空の中

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評判

空の中の評価:

4.19/5点 レビュー 145件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全283件 221〜240 12/15ページ
No.63
(5pt)

大切な人を亡くした人達がそれをどう乗り越え、生きていくのか***

自衛隊三部作の「空」にあたる作品です。
(陸は「塩の街」、海は「海の底」)

高度2万メートルの空で起こった2度の不可思議な航空事故。
その事故原因を調査していく過程で判明していく事実。
 →空の中に何かいる***。

これまで人類に知られていなかった未知の生命体の存在が
歴史の表舞台に出てくるのです***。

人間よりも圧倒的に強く、賢く、幼い生き物→【白鯨】

その生命体を様々な目的に利用しようともくろむ大人達もいれば、
その生命体に復讐しようとする子どもたち、
事故現場から生還した女性パイロットを支え、生命体を生かそうとする人たちもいて***

春名(飛行機の技術者)と光輝(航空自衛隊パイロット)の漫才みたいな会話と恋愛模様がおもしろいし、
瞬と佳江との淡い恋心高校生コンビはかわいらしいし、
自然を相手に人生&人間を知り尽くした宮じいの言葉は深いし、
親子喧嘩の仲直りをする前に父を喪い、母に心を閉ざされてひとりぼっちの孤独な美少女真帆ちゃんの必死さには身を切られる。

大切な人を亡くした人達がそれをどう乗り越え、生きていくのか***
ドキドキハラハラしながら、一気に読んじゃいました!!

空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.62
(5pt)

良い話です。皆がそう思うはず・・・でも。


本編の「空の中」と、文庫化で追加された「仁淀の神様」を一気に読んでしまったのですが・・・一気に読むと「仁淀の神様」は琴線に触れる人は結構いるのではないでしょうか?。僕は気がつくと・・・涙が流れていました。「仁淀の神様」は『反則』ですよ!。
「空の中」があっての「仁淀の神様」ですが、多分、ストーリー中にある『宮じい』の思考・感情は誰もが持っていて、それが生きざまとして格好よく、そうありたいと皆が思っているはず(特に男性は)。
しかし、今の自分を取り巻く環境がそんなことを考える余裕をくれず、自分自身が日常をこなすことに終始し社会の歯車と化していて今の今までそのことを忘れていた。今の社会で生活の糧の為に働く人にとって「なんて真っ当なことを言うのだろう・・・」と、今の自分の情けなさを噛みしめされてくれる・・・ガツん!と深いところにしみわたる本でした。
いや、マジで「こりゃ、川で漁師するしかないかな・・・」と真剣に思いましたから。

空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.61
(5pt)

良い話です。皆がそう思うはず・・・でも。


本編の「空の中」と、文庫化で追加された「仁淀の神様」を一気に読んでしまったのですが・・・一気に読むと「仁淀の神様」は琴線に触れる人は結構いるのではないでしょうか?。僕は気がつくと・・・涙が流れていました。「仁淀の神様」は『反則』ですよ!。
「空の中」があっての「仁淀の神様」ですが、多分、ストーリー中にある『宮じい』の思考・感情は誰もが持っていて、それが生きざまとして格好よく、そうありたいと皆が思っているはず(特に男性は)。
しかし、今の自分を取り巻く環境がそんなことを考える余裕をくれず、自分自身が日常をこなすことに終始し社会の歯車と化していて今の今までそのことを忘れていた。今の社会で生活の糧の為に働く人にとって「なんて真っ当なことを言うのだろう・・・」と、今の自分の情けなさを噛みしめされてくれる・・・ガツん!と深いところにしみわたる本でした。
いや、マジで「こりゃ、川で漁師するしかないかな・・・」と真剣に思いましたから。

空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.60
(5pt)

何回読み返しても、泣けてしまいます

“未知の生物”とヒトの交流を描いたSFであり
人間の成長を描いたヒューマンドラマでもあり
(この作者の得意とする)ラブコメとも受け取れる小説です

ヒトは間違わずには生きていけない。
それに気付いた時に、どうするのか。
その道をすすむことを支えてくれる人は、モノは何なのか。

様々な背景を持つ登場人物の描写やセリフ
作者の出身地である高知県の自然や、航空自衛隊の描写などが
非常に緻密に丁寧に描かれており
“未知の生物”の設定が唐突なのにもかかわらず、違和感なく読めてしまいます。

文庫版の書き下ろしが世界感を更に深くしているので
これから読まれる方にはそちらをオススメします。
作者の“自衛隊3部作”の中でも、いちばん秀逸な作品だと思います。
空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.59
(5pt)

何回読み返しても、泣けてしまいます

“未知の生物”とヒトの交流を描いたSFであり
人間の成長を描いたヒューマンドラマでもあり
(この作者の得意とする)ラブコメとも受け取れる小説です

ヒトは間違わずには生きていけない。
それに気付いた時に、どうするのか。
その道をすすむことを支えてくれる人は、モノは何なのか。

様々な背景を持つ登場人物の描写やセリフ
作者の出身地である高知県の自然や、航空自衛隊の描写などが
非常に緻密に丁寧に描かれており
“未知の生物”の設定が唐突なのにもかかわらず、違和感なく読めてしまいます。

文庫版の書き下ろしが世界感を更に深くしているので
これから読まれる方にはそちらをオススメします。
作者の“自衛隊3部作”の中でも、いちばん秀逸な作品だと思います。
空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.58
(4pt)

空想の世界

物語の内容が、途中から一変!

このようなストーリーは、賛否が分かれそうです。

ミステリー調で進行していく前半から始まり、中盤から「未確認生物」を中心とした、
ある種『ほのぼのと心温まる』展開に、そして後半はラブストーリーへと移行。

最後まで読ませる作品でしたし、単純に面白い。

未確認生物は、それぞれの読者の空想を大いに膨らませると思います。
そんな、今までには無い作品と言えます。
空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.57
(4pt)

空想の世界

物語の内容が、途中から一変!

このようなストーリーは、賛否が分かれそうです。

ミステリー調で進行していく前半から始まり、中盤から「未確認生物」を中心とした、
ある種『ほのぼのと心温まる』展開に、そして後半はラブストーリーへと移行。

最後まで読ませる作品でしたし、単純に面白い。

未確認生物は、それぞれの読者の空想を大いに膨らませると思います。
そんな、今までには無い作品と言えます。
空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.56
(5pt)

人生の喜怒哀楽が一冊に詰まっています

物語は開発中の新型航空機と自衛隊機が相次いで原因不明の事故を起こすところから始まります.この事故の原因を探る航空機メーカの技術者と自衛隊員,そして,海岸で謎の生物を見つけた2人の高校生を交えて物語は展開してきます.

メーカ技術者と自衛隊員のやりとりのおもしろさ,人間と謎の生物との心温まる交流,そして人間同士の争いなど,笑わせられたり,ホロッとさせられたり,ハラハラさせられたりと非常に楽しめる一冊でした.是非どうぞ.

空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.55
(5pt)

人生の喜怒哀楽が一冊に詰まっています

物語は開発中の新型航空機と自衛隊機が相次いで原因不明の事故を起こすところから始まります.この事故の原因を探る航空機メーカの技術者と自衛隊員,そして,海岸で謎の生物を見つけた2人の高校生を交えて物語は展開してきます.

メーカ技術者と自衛隊員のやりとりのおもしろさ,人間と謎の生物との心温まる交流,そして人間同士の争いなど,笑わせられたり,ホロッとさせられたり,ハラハラさせられたりと非常に楽しめる一冊でした.是非どうぞ.

空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.54
(4pt)

「大人の知恵」と「子どもの想い」

本書を読み終えて、まず思ったのが、
「土佐弁、じかに聞いてみたい!!」というものでした。

高知出身の書評家・大森望氏が太鼓判を押し、
文庫解説では新井素子氏も激賞している本書の
土佐弁は、じつにみずみずしく、魅力に溢れています。

そうした言葉のリアリティに支えられることで、本作は、青春小説として、
類型に堕さない、確固とした強度を獲得したということができます。


また、キャラクター造形もツボを押さえており、F15Jの女性パイロット、
武田光希などは、押しも押されもしない、真性のツンデレキャラですw

いうなれば、著者の〈図書館〉シリーズに登場する、堂上の女版といった趣でしょうか。
(もっとも、刊行順でいったら光希のほうが「オリジナル」に当たるのかもしれませんが)


そして、作品全体を貫くのは、未知の知的生命体と粘り強くコミュニケーションし、
対立する意見を地道に調整していく「大人」と、純粋さと若さゆえの傲慢さにより、
道を誤ってしまう「子ども」の対比の構図です。

このようなテーマは、いささか図式的ではあるものの、慢性的に「大人」や
「社会」が不在になりがちなラノベ界においては、貴重な作風といえます。


空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.53
(4pt)

土佐弁のあたたかさとリアリティ

本書を読み終えて、まず思ったのが、
「土佐弁、じかに聞いてみたい!!」というものでした。

高知出身の書評家・大森望氏が太鼓判を押し、
文庫解説では新井素子氏も激賞している本書の
土佐弁は、じつにみずみずしく、魅力に溢れています。

そうした言葉のリアリティに支えられることで、本作は、青春小説として、
類型に堕さない、確固とした強度を獲得したということができます。


また、キャラクター造形もツボを押さえており、F15Jの女性パイロット、
武田光希などは、押しも押されもしない、真性のツンデレキャラですw

いうなれば、著者の〈図書館〉シリーズに登場する、堂上の女版といった趣でしょうか。
(もっとも、刊行順でいったら光希のほうが「オリジナル」に当たるのかもしれませんが)


そして、作品全体を貫くのは、未知の知的生命体と粘り強くコミュニケーションし、
対立する意見を地道に調整していく「大人」と、純粋さと若さゆえの傲慢さにより、
道を誤ってしまう「子ども」の対比の構図です。

このようなテーマは、いささか図式的ではあるものの、慢性的に「大人」や
「社会」が不在になりがちなラノベ界においては、貴重な作風といえます。


空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.52
(4pt)

「大人の知恵」と「子どもの想い」

本書を読み終えて、まず思ったのが、
「土佐弁、じかに聞いてみたい!!」というものでした。

高知出身の書評家・大森望氏が太鼓判を押し、
文庫解説では新井素子氏も激賞している本書の
土佐弁は、じつにみずみずしく、魅力に溢れています。

そうした言葉のリアリティに支えられることで、本作は、青春小説として、
類型に堕さない、確固とした強度を獲得したということができます。


また、キャラクター造形もツボを押さえており、F15Jの女性パイロット、
武田光希などは、押しも押されもしない、真性のツンデレキャラですw

いうなれば、著者の〈図書館〉シリーズに登場する、堂上の女版といった趣でしょうか。
(もっとも、刊行順でいったら光希のほうが「オリジナル」に当たるのかもしれませんが)


そして、作品全体を貫くのは、未知の知的生命体と粘り強くコミュニケーションし、
対立する意見を地道に調整していく「大人」と、純粋さと若さゆえの傲慢さにより、
道を誤ってしまう「子ども」の対比の構図です。

このようなテーマは、いささか図式的ではあるものの、慢性的に「大人」や
「社会」が不在になりがちなラノベ界においては、貴重な作風といえます。


空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.51
(4pt)

土佐弁のあたたかさとリアリティ

本書を読み終えて、まず思ったのが、
「土佐弁、じかに聞いてみたい!!」というものでした。

高知出身の書評家・大森望氏が太鼓判を押し、
文庫解説では新井素子氏も激賞している本書の
土佐弁は、じつにみずみずしく、魅力に溢れています。

そうした言葉のリアリティに支えられることで、本作は、青春小説として、
類型に堕さない、確固とした強度を獲得したということができます。


また、キャラクター造形もツボを押さえており、F15Jの女性パイロット、
武田光希などは、押しも押されもしない、真性のツンデレキャラですw

いうなれば、著者の〈図書館〉シリーズに登場する、堂上の女版といった趣でしょうか。
(もっとも、刊行順でいったら光希のほうが「オリジナル」に当たるのかもしれませんが)


そして、作品全体を貫くのは、未知の知的生命体と粘り強くコミュニケーションし、
対立する意見を地道に調整していく「大人」と、純粋さと若さゆえの傲慢さにより、
道を誤ってしまう「子ども」の対比の構図です。

このようなテーマは、いささか図式的ではあるものの、慢性的に「大人」や
「社会」が不在になりがちなラノベ界においては、貴重な作風といえます。


空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.50
(5pt)

納得できます!不思議なことなのに!

続きが気になって読みすすめていけるので、退屈はなしなかった!
よくかけています!外国の作家さんで「アルジャーノンに花束を」っていう小説があるのですが、その作品を読んだ時、神が舞い降りてる!これは、あと100年経っても全然新しくっておもしろい作品だ!っておもいました。アルジャーノン・・には魔法がかけてあるのか・・っていうくらい読んでる間は時間を忘れていました。「空の中」はそこまでは衝撃はないんだけど、よくかけてる!すごい!有川浩ってすごいな!!!!って思いました。科学的な裏づけ・・ってわけじゃないけど、なぞの知的生命体の裏づけが本当によかった!!!
ありがとう!!って本当にいいたい。有川さんはすごいです。
空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.49
(5pt)

納得できます!不思議なことなのに!

続きが気になって読みすすめていけるので、退屈はなしなかった!
よくかけています!外国の作家さんで「アルジャーノンに花束を」っていう小説があるのですが、その作品を読んだ時、神が舞い降りてる!これは、あと100年経っても全然新しくっておもしろい作品だ!っておもいました。アルジャーノン・・には魔法がかけてあるのか・・っていうくらい読んでる間は時間を忘れていました。「空の中」はそこまでは衝撃はないんだけど、よくかけてる!すごい!有川浩ってすごいな!!!!って思いました。科学的な裏づけ・・ってわけじゃないけど、なぞの知的生命体の裏づけが本当によかった!!!
ありがとう!!って本当にいいたい。有川さんはすごいです。
空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.48
(4pt)

余韻が残る作品

突然、自分にとって大切な、かけがえのない人を喪ってしまったら?
心を襲うのはすさまじい悲しみと、喪失感と、そして後悔なのでは
ないだろうか?「悔やんでも悔やみきれない」その思いが遺された
者の心に血を流させる。作者の、苦悩する登場人物たちの描き方が
とてもいい。彼らの心の動きが読み手にも伝わってくる。
また、「白鯨」と名づけられた謎の生物本体と、白鯨と人間との
仲介役の高巳の会話が絶妙だった。しだいに言葉を覚え人間という
生き物を理解していく過程はとてもよく描かれていて、読んでいて
どんどん物語に引き込まれていった。「人類と白鯨に共存の道は
あるのか?」憂いを抱いてラストへ・・・。
「姿かたちは違っても、心と心は通じ合える。」
読後そんな思いを味わえた。余韻が残る心温まる作品だった。
空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.47
(5pt)

盛夏の青空を見上げたくなる爽快感

人は何度でも間違う。間違いをなかったことにはできない。次は間違わないようにと気をつけながら生きるしかない。そんな哲学が、胸に染み入る。
とりわけ、子どもが間違ったときには、大人たちがどれだけその間違いを受け止めて包み込むことができるか。それが子どもの発達には欠かせない環境となる。

短編「仁淀の神様」が収録されている点、単行本を持っていても見逃せなかった。
子どもたちの成長の物語と、大人たちの恋愛の物語が、いい具合に寄り合わされているところで、懐が広い。子どもは子どもの目線で読めばいいし、大人は大人の目線で読むことができる。
大人たちの筋を追うと「ファイターパイロットの君へ」が読みたくなるし、子どもたちの筋を追いながら読んでいくと「仁淀の神様」がぐっと来る。
柔らかな包容力のある、ひと夏の物語だ。そして、命は連綿と受け継がれるのだ。
空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010
No.46
(4pt)

余韻が残る作品

突然、自分にとって大切な、かけがえのない人を喪ってしまったら?
心を襲うのはすさまじい悲しみと、喪失感と、そして後悔なのでは
ないだろうか?「悔やんでも悔やみきれない」その思いが遺された
者の心に血を流させる。作者の、苦悩する登場人物たちの描き方が
とてもいい。彼らの心の動きが読み手にも伝わってくる。
また、「白鯨」と名づけられた謎の生物本体と、白鯨と人間との
仲介役の高巳の会話が絶妙だった。しだいに言葉を覚え人間という
生き物を理解していく過程はとてもよく描かれていて、読んでいて
どんどん物語に引き込まれていった。「人類と白鯨に共存の道は
あるのか?」憂いを抱いてラストへ・・・。
「姿かたちは違っても、心と心は通じ合える。」
読後そんな思いを味わえた。余韻が残る心温まる作品だった。
空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.45
(5pt)

盛夏の青空を見上げたくなる爽快感

人は何度でも間違う。間違いをなかったことにはできない。次は間違わないようにと気をつけながら生きるしかない。そんな哲学が、胸に染み入る。
とりわけ、子どもが間違ったときには、大人たちがどれだけその間違いを受け止めて包み込むことができるか。それが子どもの発達には欠かせない環境となる。

短編「仁淀の神様」が収録されている点、単行本を持っていても見逃せなかった。
子どもたちの成長の物語と、大人たちの恋愛の物語が、いい具合に寄り合わされているところで、懐が広い。子どもは子どもの目線で読めばいいし、大人は大人の目線で読むことができる。
大人たちの筋を追うと「ファイターパイロットの君へ」が読みたくなるし、子どもたちの筋を追いながら読んでいくと「仁淀の神様」がぐっと来る。
柔らかな包容力のある、ひと夏の物語だ。そして、命は連綿と受け継がれるのだ。
空の中 Amazon書評・レビュー: 空の中より
4840228248
No.44
(4pt)

「白鯨」は神さま なんてっ ^^

「空の中」なんてちょっと変な名前の本が気になって
つい、買ってしまった。
「空の中」には何があるんだろう・・・・
「空の中」には「白鯨」がいたのだ。
遠い昔、地球が生まれ、人類が発生するずっーと昔から
人間の目の届かないところに、
「全き一つ」の生命体として・・・

確かに、地球上に人類がはびこっている。
しかし、そんな人間の目の届かないところは
まだまだたくさんあるし、
そんなところに人間の想像だにしない生物がいても
不思議はない。
そんなことを考えながら楽しく読ませてもらいました。
登場人物も、キャラが際立っているし
読後感もさわやかでした。
みなさんも、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

もうひとつ、おもしろかったのは「白鯨」の性格。
平和を望み、他との競争を望まない。
静かに暮らす・・・・
それは、人類がずっーと夢に描いていても
実際には、その性質の故に手に届かない夢。
25000mの高みは、手に届かない、エデンの園の極み。
そんな生物にも、他を信じることができない人間は
自己の性格の故に自分と同じものとして、そんな生物を判断してしまう。
そんな人間の弱さと、「白鯨」を
神のような生物に描かれているのが興味をそそりました。
空の中 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 空の中 (角川文庫)より
4043898010