(短編集)
泣き婆伝説
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 | 1992年12月31日 泣き婆伝説 (ハヤカワ文庫JA) 猫もしゃくしも大騒ぎする地方区の選挙戦。選挙好きの友人にかつぎ出され、新人候補の後援会会長にまつりあげられた俺は、いつしか選挙カーの上で応援演説のマイクを握りしめていた。やがて、落選間違いなしといわれていた候補者の支持率は上昇し、もしかしたら当選かもと…。だが、ひとつの伝説があった。選挙戦の終盤に泣き婆に出会った候補者は、どんな有力候補であっても落選するという―。表題作を含む傑作作品集。(「BOOK」データベースより) |
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| 快作？怪作？？ 実在の人物・エピソードをてんこ盛りモチーフにした表題作「泣き婆伝説」は必読！ 筆者の出身地・熊本を舞台に、まるで“お祭り”のように盛り上がる参議院議員選挙が描かれています。 どこかに居そうで何処にも居ないような、暑苦しく胡散臭くどこか滑稽で物悲しく、 でも面白くてかわいくてたまらない人物たちが(ついにはカジシンすらも！？)跳梁跋扈します。 しかもこの物語にとどまらず件の人物は国会議員を務めたのち自治体の首長に転じ…… 「事実は小説より奇なり」と申せますが、この物語も奇なり。 | ||||
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