ロックの鳴り響く真昼の映画館でムアンのママ和子が殺された。追うように縊死した高柳社長。

ロックの鳴り響く真昼の映画館で高級クラブのママが殺された─華やかな虚飾の世界を支える財界の腐食の構図。

学術探険隊が生きたままのシーラカンスを捕獲したというニュースが、正月早々の中央新聞の第一面を飾った。

謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。後世の美術史家はこの謎に没頭する。

“退屈をまぎらわせてくれるなら何でもやるわ―”大金持ちで絶世の美女、本間好子と出会った梅谷は、遊び仲間の掘野、阿部、兼高を集めた。

弓削の道鏡の遺宝を求め、本間好子と4人の男たちは、栃木県・下野薬師寺跡に辿り着いた。

私がバーでマネージャーをしていたある日、突然チンピラが乱入し店内で発砲した。撃たれた男は幼なじみの谷口怜悧男だった。

広告代理店東エージェンシーの佐伯淳一は、傾きかけた社運を一挙に挽回すべく、大手の製薬会社・相模製薬にアタックする。

政財界の黒幕として君臨する怪人物栗栖重人を追う新聞記者佐々木は、ある日、国会周辺から怪光を発して飛び立つ円盤を発見した。

アステカ征服綺譚――三発の魔弾の物語 　十六世紀、神聖ローマ帝国を追放された〝ラインの暴れ伯爵〟グルムバッハは新大陸に渡り、アステカ王国のインディオたちに味方して、征服者コルテス率いるスペインの無敵軍に立ち向かった。

うぬぼれ屋の東西大学の東学長は、婦女暴行常習犯ではないのだが、男好きのする女子大生の久米志摩子が自分に惚れていると錯覚し、絞め殺してしまった。

赤字国鉄から見捨てられやがて廃線のうきめにあうはずの湧網線が地元の総意でよみがえった。

パリに住む一匹狼・古郷聖司は、傭兵組織の首領・オルソップの仲介で仕事を受けた。

酒場のカウンターで、年下の男から突然見せられた妻あての「恋文」―。

盲目の吟遊詩人ライスリングが歌う「地球の緑の丘」の調べは、宇宙を行くものすべての上に、せつせつたる望郷の念を呼び起こすのだった…人類の、緑なす地球への想いをあますことなく描ききり、名作の誉れ高い表題作はじめ、“月を売った男”デロス・D・ハリ

インディオと白人の対立が続く第2次大戦前のアマゾン。

40年前、美貌と天才を謳われながら、ヒトラーの愛人、“呪われた建築家”として歴史から抹殺されたジネット・マリス。

旧家の娘で、麻布のお嬢さま学校・聖純女子大3年の美沙緒ちゃんが「女子大探偵局」を開業。

東京発広島行きの新幹線車中で発見された女性の変死体は、缶ジュースに混入された毒物による他殺死と断定された。

レジャーライターの釣部渓三郎は、初夏の笹子奥野沢では女の全裸死体、また寸又峡の栗代川では身元不明の男の死体を相次ぎ発見する。

小学校4年生が遠足の昼食時に誘拐された。女の声で、身代金5千万円を要求する脅迫電話がかかる。

噂の『グリッツ』ついに登場!噂にたがわぬレナード・タッチの真髄!

1888年3月、ロンドンの高級写真館で助手をつとめる男が毒殺された。

大原鉄鋼の原口企画部長の元秘書・小田あかりが、寝台特急「はやぶさ」のロビー・カーで毒入りの缶ビールを飲まされた。

城崎から美人歌手柏崎マリが突然蒸発、マネージャーの原田は行方を追う。

殺されたのは身元不明の男。

女子大生・麻里が、突然、行方不明に―。

人気女優の華麗な関係。