彗星を追うヴァンパイア

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種別
長編
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あらすじ

2024年08月29日 彗星を追うヴァンパイア

未知を愛した青年、人間を信じた怪物。魔術が終わる時代に、ふたりは戦場で出会った。17世紀、イングランド。母と暮らした幼い頃から、オスカーの願いは〈世界のルールを解き明かす〉ことだった。数学の才を持つ彼は、ケンブリッジ大学でニュートンに師事する。けれど、王位継承を巡る反乱が勃発し、戦場へ。窮地に陥った彼の命を救ったのは、人知を超えた力を操る謎の男、アズ・テイルズだった。物理法則に従わない未知の存在を解き明かそうとするオスカーと、自分が解き明かされる日を待ち続けるアズ。ふたりの出会いが、人類の〈科学〉と〈戦争〉の歴史を動かす。(「BOOK」データベースより)

評判

彗星を追うヴァンパイアの評価:

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彗星を追うヴァンパイアの総合評価:

10.00/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4
(5pt)

科学vs信仰、SFvsファンタジー。相克の物語そして現代版「学問のススメ」

●科学はもともと哲学の一種であり、真理を追究する学問である。一方、悪魔や神は宗教であり人間はそ
れを信仰するもの。本書では科学vs信仰という相克するものに対する人間の向き合い方を謳っている。

 世界のルールを解き明かそうとする数学者と科学の範囲外に存在するヴァンパイア。その関係は、相反
するものに対する「拒否」なのではない。未知なるものを解明したいと思う知的欲求であり、互いに理解
し合おうと歩みよるスタンスである。
 その原動力となるものこそ学問の目的。二人に築かれた絆の強さに胸が熱くなる。いいSFに出会えて良
かった。私はこの様なSFに出会うために、長い間渉猟してきたのかもしれない。
ーネタバレ注意:未読の方は厳禁です!ー
 終盤、ニュートンの「プリンキピア」の余白に隠されたものを推測して行く過程は、まさにハードSF
の醍醐味。古典的物理学者ニュートンの頭に浮かんだものは、量子力学の不確定性関係を彷彿とさせるも
の。う~んやられた。
彗星を追うヴァンパイア Amazon書評・レビュー: 彗星を追うヴァンパイアより
4041149606
No.3
(5pt)

未知を愛し、探求し続けた青年の物語

数学と物理学には苦手意識があったのですが面白かったです。未知を理知的に追いかけ、アズを怪物という名に括らずに友人としてあり続けたオスカー。オスカーとアズの友情が素敵でした。
無知のために理解できないものを人は怪物と称して拒絶する。しかし、未知を理解しようと理知的に解き明かそうとする者たちもいる。天才たちが圧倒的な速さで進もうとも、人類は必ずその足跡を辿り、追いついて先をいく。学問の尊さと美しさを感じた物語でした。タイトルへと収束するエピローグも好きでした。
彗星を追うヴァンパイア Amazon書評・レビュー: 彗星を追うヴァンパイアより
4041149606
No.2
(5pt)

科学と歴史とファンタジーの稀有な融合

科学に向かう人の真摯な姿勢と、歴史の流れをフィクションという名のファンタジーを上手く交えて素晴らしい物語に仕立てています。最近読んだ本の中では一番の傑作でした!アニメでも実写でも映像化したらとても面白いと思います。
彗星を追うヴァンパイア Amazon書評・レビュー: 彗星を追うヴァンパイアより
4041149606
No.1
(5pt)

こんな素晴らしい作品を危うく見逃すところでした。

未知の存在を解き明かす。
河野さんファンである私は、この文言をみたときに正直、読みたくないと思いました。
昔から考えることが嫌いで、歴史や科学は苦手分野だったのできっとつまらないだろうな思っていました。
でもいざ読み進めてみると、その考えはすっ飛んでいき、読み耽ってしまいました。
読者である私は、主人公のオスカーが純粋にヴァンパイアという未知の存在を解き明かそうとしている姿を見ているだけなのに、物語が終わる頃には涙が溢れてしまいました。
これまでの人間が紡いできた長い学問の歴史に対しての敬愛と希望に心が動かされました。
私は知的好奇心がないため、この作品を読んでも学問を究めようとは考えません。
ですが、この作品を多くの人に読んでもらうことで未来のオスカーが現れたらいいなと思っています。
科学や歴史が好きな人はもちろん、私のように苦手を通り越して嫌いの域に入っている人でも、素晴らしいと思える作品です。
彗星を追うヴァンパイア Amazon書評・レビュー: 彗星を追うヴァンパイアより
4041149606

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