死者のメッセージ
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種別
長編
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評判
死者のメッセージの評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
死者のメッセージの総合評価:
8.75/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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コロンボ・シリーズの中でも特に滋味を感じさせる一作。ゲスト・スターはルース・ゴードン(健気で可愛らしい老女役を好演している)でミステリ作家を演じている。原題は「try and catch me」で、「捕まえられるものなら、捕まえてごらんなさい」程の意味だが、この言葉通り、コロンボとR.ゴードンとの掛け合いが楽しめる。R.ゴードンが「あと一つだけ」とコロンボに話し掛けたり、R.ゴードンの講演会にコロンボが飛び入り参加する等、遊び心に溢れている。
犯行計画自身は杜撰と言える(犯行時間を確保する余裕があるか否か事前に予見出来ない、同じく、犯行に至るまでに被害者が何らかの痕跡を残すか否か事前に予見出来ない、金庫室に一晩閉じ込めただけで果たして確実に窒息死するか否かの知見があやふや、そもそも自宅で犯行を実施する事自体が無謀)が、邦題の「死者のメッセージ」が示す通り、被害者が残したダイイング・メッセージのアイデアと共に、ラストでのその解決が鮮やか。R.ゴードンがミステリ作家との設定を見事に活かしている。
コロンボが上述の講演会で、「犯人の人柄を愛する事もある」と語るシーンも印象的。ミステリ的アイデアと人情味とを巧みに融合させたシリーズ中の佳作と言って良いのではないか。