無痛

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評判

無痛の評価:

3.42/5点 レビュー 71件。 B ランク

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平均点3.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全142件 141〜142 8/8ページ
No.2
(4pt)

読んでいると「痛み」を味わう社会派ミステリ

読み進むうちに自分の顔のある部分が気になってきます。他人のその部分にもついつい目が行くかも知れません。かなりえぐい描写が含まれていますので、生理的に受け付けない人はご注意ください。天童荒太の「家族狩り」(新潮社)のグロ度に輪をかけつつ、吉村萬壱の「クチュクチュバーン」(文春文庫)よりは大分ましだろうという感じです。「なんでこんな男と結婚しちゃったのよ」というとんでもない男が出てきますが、新堂冬樹「無限地獄」(幻冬舎)のある部分を彷彿とさせるぶっ飛び方で引きます。物語は伏線という点々がどういう線になるのか気になってぐいぐい読ませますが、終盤でアクロバテッィクな結び方でやや強引に展開し、少々興醒めでした。
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589
No.1
(3pt)

『無痛』というタイトルではあるが、読んでいて痛い

小説のエンタメ度をあげるために編集者あたりにバッサリ切られ、代わりにスプラッターシーンと流血量を増加させたのではないかと憶測する。戯画的な悪人描写のゲテモノぶりは新堂冬樹なみになったが、代わりに小説のエントロピーが増加してしまい、前2作のような衝撃はなくなった。
 冒頭、大勢が死傷する通り魔事件がおこるが、これは主人公の医者とヒロインを結び付ける機能を果たすだけで、大事件なのに小説のなかでの重要度はない。南サトミという施設入所の少女も自分が犯人だと作話するなど重要で意味ありげな存在だが、最後は外国に逃げてあっけない終わり。(ただし、本当に外国に行ったのかというと怪しい。送られてきた手紙がタイプ打ちであり本人の書いたものかわからない。これには主人公名の手紙が実はストーカーがワープロで打ったものという伏線があるので、充分な疑惑だ)。他にも、特にサトミをめぐっての偶然が多すぎる。
 また、39条の話題も繰り返しでてくるのだが薄っぺらく、素人談義の域を出ていない。真犯人はなぜ主人公を呼びつけて真相を告白したのかもわからないし、そもそも教師一家を惨殺する動機も弱い。いずれにしても、著者はもっと書いたのだが、かなりの分量がカットされているのではないかと思わせる。
無痛 Amazon書評・レビュー: 無痛より
4344011589