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ytk5296 さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

レビュー数9

全9件 1~9 1/1ページ

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No.9: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

秘密の感想


▼以下、ネタバレ感想
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秘密 (文春文庫)
東野圭吾秘密 についてのレビュー
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

モラル違反への警鐘

読後感としては、モラルについて深く考えさせられる小説だという印象が強かったです。自分自身がこれぐらいなら大丈夫と自分勝手に線引きして行っているルール違反。その行動が周囲に与える影響を考えることができていないことが非常に残念だなと感じます。

自分自身を含め、こういった行動は誰しも心当たりはあるかと思いますが、その行動に少しでも罪悪感を持てる方に是非読んでいただきたいです。
乱反射 (朝日文庫)
貫井徳郎乱反射 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

IT化が進む現代の裏には。私の教訓になりました。

私たちが日常生活で口にしている野菜をテーマにしたサスペンスです。
温度や光量などをシステムで制御し、自然環境に左右されない農作物が栽培できるようになった昨今、
ほとんどの野菜がオールシーズン入手できるようになりました。

しかし、その実態はブラックボックス化、
つまり企業秘密となっており、具体的にどのような工程で野菜が栽培されているかは分かりません。
無農薬など安全・安心と謳っていても、規制のかかっていない薬の投入によって
直接的な影響はないまでも、私たちの体に吸収されていく。

システム化によって農業に限らず、多くの分野で効率化がもてはやされていますが、
その裏には黒い影が潜んでいることも。

かくいう私は来年度からシステムエンジニアとして職を得ますが、
システムを作る側の目線だけではなく、システムを利用する人、またそのシステムに関わる人すべてに配慮した
システム設計ができるエンジニアになります。
ブラックボックス
篠田節子ブラックボックス についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

サスペンス要素の方が強いかな

紹介にゼロサムゲームと謳っている割には、参加者同士の駆け引きがほとんどなく、主人公+ヒロインvsその他参加者という構図のように見受けられました。
しかし、ストーリー自体は主人公が模索しながらも生き残るために合理性、時には直感を働かせて難所を潜り抜けており、スピード感のあるものでした。もう少しミステリー要素があったら面白かったかな?
バングルバングル公園、一度行ってみたいです。
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
貴志祐介クリムゾンの迷宮 についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

シャーロックホームズ初登場

アニメ名探偵コナンに影響されて、シャーロックホームズシリーズの第1作「緋色の研究」を読んでみました。
エピソードが2部構成となっており、正直2部目は宗教が絡んできて頭に入ってこなかったです。ですが、犯人の動機とシャーロックホームズの推理の裏付けのために必要な情報なのでしっかり読んでおく必要があります。

全体の感想としては、シャーロックホームズの分析力が非常に伝わる作品でした。現場の状況から多くのことを読み取る。卓越した能力を活かした推理は素晴らしかったです。ただ昔の作品なので、推理自体の驚きや結末の意外性などはあまり感じなかったです。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン・ドイル緋色の研究 についてのレビュー
No.4:
(7pt)

伊坂幸太郎の精度

短編集という形式のミステリーは初めてでした。
それぞれが独立している話でありながら、最後の短編のための伏線となっており、なるほどと感心しました。
また、常に悪天候が続いている描写や人間世界の理解が浅い死神の口調や疑問が妙に面白く、まさに精確な小説でした。
ミステリー感はあまりありませんでしたが。笑
死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

重厚感あるミステリー

「死刑」をテーマに扱っており、ミステリーの中でも非常に重い内容となっていますが、
読み進めていくうちに自分の中でも考えさせられるものもあり、
ミステリーの内容はもちろん、作者のメッセージ性がとても強い作品であると感じました。
13階段 (講談社文庫)
高野和明13階段 についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

壮大な時計じかけ

時計館という時間をテーマにしたミステリーです。
犯人が誰なのかという結果以上に、どのようなトリックで犯行が行われたのかという過程はとても面白かったです。
想像の遥か上を行く結末には驚きを隠せませんでした。
時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)
綾辻行人時計館の殺人 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

評判通りの作品

初めて読んだ国内ミステリーでした。
見出しに1行で騙されるとあるように、
自分の想像をはるかに超える衝撃を受けました。
読んだことのない方は、ぜひ手にとっていただきたいです。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー