名前探しの放課後

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評判

名前探しの放課後の評価:

4.04/5点 レビュー 94件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全192件 141〜160 8/10ページ
No.52
(5pt)

びっくりした

出だしの不思議さで「乾くるみさんの”リピート”みたいに楽しめそう」と思った。
しかし、その後、「退屈。普通の青春ものじゃん。”高校生日記”? 星2つか3つだ。最後まで読むのが苦痛。止めちゃおうかな。」などと思った。

下巻、残り50ページで驚いた。「そんなバカな!」 びっくりしました。
「それまでの800ページは何んだったの?」
「前振りに、ここまでページを割くの?」
などと思いました。

やられました。涙が出そうでした。
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065
No.51
(5pt)

びっくりした

出だしの不思議さで「乾くるみさんの”リピート”みたいに楽しめそう」と思った。
しかし、その後、「退屈。普通の青春ものじゃん。”高校生日記”? 星2つか3つだ。最後まで読むのが苦痛。止めちゃおうかな。」などと思った。

下巻、残り50ページで驚いた。「そんなバカな!」 びっくりしました。
「それまでの800ページは何んだったの?」
「前振りに、ここまでページを割くの?」
などと思いました。

やられました。涙が出そうでした。
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.50
(3pt)

半端なミステリー部分の出来が魅力にブレーキを欠けている

それでは良かった点・魅力的な点から箇条書きにしていきます。
・「生きている」魅力的なキャラクター達
・相変わらず魅力的な青春劇
・相変わらず面白い舞台設定・考証、飽きずに読ませる文章
・終盤のスピード感

ここまでは前作までの良さを引き継いでいると言えます。
その上で、難点を。(笑
・「冷たい校舎〜」「子供たちは〜」の緻密で練りに練られたプロットから考えるとかなり雑なネタ一発のプロット、全体にメリハリ・緊迫感の無い構成
・他の方ももうかなり触れているので書きますが(苦笑)、「他作品との繋がり」もネタ一発めで自己満足的。そもそも他作品を先に読んでいるのが前提というのは…

辻村深月という作家の作品の魅力を構成している青春劇とミステリーの2面の内片側がこの出来では読後の感動も半減です。
とりあえず先に他作品を読む事をお勧めします。
特に前述した二作(特に「子供たち」)は傑作ですよ。
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065
No.49
(3pt)

半端なミステリー部分の出来が魅力にブレーキを欠けている

それでは良かった点・魅力的な点から箇条書きにしていきます。
・「生きている」魅力的なキャラクター達
・相変わらず魅力的な青春劇
・相変わらず面白い舞台設定・考証、飽きずに読ませる文章
・終盤のスピード感

ここまでは前作までの良さを引き継いでいると言えます。
その上で、難点を。(笑
・「冷たい校舎〜」「子供たちは〜」の緻密で練りに練られたプロットから考えるとかなり雑なネタ一発のプロット、全体にメリハリ・緊迫感の無い構成
・他の方ももうかなり触れているので書きますが(苦笑)、「他作品との繋がり」もネタ一発めで自己満足的。そもそも他作品を先に読んでいるのが前提というのは…

辻村深月という作家の作品の魅力を構成している青春劇とミステリーの2面の内片側がこの出来では読後の感動も半減です。
とりあえず先に他作品を読む事をお勧めします。
特に前述した二作(特に「子供たち」)は傑作ですよ。
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.48
(5pt)

作品がリンクしているので、これを読む前に前作を読んだほうがより楽しめます。

私はこの作品が辻村深月さんの著作の中で一番好きなのですが、作品同士がリンクしているので、以下の順番で読んだ後で読まれるとより楽しめると思います。1.子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)2.子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4)3.凍りのくじら (講談社文庫)4.ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)※子どもたちは夜と遊ぶ 中 がありそうに見えますが、上下巻ものなので、ご安心ください。
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065
No.47
(5pt)

作品がリンクしているので、これを読む前に前作を読んだほうがより楽しめます。

私はこの作品が辻村深月さんの著作の中で一番好きなのですが、作品同士がリンクしているので、以下の順番で読んだ後で読まれるとより楽しめると思います。1.子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)2.子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4)3.凍りのくじら (講談社文庫)4.ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)※子どもたちは夜と遊ぶ 中 がありそうに見えますが、上下巻ものなので、ご安心ください。
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.46
(3pt)

長すぎるでしょ、、、

正直、一冊で充分にまとめられる内容だと思う。 最後の方になって、ちょっとしたどんでん返しみたいなのがあって、そこで初めて、随所に散りばめられた伏線が活きてくるんだけど、それまでが退屈で仕方ありませんでした。
名前探しの放課後(下) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(下)より
4062145073
No.45
(3pt)

長すぎるでしょ、、、

正直、一冊で充分にまとめられる内容だと思う。 最後の方になって、ちょっとしたどんでん返しみたいなのがあって、そこで初めて、随所に散りばめられた伏線が活きてくるんだけど、それまでが退屈で仕方ありませんでした。
名前探しの放課後(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫)より
4062767457
No.44
(4pt)

思いがけず大掛かりな仕掛け

水泳やクリスマスのイベントを経て自殺は起こらなかった.その先にある真実と,高校生たちが仕掛けた予防策とは・・・.トリック全体が,普通の高校生が普通の高校生活の中で進めるには少々大掛かりすぎるし,もっと言ってしまえば,ここまでやる高校生がいるかなぁ,という印象は否めないが,それでも1人の級友のためにこれだけのエネルギーを発揮できる姿は十分カッコいい.そしてそんなパワーを発揮できる関係を作ってきた過程こそがこの作品の最大のテーマであろう.この辺の心理描写はやはりうまい.過去の作品のつながりで,評価を下げているレビューワーも見受けられるようだ.私は,その作品は既読であるが,読んでいなくても,作者が描きたいテーマは十分に伝わってくる.真相の一部に隠された謎が残るだけである.あとからその作品を読んでもなんら問題はない.
名前探しの放課後(下) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(下)より
4062145073
No.43
(4pt)

思いがけず大掛かりな仕掛け

水泳やクリスマスのイベントを経て自殺は起こらなかった.その先にある真実と,高校生たちが仕掛けた予防策とは・・・.トリック全体が,普通の高校生が普通の高校生活の中で進めるには少々大掛かりすぎるし,もっと言ってしまえば,ここまでやる高校生がいるかなぁ,という印象は否めないが,それでも1人の級友のためにこれだけのエネルギーを発揮できる姿は十分カッコいい.そしてそんなパワーを発揮できる関係を作ってきた過程こそがこの作品の最大のテーマであろう.この辺の心理描写はやはりうまい.過去の作品のつながりで,評価を下げているレビューワーも見受けられるようだ.私は,その作品は既読であるが,読んでいなくても,作者が描きたいテーマは十分に伝わってくる.真相の一部に隠された謎が残るだけである.あとからその作品を読んでもなんら問題はない.
名前探しの放課後(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫)より
4062767457
No.42
(4pt)

意外と大掛かりな仕掛け

水泳やクリスマスのイベントを経て自殺は起こらなかった.
その先にある真実と,高校生たちが仕掛けた予防策とは・・・.
トリック全体が,普通の高校生が普通の高校生活の中で進めるには
少々大掛かりすぎるし,もっと言ってしまえば,ここまでやる高校生がいるかなぁ,
という印象は否めないが,それでも1人の級友のために
これだけのエネルギーを発揮できる姿は十分カッコいい.
そしてそんなパワーを発揮できる関係を作ってきた過程こそがこの作品の最大のテーマであろう.
この辺の心理描写はやはりうまい.
過去の作品のつながりで,評価を下げているレビューワーも見受けられるようだ.
私は,その作品は既読であるが,読んでいなくても,作者が描きたいテーマは十分に伝わってくる.
謎解きの一部に隠された謎が残るだけである.
あとからその作品を読んでもなんら問題はないと思われる.
名前探しの放課後(下) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(下)より
4062145073
No.41
(4pt)

意外と熱血な現代の高校生像

なぜか3ヵ月後から戻ってしまった主人公が,
自殺する級友を突き止めて,それを食い止める.
誰の自殺をどうやってとめるのか?
そのwho?とhow?がメインテーマかと思いきや
内容的には,一連のイベントを通じた仲間同士の理解や友情が描かれている.
謎解きがあっさりと解決されるところに少し拍子抜けするが,
イマドキの高校生の仲間思いで熱血な姿が意外に新鮮である.
辻村作品らしく,少々きれいすぎる青春像かなとは思うが,
表現するのが苦手なだけで,案外,今の高校生も
普通に持ち合わせている感覚なのかなとも思う.
自殺は食い止められるのか?
主人公2人の関係も気になるところで,下巻へと続く.
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065
No.40
(4pt)

意外と大掛かりな仕掛け

水泳やクリスマスのイベントを経て自殺は起こらなかった.
その先にある真実と,高校生たちが仕掛けた予防策とは・・・.
トリック全体が,普通の高校生が普通の高校生活の中で進めるには
少々大掛かりすぎるし,もっと言ってしまえば,ここまでやる高校生がいるかなぁ,
という印象は否めないが,それでも1人の級友のために
これだけのエネルギーを発揮できる姿は十分カッコいい.
そしてそんなパワーを発揮できる関係を作ってきた過程こそがこの作品の最大のテーマであろう.
この辺の心理描写はやはりうまい.
過去の作品のつながりで,評価を下げているレビューワーも見受けられるようだ.
私は,その作品は既読であるが,読んでいなくても,作者が描きたいテーマは十分に伝わってくる.
謎解きの一部に隠された謎が残るだけである.
あとからその作品を読んでもなんら問題はないと思われる.
名前探しの放課後(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫)より
4062767457
No.39
(4pt)

意外と熱血な現代の高校生像

なぜか3ヵ月後から戻ってしまった主人公が,
自殺する級友を突き止めて,それを食い止める.
誰の自殺をどうやってとめるのか?
そのwho?とhow?がメインテーマかと思いきや
内容的には,一連のイベントを通じた仲間同士の理解や友情が描かれている.
謎解きがあっさりと解決されるところに少し拍子抜けするが,
イマドキの高校生の仲間思いで熱血な姿が意外に新鮮である.
辻村作品らしく,少々きれいすぎる青春像かなとは思うが,
表現するのが苦手なだけで,案外,今の高校生も
普通に持ち合わせている感覚なのかなとも思う.
自殺は食い止められるのか?
主人公2人の関係も気になるところで,下巻へと続く.
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.38
(5pt)

無意味なことを、全力で、意味あることに、

辻村深月さん独特の「起承転結転承」みたいな構成は相変わらず素晴らしく大好きです。
今までの辻村さんの小説を読んできてる人には文句なしでおすすめできますが、この作家初めてな人にはあまりおすすめできないかなぁ・・
作者さんのコメント通り「第一期集大成」なのだと思います。良くも悪くも。
オチが賛否両論な感じですが私はこの作品を一貫しているテーマ(レビュータイトルにもさせてもらったセリフ)すごくいいと思います。
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065
No.37
(5pt)

無意味なことを、全力で、意味あることに、

辻村深月さん独特の「起承転結転承」みたいな構成は相変わらず素晴らしく大好きです。
今までの辻村さんの小説を読んできてる人には文句なしでおすすめできますが、この作家初めてな人にはあまりおすすめできないかなぁ・・
作者さんのコメント通り「第一期集大成」なのだと思います。良くも悪くも。
オチが賛否両論な感じですが私はこの作品を一貫しているテーマ(レビュータイトルにもさせてもらったセリフ)すごくいいと思います。
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.36
(4pt)

予想とは異なった趣【ややネタばれ】

正直、設定を見たとき、またこのパターンか と感じました。
また名前のトリックか。また自殺か。またSFか。
しかし想像していたのとは少し毛色が異なりました。
名前探しをだらだらとするのかと思いきや、その名前は序盤で明かされる。
そこからは、いかにその自殺をとめるかが焦点になっていく。
その自殺者を監視していく。
その監視が、つながりになっていく。
この過程を丁寧に描いている。
斜に構えたところもあまりなく、いいですね。
ただやはりところどころに著者の考え方、コンプレックスが見え隠れする。
文章に歪みを感じる。
ちょっと気になる。別に必要ないと思うのだが。
そして最後の種明かし。
完全に「ぼくのメジャースプーン」を読んでいるのが前提になっている。
それを前提に読むと、かなりおもしろい。
監視がつながりになる。
私はこの過程が非常に良いと思った。
でもそれが最後に覆されたのは、ちょっと釈然としない。
私が感動させられたものは偽りだったのか、と。
あと、登場人物が「スロウハイツの神様」とキャラ被っている気がした。
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.35
(4pt)

予想とは異なった趣【ややネタばれ】

正直、設定を見たとき、またこのパターンか と感じました。
また名前のトリックか。また自殺か。またSFか。
しかし想像していたのとは少し毛色が異なりました。
名前探しをだらだらとするのかと思いきや、その名前は序盤で明かされる。
そこからは、いかにその自殺をとめるかが焦点になっていく。
その自殺者を監視していく。
その監視が、つながりになっていく。
この過程を丁寧に描いている。
斜に構えたところもあまりなく、いいですね。
ただやはりところどころに著者の考え方、コンプレックスが見え隠れする。
文章に歪みを感じる。
ちょっと気になる。別に必要ないと思うのだが。
そして最後の種明かし。
完全に「ぼくのメジャースプーン」を読んでいるのが前提になっている。
それを前提に読むと、かなりおもしろい。
監視がつながりになる。
私はこの過程が非常に良いと思った。
でもそれが最後に覆されたのは、ちょっと釈然としない。
私が感動させられたものは偽りだったのか、と。
あと、登場人物が「スロウハイツの神様」とキャラ被っている気がした。
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065
No.34
(4pt)

オオカミ少年の献身

やっぱり誰かのために何かするって素晴らしい。でもフィクションでの「献身」は、感動させるためのつくりごとにすぎないって思わせない工夫が必要。そのための動機のディテールに富んでいること。この作品は(前回のスロウハイツに引き続き)その意味でとてもリアルに描かれている。しかもこの作品では、「オオカミが来た」と言う少年にたとえられるくらい、周りから軽薄と思われている男の子が、なぜか献身的になるというかたちで、その設定のハードルが一段あげられている。
辻村さんの作品をここまですべて読んできたので、だいたい彼女の仕掛けるトリックの特徴はちょっとつかめてきたのかもしれない。物語の導入に近いp.84-86の会話の内容にまず「違和感」を感じた。彼女の作品はきちんと伏線がはってあるので、こうした「違和感」に耳をすますと、「犯人」がちゃんとわかるようなしかけになっている。ただ最後までその犯人の「動機」がわからなかったし、今回の作品ではその部分はちょっと弱い気もする。でもたぶんこの人が「犯人」なんだろうと推測がつきつつ読んでも、これまでの作品同様まったく変わらず、ラストの種明かしの部分では熱い感動があった。
ここでみなさんが書いている「メジャースプーン」「クジラ」とのキャラクターのリンクは、エピローグでのファンサービスみたいなもので、他作品を読んでいなくてもちゃんと楽しめるはずです。ミステリーの謎解きにはほとんど関わりません。逆にこれを読んでから、「メジャースプーン」などを読んでも、これがあの○○さんだったのねって楽しく読めるでしょう。
彼女の作品の中ではもっとも、人が目をそむけたくなるような負の要素の少ない作品だと思います。そういう意味でもこの作品から入るのも悪くないかなとは思います。
名前探しの放課後(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上) (講談社文庫)より
4062767449
No.33
(4pt)

オオカミ少年の献身

やっぱり誰かのために何かするって素晴らしい。でもフィクションでの「献身」は、感動させるためのつくりごとにすぎないって思わせない工夫が必要。そのための動機のディテールに富んでいること。この作品は(前回のスロウハイツに引き続き)その意味でとてもリアルに描かれている。しかもこの作品では、「オオカミが来た」と言う少年にたとえられるくらい、周りから軽薄と思われている男の子が、なぜか献身的になるというかたちで、その設定のハードルが一段あげられている。
辻村さんの作品をここまですべて読んできたので、だいたい彼女の仕掛けるトリックの特徴はちょっとつかめてきたのかもしれない。物語の導入に近いp.84-86の会話の内容にまず「違和感」を感じた。彼女の作品はきちんと伏線がはってあるので、こうした「違和感」に耳をすますと、「犯人」がちゃんとわかるようなしかけになっている。ただ最後までその犯人の「動機」がわからなかったし、今回の作品ではその部分はちょっと弱い気もする。でもたぶんこの人が「犯人」なんだろうと推測がつきつつ読んでも、これまでの作品同様まったく変わらず、ラストの種明かしの部分では熱い感動があった。
ここでみなさんが書いている「メジャースプーン」「クジラ」とのキャラクターのリンクは、エピローグでのファンサービスみたいなもので、他作品を読んでいなくてもちゃんと楽しめるはずです。ミステリーの謎解きにはほとんど関わりません。逆にこれを読んでから、「メジャースプーン」などを読んでも、これがあの○○さんだったのねって楽しく読めるでしょう。
彼女の作品の中ではもっとも、人が目をそむけたくなるような負の要素の少ない作品だと思います。そういう意味でもこの作品から入るのも悪くないかなとは思います。
名前探しの放課後(上) Amazon書評・レビュー: 名前探しの放課後(上)より
4062145065