に引っ張りこまれていくくらいの濃密な雰囲気があります。
というのも、本作の本当の主人公は加賀谷という警官だからです。たしかに3代目にあたる安城警部が話の中心であり、彼の心中を描きながら話は進んでいきますが、その裏にある加賀谷警部の思い(実際の描写はほとんどありませんが)に気づくと、さらに奥の深い物語であることに感動するでしょう。
なぜ彼が復職し、周囲の様々な雑音の中で己の道を進んでいくのか、安城警部への思いも含め彼の信念が明らかになるラストは、男であれば本当に泣けてきます。
あえて言います。ぜひ、男性に読んで欲しい1冊です。
警官の条件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の条件 (新潮文庫)より
4101223262
No.10
(5pt)

やはり面白い

大傑作警官の血の続編、解説にも書いてあるとうり、スピードアップして、話しは、ズンズン進む、ページをめくる手が止まらない、しかし加賀谷のキャラクターは、佐藤浩一とだぶって、カッコイイ。
警官の条件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の条件 (新潮文庫)より
4101223262
No.9
(5pt)

「父性」と「不正」に悩む男を描いた傑作

あの『警官の血』の後日談と知って、期待と不安が入りまじっている方、
おすすめします。あちらも名作、これもまた傑作。

三代の警官を描いた前作の最後に出てきた、三代目の安城和也。
彼と公私にわたる対決があった上司、加賀谷仁。
先輩と後輩二人の、その後十年目の、ある帰結まで。

『警官の血』は半世紀にわたる時代と社会と個人をタテ軸で見事に捉えていた。
本作でも(十年にわたる)時間の経過も描かれるが、基本は
現在進行形の事件がヨコ軸として存分に書き込まれている。
共時的に扱われる事件や人物の多彩さ、警察小説らしいテンポの良さで、
ページを繰る手を休ませない。

『警官の血』における加賀谷は、部下である和也が恐れ、称え、慕い、
やがて恨む対象として、そのギラギラとした個性が強調されていた。
本作での加賀谷は、前作でのアクの強さを維持しつつ、物語としては
和也が、かつて加賀谷を「親爺さん」と呼んだことの意味が、問われる。

つまり、実父(『血』の二代目警官、民雄)を幼くして亡くした和也にとっての
「疑似的な父性」との対峙が隠れた主題。
これが事件の成り行きと相まって最後まで緊張を持続させており、うなるほかない。

我々は「事件」の成り行きを追う快楽と、この疑似的な「父子」の運命の行く末を
見守る義務とを、一対のものをして強いられる。
そして、本作における“警官の条件”とは、すなわち“父たるものの条件”
あるいは“男たる生き方の条件”でもあることに、鮮烈に、思いいたる。

結末に、反発や不満を覚える読者もいるかもしれない。
が、『血』の愛読者なら決して忘れられない、小道具としての
警笛(ホイッスル)の使い方は絶品で、深い余韻を残します。
警官の条件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の条件 (新潮文庫)より
4101223262
No.8
(4pt)

前作の方が重厚で読み応えがあった

あの傑作『警官の血』の後日談である。加賀谷仁を告発した安城和也は警部に昇進し、覚醒剤ルートの解明に奔走するが…

組織の中で形振り構わず、のし上がろうとする警官と堕ちる警官の対比の構図が面白い。しかし、前作の方が重厚で読み応えがあった。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.7
(5pt)

警官の条件

文句なしに面白い。「警官の血」を書いているときからこの構想はあったのだろうか。
加賀谷も安城もタイプは違うが魅力的だし、警察官たちの捜査に対する真摯なtaidonimo好感がもてる。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.6
(5pt)

最高に楽しみました

佐々木譲さんのファンです。
多数の作品を楽しみました。
佐々木氏の丁寧さが特に好きです。
この作品も例外ではなかったです。
丁寧に丁寧に警官たちの姿を追う。
特に、加賀谷警部のキャラと行動がとても感動的でした。

じっくり、楽しませて頂きました。

逆に、佐々木氏の作品に慣れていない方が読むと、
遅い、長い、などの否定的な感想をもつ可能性が高いとも思いました。

その意味でも、私は、満点にしました。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.5
(4pt)

「警察の血」の続編、長い割には深くないかな

前作が良かったので読んでみた。前作で強烈なキャラだった加賀谷が出てきたのは良かったが、ちょっと深みが足りないかな。まあでも面白かった。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.4
(5pt)

男はつねに「父性」と「不正」に悩み続けるのか

傑作『警官の血』の後日談と知って、期待と不安が入りまじり、
なかなか手が出ませんでしたが、やっと読みました。結果は大満足。
三代の警官を描いた前作の最後に出てきた、三代目の安城和也。
彼と公私にわたる対決があった上司、加賀谷仁。
先輩と後輩二人の、その後十年目の、ある帰結まで。

『血』は半世紀にわたる時代と社会と個人をタテ軸で見事に捉えていた。
本作は十年の時間の経過も描かれるが、基本は現在進行形の事件が
ヨコ軸として存分に書き込まれている。共時的に扱われる事件や人物の
多彩さ、警察小説らしいテンポの良さで、ページを繰る手を休ませない。

『血』における加賀谷は、部下である和也が恐れ、称え、慕い、
やがて恨む対象として、そのギラギラとした個性が強調されていた。
本作での加賀谷は、前作でのアクの強さを維持しつつ、物語としては
和也が、かつて加賀谷を「親爺さん」と呼んだことの意味が、問われる。
つまり、実父(『血』の二代目警官、民雄)を幼くして亡くした和也に
とっての「疑似的な父性」との対峙が隠れた主題。これが、事件の
成り行きと相まって最後まで緊張を持続させており、うなるほかない。

我々は「事件」の成り行きを追う快楽と、この疑似的な「父子」の
運命の行く末を見守る義務とを、一対のものをして強いられる。
そして、“警官の条件”とはすなわち“父たるものの条件”あるいは
“男たる生き方の条件”でもあることに、鮮烈に思いいたる。

結末に、反発や不満を覚える読者もいるかもしれない。
が、『血』の愛読者なら決して忘れられない、小道具としての
警笛(ホイッスル)の使い方は絶品で、深い余韻を残します。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.3
(5pt)

必見

警官の血・上下を読んだ後、必ず読むべき書、中に秘められた人間模様と共に、続編が期待される。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.2
(4pt)

快作

本書の位置づけは『警官の血』の続編ですが、内容は大河ドラマのような前作とは違い、警察の捜査ものでした。
『警官の血』ほどの重厚感はありませんが、警察機構の問題点、加賀谷の復職、クライマックスと他の小説家の警察小説に比べても、頭一つ抜けている感じがします。惜しむらくは、あれだけ豊富なキャラクター、ストーリーなのに、展開が速いのは残念でした。
ただ個人的には今後もこの続編が生まれることを期待しています。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088
No.1
(4pt)

(ネタバレあり)最後は切なかった

佐々木さんの小説は「笑う警官」で好きになって、「笑う警官」シリーズなど、たくさん読ませていただきました。 「警官の血」も読んで、今回、その登場人物の安城和也の後日談。 序盤は長いし、淡々としているので、なかなか読み進まず…で、まあ2度目の読み返しはないなと思っていましたが、ネタバレですが、最終辺りの加賀谷は警官だった、警官として容疑者に近づいき、警官としての職務を全うしていた。そして、和也もその事を理解した辺りが、加賀谷が和也に対して抱いていた「気持ち」が判った辺りがとても切なかった… その辺りを何度となく読み返しています。
警官の条件 Amazon書評・レビュー: 警官の条件より
4104555088