激震
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フリーの雑誌記者と、阪神大震災で被災した女性が主人公。 女性の生い立ちは過酷そのもので、震災を機に自らの人生を切り開きはじめる。 最後数ページに、驚愕の展開が! | ||||
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『地の底のヤマ』を読み、並々ならぬ筆力に惹かれて最新作として読んだのだが、これはいけない。技術的には、視点が定まらないので読んでいて気持ちが悪い。大部分の記述は主人公の主観視点なのだが、章によってはいきなりその主人公を含めて客観視した作者客観視点になり、この視点の転変(しかも作者と主人公の間だけで)が全巻を通じて何度も繰り返される。視点が定まらないと、読者を不安にさせるものだ。文章術についても、リーダビリティは高いが(フリーライター稼業で鍛えられたのだろう)、倒置を不必要に多用する(それが作者の独り善がりを感じさせる)など、気持ちの悪い癖がある。なにより、いくら何でもこのストーリーはない。『地の底』も四少年が引き起こす犯罪行為が物語の流れから逸脱して突飛なのだが、まあ地域の風物についての描写などが面白いので読まされてしまった。しかし本作はちょっとやり過ぎ。この作者は総じて作話が強引に過ぎ、何でも偶然でこじつけるため読者としては鼻白む。おそらく作者自身はその自覚がありながら、その他の記述にノンフィクション要素を盛り込むことによる説得力を援用して良しとするつもりなのだろうが、小説として姑息な技法であろう。 本作にしても、サスペンス小説としては駄作、失敗作と思うが、雑誌フリー記者の言行録として読めば面白い(ので、結局読まされてしまった)。『地の底の』で大牟田近辺の炭鉱夫やヤクザに作者が妙に理解があるのは福岡の出身でなじみがあるからか、と思ったが、本作を読めば神戸での反社勢力などへの取材を通じて培われたシンパシーも相まっての事のようで、作家西村健を形作るものが掴めてきた。もう少し読んでみよう。 | ||||
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どちらかである必要はないとは思いますが、「阪神・淡路大震災」の被災現場でたまたま見かけた人物を引っ張りに引っ張って「偶然」の連鎖でエンディングに持っていく手法は少々強引でした。 1995年という特異な災害多発年を切り口にしてルポと小説をシームレスにつなげる、という挑戦を評価できますが、いかんせん饒舌すぎてテーマがぼやけてしまった印象は否めませんでした。 | ||||
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東京新聞で紹介されてたので購入 しかし酷い 表現は色々あるだろうけど 品がない 頭から援交だのブルセラだの 馬鹿でも書ける これを紹介した東京新聞も疑う あくまでも私感なので | ||||
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実際のフリーのライターが講談社をモデルにしたような出版社の月刊雑誌に関わり,色々記事を書いていく。 巻頭に「阪神大震災」が発生し,その現場に飛んで行くのだが,そこで震災の被害者とは違った目をした若い女性を見かける。 この目はどこかで見た事がある…。そうだ前に取材した戦場でよく見た目だ。どうしてこんな所でこんな目をしているのか… しかし1995年というのはとんでもない年だったのだな。1月に阪神大震災があり,オウムが地下鉄にサリンまいて多数の死傷者が出る。それに続いて警察庁長官が狙撃され,都庁に届いた小包が爆発し職員重症,貴乃花が結婚し,オウム信者と名乗る者のハイジャックも。八王子のスーパーでは3名の女性が虐殺され,沖縄では米兵に少女が強姦され,野茂がメジャーで新人王を取る…。どれも一年のトップを飾る?事件のようなのがこれだけ一気に起こったというのは呪われた年としか思えない。(たまたま自民は下野して社会党の村山さんが首相やったりしているが(笑)) この本が,このような事件を忠実に再現しつつ進むので,もしかしてこれはノンフィクションなのか…と勘違いしてしまいそうなくらい。またその事件で起こったことが次々につながっていくという面白さ。よくまあこんな事を思いつくなぁと作者に脱帽。結局最初に被災地で見かけた女性を最後まで追い続ける…という話なのだが,最後はまさかこんな終わり方が…と思ってしまうやり方。相当文章書きなれてないとこんな作品は書けないだろう(まあプロの記者であり作家なのだから当たり前かもしれないが(笑))。この作者絶対に今後も読み続けたい。(たまたまここにきて,小原周子と言い赤松利市と面白い作者に出会う) | ||||
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