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【永井するみ】
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年に一度、の二人の評価:
3.00/5点 レビュー 6件。 D ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.00pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
何年越しの大恋愛を、穏やかに描く。たまにはこんな小説もアリ
羨ましい
と、思わせておいて、しかし最後には、その関係ない者同士を、しっかりと一つの舞台に結び付けていく。
まさに正統派な小説でしたが、それ相応にドラマティックな、
年に一度のイベントを迎え続ける、運命的な恋愛する人間を描いている割に、登場人物がドライです。
心の揺らぎを表現する描写は、ほとんどのページに散らばってはいますが、
永井さんの書き方なのでしょうか? 全体を見渡すと、穏やかに映る作品にしたいという、演出なのでしょうか?
乾いていて、なんだか寂しくもあり、でも柔らかくて、劇的などんでん返しが、あるわけでもなく、
スーッと真っ直ぐな線を引いていくかのように、話は終わりへと、淡々と進んでいきます。
僕は、永井さんの『グラデーション』は、今まで読んだ本の中でも、かなり面白いものだと思っているのですが、
エンターテインメント性のある土台の上で、純文学的なストーリーが進んでいく、その感じが、この作品にもあって、
なんだか、心地よかったです。
印象に残ったシーンは、82頁。
『「もういいの」「よくないよ」「本当にいいの」「困ったな」また門倉がつぶやく。 もっと困ればいい、と沙和子は思った。』
おお、これが女性か・・・コワイ・・・、って思いました。