「殺人があったのは二十二年前の今日――」。

研ぎ澄まされた恐怖と官能の世界。

名だたる文豪たちが描く耽美と幻想の玉手匣。 ああおいしい。

狂気と享楽の世界に耽溺するーー 10の名作が誘う、底なし沼へようこそ (あらすじ) 山上の神社へ肝試しに訪れた、美しい少年士官が出逢った不可思議な出来事とは。

屋敷に棲みつく霊と住人たちの関わりをユーモラスに描く「家じゃない、おもちゃだ！」、ある女性に愛されたいために悪魔に魂を売った男の真実が悲しい「指輪」、列車で同席した五等官がわたしに特定の駅で降りろと勧める「乗り合わせた男」、悲劇的な最期を遂げた歌い手の秘密

死霊、異常心理、怪物、狂信—— 英国怪奇アンソロジーの定番作家、本邦初の短篇集。

人生に絶望していた英国人ジョンは、旅先のフランスで自分と瓜ふたつの男ジャンに出会う。

アーサー・マッケンは平井呈一が最も愛した怪奇小説家だった。

フランス・ミステリ界を代表する巨匠が贈る世にも怪奇な物語集。

英国ヴィクトリア朝時代、ディケンズ『クリスマス・キャロル』がベストセラーとなって以降、クリスマスの訪れに伴って、出版社は作家に怪奇小説の新作を依頼し、特別なシーズンの贈り物として大衆に届けた――幽霊をこよなく愛するイギリスの国民性に根ざすこの慣例から生まれ

大英帝国が文化・産業ともに輝かしい発展を遂げたヴィクトリア朝は、シャーロック・ホームズが活躍した、そして切り裂きジャックが暗躍した近代的犯罪の黎明期でもあった。

海外幻想文学紹介の礎石を築き、長年にわたり先導してきた紀田順一郎・荒俣宏の監修のもと、新生『幻想と怪奇』の企画・編集者が、名作を全6巻に集大成するアンソロジー、ここに完結。

英国では奇妙なことに幽霊が居着いている物件ほど高く評価される傾向にある。

ゴジラ、モスラ、ラドン……大怪獣が夢の饗宴！ 武田泰淳、香山滋、光瀬龍ら、怪獣と特撮映画を愛してやまない文豪たちによる小説、随筆のほか、東山魁夷×三島由紀夫による往復書簡も収録。

好古趣味と巧みな恐怖演出で近代怪奇小説の礎を築いたＭ・Ｒ・ジェイムズ。

「キャリデイ館」は、まさに呪われた屋敷そのものだった。

18世紀末ヨーロッパ興隆したロマン主義運動。