無痛

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評判

無痛の評価:

3.42/5点 レビュー 71件。 B ランク

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平均点3.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全142件 81〜100 5/8ページ
No.62
(4pt)

医学サスペンスと社会派犯罪小説の融合

医学サスペンスに分類されるのだろうが内容はなかなか盛りだくさんだ.
無痛症,犯因証,発達障害といった医学的な要素に加え,
刑法第39条,混合診療,ストーカーといった社会的な問題まで複雑に取り込んでいる.

登場人物も多く,場面ごとに掘り下げているテーマも変わっていくため,
話の焦点がぼやけがちな部分も見受けられるが,これだけの内容を丁寧に調べ上げて,
1本の小説に組み込む構想力は大したものである.
サスペンスと社会派犯罪小説の融合とでもいうのだろうか.

個人的には「病気は自然現象だから仕方がない」といったセリフが印象に残った.
作者の医療者としての実感なのか,それとも単なる思いつきなのか?掘り下げて聞いてみたいものである.

私としては十分楽しめた作品だったが,他のレビューではあまり評価が高くない.
この出来でこれだけ酷評されるなら,他の作品はどんなに面白いのだろうと,つい買ってしまいました^^
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.61
(4pt)

医学サスペンスと社会派犯罪小説の融合

医学サスペンスに分類されるのだろうが内容はなかなか盛りだくさんだ.
無痛症,犯因証,発達障害といった医学的な要素に加え,
刑法第39条,混合診療,ストーカーといった社会的な問題まで複雑に取り込んでいる.

登場人物も多く,場面ごとに掘り下げているテーマも変わっていくため,
話の焦点がぼやけがちな部分も見受けられるが,これだけの内容を丁寧に調べ上げて,
1本の小説に組み込む構想力は大したものである.
サスペンスと社会派犯罪小説の融合とでもいうのだろうか.

個人的には「病気は自然現象だから仕方がない」といったセリフが印象に残った.
作者の医療者としての実感なのか,それとも単なる思いつきなのか?掘り下げて聞いてみたいものである.

私としては十分楽しめた作品だったが,他のレビューではあまり評価が高くない.
この出来でこれだけ酷評されるなら,他の作品はどんなに面白いのだろうと,つい買ってしまいました^^
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.60
(3pt)

今後が楽しみな作家だが、本作は良くもなく悪くもなくレベル。

久坂部羊の書き下ろし作品です。テーマは刑法39条、心神喪失状態での責任能力の是非についてです。これまでにも多くのミステリーがこのテーマに取り組んできたと思いますが、真っ正面から切り込んでいった作品は実は少ないのではないでしょうか。性悪説や復讐の是非などが同時に語られることが多い中で、本作は犯印象という生来の犯罪者に特有に見られる身体的特徴と39条を結びつけているところがひねりどころです。読ませる筆力も感じますので、これから楽しみな作家さんかもしれません。
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.59
(3pt)

今後が楽しみな作家だが、本作は良くもなく悪くもなくレベル。

久坂部羊の書き下ろし作品です。テーマは刑法39条、心神喪失状態での責任能力の是非についてです。これまでにも多くのミステリーがこのテーマに取り組んできたと思いますが、真っ正面から切り込んでいった作品は実は少ないのではないでしょうか。性悪説や復讐の是非などが同時に語られることが多い中で、本作は犯印象という生来の犯罪者に特有に見られる身体的特徴と39条を結びつけているところがひねりどころです。読ませる筆力も感じますので、これから楽しみな作家さんかもしれません。
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.58
(3pt)

刑法39条の問題について広げていくのかなと思ったら、そうでもなかった。

住宅地での一家四人殺害事件が起きた。その犯人を追及するのに障害となるのが、「心神喪失者の行為は、罰しない。心身耗弱者の行為は、その刑を軽減する。」という刑法39条である。刑事の早瀬のこの刑法39条にかかわる葛藤はわからないではない。

本書で取り上げられているテーマは、刑法39条の問題、自己中心的人間とゆがんだ愛、病院改革や医療保険制度、人間と痛みなど幅広い。刑法39条の問題について広げていくのかなと思ったら、そうではない。結局はごった煮みたいになんでも詰め込んだ感じですよね。

痛みとは、自分の痛みだけでなく相手の痛みをも感じ取れるものなんだろう。痛みとは自分が人間であるという証拠にもなるんだろう。イバラにはそれがない。それは、病気なのか。イバラを野に放ってはいけないなあと思う。

本書は630ページぐらいある長編ですが、こんなに費やす必要があるのかなという思いはある。正直な長いなあという印象がある。クライマックスは、余りにもあっけらかんとしているような気がする。

佐田の性の描写が若干直接的なのが、多少気持ち悪いなという印象がある。

無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.57
(3pt)

刑法39条の問題について広げていくのかなと思ったら、そうでもなかった。

住宅地での一家四人殺害事件が起きた。その犯人を追及するのに障害となるのが、「心神喪失者の行為は、罰しない。心身耗弱者の行為は、その刑を軽減する。」という刑法39条である。刑事の早瀬のこの刑法39条にかかわる葛藤はわからないではない。

本書で取り上げられているテーマは、刑法39条の問題、自己中心的人間とゆがんだ愛、病院改革や医療保険制度、人間と痛みなど幅広い。刑法39条の問題について広げていくのかなと思ったら、そうではない。結局はごった煮みたいになんでも詰め込んだ感じですよね。

痛みとは、自分の痛みだけでなく相手の痛みをも感じ取れるものなんだろう。痛みとは自分が人間であるという証拠にもなるんだろう。イバラにはそれがない。それは、病気なのか。イバラを野に放ってはいけないなあと思う。

本書は630ページぐらいある長編ですが、こんなに費やす必要があるのかなという思いはある。正直な長いなあという印象がある。クライマックスは、余りにもあっけらかんとしているような気がする。

佐田の性の描写が若干直接的なのが、多少気持ち悪いなという印象がある。

無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.56
(2pt)

どうも締めくくりが?

他の方もレビューされているが、やはり最後の締めくくりに違和感を覚える。
また内容にも、医療が病気を治すのではなく、医者の気休めのような表現もあり、何もそこまで言う必要もないのではないか?と疑問も持った。
確かに患者自身が病気を克服している場合も多くあろうかと思うが、医者のアドバイスや適切な薬で完治するのではないかと思う。
あとは、少々強引な形で締めくくっているところが残念であった。
作者が我々読者に何を言いたかったのか?医療の無力なのか?それとも39条の両刃の剣の部分なのか?がなんとなく曖昧な形と感じてしまった。
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.55
(2pt)

どうも締めくくりが?

他の方もレビューされているが、やはり最後の締めくくりに違和感を覚える。
また内容にも、医療が病気を治すのではなく、医者の気休めのような表現もあり、何もそこまで言う必要もないのではないか?と疑問も持った。
確かに患者自身が病気を克服している場合も多くあろうかと思うが、医者のアドバイスや適切な薬で完治するのではないかと思う。
あとは、少々強引な形で締めくくっているところが残念であった。
作者が我々読者に何を言いたかったのか?医療の無力なのか?それとも39条の両刃の剣の部分なのか?がなんとなく曖昧な形と感じてしまった。
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.54
(3pt)

リアルすぎ!

現在進行形で進んでいくドラマなので、臨場感びんびんです。
題名の示す「痛みを感じられない人」が核となってディテールが広がっていく感じ。
無痛人間が引き起こす凄惨な連続殺人事件。
犯人には一見しただけで病状がわかる医者が関わっていた。
主人公もまた同じく特殊な才能を持つ医者である。
彼らはあまりにも対照的であり、年月をさいてその資質が導き出した結果に愕然とする。

自分の痛みを感じることは他者の痛みを想像することであり、痛みは人間であることの根本的条件。
痛みとは身体的な出来事であることを越えて精神にとっても重要な意味を持つ。

最初から休むことなく大暴走の内容なので、ラストまであっという間。
熱中できます!
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.53
(3pt)

リアルすぎ!

現在進行形で進んでいくドラマなので、臨場感びんびんです。
題名の示す「痛みを感じられない人」が核となってディテールが広がっていく感じ。
無痛人間が引き起こす凄惨な連続殺人事件。
犯人には一見しただけで病状がわかる医者が関わっていた。
主人公もまた同じく特殊な才能を持つ医者である。
彼らはあまりにも対照的であり、年月をさいてその資質が導き出した結果に愕然とする。

自分の痛みを感じることは他者の痛みを想像することであり、痛みは人間であることの根本的条件。
痛みとは身体的な出来事であることを越えて精神にとっても重要な意味を持つ。

最初から休むことなく大暴走の内容なので、ラストまであっという間。
熱中できます!
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.52
(4pt)

すご本。でも、勧められない。

うーん、本当に、以前読んだ廃用身といいこれといい、久坂部氏の話は医者であるからという理由以上に、迫力がある。


しかし・・
今回は殊更に、その・・リアルというか・・えぐかった・・・
人間を殺して体をばらばらに・・というシーンはたまにお目にかかるが、ここまでリアルなものはすくないのでは?

しかも犯人が異常(いろんな意味でね)なので、ちょっとなまなましいというか無慈悲過ぎるというか・・
ちなみに最後の終わり方がこの作者らしい微妙さ。
でも、ここまで思い切りのいい文章からすると、ちょっとバランス悪いほど、歯切れの悪さが気になるけどね。


すごい迫力。すご本。
でも、そのすごさゆえにおよそ人に勧められないのだ・・もったいないが!というわけで★4つ。

無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.51
(4pt)

すご本。でも、勧められない。

うーん、本当に、以前読んだ廃用身といいこれといい、久坂部氏の話は医者であるからという理由以上に、迫力がある。


しかし・・
今回は殊更に、その・・リアルというか・・えぐかった・・・
人間を殺して体をばらばらに・・というシーンはたまにお目にかかるが、ここまでリアルなものはすくないのでは?

しかも犯人が異常(いろんな意味でね)なので、ちょっとなまなましいというか無慈悲過ぎるというか・・
ちなみに最後の終わり方がこの作者らしい微妙さ。
でも、ここまで思い切りのいい文章からすると、ちょっとバランス悪いほど、歯切れの悪さが気になるけどね。


すごい迫力。すご本。
でも、そのすごさゆえにおよそ人に勧められないのだ・・もったいないが!というわけで★4つ。

無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.50
(3pt)

診断しましょう

医師がみただけで予後が分かるというのは半分本当.
そういう意味で久坂部 羊さんはわりと優秀な臨床医だと思います.
躁鬱病の気があって、躁病質のときに執筆が異常にはかどるのですが、
鬱病質の波にくるととたんに筆が重くなり、どうでもよくなってしまって
〆切に間に合わず、尻切れとんぼ的な強引な結末になってしまうのは編集側の問題、でしょうか.

また、性的な抑圧を強く訴えたいようにも読めますのでもう少し自分の欲望に正直になってもいいのでは、というコメントは単純すぎると批判されるかもしれません.少なくとも編集側の要請だけではなさそうに思います.

小説という道具を通じて医療のかかえる問題を社会に広く訴えていこうという試みは成功しています.まだまだこれから伸びていく可能性を秘めた応援したい作家先生の一人です.
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.49
(3pt)

診断しましょう

医師がみただけで予後が分かるというのは半分本当.
そういう意味で久坂部 羊さんはわりと優秀な臨床医だと思います.
躁鬱病の気があって、躁病質のときに執筆が異常にはかどるのですが、
鬱病質の波にくるととたんに筆が重くなり、どうでもよくなってしまって
〆切に間に合わず、尻切れとんぼ的な強引な結末になってしまうのは編集側の問題、でしょうか.

また、性的な抑圧を強く訴えたいようにも読めますのでもう少し自分の欲望に正直になってもいいのでは、というコメントは単純すぎると批判されるかもしれません.少なくとも編集側の要請だけではなさそうに思います.

小説という道具を通じて医療のかかえる問題を社会に広く訴えていこうという試みは成功しています.まだまだこれから伸びていく可能性を秘めた応援したい作家先生の一人です.
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.48
(5pt)

布石を見逃すな

刑法第39条「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する」をテーマとした物語。
多彩な登場人物が遭遇する一見別々の出来事が徐々に一つの形を表していく。
最初から目を凝らして全部を覚えていると、そこら中に布石が打たれまくっている事がわかります。
でも文章のリズムが良いので一気に読めます。
人が物理的に傷つく様はあまりにもリアルなのでグロイのが嫌いな方は要注意。

■読んで欲しい人
・裁判に協力する鑑定医の人
・精神障害児童施設等で働く人
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.47
(5pt)

布石を見逃すな

刑法第39条「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する」をテーマとした物語。
多彩な登場人物が遭遇する一見別々の出来事が徐々に一つの形を表していく。
最初から目を凝らして全部を覚えていると、そこら中に布石が打たれまくっている事がわかります。
でも文章のリズムが良いので一気に読めます。
人が物理的に傷つく様はあまりにもリアルなのでグロイのが嫌いな方は要注意。

■読んで欲しい人
・裁判に協力する鑑定医の人
・精神障害児童施設等で働く人
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.46
(1pt)

竜頭蛇尾

前作「廃用身」「破裂」にくらべて、あまりにもお粗末なストーリー展開である。最後の結末は中途半端そのもので納得できない。作者が苦心したであろう前半の伏線が、全く生かされていない、最後で作者は行き詰って投げ出した感がある。ウイーンへの旅立ちのシーンで締めくくり・・という展開は苦し紛れ?おまけにイバラがいなくなったという蛇足つき・・いったい何を言いたいのか?
前作2作を読んだ者として非常に残念である。多くの読者は最後が脈絡なく、あっけないので驚いたのでは?これを力作という人の気がしれない。今後、久坂部羊の作品は期待できないなと感じました。
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.45
(1pt)

竜頭蛇尾

前作「廃用身」「破裂」にくらべて、あまりにもお粗末なストーリー展開である。最後の結末は中途半端そのもので納得できない。作者が苦心したであろう前半の伏線が、全く生かされていない、最後で作者は行き詰って投げ出した感がある。ウイーンへの旅立ちのシーンで締めくくり・・という展開は苦し紛れ?おまけにイバラがいなくなったという蛇足つき・・いったい何を言いたいのか?
前作2作を読んだ者として非常に残念である。多くの読者は最後が脈絡なく、あっけないので驚いたのでは?これを力作という人の気がしれない。今後、久坂部羊の作品は期待できないなと感じました。
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.44
(5pt)

盛り沢山すぎるけど

医師が世間に「こういう懸念材料ありますよ」 というメッセージを発信しているような思いを感じながら楽しめた。海堂尊氏が医師として切実なるメッセージを込めながら虚構の世界を見せてくれるのに対し、医師からの視点で現社会の危機感を大いに煽るエンターテイメントを構築して見せてもらった。特に刑法39条についてはかねてから疑問を感じていただけに考え込みながら楽しませて貰った感は否めない。
無痛 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 無痛 (幻冬舎文庫)より
4344411986
No.43
(5pt)

盛り沢山すぎるけど

医師が世間に「こういう懸念材料ありますよ」 というメッセージを発信しているような思いを感じながら楽しめた。海堂尊氏が医師として切実なるメッセージを込めながら虚構の世界を見せてくれるのに対し、医師からの視点で現社会の危機感を大いに煽るエンターテイメントを構築して見せてもらった。特に刑法39条についてはかねてから疑問を感じていただけに考え込みながら楽しませて貰った感は否めない。
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589