数えずの井戸
評判
数えずの井戸の評価:
4.38/5点 レビュー 26件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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数えずの井戸の評価:
4.38/5点 レビュー 26件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
人でも物でも測って比べて、それによって振り回されたり、満たされないでいる事への疑問、
上手く事を運ぶために計算し考え過ぎてしまう事が、一体何を生み出すのか、
主要な登場人物6人を通して問いかけています。
無心でいることが、生きる上でどれだけ難しい事か。
手に入れれば手に入れるほど、無心からは遠ざかっていくような、
虚無感とか嫉妬とかネガティブな感情の中心に、”菊”がいます。
あの有名な皿屋敷のお菊さん、という事を完全に忘れてしまうほど、
ただそこにいるという描かれ方で、物語に幽霊としてではなく”人間”として溶け込んでいます。
カバーデザインと、菊のキャラクターがぴったりで、読みながら何度かカバーを見つめて菊を想いました。
ただ、全体的に数える数えないにこだわりすぎて、内容がちょっと単調な感じがしたのと、
登場人物の感情にところどころ共感できる部分はあっても、
人物として共感できるキャラクターがいなかったのが、味気なかったです。
菊も魅力的なキャラクターではあるけど、書かれ方が大雑把というか、
菊の描写に何度も同じ表現が多様してあったり、それが本書の終盤の言葉で”性質(タチ)”という事に
なるのかもしれませんが、なんとなく全体的にピントがもう一つ合わない、という印象でした。