鬼女面殺人事件

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鬼女面殺人事件の評価:

3.57/5点 レビュー 7件。 D ランク

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平均点3.57pt

Amazonレビュー一覧

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全55件 41〜55 3/3ページ
No.15
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 (1981年) (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (1981年) (徳間文庫)より
B000J81YDU
No.14
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 (飛天文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (飛天文庫)より
4938742926
No.13
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 (青樹社文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (青樹社文庫)より
4791312376
No.12
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 (広済堂文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (広済堂文庫)より
4331610616
No.11
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫)より
4198933359
No.10
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 (トクマ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (トクマ・ノベルズ)より
4198503249
No.9
(3pt)

流刑の地

本作は南海の孤島、恩根島が舞台となる。

物語全体を通しての雰囲気が初期作品の「南神威島」とかなり似ている。一見すると普通の人たち。

だがこの島の人たちには共通して帯びている「何か」がある。それが何なのか、少しづつ紐解いていく過程が楽しい。

人間ってほんと育った環境できまるんだなぁ、、とつくづく思った作品。「常識=だれでも共通」とは限らない。

犯人はこいつか、ああスッキリ、で終わらないのがこの作者の作品。読後に残るものがある。
鬼女面殺人事件 (徳間文庫 に 1-2) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (徳間文庫 に 1-2)より
4195671523
No.8
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。                   
鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫)より
4198933359
No.7
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。                   
鬼女面殺人事件 (広済堂文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (広済堂文庫)より
4331610616
No.6
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。                   
鬼女面殺人事件 (青樹社文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (青樹社文庫)より
4791312376
No.5
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。                   
鬼女面殺人事件 (トクマ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (トクマ・ノベルズ)より
4198503249
No.4
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。                   
鬼女面殺人事件 (飛天文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (飛天文庫)より
4938742926
No.3
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。                   
鬼女面殺人事件 (徳間文庫 に 1-2) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (徳間文庫 に 1-2)より
4195671523
No.2
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。
鬼女面殺人事件 (1977年) (文華新書・小説選集) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (1977年) (文華新書・小説選集)より
B000J8UNL4
No.1
(4pt)

どろどろと太鼓の音がきこえる

「鬼女面」と書いて「きじょめん」と読む。タイトルから想起してみるに、人里離れた村あたりが舞台の、妖しく排他的でもある伝統がまとわりついている人々、それらの描写は限りなくおどろおどろしい...とこんな具合だが、本作の舞台は江戸時代に廃藩、島流しに遭った一族の怨念渦巻く孤島である。設定からしてすでにおどろおどろしい空気が漂っている。話はある出来事をきっかけに自らを事件に巻き込んでいく弁護士とその秘書が何か不吉なものを感じつつ孤島に向かい、様々な恐ろしい体験を重ねながら真実にたどりつくまでを描く。最後は少々の爽やかさを感じつつおわっているが、やはりおどろおどろしさが底から這い上がってくるようだ。ここから先は本作を読了しての疑問点を書くが、楽しみをとっておきたい方は飛ばしてください。 人身御供にされてしまう旅館の孫娘・緋佐子の感情がちっとも描かれていないこと。きっと抵抗しただろうに。そうなることを誰も教えなかったのか。私個人としては、この娘を主人公として怨念の島から抜け出し、島と縁を切ったようでいてまだ繋がっている・・・というような話も想像したり、あるいは、この主人公に思いっきりの明るさを与えてアドベンチャー・ストーリー風はどうだろう?とも思ったりするが、こうなると全然別の話だ。それに、この作品舞台では暗い人間はともかく、明るい人格は育まれそうもない。ともかく無から作品をつくっていく作家は、すごい。尊敬の念を禁じ得ない。なおタイトルの「鬼女面」はメインの小道具でもないのだが、なぜ作者はこれをタイトルにもってきたのか。推理小説のタイトルとしてはいいと思うが。
鬼女面殺人事件 (1981年) (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼女面殺人事件 (1981年) (徳間文庫)より
B000J81YDU