紙の碑に泪を 上小野田警部の退屈な事件

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種別
長編
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あらすじ

2008年09月05日 紙の碑に泪を (講談社ノベルス)

多方面で活躍する才人・西木遵が東京・八王子で殺害された。そのとき犯人は、遠く離れた渋谷のホールでクラシックのコンサートを聴いていた…!?一方、上小野田警部はアメリカ南部を舞台とした奇怪なミステリーを読みながら、とある場所で犯人の到着を待つ。警部はテッパンのアリバイを崩せるか!?鬼才・倉阪がまたしても仕掛けた、驚天動地のトリック。(「BOOK」データベースより)

評判

紙の碑に泪を 上小野田警部の退屈な事件の評価:

4.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

紙の碑に泪を 上小野田警部の退屈な事件の総合評価:

6.86/10点 レビュー 7件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(4pt)

警部と犯人のほのぼのとした雰囲気がたまらない

この話は警部がすべて謎を解いたところから始まり事件に関する情報を整理と小説を読むのを交互に話が進みます
犯行がすべて見抜かれたと観念した犯人は丁寧にそして雑談を交わしながら事件のあらましを展開していきます
その警部と犯人のお互いに敬意をはらった会話や二人の阿吽の呼吸は読んでいて楽しかったです。理想と探偵役と犯人像です
私はこの作者の本を読むのは初めてなので本格物とかかって読んでいました。途中時刻表が出たりして不安になりましたがそんなことは些細なことでぶっ飛んだお話でした。一応推理できるようなできないような・・・
ほのぼのとした雰囲気から犯人の殺害動機のピリピリした雰囲気はギャップがものすごく読者に直に伝わる感じでした
証言を読んでいるだけでは退屈だが合間にぶっ飛んだ小説パートが入るので読んでいて飽きませんでした
本格な推理物ではないと思いますが多彩な種類の大粒の謎が詰まっているので気楽に楽しみたい、インパクトが欲しいという方にお勧めです
紙の碑に泪を (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 紙の碑に泪を (講談社ノベルス)より
4061826093
No.5
(4pt)

警部と犯人のほのぼのとした雰囲気がたまらない

この話は警部がすべて謎を解いたところから始まり事件に関する情報を整理と小説を読むのを交互に話が進みます
犯行がすべて見抜かれたと観念した犯人は丁寧にそして雑談を交わしながら事件のあらましを展開していきます
その警部と犯人のお互いに敬意をはらった会話や二人の阿吽の呼吸は読んでいて楽しかったです。理想と探偵役と犯人像です
私はこの作者の本を読むのは初めてなので本格物とかかって読んでいました。途中時刻表が出たりして不安になりましたがそんなことは些細なことでぶっ飛んだお話でした。一応推理できるようなできないような・・・
ほのぼのとした雰囲気から犯人の殺害動機のピリピリした雰囲気はギャップがものすごく読者に直に伝わる感じでした
証言を読んでいるだけでは退屈だが合間にぶっ飛んだ小説パートが入るので読んでいて飽きませんでした
本格な推理物ではないと思いますが多彩な種類の大粒の謎が詰まっているので気楽に楽しみたい、インパクトが欲しいという方にお勧めです
紙の碑に泪を (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 紙の碑に泪を (講談社ノベルス)より
4061826093
No.4
(5pt)

異常なまでに作りこんだ作品

倉阪氏の著作は本作が初めてだったが、バカミスと謳われていたので、あまり期待せずに読んでみましたが、読み終わった後は、「これは凄い!」の驚嘆の一言。
とにかく複数の目撃談や意味の分からないハチャメチャな作中翻訳小説が入り乱れつつ、最後は全ての要素が一気に集約されて解決。
作者の異常なまでの伏線の張り方と作りこみ具合にやられた。
トリック自体も本格志向のものとメタ的なものが豪勢に盛り込まれお腹一杯といった感じである。
ミステリー初心者にはあまりこの面白さが受け入れられないかもしれないが、変わった趣向かつ本格的なミステリーを読みたいコアなミステリーファンには一読をお勧めする。
紙の碑に泪を (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 紙の碑に泪を (講談社ノベルス)より
4061826093
No.3
(4pt)

奇想空転!これぞ珍・本格!

翻訳ミステリを読みながら「犯人」の到着を待つ捜査官、という設定で始まる、非常に変な本格ミステリです。
端的にいえば、読者を面白がらせることを忘れて主人公だけが自分勝手に愉しんでいる小説、です。
1ページ目の段階で、主人公には犯人が誰か判っているのに、それを隠したまま、事件の詳細も説明せずに(新聞記事の切り抜きで概略を示しただけで)、真相解明にどう繋がるか定かでない「資料」を次々と並べていく。その間に、主人公の読んでいる「小説」が一章ずつ挿入されていく……という、読むほどにフラストレーションのたまる形式で書かれています。
容疑者たちは、資料の筆者として名前を示されるだけで、人間として描写されることがないので、誰が犯人でも構わない気がします。アリバイにしても、その内容が間接的に説明されるだけで、立ちはだかる鉄壁という感じがまったくしません。やはり、いかにも胡散臭い事件関係者たちや自信満々にアリバイを主張する容疑者の姿が直接描かれないと、本格推理小説としては物足りません。要するに、謎はあってもまるで魅力に乏しいということで、人によっては、問題をはっきり示さずに解答を要求されたような理不尽さを感じるかもしれません。作者への信頼が無ければ読み続けることが困難な、この上なく「読者を選ぶ」小説です。
「これぞ真・本格!」という帯の文句は、デタラメにもほどがあるというものですが、読み終えてみると、なるほど、これはこれで、見事に組み立てられた本格ミステリなのだと納得できました。
真っ当な傑作を読みたいという人にはお薦めできませんが、作者にしか書けない珍重すべき作品であることは確かで、とりわけ、様々な文体を見事に書き分ける才能には戦慄すら感じました。これで、作中作の小説(面白い!)が結末まで完成していれば、(愛読者としては)満点なのですが……。

紙の碑に泪を (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 紙の碑に泪を (講談社ノベルス)より
4061826093
No.2
(3pt)

作者曰く“渾身の変化球”であるところのバカミス

八王子で起きた殺人事件。事件当時“犯人”は、遠く離れた渋谷のホールで、クラッシクのコンサートを聴いていたという。その“犯人”のアリバイを崩すことに成功した上小野田警部は、“犯人”と直接対決すべく、ある喫茶店に、“犯人”を呼び出す。“犯人”の到着を待つ間、警部は、捜査資料の確認をしながら、「紙の碑に泪を」という三文ミステリ――殺人の実体験をもとに小説を書く保安官の話――を再読していたのだが……。捜査資料の大部分が、コンサート――“犯人”が聴いたと主張する――の感想が綴られたクラシックファンたちのブログの記事で、それらを基に「容疑者リスト」がつくられているのには笑わせられますが、終盤、手続きを踏んだ消去法によって、あれよあれよといううちに、リストの容疑者が“犯人”一人だけに絞り込まれていくロジカル? な展開はまるでペテンに掛けられたような気にさせられてしまいます。そして、何といっても、本作の主眼である“作中作を用いた意外な犯人の提示”には完敗。メタミステリ的展開を匂わせながら、あくまで「実体的」に作中作を扱っているところが心憎いです。とはいえ、いくら本作が精巧であっても、万人受けしないことも厳然たる事実wまあ、すぐに読めるページ数ですし、話のタネにはなると思うので、「たまには珍味でも」という方はぜひご一読を。
紙の碑に泪を (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 紙の碑に泪を (講談社ノベルス)より
4061826093

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