ヴェネツィアの陰の末裔



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初公開日(参考)2022年04月
分類

長編小説

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ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)

2022年04月19日 ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)

ベネデットには、11歳で孤児院に拾われるまでの記憶がない。あるのは繰り返し見る両親の死の悪夢だけだ。魔力を発現して以来、護衛剣士のリザベッタと共にヴェネツィア共和国の魔術師の一員として、陰の世界に生きている。あるとき魔術師たちは元首暗殺計画の情報を掴んだ。計画は未然に防いだが、その背後にはベネデットらを巻き込む陰謀が……。権謀術数のただ中に身を置く魔術師の姿を描く第五回ファンタジイ新人賞佳作作品。(「BOOK」データベースより)




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ヴェネツィアの陰の末裔の総合評価:8.40/10点レビュー 5件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

歴史の面にもっと光を当てて欲しかったです。

魔術によるバトルに相応の頁が費やされていますが、1528年11月のヴェネツィアといえば
「強国とは、戦争も平和も、思いのままになる国家のことであります。わがヴェネツィア共和国は、もはや、そのような立場にないことを認めるしかありません」
と自覚した時代でした。故に歴史好きで、「海の都の物語」のファンとしては、ヴェネツィア共和国には魔術師と、その魔術を敵視する堕落貴族のほかにも、卓越した理性と聡明さによる国家運営に当たる人たちを出したり活躍させることでヴェネツィア共和国の光も描いて欲しかったです。(後半の「彼」がそうだったとはいえます)
フランソワ1世とカール5世については、あのくらいの描写で十分ですが、せっかく舞台がフィレンツェにも広がったのですから、メディチ家出身のクレメンス7世やメディチ家についても、もっとも多く頁を割いてもらえなかったのが残念です。
それでもなお5つ星をつけられるくらい、この作品の魅力は健在です。
ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)より
4488554067
No.4:
(5pt)

悲しくて愛おしい作品

物語は複雑で丁寧に我慢強く読む必要がありますがそれに値する作品でした。本当にあった歴史であるような作り込みがとても好きです
ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)より
4488554067
No.3:
(3pt)

硬い重い でも半分まで読んでみて!

前半は世界観や歴史背景の説明などが多く、硬い文章で脱落しそうになりますが、半分まで来ると物語が動き出し、なんだか結末が気になり出します。
最後まで来ると作者の筆に慣れてくるので硬さも気にならず、結局読み切ってしまう魅力があります。
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4488554067
No.2:
(3pt)

重厚そうに見えるも印象には弱く

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

地位もその数も失われつつある魔術師が,とある事件の調査に…という始まりですが,
追うほどに広がる謎や,現れる敵たちに,諜報戦,活劇風の流れになるのかと思いきや,
いささか予想外の方へと転がり,魔術自体もあまり見られずと,期待とは違っていました.

窮地で起きる主人公の覚醒は,彼自身の掘り下げが浅いため,都合の良さしか見えず,
自らの生き方に疑問を抱きながら,最後には誇りを覗かせる様子も取って付けたようで,
やはり,背景が見えづらいことが,全体的な物足りなさに繋がっているのではと感じます.

また,相棒との関係も描かれ方が中途半端で,タイトルも早くに回収されるものの,
そのままというのか,それ以上の広がりはなく,一見,重厚そうなファンタジですが,
今ひとつ印象には弱く,キャラクタや世界に入り込めないまま,終わってしまいました.
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4488554067
No.1:
(5pt)

硬質な文章がストーリーによく合ってます

舞台は16世紀で。オスマン帝国、フランス、ハプスブルク家、バチカン……そんな列国相手に立ち回るヴェネツィア共和国です。誰と誰が同盟を結んでいるのか、敵対しているのか、混沌としている国際情勢の中、魔法が存在するファンタジー。ただし、魔法使い(魔術師)の地位は非常に低く。
悪魔と契約しているのでは……というカトリック思想の中で、異能者が生きていけるのはオスマン帝国とヴェネツィア共和国のみ。といっても、どちらであっても尊敬を得られるような境遇ではありません。
こうした中で、11歳より前の記憶を失っている主人公が、国際情勢の陰で必死にあがいて生き抜く物語。
1000年以上前に失われた大魔術を記載した書物の存在もからまり、読み応えがありました。

巻末の新人賞選評では、せっかく国際情勢のお膳立てが良いのだから、ジェームズボンドのような物語として集約したほうがよかったのでは?と書かれたりしてましたが。
自分としては、失われた秘本がらみの部分のほうが面白かったです。この書物の存在がなかったら、☆を下げたかも。この辺りは好みの問題かもしれません。
☆5を付けたのは、これがデビュー作の新人さんだから。次作への期待を込めて、です。
ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヴェネツィアの陰の末裔 (創元推理文庫)より
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