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「神田川」見立て殺人
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「神田川」見立て殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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鯨統一郎による間暮警部シリーズの2作目。前作「「神田川」見立て殺人」では、1話につき1曲の歌謡曲、というパターンだったが、今作では1話につき1人のヒットメドレー、加えて都市伝説というように前作よりもパワーアップしている。 前作は雑誌に連載していたものを集めた形だったが、今作は書き下ろしになっている。ということは、この作品のスタイル、或いはテイストを気に入った読者が大勢いたのか、もしくは小学館の内部にそういった人がいたのか、その辺は分からないが多分そういうことだと思う。 内容的には前作と同じく、ミステリというよりもコントに近いようなテイストで、前作のラストで警察を離れたはずの間暮警部と矢田貝刑事は特命刑事というよくわからない役職で出てくる。さらに、主人公?小林君の兄が出てきたり、あるいはブラックローレライというなんだか分からない組織の名前が出てくる。そして、それらの謎はほとんど説明の無いまま終わってしまう。これまた、前作と同じく気楽に読める1冊だと思う。 | ||||
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鯨統一郎による間暮警部シリーズの2作目。前作「「神田川」見立て殺人」では、1話につき1曲の歌謡曲、というパターンだったが、今作では1話につき1人のヒットメドレー、加えて都市伝説というように前作よりもパワーアップしている。 前作は雑誌に連載していたものを集めた形だったが、今作は書き下ろしになっている。ということは、この作品のスタイル、或いはテイストを気に入った読者が大勢いたのか、もしくは小学館の内部にそういった人がいたのか、その辺は分からないが多分そういうことだと思う。 内容的には前作と同じく、ミステリというよりもコントに近いようなテイストで、前作のラストで警察を離れたはずの間暮警部と矢田貝刑事は特命刑事というよくわからない役職で出てくる。さらに、主人公?小林君の兄が出てきたり、あるいはブラックローレライというなんだか分からない組織の名前が出てくる。そして、それらの謎はほとんど説明の無いまま終わってしまう。これまた、前作と同じく気楽に読める1冊だと思う。 | ||||
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強引な展開に置いて行かれそうになりました。 謎解きというよりは 歌謡曲をベースにした物語という感じで 「よくもまぁ思いつくな…」と感心します。 リアルタイムではありませんが ベースになった歌は大体知っているので その頃の自分も思い出し懐かしく読ませて戴きました。 | ||||
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強引な展開に置いて行かれそうになりました。 謎解きというよりは 歌謡曲をベースにした物語という感じで 「よくもまぁ思いつくな…」と感心します。 リアルタイムではありませんが ベースになった歌は大体知っているので その頃の自分も思い出し懐かしく読ませて戴きました。 | ||||
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アイディア勝負というかネタがとても面白いですよね。 下手をすればこじ付けともなりかねないきわどい「見立て殺人」を本書では取り扱う。 70年代の歌謡曲ファンかつ許容範囲の広い方にお勧めです 本質のミステリーとは違うかもしれませんが、エンターテイナーとしての作家の才能は見事です。 | ||||
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アイディア勝負というかネタがとても面白いですよね。 下手をすればこじ付けともなりかねないきわどい「見立て殺人」を本書では取り扱う。 70年代の歌謡曲ファンかつ許容範囲の広い方にお勧めです 本質のミステリーとは違うかもしれませんが、エンターテイナーとしての作家の才能は見事です。 | ||||
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70年代のヒット曲を見立てた殺人事件の短編集. 『見立て』とはいうもののバカらしいこじつけのオンパレード. 挙げ句の果てには超能力だの超常現象だのという始末で. とはいえ,事件も犯人もこの作品ではそれほど重要はなく, 突如あらわれて『見立て』の元ネタを歌い出すヘンテコな刑事や, こじつけ解説のバカバカしさを楽しむものなのだと思いました. 元ネタの大半はワタシが知らないものでしたが, わかった中では登場人物がもじられていたりしたようです. わかる人が読めばもっとニヤリとする発見があるかもしれません. | ||||
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70年代のヒット曲を見立てた殺人事件の短編集. 『見立て』とはいうもののバカらしいこじつけのオンパレード. 挙げ句の果てには超能力だの超常現象だのという始末で. とはいえ,事件も犯人もこの作品ではそれほど重要はなく, 突如あらわれて『見立て』の元ネタを歌い出すヘンテコな刑事や, こじつけ解説のバカバカしさを楽しむものなのだと思いました. 元ネタの大半はワタシが知らないものでしたが, わかった中では登場人物がもじられていたりしたようです. わかる人が読めばもっとニヤリとする発見があるかもしれません. | ||||
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歌う名探偵・間暮警部の事件簿。出来不出来、というより好悪の差が激しい鯨統一郎としても最高の異色作である。パターンを統一した連作短編である。まず不可解な事件が起こり、主人公たち探偵社の面々が謎に挑む。そこに現れた間暮警部が突然何の脈略もなく70年代ヒットソングを熱唱。唖然とする一同に彼は、事件はこの歌の詞になぞらえた「見立て殺人」であると論破し、犯人を名指しする。その根拠たるや、第1作の「神田川」の場合、現場が神田川沿いであること、現場に竹が落ちていたことの(「神田川」はを歌ったグループは「かぐや姫」)2点のみ。当然大外れなのだが、なぜか犯人だけは的中していて、間暮警部は面目をほどこす。毎回この繰り返しで、本格ミステリの自虐的パロディともえいる。怒り出す人もいるのではないだろうか。ただ私はこのメチャクチャぶりと、すばらしいドタバタのリズムに酔った。いきなり歌い出す呼吸の良さ。間暮がとてつもない美声というのもいいし、いつも随行している地味な女刑事がデュエット要員としてスタンバイしていたというのも笑わせる(彼女も凄い美声)。最初はアカペラだったのが、しまいには事件が起こる前からカラオケテープを用意し始め、女探偵までが歌に加わるというエスカレートぶり。私立探偵達が常識人で刑事たちが変人という構図も確信犯だろう。マジメなミステリ・ファンにはお勧めできないが、筒井康隆、かんべむさしの衣鉢を継ぐドタバタ小説の傑作として、その方面がお好きな方には必読である。 | ||||
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3作目までは我慢できますが、最後まで支離滅裂なままでした。謎解きが、こじつけに思えてしまいます。初期の著者は、素晴らしい発想で私たちを新たな世界に引き入れてくれました。言葉遊びよりも、言葉選びによる作品が生まれて欲しい。駄洒落が好きでない限り、最後にがっかりしてしまいます。 | ||||
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解決困難な事件を、間暮(マグレ)警部が、はちゃめちゃな理論で解決していく短編集。どの事件も、60年代70年代のヒット曲に「見立てた」事件になっています。間暮警部の理論では・・。はちゃめちゃな理屈で、推測した犯人が、本当であることがわかっていく様子は、確かに、おもしろいです。しかし、同じような趣向の短編が、9つもあると、最後の方は、少々食傷気味になりました。 | ||||
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