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マリアの涙
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マリアの涙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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著者のマリア解釈が正しいかどうかは別にして、内容は良かったと思う。カトリックとプロテスタントの教理を融合させ、聖書にもとずくマリア観を描き、教会一致の願いが根底にあるのでしょうか? | ||||
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信仰とかよく分から無いけれど、ちょっとひと味違った内容で読んで良かっです。この作者のイエスの涙も読みました、次のは何か楽しみです。イエスの弟子の涙とか? | ||||
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カトリック教会の教義に対するチャレンジでもあるが、それ以上に、宗教の本質とは何かを問いかけている。内容は、カトリック教会の信仰や教義にかなり踏み込んでいて、その解説書のような役割を果たしながら、その既存の教義に対して挑戦もしている。固い内容であるにもかかわらず、物語の展開が読者を飽きさせない。読む価値十分の本。欲を言えば、エピローグで殺人犯が明らかになるのだが、その背景や動機にもっと薬味を効かせれば全体に締まりができたのではないかと思う。最後がちょっと拍子抜け。しかし、力作。 | ||||
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アートヴィレッジから、表紙が少し変って改定版が出た。 これを機にもう一度読んでみることにした。 一度目はサスペン小説なので、物語の展開がどうなっていくのかと 気持ちが先走り、引き込まれるように一気に読み終えた面白さと満足感があった。 が、今回は、マリア体験をもった4人の男女の苦悩、試練、希望、感動、許しと愛の世界 を追体験しながら、じっくり味わうことができた。 著者がマリア様を、醜いマリア、悔い改めたマリアと表現したからこそ、救いを感じ、 爽やかな感動に包まれる世界は変わらず私の心を動かした。 | ||||
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正直なところ、このストーリーのあまりにも突拍子もない というか、偶然の事態が幾つも一度に重なって発生するという、 ご都合主義的な展開には、とてもついていけませんでした。 そして、最後まで読んでみて、とても残念に思ったのは、この書 が、聖母マリアにまつわるエピソードを通して、結局のところ、 神にとってイエス様の十字架は失敗だった、またそれに伴って 聖母マリアも神の意向を完全には具現化できなかった、という ことを述べていることとなり、結局のところ、イエス様がキリスト (つまりメシア:人間の心と魂との救世主)であるということを否定 しているということに帰結してしまう、ということでした。 ということは、とても残念ながら、この書で展開されている考え方 は、要するに、イエス・キリストを信仰するものではない、という ことになりますね。 また、それに関連して、そんな神の一人子イエス様の母であり、 「神の御心のままに」という祈りに生きたマリア様の、神への信仰 を、結局のところ否定することになってしまっているように思いま す。 ですから、私達は、この書の著者の方が本当のキリスト=イエス様 への信仰に立ち返ることができるように、イエス・キリスト の慈しみ深い真の神様に お祈りしています。 | ||||
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途中までは非常に興味深く読むことが出来ました。 しかし「ダ・ヴィンチ・コード」でも感じたことですが、肝心の動機の部分でやはり信者と非信者との間には決定的な壁があるようで、その壁を越えて共感させるだけのものは残念ながら感じられませんでした。 そもそも滅多に起こらないからこそ奇跡と称されるような気がするんですが、この話の中ではほぼ同時期に複数の人間が奇跡を体験しており、ちょっと確率的に不自然な感は否めません。 少なくともラストはやり過ぎでしょう。 ただキリスト教、特にマリアに対する知識はかなり深まる気はしますので、宗教に興味はあるけどいきなりお堅い話はちょっと、という向きにはいい導入になるかもしれません。 | ||||
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カトリックの教義,カトリック教会内の諸問題,そして,マリアに関する芸術,聖母マリア出現に関する話題に触れられており,参考になった。また,スト-リ-にも,二転三転あり,興味深く読めたが,少々ロジックが細かく,正直,追うのがしんどいと思われる時もあった。マリアの無原罪を否定する事を前提としたくだりは,興味深くあったが,キリストの人性と神性に関する教義との関連や,マリアの無原罪の教理成立に寄与した,聖ドゥンス・スコ-トゥスや,聖ヨハネ・ボスコの主張に言及はなく,マリアが無原罪でないならば,キリストが,完全に人であると同時に,且つ完全に神であるという教義との間に,矛盾が生じるとするカトリックの主張も見つけられず,であった。 | ||||
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この本を、ネットで検索した時、最初は神学書かと思いました。しかし、プレビューを見ると何か惹かれる物を感じ購入し、一気に読み通しました。 日本のクリスチャン人口は、総人口の0.1%しかありませんが、その数少ない信者の一人としてこれまで、思いもしなかった聖母マリア様の思い、また、その切なる願いをかくも見事に描いた作品を、私は他に知りません。 教義の縛りを超え、純粋に一人の人として自らの心を探り、見つめる事によって、この作品の素晴らしさ、そして長い間封印されてきた真の聖母マリア様の御愛をお知りになる事が出来る時、このレビューをご覧になる方々の人生が変わる事を信じます。 | ||||
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「イエスの涙」を読み、続けて出たこの本も買っていたのですが、最後まで読まないまま月日が過ぎ今日まで。 この夏休みに再度読み始め、やっと読破しました。 物語の中心かと思われた道生は早い段階で死んでしまってどうなるのかと心配しましたが、最後はなかなか感動する終わり方でよかったです。 正否を決めるような教義論争では解決する問題ではなく、それぞれがマリアとの個人的な出会いを体験して初めて理解できる問題で、信仰と理性のジレンマを昇華していくには、心の深いところで体験し、納得していかなければ宗教の分派がなくなることはないと思いました。 伝統的なカトリックの信仰はすごいとも思いました。 | ||||
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正直、かったるい展開が続き途中で読むのを止めました。 この手の宗教ものに興味がないので飽きたのかもしれません。 マガジンハウスの大賞受賞ということですが、 自作自演の投票が横行したことで知られてます。 「あー、やっぱり」というのが読後の感想。 | ||||
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イエスの涙を読んでファンになり、マリアの涙も購入し読みました。 登場人物の描写も丁寧で、映像が浮かぶようでした。人と人の出会いが生み出す悲喜こもごも・・・。歴史に残る聖母マリアの奇跡。 韓流ドラマのように、先はどうなるんだろうとハラハラドキドキ・・・家事の合間の時間も惜しんで読み切りました。 誰もが愛や思いやりを信じたい現代、おすすめの一冊です! | ||||
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「イエスの涙」に続き「マリアの涙」を読みました。一気に読みましたが、とても感動しました。 | ||||
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ドラマあり、教養あり、大胆なミステリー小説。一度読み始めたら引き込まれるようにして読み切りました。誤解され、愛され、様々に慕われているマリアの心理に穏やかな文章表現だがドラマチックに迫る。 キリスト教でも教派によってマリア様の見方が大きく違うことやマリア様によって世界のいろんなところで癒されている人がいたことなど教養として読んでも面白く温かい気持ちになる。 マリア像が流す涙は最近NHKドラマで放送していた「大聖堂」でも出てきたが、この本を読んでマリア像やマリアを描いた美術展などの見方に深みが出たと思う。 展開が大胆でミステリー小説として読んでも面白い。 ドラマ化されないかな。大聖堂も歴史的背景が面白かったけど、引き込まれ感は「マリアの涙」が個人的には数倍あったかな。 | ||||
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一言感動しました...学べる本でもあるし、ドラマもある。ロマンチックな神の愛を感じることができる本。自然に涙が出てきます。 | ||||
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キリスト教関係の書籍を購入するために立ち寄った教文館で、見つけて購入した。 私の中で、ピーター・シャビエル氏の小説は「お気にいり」になっていたので、偶然見つけた事が、とても嬉しく、ワクワクしながら読んだ。 穏やかで暖かみのある文章表現の中に、紹介文にあるように日本とアメリカで旧教、新教の両神学を学ばれた著者であるが故に書けると思われる、真実に迫り、魂に訴えかけるものが感じられた。 主要登場人物のある女性が出会った「醜いマリア」は衝撃的であった。 その後、「悔い改めたマリア」から「本当のマリア」へと読者をいざなっていく文章にはみごとなものが感じられる。 そこで用いられる「リルケの詩」や実際にあった「ピエタ像破壊事件」の背後にある一般的にはあまり知られていない事実についての描写には説得力があり、既存のマリア観について考えさせられた。 表紙の帯に「カトリック世界のタブーに挑んだ」と書かれているが、教派を超えて誰もが納得できる真理を、沈滞しているキリスト教会に著者が投げかけているように感じられる。 そして、結果的には、こころに平安をもたらしてくれた一冊であった。 | ||||
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憐れみ・慈悲という意味のイタリア語『ピエタ』 十字架から降ろされたイエスを悲嘆にくれ抱くマリアの姿を『ピエタ』と題した作品は多い。 あまりにも有名なミケランジェロ作『ピエタ』のレプリカを掘った彫刻家が新たに自分の『ピエタ』を彫り 悲しみの聖母というカトリックで有名な聖歌『スターバト・マーテル』を『もうひとつのスターバト・マーテル』として新たな曲をつけた作曲家 二人の芸術家のマリアに寄せる想いと、作者のカトリック教会の教義に対する新たな解釈とも言えそうな作品。 | ||||
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聖母マリアの像から涙が流れたという話は聞いたことがありました。時には血の涙を。そして、それは人々が神から離れ、堕落し腐敗していくような世の中を嘆かれて流されているんだと説明されると、「あー本当にそのとうりだなあ」と思っていました。しかし、この「マリアの涙」は、悔い改めたマリアという、今までとまったく違った角度からのマリア像をうきぼりにし、マリアの涙の真相に本心が揺り動かされるような感動を持って出会わさせてくれます。人は既成概念で物事を考えやすいけど、それをいったん取り外して、向き合ってみるのもおもしろいかと思わされる作品でした。それほど説得力に富み、さすが、intel「あなたを作家にするプロジェクト」で8442点の作品の頂点に立った最優秀作品だけのことはあります。読み応え充分5つ星です。 | ||||
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書店でHanakoという雑誌を読んでいて、その中にピーター・シャビエル著「マリアの涙」の紹介文 ”聖母マリアの奇蹟と慈愛にあたたかい涙があふれます。 十字架の下にたたずむマリアの本当の悲しみとは? マリアはなぜ涙を流し続けるのか? ピエタ像破壊の目的は何か?” に興味を惹かれ購入しました。 東京、京都、イタリアを舞台に、彫刻家の道生、ファッションデザイナーの花山エリカ、敬虔なカトリックの家庭に育った音楽家の高津真理夫、図書館に勤務する谷川美香子・・・・・それぞれの人物が聖母マリアと深い関わりを持ち、ピエタ像破壊の事件を発端に、マリアの奇蹟と慈愛と本当のこころに出会っていく過程が、サスペンス風に優しく滑らかに流れるように描かれています。 小説のなかに出てくる、「スターバト・マーテル・ドロローサ」(悲しみの聖母はたたずむ)の詩がとても好きになりました。 | ||||
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自分が過小評価されることは勿論苦しい事ですが過大評価を受ける事も同じぐらい辛い事であるのだなあとしみじみ考えさせられました。私達も自分そのままを分かって欲しいと思うし、わかってもらったところから前に進めるというような事があります。自分の経験を通して初めて本当にその人の事が理解できる事が多くありますが、この小説でも登場人物の経験と模索によって聖母マリアの既成概念をひっくり返すあり得ない事実が明らかにされていきます。事実にいたるまでの軌跡が巧みに描かれていて、どうなっていくのだろうという興味であっと言う間に読み切ってしまいました。あっと驚く結末ですが、それによって感動が損なわれることはなく、涙とともに読み終わった良い作品でした。 | ||||
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