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りゅかさん さんのレビュー一覧

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レビュー数10

全10件 1~10 1/1ページ

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No.10: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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絶叫の感想

読むのはたまに。そして、ペースもゆっくり。

長かったですね、解説まで含めると613ページ。
長期に渡った戦いもやっと幕を下ろしました。

内容は一言で言うなら、とある女性の転落人生を真横で観てた感じ。見事に落ちていきましたね。
伏線が上手く散りばめてあり、きちんと回収されてます。
巧いと思いました。

見た目から敬遠したくなるような分厚さでページも最後までぎっしり文字が書いてあってなかなかの読みごたえ。

けれど、どうこの主人公が転落していくのかを知りたい!という方はぜひ。
人に軽々しく勧めることができる量ではないですが、面白く読めました。


▼以下、ネタバレ感想
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絶叫 (光文社文庫)
葉真中顕絶叫 についてのレビュー
No.9: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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ボーン・コレクターの感想

とりあえず読みましたよ、と。
2017/01/24


▼以下、ネタバレ感想
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ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)
No.8: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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黒猫館の殺人の感想

久々の館シリーズの続きを。

内容は、過去の「黒猫館」で起こった事件の手記が残されたノートを手にしたまま、ホテルの火災により記憶を失った老人と手記の内容を元に老人の記憶を取り戻す話。
果たして、この老人は手記を残した鮎田本人であるのか、また、この手記は本当に起こったことであるのか…。
気になるところである。

▼以下、ネタバレ感想
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黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人黒猫館の殺人 についてのレビュー
No.7: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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そして誰もいなくなったの感想

さて、ミステリの女王・アガサ・クリスティの有名作『そして誰もいなくなった』を今更ながら読了。
前に一度島に渡る前まで読んでいたがどうせなら、とまた最初から読むことにした。
とりあえず、読み慣れないカタカナ表記の名前なため、名前と職業が一致せず(呼び方も様々ある)、登場人物欄と文を行ったり来たりしながら、200ページ過ぎてやっと一致するようになった。

やはり、クローズド・サークルといえばこの『そして誰もいなくなった』は必ず挙げられるだろう。
現代のミステリファンなら読んでおいて損は無い。
もちろん、現代の推理小説に比べると物足りなさを感じるかもしれない。
感想も「ふーん」という感じかもしれない。
けれど、よく考えてみると、この作品は1939年、つまり、77年前に書かれた作品なのである。
そうすると、今では溢れかえっているが、当時では珍しいものであり、斬新な考え方であったと言えるだろう。

ミステリを読み始めるにはちょうど良い本であろう。
ぜひ未読の方は一読あれ。

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そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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占星術殺人事件の感想

島田氏の本は2冊目となった。
シリーズ的には順番が前後したが、御手洗シリーズ1作目を手に取った。

感想に「読みにくい」とあったが、読み始めると「どこがだろう?」という疑問しかなかった。だが、段々と読みにくい、頭に入ってこない、眠くなるの3段階でよく理解した。

トリックは驚きというより感心が大きく、なるほどと思った。
これは、確かになかなか思いつかないもので自分には“ 新しい”ものであった。
評価されるのも頷ける。
しかも、これがデビュー作というのだからもう、頭を下げることしか出来ない。
本当によく出来ていて、確かにこの作品は世の中をざわめかせたのではないかと思う。
しかし、この作品により「新本格」が出てきたのだからありがたい話である。

前半部を頑張ればきっと良い結末が待っている。
時間が暫く空くだろうが、『異邦の騎士』を楽しみに待っていよう。

▼以下、ネタバレ感想
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占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)
島田荘司占星術殺人事件 についてのレビュー
No.5: 7人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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13階段の感想

とても高評価な本だと知り、またいろんな方から「面白いよ!」と教えてもらい、積読本を漁ることに。

「お迎えだ。」という死神の言葉と、それに対する死の恐怖を目の前にした人間の描写から始まる。
簡単に言うと、実は冤罪ではないのか?と疑われた死刑確定囚の人間を前科のある・三上と刑務官・南郷、この2人の男を中心に周りの人間と真実を暴いていく話。

自分にとっては(たまたま)タイムリーな話題であった"死刑制度"という社会的問題が扱われており、とても重たいテーマとなっている。
死刑制度について詳しく知らなくても、私たちはこれを読み深く死刑制度や法務省と世間の違い、刑務所での生活など考えさせられたのではないだろうか。

登場人物一人ひとりが個性を持っており、これは誰だと把握しやすい。
またとても読みやすく面白かった。
高評価を得ている点はおそらく、作者の参考文献の量などによるリアルさと文の読みやすさ、そして、続きが読みたい(真実が知りたい)と思わせる力ではないだろうか。

ただ、個人的には期待しすぎたかな、という点も。
しかし、本当に面白くはあった。高評価を得ている理由は納得できる。

一度はやはり死刑制度や法律について考える機会があっても良いかもしれない。
手にとってみることをおすすめする。


▼以下、ネタバレ感想
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13階段 (講談社文庫)
高野和明13階段 についてのレビュー
No.4: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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連続殺人鬼 カエル男の感想

やっと読みたかった念願の『カエル男』読了。

表紙は可愛らしいカエル。けど、中身はとてつもなく残酷極まりないカエルだった。
とりあえず、人は恐怖に怯え狂ってしまうと異常者となるらしい。

カエル男。その一言では言い表せないようなグロテスクな世界が待っている。

とてもおもしろかった。ただ、うーん?っていうシーンも有ったけれど、それでもそれを上回る二、三度と続くどんでん返し。
呆気にとられまくりです。捲る手止まりません。

きっかけは人のレビューですが、読んでみて納得の一冊。オススメできます。


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連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
中山七里連続殺人鬼 カエル男 についてのレビュー
No.3: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

さよならドビュッシーの感想

資産家の祖父がいて仲の良いピアノを習う従姉妹がいて…でも、全て失った主人公。残ったのは包帯に巻かれた体と不自由な足、そして動かない指…。
一言で言うと魔法使いと出会い約束を交わし、ピアノを弾く事を諦めない女の子のお話。※違う

だけど…?事件はあるわどんでん返しはあるわで、驚かせられます。ピアノの旋律のように美しい表現をされている本です。私はその表現の仕方にうっとりしました。

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さよならドビュッシー (宝島社文庫)
中山七里さよならドビュッシー についてのレビュー
No.2: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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マリオネットの罠の感想

1ヶ月ぶりの読了。病院の待ち時間など時間を重ねて読み進めた。

この作品は赤川次郎さん―――私をミステリーの世界へと導いてくれた原因である好きな作者さん―――の処女長編であるそうだ。『死者の学園祭』よりも早かったとか。
そんな好きな作者、赤川次郎さんの小説は個人個人で受ける印象は違うだろうが、とても私は文章も表現もぴったりとあっていて、とても読みやすい。もちろん合わない人もいるであろう。そして、次のページが気になることにより、捲る手を止めさせることがない。
そんな赤川次郎さんの処女長編であった。

内容は、簡潔に言うと美女がわんさか出てくる。トラックでの殺人から始まり、次々と繋がりが見つからない人々が殺されていく・・・繋がりとはなにか。
どうして連続して殺害していくのか。様々な事件が交錯していく。

どんでん返しもあり、疾走感満載の『マリオネットの罠』であった。
とてもおもしろい。

以下、思いっきりネタバレ。今までのようなぼかした表現はしてません。

▼以下、ネタバレ感想
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マリオネットの罠 (文春文庫)
赤川次郎マリオネットの罠 についてのレビュー
No.1: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

館シリーズ③迷路館の殺人の感想

読了から少し経ってやっと書こうと思い立つことが出来た。
3月も半ば。読み始めてから終るまでそこまでかからなかった面白い本であった。

本の中に本があるというスタイルの「館」シリーズ3作品目。まずそこから「ほう…。」と興味を惹かれた。
中村青司の建てた館も3つ目である。果たして今回はどのような館なのか……。

本文は島田のもとへ知り合いという"鹿谷門実"からの本が届く。内容はある迷路館で起こった殺人事件を題にした推理小説であった。
そして、この鹿谷門実は内容にある迷路館という閉ざされた地下の空間で起こった惨劇の関係者の一人であったのだ。
鹿谷門実の見てきた惨劇とは。そして、この閉ざされた空間で起こった殺人の犯人とは。
それから、この"鹿谷門実"は誰なのか。

たくさんの謎が最初に与えられる『迷路館の殺人』である。

▼以下、ネタバレ感想
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迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)
綾辻行人迷路館の殺人 についてのレビュー