(短編集)
地球の緑の丘
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ふるほんや think☆zink様より購入(2020年9月20注文、9月25日着荷) 「 1962年初版。表紙裏表紙とも破れあり。小口やけしみ大」との事でした。 58年前の書籍ではありますが、販売者の説明や経過期間からみてもそれほど悪い状態ではありませんでした。 表紙はともかくとして、中のページは時代焼けはしておらず綺麗なものでした。 こちらの販売店よりほかにも購入させて頂いたのですが、こちらも着荷し梱包をといた直後に、コットンにインクを侵さない濃度のアルコール(IPA)を少量含ませて、かるく表紙と小口を拭かせていただきました。 多少茶色く汚れがコットンに付着。この程度のレベルならば、保管状態は良好だったと思われます。 良い買い物をさせて頂きありがとうございました。 | ||||
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未来史の1巻目はちょっとパッとしない作品ばかりでしたが この2巻目は本当に面白かったです。 そしてなるほどシリーズものだな、とようやく 理解できるようになります。 なぜならば「ハリマン」というものが頻出するので。 きちんと読んでいたあなたならば それがある月を開発しようとしたものの 名前だと理解できることでしょう。 そんな作品の続編が「鎮魂歌」です。 本当に著者は人間の描写に長けていますね。 この作品でもやはり哀愁が最後に漂ってきます。 最後の最後までハリマンは ついてない男でした。 そう思うとお金の「多少」ってなんだろうと 思ってしまいます。 それと同様に考えさせられるのは 「帝国の論理」ですね。 世の中には不条理なものばかりだということ。 つまり必要悪なものもあるということ。 それがなくなればいいのですが そうもいかない。 やっぱり考えさせられるものです。 ちなみに猫好きな方は ある作品でニンマリできること 間違いなしです。 | ||||
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やっぱり「果てしない監視」が一番面白いです。 軍のクーデターをジョニィ中佐が阻止するという物語ですが、後半にプルトニウムを吸引してジョニィが死を覚悟してからの描写が短編ながら泣けます。 福島の3号機がプルサーマルを行っていたことを考えると、レスキュー隊や自衛隊が危険を冒してまで臨界状態を阻止しようとした任務と重なります。 | ||||
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復刊した未来史シリーズ。唯一もっていなかった本作を早速購入し読んでみた。 後にハインラインが書くことになる名作たちの基本設定はこの作品の時点で既に確立している。月では地底に潜って生活し、火星や金星では異星人たちと共に生活する。 人類が宇宙へ飛び出そうとする黎明期を舞台にしたこのシリ-ズ3冊はハインラインのその後の作品群の中の原点であり、また、原点である地球と地球外の結びつきを特に感じるシリーズでもある。「鎮魂曲」のハリマン氏のように、宇宙開発事業に全てを投げ打つ人々が現れ、「地球の緑の丘」のライスリング氏のような無鉄砲な面々が宇宙へ飛び出した後で、我々土豚どもがいつの日か宇宙へ足を踏み出す時が来たら、この作品のことを思い出すにちがいない。 | ||||
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ハインラインは強烈な作家である。その作品は多分、好悪がはっきり分かれるだろう。 ある者は彼を「ガチガチの保守派」「右翼的軍国主義者」と言う。 しかし、彼は自分の信じるものには徹底的にこだわるだけなのだ。 口先だけの言葉は信用しない。行動を以って彼自身を語らしめよ。 その初期の典型が「月を売った男」のD.D.ハリマンである。この作品の「鎮魂曲」の読後感はつらいものであった。 自分の信念を貫き、最後まで闘う男へのレクイエムだが、苦しさが胸に残った。 その次の「果てしない監視」も自己の信念を貫き、他者の為に自らが犠牲となる。 アメリカ人的正義と断定するのは簡単だが、彼は決してそれだけの作者ではない。 表題作「地球の緑の丘」にもライスリングを通じて、責任をとらない者は語るに値しないという信念を教えてくれている。 | ||||
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