闇が呼んでいる
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なぜ罪をなすりつけるためにその男子学生が選ばれたのか なぜ山科が精神を病んでしまったのかなど 色々起きる事件の犯人、被害者、動機などが あまり納得できるものではなく悶々としながら 最後にはスッキリするかも・・・という期待を抱きつつも 不完全燃焼で終わってしまってました。 4人の女のそれぞれを描くにあたって仕方なかったのかも しれませんがなんとなくまとまりと盛り上がりに 欠けていて自分は何かを読み過ごしてしまったのか? という不満しか残りませんでした。 いつかこの本どうだった?と聞かれても 印象になく何も覚えてなかったと言ってしまう 自信だけははっきり残りました。 | ||||
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最初の設定が、やや無理がある。 何もしていない人を、犯罪者として取り上げるとしても、 マスメディアがこんなに容易に操られるものだろうか。 たしかに、1社が暴走すれば、他社も追従するが、それはテレビだけで、 他の媒体は逆にそれに疑問をいだかないだろうか。 それはそれとして、両親を自殺に追い込んだマスメディアに対する報復が亡いのが,社会派でない赤川次郎流なのだろう。 自殺に追い込んだ4人とりわけ首謀者が,痛みを感じずに何年も過ごしても, その後に起きるさまざまな事件から,結果として因果応報になる。 後の展開は、最初の展開にくらべれば、さもありなんと、いろいろ推測しながら読むことができる。 学生時代の性格と、社会へ出てからの変わり用を、効果的に演出しているところが、 映画好きの本領発揮だろう。映画での作品が期待できる。 | ||||
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長編。赤川次郎さんの小説は大好きで内容問わず読みますが、こんな分厚い長編は初めてです。しかし、4時間くらいで一気に読み干して?しまいました。 自分が助かればなんとも思わない者、良心の呵責にさいなまれ廃人となる者、人それぞれの闇がありました。 その一方で、主人公女子大生4人組をとりまく「汚い」大人たち。 この4人がこんなにも汚いのは(ま、全員汚いわけではなかったのですが)、周りの大人たち=権力者が汚いせいであるとでも言いたかったのでしょうか。 怖いのは、こうした汚い大人たちが現実にいること。まるでこの国(日本)の闇を見せ付けられたような気持ちでした。 赤川さんのミステリー(ユーモアミステリーではない)は、いつも何かに対する警鐘のように思えます。でも難しい内容ではなく、ホントに一気に読めてしまいます。 | ||||
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美香・小百合・淳子・さとみ。かつて自分たちの罪を隠蔽するため、1人の男を破滅させた仲間たち。秘密を抱えたまま4年の月日がすぎ、それぞれ別の生活を送っていた彼女らに、死んだはずの彼から手紙やメールが・・・。 きっと誰かのいたずらよ、と気にも止めない美香。死者の影に怯える小百合とさとみ。4人それぞれの反応の違いが、個々の性格を表していました。 ストーリーはテンポよく、続きが気になり、どんどん惹きこまれるようで、一気に読んでしまいました。それとおなじくらい面白かったのは、4人の性格と人間関係の変化。美香はグループのリーダー格で、気が強く美人、おまけに政治家の娘。小百合の恋人と結婚し、娘と3人で暮らしている。小百合は1番気が弱く、美香に頼りっきり。その美香に恋人を取られてしまう。淳子は飛びぬけて頭がよく、大学で働いている。さとみは可愛く、TV局でキャスターとして楽しく働いていましたが・・・。しかし小百合が有力者の愛人になったことで、美香との力関係が逆転するところが面白かった。1番弱そうに見えた小百合が、1番怖い女だったんだなぁと思いました。 ラストは意外性もあり、それでいて怖さ・不気味さも含む内容でした。 死んだ彼の正体も、全く予想外でした。まさに、タイトルにぴたりの内容という感じ。 とても面白く、興味深い一冊。ミステリー好きの人にオススメです。 | ||||
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罪の無い人間に、自分たちの身勝手さから罪を被せ、その人の人生を破綻させた四人・・・その結果は・・・。 あまりにも身勝手な理由から自殺におとしめられた男。そしておとしめた本人たちはあたり前の日常を送っている。しかし、平穏な日常生活を送っていた四人に、闇からの呼び声が。 地位、名声、金、愛情。それらを失わないために罪の上に罪を塗りこめていく。けっしてバラバラになれない四人に待っている未来は・・・ どこまでも自分勝手である。しかし、それが人間なんだろう。自分を守るためならば、他人を犠牲にすることをもいとわない人間の汚さにはつくづく嫌気がさしてしまう。しかし、他人を犠牲にした瞬間から、闇からの呼び声は聞こえてくるのだ。 この四人には、どんな闇が待っているのか。ページをめくる手を休めることができず、一気に読んでしまった。そして、最後もまだまだ続く闇の呼び声が聞こえてくるようで、闇は消えることなく続いていくんだという怖さを感じてしまった。 | ||||
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