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SPOOKY



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【この小説が収録されている参考書籍】
SPOOKY (アルファポリス文庫)

SPOOKYの評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

心残りの恋に向き合うには早すぎる。

よく知らないのだけど、この本を出版しているのが
株式会社アルファポリスという2000年設立の新しい出版社。
サブカルやゲーム系、あとはいわゆるラノベなどを出版しているようです。
表紙がラノベ系ではなかったので、一般小説だと思って買ってみた。

まず、言いたい。全然ミステリーじゃない。
恋愛要素はあるけど、ミステリー要素ない。むしろファンタジー。

あとこれは、個人的な感覚の話かもしれませんが、
登場人物の雰囲気等を考えると、キャラクターの年齢が若すぎると思う。
異国への旅をきっかけに、学生時代付き合っていた恋人の影を追いかけ始める
っていうのは別にいいんですが
大学卒業して3年、心残りの恋をひっぱり出すには早すぎる。
物語的に30歳前後で、新しい恋人との結婚を意識する年齢がジャストではなかろうか。
これ書いたのもしかして、社会人経験のない若い人かなっと思ったら
Amazonの著者紹介を観る限り、私より年上である。
まじか、25歳ってまだぺーぺーではなかったですか?
昔の恋ひっぱり出してる余裕なくなかったですか?

そんなこんなで、作品自体は稚拙って感じです。

ところで、こんな雰囲気の作品他にもあったなと思い返したら
辻仁成と江國香織の『冷静と情熱のあいだ』であったと行きつく。
まさにあれは、30歳の誕生日をタイミングとした物語であった。
そう、心残りの恋はその頃心の内を掻き乱しにやってくるのだと思う。

この作品も、うまい脚本家が書き直せば
テイストはそのままに映画1本撮れそうではある。
SPOOKY (アルファポリス文庫)Amazon書評・レビュー:SPOOKY (アルファポリス文庫)より
4434110934

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