ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺 5
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シリーズで集めてたので、状態のよいものが見つかってよかったです。 | ||||
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第4巻で大大暴れした梅寿が折れて団円に向かったなと思ったら、梅駆が終結目前でテレビの売れっ子になったり謹慎になったりで波瀾万丈となりました。きれいな結末はついていますが、その後の話を作りようのない到達点に梅駆が上り詰めるわけでもなく、梅駆と梅寿、その周辺の落語家たちの今後や、過去も外伝などでぜひ読みたいと強く思わされました。 星は減らしていませんが、カバーのイラストは全く気に入りません。絵柄がキャラクターに合っていませんし、梅駆と梅寿は髪型や年齢で何とか見当がつきますが、他の人物は誰なのかさっぱり判りません。単行本の表紙に戻していただけたら、現行版5巻全部をBookoffに出して買い直します。 | ||||
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トサカ頭の駆け出し落語家、笑酔亭梅駆が巻き起こす騒動の数々「第5弾」。 それぞれ落語のタイトルにひっかけた章立てのハナシが、面白い。 師匠の笑酔亭梅寿は大酒飲みの暴力爺だが、関西落語界の大御所で大名人。 梅駆はヤンキー上がりのアンちゃんだが、実は隠れた才能があるらしい。 作中、「一発芸のギャグで一躍人気者になる梅駆」というのも、 現在の吉本頼みのTVのバラエティに釘を刺しているようだ。 本書の楽しみの一つが、落語を聞いているような語り口だ。 今の芸人の関西弁のせわしなさに慣れた耳には、ほのぼの懐かしい。 最終章など言葉の持つ力をも、改めて考えさせてくれる。 現代があまりに、言葉が軽くなっているからであろうか。 | ||||
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ずっと待っていた五巻が出ました。元ヤンで鶏冠頭の若手落語家、笑酔亭梅駆こと星祭竜二が日常の謎をといていた第一巻から話はどんどん遠くなり、爆笑とバイオレンスに彩られた修行道中が描かれるなか、今回は何と偶然の一発ギャグがあたって、竜二は売れっ子タレントになってしまいます。 ギャグを認めない師匠からは落語を禁じられるは、兄弟子からはギャグの盗用で訴えられるは、突如出現した小学生の「兄弟子」から落語対決を挑まれるは、さんざんな目にあう後半からラストにかけての盛り上がりの勢いは凄いです。 落語の芸を正面から取り上げるシリーズではありませんが、一章ずつが落語家という食えない人種を描いた濃いドラマになっていて、それぞれに落語的オチがつくのが巧く(「堀川」「上燗屋」「二番煎じ」「狸の化け寺」など章題も噺をテーマにしています)、ことに「花筏」の章で、どっきりカメラに翻弄される竜二のどんでん返しがたまりません。 そして今回も見所は、酔いどれ師匠梅寿のあいかわらずの暴君ぶりと、その裏に隠された優しさのコントラスト。このシリーズ読んでほんとうによかった、と思えたのは最終章、落語家としての絶体絶命の危地に立たされた竜二を、谷底にさらに蹴落とすかに見える師匠の叱咤が一転・・・・泣けました。 芸ってこれやねん! 思わず自分も関西弁になって膝をたたいてしまいました。 全体を通じて、竜二の両親を名のってあらわれる詐欺師たちが話の伏線となってゆくのも目を離せないところ。 シリーズいよいよ絶好調です。 | ||||
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