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コンラッド・ハーストの正体
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コンラッド・ハーストの正体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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スパイや殺し屋って映画の中では華やかな世界やけど、この本に登場するコンラッドは本当の意味での殺し屋です。淡々と依頼を遂行してきた彼が本当の自分探しを始めるけど、次から次へと自分の知らない事実が明らかになっていきます。ところどころで見せるコンラッドの人間らしさが余計に彼の恐ろしさを際立ててます。あまりにも無感情で人を殺すので読んでいても「えっ」って思う時もあるけど、これが本当の世界なのかも。まぁ〜このオチは賛否両論やろうけど、うまくまとめたとは思います。あつぼうは好きですよ。 | ||||
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スパイや殺し屋って映画の中では華やかな世界やけど、この本に登場するコンラッドは本当の意味での殺し屋です。 淡々と依頼を遂行してきた彼が本当の自分探しを始めるけど、次から次へと自分の知らない事実が明らかになっていきます。 ところどころで見せるコンラッドの人間らしさが余計に彼の恐ろしさを際立ててます。 あまりにも無感情で人を殺すので読んでいても「えっ」って思う時もあるけど、これが本当の世界なのかも。 まぁ〜このオチは賛否両論やろうけど、うまくまとめたとは思います。 あつぼうは好きですよ。 | ||||
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読後感が、わかれると思います。。ラストがある意味衝撃なので。 が、殺人手段の辻褄を合わせる小説より、動機を追っていくタイプが好きなので、わるくなかった。 職業、人殺し。 主人公は、犯罪組織のために働いているはずなのだけど、本当は… 組織を抜けるために、自らの仕事を知る人々を始末することにするのだけれど… …が、多い文章で、申し訳ない。 ただ、主人公は自分の立ち位置を見失う理由が、この辺にあるような気がします。 読んでいて、追っているはずが追われていて、追われているはずが追っている感覚があるのは、この喪失感から。 喪失→追われ追いというモチーフは、『ブレードランナー』や『野良犬』といった、名作映画を思い出させます。僕の読み所は、ここらでした。 映画化権は、もう売約済みだそうです。 たしかに、心理をアクションで表現した方がいいタイプの話なのかも知れません。 | ||||
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ユーゴスラヴィアの戦争地帯で最愛の女性を失った主人公が冷酷な殺し屋に変わり果て、 9年間依頼人の言われるままに無慈悲な殺人を繰り返すが、 最後の仕事をきっかけに殺し屋をやめようと決意する。 そのために自分が殺し屋である事を知っている4人を消そうと行動を起こす。 物語自体はヨーロッパの諸都市を舞台に魅力的な女性達も絡んで、 それなりに楽しめる内容になっている。 冷酷な殺し屋でありながら失った恋人へ向けた手記が所々に挿入されていて、 主人公は村上春樹の小説を連想させる様なナイーブなキャラクターかと思えば、 ハンニバル・レクターの様な冷酷な殺人鬼になったりして読者を大いに戸惑わせる。 彼は誰の為に殺してきたのか、何故殺し屋をやめようと決意したのか? その真相は最終的には明らかになるものの、 普通の人間に生まれ変わりたいが為にまた殺人を重ねてしまうという矛盾した行動は、 どう考えても人間性が破綻しているとしか思えず、主人公に共感するのは不可能に近い。 それでも読者はどこかに救いを求めたいものだが、 どうにも釈然としない読後感が残ってしまう、残念な一冊。 | ||||
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