なでしこ御用帖
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
なでしこ御用帖の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
なでしこ御用帖の総合評価:
7.47/10点 レビュー 15件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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第四話で主人公の紺が、第五話で美音が三つ指を突くという、最悪、無作法な挨拶をしている。三つ指を突くのは、そもそも吉原の遊女が始めた作法で、極めて無作法とされる。両手を「ハ」の字状にして掌をしっかり床に着け、額を床すれすれまで下げるのが最も礼儀正しい作法。これを知らないのは時代小説作家として恥ずかしい。
次に、雄猫。これは牡猫でなければならない。「雄」は鳥類など、一見しただけでは性別不明の場合に用いる。旁の「土」は勃起した男性器を意味するので、そういう外性器を持つ動物に使用。また「雌」も同じく、鳥類など、一見しただけでは性別不明の場合に用いる。「隹」は、そもそも「鳥」の意味。牡馬、牝馬を雄馬、雌馬などと書いたら、競馬ファンにドヤされること請け合い。
下駄は江戸時代は雨具で、雨天の時に履くものだが、晴天でも履いているし、「凄い」は江戸時代は「ぞっとする」「気味が悪い」という意味だが、「素晴らしい」に近い現代の用法で使っている。
また「大変」は江戸時代は、現代と違って「すさまじい凶事」の意味で使うが「非常に」という現代の意味で使っている。
その他、厄介・神経質(坪内逍遙の造語)、緊張(森鴎外の造語)、理由(山縣有朋の造語)、雰囲気(北原白秋の造語)、心配(河竹黙阿弥の造語)、普段(若松賤子の造語)、小走り・文句(樋口一葉の造語)、居心地・無駄(国木田独歩の造語)、露骨・姿勢・状況・視界(夏目漱石の造語)、袋小路(有島武郎の造語)、頑張る(サトウハチローの造語)、原因(西周の造語)、体調(北杜夫の造語)、駄目(尾崎紅葉の造語)、無視(内田魯庵の造語)、捕縛(新聞雑誌の造語)、完璧(服部誠一の造語)、本格的(勝本清一郎の造語)、落胆(荻田嘯の造語)、現場(中江兆民の造語)、美人画(小栗風葉の造語)など、江戸時代にない言葉のオンパレード。