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【綾辻行人】
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黄昏の囁きの評価:
7.00/10点 レビュー 6件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.00pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
蘇る15年前の悲劇
綾辻氏の囁きシリーズ第三弾の本作は、『緋色の囁き』や『暗闇の囁き』と比べて好みでした。なにより表紙がお洒落です。黄昏時に遊ぶ5人の子供の人影、牧歌的な光景の表紙で、まず好みでした。さて、そんな牧歌的な光景に、一つの悲劇がありました。主人公である大学生の翔ニは、冒頭で兄を喪いました。そして、記憶の奥に封じ込めていた15年前の悲劇を、徐々に思いだしていきます。その緩やかに思いだしていく過程は非常に遅く、焦れったさを感じずにはいられませんが、とても惹きつけます。いったい、過去にどんな悲劇があったのだろうかと。これまでの綾辻作品にある独特の表現技法が、本作でも燦いて感じられました。犯人当てとしても一読の価値があり、まだ読んだことのない方は、ぜひ挑戦してください。私は、この人が怪しいと睨み、見事当たったと思いきや、なんと、どんでん返しがあり、やられた、と思いました。正直、辛めにレビューをすれば、偶然がすぎる、犯人の動機が弱いと、幾つか挙げることはできます。ですが、まんまとミスリードに引っかかった悔しさから、☆7の評価にしました。シリーズものになっていますが、緋色の囁きや、暗闇の囁きを読んでいなくても、充分楽しめます。あとがきで、いつか、囁きシリーズの第四弾『空白の囁き』を執筆したいと書いているので、楽しみに待ちたいと思います。その前にまずは『双子館の殺人』ですね。いつか文庫で読めることを楽しみに待ちたいです。
囁きシリーズラスト
囁きシリーズ3作目である。現時点ではシリーズラストとなる。特に続きものではないが、1作目と2作目の地名は出てくるので、なるべくならば順番に読むのがベスト。今までのシリーズ通り、主人公の心に幼少期時代の体験が囁きとなって木霊する。この囁きだけでは幼少期の体験を完全には思い出すことはできない。主人公の兄の死から始まる連続殺人を通して、この囁きが全て明らかになることで殺人劇の謎もまた明らかとなる。真犯人が明らかになる前に伏線を置くことで読者を惑わす効果がすばらしい。意外すぎた犯人に驚き、後で継ぎ足したか?と思われた。がしかし、気付かずに読み進めていた中で、恐らくどこかに真犯人に繋がる記述はどこかにあったはず。これを探る為に2度目も読みたくなる、、、これぞ綾辻マジック。綾辻氏の作品では館シリーズが最も有名だが、この囁きシリーズも読みやすく面白いのでお勧め。
黄昏の囁きの感想
「囁きシリーズ」第3弾!兄伸一の謎の転落死の裏には15年前の「おじぞうさまがわらった」に隠された罪があった?当時の同級生たちにも次々魔の手が迫るなか、弟翔二と兄と親交があった占部が事件の謎に迫る!前作と比べるとこちらはホラーというよりミステリ色が強かったですね。術中には嵌るいまいと思って読んでましたが、まんまと嵌められました(笑)
綾辻氏の囁きシリーズ第三弾の本作は、『緋色の囁き』や『暗闇の囁き』と比べて好みでした。なにより表紙がお洒落です。黄昏時に遊ぶ5人の子供の人影、牧歌的な光景の表紙で、まず好みでした。
さて、そんな牧歌的な光景に、一つの悲劇がありました。
主人公である大学生の翔ニは、冒頭で兄を喪いました。そして、記憶の奥に封じ込めていた15年前の悲劇を、徐々に思いだしていきます。その緩やかに思いだしていく過程は非常に遅く、焦れったさを感じずにはいられませんが、とても惹きつけます。いったい、過去にどんな悲劇があったのだろうかと。これまでの綾辻作品にある独特の表現技法が、本作でも燦いて感じられました。
犯人当てとしても一読の価値があり、まだ読んだことのない方は、ぜひ挑戦してください。私は、この人が怪しいと睨み、見事当たったと思いきや、なんと、どんでん返しがあり、やられた、と思いました。
正直、辛めにレビューをすれば、偶然がすぎる、犯人の動機が弱いと、幾つか挙げることはできます。ですが、まんまとミスリードに引っかかった悔しさから、☆7の評価にしました。
シリーズものになっていますが、緋色の囁きや、暗闇の囁きを読んでいなくても、充分楽しめます。
あとがきで、いつか、囁きシリーズの第四弾『空白の囁き』を執筆したいと書いているので、楽しみに待ちたいと思います。
その前にまずは『双子館の殺人』ですね。いつか文庫で読めることを楽しみに待ちたいです。