(短編集)

東京バンドワゴン

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

東京バンドワゴンの評価:

4.12/5点 レビュー 89件。 B ランク

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平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全161件 141〜160 8/9ページ
No.21
(5pt)

大家族活劇でもって「日常の謎」を展開

テレビドラマのような大家族活劇でもって
「日常の謎」を展開する離れ業。それでも
個々のキャラクターがしっかりと立っていることから
先へ先へと読ませるリズムが心地いい。
語り手の特異な存在など、随所今風で
技巧的すぎる部分も無いとは云えないが、
日本の在りし日のノスタルジアへ
丹精こめたオマージュは無碍には出来まい。
登場人物の「その後」が読みたくて
すぐに続編を手にとってしまう、
夢中になれるそんな一冊。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.20
(4pt)

テレビドラマ向き?

お話の舞台は、明治時代から続く東京の下町の古書店とその一部を改造して作られた今時のカフェ。登場人物はその古書店を経営している家族。今の時代にはなかなかない、4世代同居。、次から次へと家族それぞれに関する事件が起きていきます。お話の中にちりばめられていることが後から関連してくるけど上手く丸く収まります。
この一家の食事の時の会話は誰が何を話しているかというのがはっきり書かれていない。「 」のみ。なので誰の発言かを想像しながら読むのも楽しみです。にぎやかさが伝わってきます。これをテレビの映像で見たら楽しいだろうな。
ひ孫の成長を見ていると、食事しながら会話することや家族が関ることが、お互いを思いやる気持ちを育てる基本なんだと思いました。
語り部のおばあちゃん幽霊の穏やかな口調がホッとします。
古書店のお商売の様子もわかり、本屋好きはその点でも楽しめます。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.19
(5pt)

泣いて笑って喧嘩して、どっこい生きてる。

「東京バンドワゴン」という明治時代創業の珍奇な名前の古書店兼カフェを舞台に
した四世代の九人家族とその取り巻きの日常を描いた作品。登場人物が多すぎる
のは普通は読み手が混乱をきたしてしまうものなのだが、登場人物の個性が非常
に強いのでその心配は無い。読み進めていくうちに、これは『寺内貫太郎一家』
や『サザエさん』、或いは『時間ですよ』などといった、ホームドラマ(的な)
作品へのオマージュではないか?と思っていたら、最後の謝辞に『あの頃、たく
さんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ。』とあったので、
やはり、作者も頭の中で映像化されたものを文字に起こしていく様に書き上げ
たのだなと思った。1クール(3ヶ月)であれば映像化も出来るのでははないか?と
個人的には思うのだがどうだろう。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.18
(4pt)

ありえないけど、おもしろい。

「こんな一家ないよー」とつっこみをいれたくなる家族運のあまりない私ですが、
それでも面白く読めてしまうのは、その家族像を強調して書いていないから。
春夏秋冬を通じて各回に、それぞれでてくるわけありな人を通じて、
家族が少しずつ変化していく様子を自然に書いているのが面白い。
そろそろ、家族の誰かをクローズアップして各回で主役を変えていくという
小説の手法に飽きてきている人にもオススメ。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.17
(5pt)

家族って、本当はこんな形をしていたのではないかと思う。

昭和30年代の家族模様を書いたようなほのぼのとした一冊です。「Loveだろっ」って口癖のように言うロッカーくずれのとうさんも頑固一徹の爺さんも古本屋も大好きだ!泣きました。だって、家族って、ガヤガヤしていて、でも本当は「Love」なんです。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.16
(4pt)

Loveだねぇ。

天国のおばあちゃんを語り手に進む、古本屋と喫茶店を営む
一家のたわいもないお話ではあるけれど、ちょっと
謎有り?
おばあちゃんの語り口が、私の思うおばあちゃんの
語りかたと違うので、ちょっとなぁ、という意味も
あって星4つ。
でも、こんな家族の一員になれたら楽しいだろうし、
テレビドラマで見てみたい。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.15
(5pt)

ほのぼのホームドラマ

ほのぼのしてるし、物事はすべていい方へ向かって行っちゃうけど
それがまたいい雰囲気です。一昔前の雰囲気。確かに。
でも、時代背景はきちんと今ですね。
伝説のロッカー、私のイメージでは
CHARさんか、内田裕也さんかな?
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.14
(5pt)

懐かしい雰囲気

とにかく登場人物が多い。
そしてそれぞれが活躍したり、問題を起こしたりするので
感覚が開いてしまうと
どんな話だったかわからなくなってしまいます。
それはこちらの理解力の乏しさのせいかもしれませんが。
語り手は
もう他界してしまっているおばあちゃん。
彼女の夫が一家の大黒柱で
その息子と(モデルは内田裕也さんですか?)
孫3人、孫の嫁そしてひ孫が2人の大所帯。
そこにもう一人の孫の婚約者。
多すぎますよ。
語り手のおばあちゃんも戸惑ってるんじゃない?
ただ、一人ひとりの性格付けはしっかりしているので
読み手にも混乱は起こりませんけどね。
この一家に大小さまざまな問題が持ち込まれ、
といっても家族の仲が壊れるような問題じゃなく、
周りの問題なんだけど、
なぜかそれをこの一家が解決していっちゃう、そんな話です。
読み進めていって
何故だか懐かしい、そんな感じを持ちました。
うちは3世代同居の家だったから
そう感じたのかもしれません。
ノスタルジックな感慨にふけることの出来る一冊でした。
物語自体は
語りがおばあちゃんだからか、
柔らかい感じで
ものすごく読みやすいものでした。
そこへんに好き嫌いがでるかもしれませんが。
孫の名前が 藍子 紺 青 というのも筆者のこだわりでしょうか?
すべて青系統の色でまとめられているとこがなんか、いいですよね。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.13
(3pt)

落語みたいな構成

語り手が亡くなった70代の祖母にし、昔懐かしいホームドラマ仕立ての謎解きもの。
構成が落語調で好きな人には堪らないと思う。
繰り返される短編謎解きの1冊なので、何度もその世界が堪能出来ます。
その世界を愉しめないと、苦痛以外何ものでもありません。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.12
(4pt)

大家族小説

 古書店屋を舞台にした大家族物。体格がよくてべらんめえの大じいちゃんを中心に一族10人がワイワイ暮らす。伝説のロッカーというちょいワルじいさんは、岩城晃一って感じかなあ。4世代がそれぞれの血縁に絡む小さな秘密を持つ。
 キャラクターが多すぎて、この一冊では活躍し切れていない者もいる。刑事の茅野さんとか…。しかし、歯切れのいい会話とポンポン進む物語展開が小気味いい。
 死んだ大ばあちゃんが語り役になるなど、作者自身がテレビドラマのような設定を楽しんでいるフシがある。狙い通りの楽しい小説に仕上がった。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.11
(3pt)

懐かしきテレビドラマへのオマージュ

登場人物の多さ、設定の安易さに最初はちょっとたじろぐ。
だけど、この世界が居心地良いのは確かで、
毎章ごとの謎解きは物足りないもののお話としては
楽しめるレベルになっている。
どこかで読んだ事のあるような、あるいはいつか見たことのある
ドラマのようなそんな話なんだけど、それが不快かというと
そうでもない。それが作者の狙いなのかもしれない。
自分がプロデューサーになったつもりで、各登場人物に
役者を当てていく作業も楽しいだろう。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.10
(3pt)

落語

70代の亡くなった祖母を語り手に古本屋を営む彼女の家族の話だが、小路幸也のこれまでの作風と文体を変えてきた。
落語を好きな人には愉しめる。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.9
(3pt)

ほのぼのとした人間模様が懐かしい。

 東京の下町にある老舗の古書店を舞台に、悲喜こもごもの人情噺を、情緒あふれる
家並にふさわしい登場人物たちが鮮やかに織り上げる、エピソードの数々。
 一徹な親父、奔放なロッカーの倅。三人の孫は真面目にちょっと軽いのと、
あとはシングルマザー。
 登場人物の性格付けは、なかなか考えてあってご苦労様と言いたい。
 一見バラバラで破綻しそうな家族だが、著者の手腕によって見事にまとまり、
面白そうなことには皆が首を突っ込みたがり、トラブルに対しては結構真面目に
解決の道を探る。
 出てくる人はみんな良い人で、昔の「お笑い三人組」や「一丁目一番地」的感じ。
 「なんじゃ?それ。」とおっしゃる向きには「オールウェイズ三丁目の夕日」と
言った方が分かりやすいかも。
 古書店だけに、みんな結構インテリで実は真面目なのがちょっと面白みに欠けるかな、
という嫌いはあるが、誰もが嫌いではない世界だろう。
 そういう意味では、安心して読める一冊だ。
東京バンドワゴン Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴンより
4087753611
No.8
(5pt)

温かくて、懐かしい。

店員のおすすめとして紹介されていたので読んでみた1冊。
開いてすぐの登場人物紹介の時点で、
あまりの多さに多少げんなりしたが、心配ご無用。
読んでいくうちに頭の中でそれぞれの登場人物が
しっかり色をもって動き始めるから覚えられなくても大丈夫。
作者は男性だけど、女性的な小説だなあと思った。
出てくる人物はどれも個性的で、魅力的だし、
街の風情や、小さいけれどしっかりと描かれた季節感など
全編通して目線がとてもやさしい。
我南人風にいうと「LOVEが溢れているんだねぇ」、である。
まるでサザエさん一家のようなどたばたに、
時に面倒くさくて、時に煩わしくて、
でもとても楽しそうで、やさしくて、
そんな様子を宙ぶらりんで見ている幽霊のサチさんは
きっとまざりたくて、見守っていたくて、
まだまだ成仏できないんだろうなあ、しあわせなことに。
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870
No.7
(5pt)

この町内に住みてー!

懐かしいホームドラマ、ガキの頃にみた「寺内貫太郎一家」を思い出します。
お節介で、うざったくて、でも優しくて、暖かい。
そんな街とファミリーの物語です。
都会の希薄な人間関係の中に住む安心感ってあります。
でも小説の中では、下町の人情を満喫してみましょうよ。
私の読了後の感想は「この町内に住みてー!」でした。
沢山の味のある登場人物が出てきます。
「この小説を映画やドラマにしたらどんなキャスティングかなぁ?・・・」
というのを紙に書いてみる、そんな楽しみ方も出来る本です。
これはオススメの1冊です!
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870
No.6
(5pt)

『LOVEだねぇ〜』です!

心がほっこり暖まります。
著者も書かれていますが、昔のホームドラマを見ている様です。
『LOVEだねぇ〜』です。
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870
No.5
(3pt)

昭和の匂いがする

 東京下町の古本屋『東京バンドワゴン』が舞台。家族4世代が同居していて、昔あったテレビドラマの『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』を思い出した。なんだか懐かしい感じがした。 語り手のサチの落ち着いた物言いが好感が持てた。 
 青の本当の母親が大女優だったり、みすずが本当は花陽と異母姉妹だったり、話ができすぎていて、少し興ざめしてしまう感は否めないが、全体的には読みやすくいい作品だったと思う。  
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870
No.4
(3pt)

おもしろいけど

読み進むにつれて面白くなった。
愛すべきキャラとストーリーは良かった。
でも、これはほんとドラマの脚本。
小説ではない。なにしろ文章力が、、、。
ドラマ化したらテレビで見れば良い。
ドラマ化は希望。
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870
No.3
(5pt)

変わり続けていく世の中と、決して変わらない大切な物。

この小説。下町で古書店兼カフェを営む四世帯九人の大家族堀田家と、
その周辺で暮らす人たちの間に起こる様々な事件、そして春夏秋冬、
一年の泣き笑いが懐かしのホームドラマ仕立てで描かれていて、とても面白かった。
沢山の登場人物も1人ずつ丁寧に設定されているので読み進めて行くにつれ、
頭の中で勝手に登場人物をキャスティングして楽しめたし。
(ちなみに僕は老主人・勘一を六平直政さん、長男で伝説のロッカー我南人を
佐野元春さんが老けた姿、で想像してました。皆さんはどんなキャスティングしますか?)
それから、何より良いなぁ、と思えたのは、一話毎のエピソードが
日々の暮らしと結びつきながら、しっかりと季節の流れの中、
前向きな時間を刻んでいた事!!
変わり続けていく世の中に、変わらない大切なものを知ってる人たちの居る作品。
まさに、「LOVEだねぇ」。。
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870
No.2
(4pt)

家族の愛って暖かい!

ウチのようなマンション暮らしでは、絶対にお目にかかれない4世代同居の
家族のお話は、とってもLOVEな物語でした。
タイトルにもなっている「東京バンドワゴン」とは、その家族が営んでいる
古本屋さんの屋号です。
で、その古本屋さんを舞台に起こる色々な問題を、家族8人家族が一致団結、
もしくはお父さんのLOVEで解決していきます。
ちなみに家族構成は、店主でちょっと頑固な江戸っ子のお祖父ちゃん。
そして、「LOVE」を何よりも大切にしているお父さん。その子ども達で、
個性的な面々の藍子、紺、青の三人と紺のお嫁さん。それから藍子と紺の
それぞれの子どもひとりずつ合計8人で、とてもにぎやかに暮らしています。
そして、なんと言っても、結構いろいろワケありでも、おおらかに受け入れて
いるところが、この家族のすばらしいところです。
話の内容は、
 ・一歩間違えると変質者「春―百科事典はなぜ消える」
 ・青の押しかけフィアンセのお話「夏―お嫁さんはなぜ泣くの」
 ・古書にまつわる事件3連発「秋―犬とネズミとブローチと」
 ・ひと目晴れ姿を・・・・「冬―愛こそすべて 」 
 
と、4つのお話からなっていますが、それぞれのお話の中にも、いくつかの小さな
謎が絡まりあっていたりして、それが解かれていく面白さあり、家族を一番大事に
するという愛がぎっしりありで、読み応え十分。
特に、最後のお話「冬―愛こそすべて 」では、子ども側からすると身勝手な母親
なんだけど、そんな彼女の願いを叶えようとするお父さんのLOVEに、読んでいて
ホロリとしたりします。
一番大切なのは、やっぱり愛!
家族愛をたっぷり感じたい時に読むにはバッチリな本です。
東京バンドワゴン (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京バンドワゴン (集英社文庫)より
4087462870