神々の座を越えて

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種別
長編
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あらすじ

1999年09月30日 神々の座を越えて〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

スイスに滞在していた登山家の滝沢は、自らのミスで遭難事故を起こし、苦しい立場に立たされる。そんな折り、旧友でありかつてともにヒマラヤを駆けたチベット独立運動の闘士ニマの窮地を告げる手紙を受け取り、滝沢はヒマラヤへ向かう。手紙を出したのは、ニマが自分の父親ではないかと疑う日本人女性、摩耶。滝沢は彼女とともに政治の罠が待ち受ける苛酷な山々へ踏みこんでゆく。雄渾の筆致で描く迫力の山岳冒険小説。(「BOOK」データベースより)

評判

神々の座を越えての評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

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神々の座を越えての総合評価:

6.50/10点 レビュー 2件。

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No.1
(3pt)

谷甲州流、山岳冒険物語。著者の長所短所とも現れる・・・

チベット独立運動を背景に、ヒマラヤ、チベットを舞台にした山岳冒険小説。よい意味でも悪い意味でも谷甲州らしい作品。等身大の人物の視点から緻密なストーリー展開という著者の特徴は本作でも同様。氷壁へ打ちこまれるハーケンのひとつひとつ、細かなロープ遣いまで描き分けるような登山シーンは迫力。一方で視点が主人公に固定されているので、主人公の逡巡や思いの吐露の描写に延々と付き合わされる嫌いはある。「遥かなり神々の座」とは主人公が同じ続編ということであるが、ストーリー的なつながりは弱く、本作単独でも楽しめる。チベットの独立運動を背景に、チベット教の精神的指導者である青年、実行部隊であるチベットゲリラが登場。運動を取り締まる中国公安警察との対立の中に、日本人登山家である主人公が巻き込まれる。ネパール、中国チベット地方が主舞台。後半クライマックスはチョモランマを擁するヒマラヤ山脈を舞台にした脱出行が描かれる。雄大で過酷な自然環境下でのストーリーは目新しく、迫力。一方で緻密な描写がかえってスピード感を損なっているようにも思えた。
神々の座を越えて〈上〉 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神々の座を越えて〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306265

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