嫌われ松子の一生

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嫌われ松子の一生の評価:

3.74/5点 レビュー 219件。 B ランク

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平均点3.74pt

Amazonレビュー一覧

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全240件 161〜180 9/12ページ
No.80
(4pt)

運命に翻弄される女性の流転の人生

物語は、ボロアパートの一室で女性の遺体が発見されたことから始まります。 主人公松子の甥がアパートの整理をまかされたことから、松子の死の謎を追う甥とその彼女、そして松子の過去の回想が錯綜していきます。 国立大学を卒業して中学教師であった松子の転落の軌跡が、次第に明らかになってきます。 松子が悲しいまでに求めた愛、それを誰も彼女に与えてやらなかったと言ってしまえばそれまでですが、 頭脳もそれを活用する力も充分にあった松子が、どうして、もっと自分自身をもう少し大切にしてやらなかったでしょう? 最後にどん底まで墜ちた松子が立ち直ろうとした時が、 皮肉にも松子の最後の時となってしまう、 どうにも救いようのない結末となってしまいました。 題名からは、悪女がテーマのようなイメージを思い浮かべてしまいましたが、むしろ、強いようでいて、繊細すぎる憐れな女性の物語でした。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.79
(4pt)

運命に翻弄される女性の流転の人生

物語は、ボロアパートの一室で女性の遺体が発見されたことから始まります。 主人公松子の甥がアパートの整理をまかされたことから、松子の死の謎を追う甥とその彼女、そして松子の過去の回想が錯綜していきます。 国立大学を卒業して中学教師であった松子の転落の軌跡が、次第に明らかになってきます。 松子が悲しいまでに求めた愛、それを誰も彼女に与えてやらなかったと言ってしまえばそれまでですが、 頭脳もそれを活用する力も充分にあった松子が、どうして、もっと自分自身をもう少し大切にしてやらなかったでしょう? 最後にどん底まで墜ちた松子が立ち直ろうとした時が、 皮肉にも松子の最後の時となってしまう、 どうにも救いようのない結末となってしまいました。 題名からは、悪女がテーマのようなイメージを思い浮かべてしまいましたが、むしろ、強いようでいて、繊細すぎる憐れな女性の物語でした。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード)より
4344009142
No.78
(4pt)

鎮魂

「氷川きよしショー」の第一部。股旅姿のきよしの背後に悪漢が迫る。客席のオバサンから悲鳴があがる。「きよしくん、あぶな~い!」。あるいは、遊園地の屋外劇場の「マジレンジャー・ショー」で子どもが叫ぶ。「そっち行っちゃだめ、マジレッド!!」。 同じ気持ちで私も叫ぶ。「松子、だめだ、その男は」。 松子は才色兼備の中学教師。男を見る目がなく、転落人生を転げ落ちる。しかし、松子はいつもひたむきに生きた。ソープ嬢のときには毎晩スクワットを欠かさず、店のナンバーワンになった。殺人で服役しても、刑務所内で美容師の資格をとり、出所後は売れっ子美容師になった。男にも女にも、多くの人物から愛された。 それでいてこの悲惨な結末。そうか、これはフォレスト・ガンプの陰画なのだ。 松子の冥福と、松子の教え子で2度にわたって松子の転落の原因をつくりながら松子の愛人となり、後にはキリスト教の信仰に入り、また本人との約束を最後まで守って「松子」と呼び捨てにし続ける龍洋一の後半生での幸福を願わずにはいられない。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.77
(5pt)

救いようのない、不幸な人生。でも救いが。

美人で頭が良い松子。普通なら平凡でも幸せな人生を送れたはずの彼女が、大事な所で必ず選択を誤る。不幸の連鎖はどこまでも彼女を追いかけ、トルコ嬢から、覚せい剤、そして殺人を犯し刑務所へ。最期は殺されてしまうといった、とてつもなく不幸な人生。こんな主人公でもなぜか応援したくなってしまうのは、彼女のひたむきさがひしひしと伝わってくるからだろう。子供の頃から父親の愛に飢え、大人になってからも男からの愛に飢えた女性。男達に裏切られながらも、心を満たしてくれる人を探し続けた松子。平凡に人生を送る我々よりも、波乱万丈な松子の人生の方が、ずっと魅力的に映る。男を見る目がないダメ女と決め付けるのは簡単だが、男から見ればこのような自分の気持ちに正直に生きる女性はとても魅力的だ。女にとってもダメな男に引かれ、冷静な判断力を失うのは、ある種、本能的なものかもしれない。男にだまされ転落していく女が後を立たないのは、このような男と女の悲しい性だ。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.76
(5pt)

救いようのない、不幸な人生。でも救いが。

美人で頭が良い松子。普通なら平凡でも幸せな人生を送れたはずの彼女が、大事な所で必ず選択を誤る。不幸の連鎖はどこまでも彼女を追いかけ、トルコ嬢から、覚せい剤、そして殺人を犯し刑務所へ。最期は殺されてしまうといった、とてつもなく不幸な人生。こんな主人公でもなぜか応援したくなってしまうのは、彼女のひたむきさがひしひしと伝わってくるからだろう。子供の頃から父親の愛に飢え、大人になってからも男からの愛に飢えた女性。男達に裏切られながらも、心を満たしてくれる人を探し続けた松子。平凡に人生を送る我々よりも、波乱万丈な松子の人生の方が、ずっと魅力的に映る。男を見る目がないダメ女と決め付けるのは簡単だが、男から見ればこのような自分の気持ちに正直に生きる女性はとても魅力的だ。女にとってもダメな男に引かれ、冷静な判断力を失うのは、ある種、本能的なものかもしれない。男にだまされ転落していく女が後を立たないのは、このような男と女の悲しい性だ。
嫌われ松子の一生 Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生より
4344002857
No.75
(5pt)

無駄がない

でき過ぎと言えばでき過ぎかもしれない。読み手とすれば、計算された物語の進行に、引き込まれていくことができる。冷たい現状に対し、人間の、心温まる何かを信じさせてくれる本です。嫌われてなんかいない松子の一生は、誰もが陥るかもしれない、ちょっとした歯車の違い。どこか共感します。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.74
(5pt)

無駄がない

でき過ぎと言えばでき過ぎかもしれない。読み手とすれば、計算された物語の進行に、引き込まれていくことができる。冷たい現状に対し、人間の、心温まる何かを信じさせてくれる本です。嫌われてなんかいない松子の一生は、誰もが陥るかもしれない、ちょっとした歯車の違い。どこか共感します。
嫌われ松子の一生 Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生より
4344002857
No.73
(4pt)

嫌われ松子の一生(上)

タイトルだけだと、「ドン松五郎の一生」の姉妹版かと、判断がつきかねるようなネーミングで、出だしも軽いタッチで始まっているから「失敗だったかな」と思ってしまう。しかし読み進むにつれて、主人公の松子に関わる人物が、よきにつけ悪しきにつけ、松子を本人の意思に反して反対の方向に転がしてしまう、どうしようもない哀しさに満ちた硬骨な作品であることに気付く。多くのシーンは緻密な取材に基づいていることがうかがえるし、読み応えがある。結末は明かすわけには行かないが、「翻弄され続けた女一生」として、感動の涙を見ることは間違いない
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.72
(4pt)

人生を後悔のないように

人にはそれぞれの人生がある。しかし、松子の生きた年月はとても険しく、つらいものだった。物語は、主人公である松子の死から始まる。松子がどんな人生を歩んできたのか、甥である笙(しょう)が調べていく。テンポよく進むストーリーではあるが、松子にふりかかる不幸の数々が、僕には痛々しく読むのがつらかった。だけれど、先を読みすすめてしまうのが宗樹作品だろう。最後までほとんど休憩なく読んでしまった。今まで読んだ宗樹作品の中で、一番読むのがつらかった作品である。この作品は、人によって感じるものがかなり違うと思った。この本を読んで、人の人生は何がきっかけで変わってしまうかわからない。未来は誰にもわからない。だから、自分の人生を後悔のないように生きようと思いました。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.71
(4pt)

人生を後悔のないように

人にはそれぞれの人生がある。しかし、松子の生きた年月はとても険しく、つらいものだった。物語は、主人公である松子の死から始まる。松子がどんな人生を歩んできたのか、甥である笙(しょう)が調べていく。テンポよく進むストーリーではあるが、松子にふりかかる不幸の数々が、僕には痛々しく読むのがつらかった。だけれど、先を読みすすめてしまうのが宗樹作品だろう。最後までほとんど休憩なく読んでしまった。今まで読んだ宗樹作品の中で、一番読むのがつらかった作品である。この作品は、人によって感じるものがかなり違うと思った。この本を読んで、人の人生は何がきっかけで変わってしまうかわからない。未来は誰にもわからない。だから、自分の人生を後悔のないように生きようと思いました。
嫌われ松子の一生 Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生より
4344002857
No.70
(5pt)

何に嫌われたのか

金スマで刑務所の女囚の暮らしと出所後の生活の哀しいドキュメントをみたせいで、刑務所にまつわるストーリは映像と感情を伴ってリアルに感じられた。犯罪者、転落人生、故郷を捨てた者、いろいろな見方ができますが、うまくいかない人生をなんとか一生懸命に生きていこうとする松子のひたむきさがよかった。松子の中で消えない怒り、その内面に外応するかのような外面からの暴力、第五章4以降は涙なくては読めない。何故こうなってしまったのか、解説の香山二三郎さんの文章を読んでよくわかった。この解説のおかげで戸惑いを感じた読者はヒントを得る。泣いたことプラス解説の救い、でにわか雨のあとの晴天のように読後は洗われた気持ちになった。松子を供養する気持ちが余韻するのは決して不快なことではなく、なぜかほっとあたたかい気持ちなのが不思議でもある。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.69
(5pt)

何に嫌われたのか

金スマで刑務所の中の女囚の暮らしと出所後の生活の哀しいドキュメントをみたせいで、刑務所にまつわるストーリは映像と感情を伴ってリアルに感じた。犯罪者、転落人生、故郷を捨てた者、いろいろな見方ができますが、うまくいかない人生をなんとか一生懸命に生きていこうとする松子のひたむきさがよかった。松子の中で消えない怒り、その内面に外応するかのような外面からの暴力、第五章4以降は涙なくては読めない。何故こうなってしまったのか、解説の香山二三郎さんの文章を読んでよくわかった。この解説のおかげで戸惑いを感じた読者はヒントを得る。泣いたことプラス解説の救い、でにわか雨のあとの晴天のように読後は洗われた気持ちになった。松子を供養する気持ちが余韻するのは決して不快なことではなく、なぜかほっとあたたかい気持ちなのが不思議でもある。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.68
(4pt)

人の不幸は蜜の味

「昼ドラより100倍不幸で救いようのない人生」と称していた人がいたが、確かに想像していた以上に不幸続きで、悲しい結末をたどる物語だ。こんなに痛々しい気持ちが続く小説もなかなかないのではないか?ややマゾ的な印象も持たなくもない内容です。でもそんなつらいことばかりの松子さんの人生にもかすかな幸せを感じるちょっとした瞬間がいくつか存在するところに救われるような気がします。映像化が決まり松子を中谷美紀さんがやるそうで、汚く写すことなく、この悲惨な人生を映像化することができるのか、はたまた中谷さんの女優価値が大きく変わるような小説に迫る内容になるのか小説の内容を知ってしまった今となっては非常に興味深いところです。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.67
(4pt)

人の不幸は蜜の味

「昼ドラより100倍不幸で救いようのない人生」と称していた人がいたが、確かに想像していた以上に不幸続きで、悲しい結末をたどる物語だ。こんなに痛々しい気持ちが続く小説もなかなかないのではないか?ややマゾ的な印象も持たなくもない内容です。でもそんなつらいことばかりの松子さんの人生にもかすかな幸せを感じるちょっとした瞬間がいくつか存在するところに救われるような気がします。映像化が決まり松子を中谷美紀さんがやるそうで、汚く写すことなく、この悲惨な人生を映像化することができるのか、はたまた中谷さんの女優価値が大きく変わるような小説に迫る内容になるのか小説の内容を知ってしまった今となっては非常に興味深いところです。
嫌われ松子の一生 Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生より
4344002857
No.66
(4pt)

あなたは 今 幸せですか?

私も福岡で生まれ 恋人の自殺・不倫…と松子と共通する部分があったので朝日新聞の広告を見て書店に走りました。失恋したり 恋人と喧嘩して 暫 く会えなかったりして“私って 不幸かも。。。”って思ったときに 詠んでみてください。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.65
(4pt)

あなたは 今 幸せですか?

私も福岡で生まれ 恋人の自殺・不倫…と松子と共通する部分があったので朝日新聞の広告を見て書店に走りました。失恋したり 恋人と喧嘩して 暫 く会えなかったりして“私って 不幸かも。。。”って思ったときに 詠んでみてください。
嫌われ松子の一生 Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生より
4344002857
No.64
(5pt)

無題

松子が選んだ道はいつも険しい。最終的には誰も知らない町で小さな料理店を開いて、恋人と二人で静かに暮らしたかったのに、普通では簡単なことだがそうには行かなかった。人生で幸せの絶頂と言える物が一つもなく、最後は一人で暮らしたのボロボロのアパートで殺害される悲しい結末。しかし人にどう思われるかを全く気にせず、自分なりに生きてきた松子はカッコいいと思えた。文章はキレイな言葉など使わず、まるで目の前に再現したように丁寧に記述してある。実際に当時では女の人が働くのなかなか難しいので、このような人生は本当にどこかにあったのかもしれないと思った。一読の価値あり。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.63
(5pt)

無題

松子が選んだ道はいつも険しい。最終的には誰も知らない町で小さな料理店を開いて、恋人と二人で静かに暮らしたかったのに、普通では簡単なことだがそうには行かなかった。人生で幸せの絶頂と言える物が一つもなく、最後は一人で暮らしたのボロボロのアパートで殺害される悲しい結末。しかし人にどう思われるかを全く気にせず、自分なりに生きてきた松子はカッコいいと思えた。文章はキレイな言葉など使わず、まるで目の前に再現したように丁寧に記述してある。実際に当時では女の人が働くのなかなか難しいので、このような人生は本当にどこかにあったのかもしれないと思った。一読の価値あり。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード)より
4344009142
No.62
(5pt)

何回読んでも泣いてしまう

山田宗樹という作家を全く知らなかったが、タイトルのインパクトに引かれて購入した。どうして不幸になる道を、結果として選んでしまったのか。分かれ道でいつも不幸になる方に進んでしまった松子を、他人とは思えなかった。小説を読んで、涙を流すのはこの本が初めてだった。今までに4回読んだが、毎回泣いてしまう。もし私が女優なら、この原作を映画にして、松子の役を演じたい。演じきってみせる自信がある。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1) Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎コミックス漫画文庫 そ 1-1)より
4344811860
No.61
(5pt)

何回読んでも泣いてしまう

山田宗樹という作家を全く知らなかったが、タイトルのインパクトに引かれて購入した。どうして不幸になる道を、結果として選んでしまったのか。分かれ道でいつも不幸になる方に進んでしまった松子を、他人とは思えなかった。小説を読んで、涙を流すのはこの本が初めてだった。今までに4回読んだが、毎回泣いてしまう。もし私が女優なら、この原作を映画にして、松子の役を演じたい。演じきってみせる自信がある。
嫌われ松子の一生 Amazon書評・レビュー: 嫌われ松子の一生より
4344002857