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【辻村深月】
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ハケンアニメ!の評価:
8.25/10点 レビュー 4件。 S ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.25pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
ハケンアニメ!の感想
この著者の中で一番面白い業界がよく描かれてる
ミステリーではないですが、「目線が変わることによる考え方の違い」というものがうまく表現されています。短編集のような構成ですが、それぞれが関連しているので、舞台裏を覗くような感覚が味わえます。文庫本のおまけも良かった。
アニメ制作現場の裏話的なお仕事モノです。監督、プロデューサー、アニメーターである女性が主役の連作集ですが、時間軸は同じ、同クールのアニメ業界の裏側では何が起こっているのか、を3つの方向から描いた話になります。アニメに興味がない人でも十分に楽しめると思います。実際私は、興味が無いというよりどちらかというと、作る側の人間に対しても、それを前のめりで見ている人間に対しても、好意を持っていませんが、楽しく読めましたので。特に3作目のアニメータの話が好きでした。自分達を「非リア」と称して「リア充」な連中に対する斜め下からの歪な心理描写などは、この作者得意とするところでしょう。「非リア」というより「社会不適合者」だと思って読んでましたが・・・変人がノーマルに変わっていく過程がよかったです。チヨダコーキも登場します。「スロウハイツの神様」って、辻村作品の色んな起点になってるんだな、って思えてきますね。
愛ですね
ゲーム業界もそうですが、アニメ業界も労働条件は決してよくないし、報酬もそんなに高くないしということで、それだけでは単なるブラックでは・・・と素人としては思ってしまいます。 結局、悪い意味での「サラリーマン的(給料分だけ仕事すればいいだろな考え)」では、作品に熱を込めることはできないし、視聴者もそっぽをむくでしょう。情熱をこめていい作品を作るために、時には人に誤解を受けたり、迷惑をかけたりしながらも、互いに作品への「愛」を持つ者同士、連携を取り合って情熱を形に残す。そのプロセスの一端を垣間見れる、「仕事ってどうするの?+恋愛要素」な、読みやすく心に落ちる小説でした。 私自身、アニメにはまった時期が(だいたい青春の真っただ中で)ありましたので、随所に身につまされる描写やセリフ、そして「わかるなあ」という部分が見れて、とても楽しめました。 ミステリではないです。でも、愛をもって世界に大きな可能性をもたらす熱い人たちの姿は、働く人々の心に響くものがきっとあると思います。 男性の主要人物がほとんどイケメンなのは「※ただしイケメンに限る」ではないと思いますけど・・・。
この著者の中で一番面白い
業界がよく描かれてる