サクリファイス

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評判

サクリファイスの評価:

4.19/5点 レビュー 247件。 A ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全437件 361〜380 19/22ページ
No.77
(5pt)

自転車ロードレースを舞台にしたサスペンス

結論から言うと面白かったし感動した。いい作品だ。
舞台となる自転車のロードレースについては漠然としか知らなかったが、エースとアシストで全く役割が違うことや、平地と峠の走りわけなど、読んでいるうちにイメージがわいて来た。そして何と言っても自転車競技の爽快なスピード感を肌で感じることができたのもよかった。
ただ、本書は爽やかな青春小説ではない。自転車を漕ぐ選手達は各々が野心、嫉妬といった葛藤を抱えて走っている。本書の面白さはサポート役として走る主人公の目から見たこれらの微妙で複雑な人間感情とそこから起きる事件だ。
自分のライバルになりかねない若手に対してはどのような手をつかっても蹴落とす怖い人間といわれるチームのエース石間。石間の座を狙う同期の伊庭。この二人の対立で物語が進むと思いきや、終盤の大事故に続く意外な展開は見事。
欲を言えば、主人公の白石はもう少し貪欲になってほしかった。あっさりして野心のないところが持味なので仕方がないが、どうやら本人がいうほど才能がないわけでもなさそうだし。続編も出たようなのでこの後の彼がどうなったのか読むのが楽しみだ。
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.76
(4pt)

ミステリー作品?

謎解き云々はさほど重要ではないため,ミステリー作品としては疑問符がつく.無論,スポコンものでもない.
自転車レースというマイナーな競技を取り上げながら,端的な言葉で説明が上手くなされているため,世界に入り込みやすかった.団体競技における「エース」と「アシスト」.織り成されるヒューマンドラマを楽しめる良質な作品だ.
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.75
(4pt)

ミステリー作品?

謎解き云々はさほど重要ではないため,ミステリー作品としては疑問符がつく.無論,スポコンものでもない.
自転車レースというマイナーな競技を取り上げながら,端的な言葉で説明が上手くなされているため,世界に入り込みやすかった.団体競技における「エース」と「アシスト」.織り成されるヒューマンドラマを楽しめる良質な作品だ.
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.74
(5pt)

サクリファイスの二重の意味

 過酷な競技に挑む男たちがいる。
 自転車ロードレース。日本では知名度が低いマイナー競技。
 元陸上選手で18歳でレーサーに転向した白石誓ことチカはチーム・オッジに所属する新人選手。
 白石は自分の役割はアシストにこそあると自負している。
 同期で天才肌のスプリンター・伊庭、チームを牽引するベテランエース・石尾。
 それら実力ある選手を補佐し上位に食い込ませるアシストが白石の仕事。
 噛ませ犬。
 捨て駒。
 踏み台。
 が、白石は卑下しない。
 一定の実力をもちながら自分の本質はエースを助けチームを支えるアシストにこそあると割り切り、誇りを持つ。
 これは自転車に命を賭けた男たちの物語である。
 仲間の為に身を捧げ尽くす行為を外側から偽善と嘲るのは簡単だが、選手はそれを承知の上で悲壮な覚悟を決め、葛藤や苦悩を克服し、夢を託したエースを最前線に送り出す。
 エースは無名の犠牲の上に成る勝利を義務として課され、ある者はチームに貢献し献身する行為に喜びを見い出す。
 それらの対比が鮮やかに浮き彫りにする持てるものと持たざるものの優劣。
 個人の勝利と引き換えてまでも尽くす価値と意義を信じればこそ白石は走り続ける。
 そして悲劇がおこる。
 風が頬打つ疾走感あふれるリアルなレース描写、抜きつ抜かれつの競り合いは静かに熱く、チカとシンクロし手に汗握ってしまうこと請け合い。
 スポーツ小説としても充実の読み応えでしたが、終盤に仕掛けられたどんでん返しの連続も憎い。 
 巧みなミスリードによって「彼はこういう人はなんだ」とすりこまれた先入観があざやかにひっくり返され、思いもよらぬ真相が浮かび上がってくる瞬間は感動もの。
 天才と凡人、主役と脇役、勝者と敗者。
 そんな短絡な二極論では語りきれない世界がある。
 己が信じたもののため身を賭して走り続けるストイックかつ情熱的な姿は孤高が人の形をとったようで、終盤明らかになる「彼」の究極の決断には衝撃を受けた。
 
 サクリファイス [sacrifice]
 犠牲。供犠(くぎ)。
 
 勝負の神は残酷で代償なくしての勝利などありえない。
 才能あるものは世に出る義務がある。
 望まれて世に出たものはサクリファイスの遺志を継ぐ使命を帯びる。
 
 最後近くの数ページ、逝ってしまった人間が背負ったものの重みと託したものの尊さに胸が熱くなった。 
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.73
(5pt)

サクリファイスの二重の意味

 過酷な競技に挑む男たちがいる。
 自転車ロードレース。日本では知名度が低いマイナー競技。
 元陸上選手で18歳でレーサーに転向した白石誓ことチカはチーム・オッジに所属する新人選手。
 白石は自分の役割はアシストにこそあると自負している。
 同期で天才肌のスプリンター・伊庭、チームを牽引するベテランエース・石尾。
 それら実力ある選手を補佐し上位に食い込ませるアシストが白石の仕事。
 噛ませ犬。
 捨て駒。
 踏み台。
 が、白石は卑下しない。
 一定の実力をもちながら自分の本質はエースを助けチームを支えるアシストにこそあると割り切り、誇りを持つ。
 これは自転車に命を賭けた男たちの物語である。
 仲間の為に身を捧げ尽くす行為を外側から偽善と嘲るのは簡単だが、選手はそれを承知の上で悲壮な覚悟を決め、葛藤や苦悩を克服し、夢を託したエースを最前線に送り出す。
 エースは無名の犠牲の上に成る勝利を義務として課され、ある者はチームに貢献し献身する行為に喜びを見い出す。
 それらの対比が鮮やかに浮き彫りにする持てるものと持たざるものの優劣。
 個人の勝利と引き換えてまでも尽くす価値と意義を信じればこそ白石は走り続ける。
 そして悲劇がおこる。
 風が頬打つ疾走感あふれるリアルなレース描写、抜きつ抜かれつの競り合いは静かに熱く、チカとシンクロし手に汗握ってしまうこと請け合い。
 スポーツ小説としても充実の読み応えでしたが、終盤に仕掛けられたどんでん返しの連続も憎い。 
 巧みなミスリードによって「彼はこういう人はなんだ」とすりこまれた先入観があざやかにひっくり返され、思いもよらぬ真相が浮かび上がってくる瞬間は感動もの。
 天才と凡人、主役と脇役、勝者と敗者。
 そんな短絡な二極論では語りきれない世界がある。
 己が信じたもののため身を賭して走り続けるストイックかつ情熱的な姿は孤高が人の形をとったようで、終盤明らかになる「彼」の究極の決断には衝撃を受けた。
 
 サクリファイス [sacrifice]
 犠牲。供犠(くぎ)。
 
 勝負の神は残酷で代償なくしての勝利などありえない。
 才能あるものは世に出る義務がある。
 望まれて世に出たものはサクリファイスの遺志を継ぐ使命を帯びる。
 
 最後近くの数ページ、逝ってしまった人間が背負ったものの重みと託したものの尊さに胸が熱くなった。 
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.72
(5pt)

男の嫉妬は恐ろしい

前から自転車レースはよく見ていたのですが、
いかんせんルールがまるでわからない。
これは一体どうなっているのか?と頭を悩ます事しきり。
でも、これを読めば一発でわかります。これはすごい。
今シーズンのロードレースを楽しく見るために参考になればと
軽い気持ちで買ったのですが、思わぬ掘出し物でした。
レースだけでなく、戦う人間模様がさらっと書かれていて、
それぞれの胸の内は最後まで解説されず、
こういう話にからむと興ざめな恋愛感情の行方などもニヤリとする結末。
人の心の中など他人には絶対理解できないのだという所に共鳴しました。
同時に、最高に良くできたサスペンスです。うーん、やられた。
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.71
(5pt)

男の嫉妬は恐ろしい

前から自転車レースはよく見ていたのですが、
いかんせんルールがまるでわからない。
これは一体どうなっているのか?と頭を悩ます事しきり。
でも、これを読めば一発でわかります。これはすごい。
今シーズンのロードレースを楽しく見るために参考になればと
軽い気持ちで買ったのですが、思わぬ掘出し物でした。
レースだけでなく、戦う人間模様がさらっと書かれていて、
それぞれの胸の内は最後まで解説されず、
こういう話にからむと興ざめな恋愛感情の行方などもニヤリとする結末。
人の心の中など他人には絶対理解できないのだという所に共鳴しました。
同時に、最高に良くできたサスペンスです。うーん、やられた。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.70
(5pt)

その立場に立たないとわからないもの

人間には、その立場に立たないとわからないものがある。
それを今痛いほど思い知っているのが民主党の面々だろう。
何が出来、何が出来なかったのか。
政権を握って何を変えられたのか。
まぁそれはさておくとして、本書である。
「サクリファイス」・・・素直でうまくていい題名だと思う。
サクリファイスとは何なのか。
本当のサクリファイスとは誰なのか。
本書は第5回本屋大賞2位である。
正直言うと、途中までは、それにしては内容が浅いほんだなぁと思っていた。
人物造形もいまいちだし、事件らしいものも起こらんしなぁと。
しかし、「惨劇」以降は、思わず引き込まれていった。
本屋大賞2位は納得である。
そこでレビューの題名である。
この本の内容は、まさにレビューの題名が示すとおりである。
私はこの本を18歳だった自分に贈りたいと思う。
「勝てるのは、俺達が強いから」
「自分のキャプテンシーがいいから」
そう思い上がっていた自分にこの本を贈りたい。
あの時この本を読んでいたら、その後の人生少しは変わったんじゃないかと思う。
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.69
(5pt)

その立場に立たないとわからないもの

人間には、その立場に立たないとわからないものがある。
それを今痛いほど思い知っているのが民主党の面々だろう。
何が出来、何が出来なかったのか。
政権を握って何を変えられたのか。
まぁそれはさておくとして、本書である。
「サクリファイス」・・・素直でうまくていい題名だと思う。
サクリファイスとは何なのか。
本当のサクリファイスとは誰なのか。
本書は第5回本屋大賞2位である。
正直言うと、途中までは、それにしては内容が浅いほんだなぁと思っていた。
人物造形もいまいちだし、事件らしいものも起こらんしなぁと。
しかし、「惨劇」以降は、思わず引き込まれていった。
本屋大賞2位は納得である。
そこでレビューの題名である。
この本の内容は、まさにレビューの題名が示すとおりである。
私はこの本を18歳だった自分に贈りたいと思う。
「勝てるのは、俺達が強いから」
「自分のキャプテンシーがいいから」
そう思い上がっていた自分にこの本を贈りたい。
あの時この本を読んでいたら、その後の人生少しは変わったんじゃないかと思う。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.68
(2pt)

脳内スポーツ小説

ロードレースがテーマのミステリということで買ってみたが、正直がっかりした。
ストーリーは他のレビューに譲るが、レース描写に臨場感や迫力がなく、プロスポーツの真剣さが伝わってこない。主人公がレース中に「喉が渇いていることに気づいて、あわててボトルを手に取る」なんて、水分補給の重要性をナメている時点でプロ失格だろう。
文庫版の解説に、作者は「ロードレースをリアル観戦したこともなく、ロードバイクにも乗ったことありません」とあり、納得。せめて真面目に取材してほしい。
ミステリ小説として読んだとしても、人物の造型は雑だし、オチが現実離れしている。同じことやってみろと言われても、自分には絶対できない自信がある。
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.67
(2pt)

脳内スポーツ小説

ロードレースがテーマのミステリということで買ってみたが、正直がっかりした。
ストーリーは他のレビューに譲るが、レース描写に臨場感や迫力がなく、プロスポーツの真剣さが伝わってこない。主人公がレース中に「喉が渇いていることに気づいて、あわててボトルを手に取る」なんて、水分補給の重要性をナメている時点でプロ失格だろう。
文庫版の解説に、作者は「ロードレースをリアル観戦したこともなく、ロードバイクにも乗ったことありません」とあり、納得。せめて真面目に取材してほしい。
ミステリ小説として読んだとしても、人物の造型は雑だし、オチが現実離れしている。同じことやってみろと言われても、自分には絶対できない自信がある。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.66
(5pt)

ヤバい

傑作。まったくロードレースどころか自転車に無知なオイラでも楽しめた♪これ読んだあと勢いでロードバイク買っちまったよ…(‾o‾)
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.65
(5pt)

ヤバい

傑作。まったくロードレースどころか自転車に無知なオイラでも楽しめた♪これ読んだあと勢いでロードバイク買っちまったよ…(‾o‾)
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.64
(5pt)

これはいい

なぜ彼は自分の命をささげたのか?
答えは明快にして説得力あり。
おすすめです。
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.63
(5pt)

これはいい

なぜ彼は自分の命をささげたのか?
答えは明快にして説得力あり。
おすすめです。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.62
(5pt)

走りたくなる

サクリファイス
ロードレース素人でもよくわかる本です。実はサスペンスものなのですが、読み終えるとなんだか清々しい気持ちになれます。
サクリファイス Amazon書評・レビュー: サクリファイスより
4103052511
No.61
(4pt)

自転車ロードレースの魅力

本書はサスペンスらしい。らしいというのは、帯の宣伝文句でそうあるからだ。
確かに死人が出て、その謎解きをしていく場面もあったからサスペンスなのかぁ。
それよりも自転車ロードレースの魅力がとても印象的だったので、サスペンスもあるけど爽やかなイメージが強い。
自転車のロードレースはまったくの素人なのだが、とてもわかりやすくストーリーにすぐに入っていける。
しかし、とてもリアルな競技場面も次々に出てきて、臨場感たっぷり。
これは面白いです。続編も出るそうなのでとても楽しみ!
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.60
(5pt)

スポーツ小説の最高到達点!

スポーツを題材にした小説がこんなにも面白いものだとは思わなかった。自転車レースに関して無知だった私だが、文中にさりげなく入れられたルール説明がその不安を助けてくれ、自然と自転車レースの世界を楽しむことができた。内容よし、価格もよし、文句なしの一冊。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.59
(5pt)

タイトルが暗示するものとは・・・

自転車競技:ロードレースを題材にした超傑作青春小説でもありミステリー。
大藪春彦賞受賞作。
2008年本屋大賞2位。
おしかった。非常に残念だった。大好きな作品だったのに
団体競技でもあり、個人競技でもあるロードレース。
その特殊性と魅力を余すことなく描き出している。
タイトル「サクリファイス」が暗示するものとは・・・
一転二転する様が素晴らしい。
序盤は「エースの為に尽くすアシスト」
中盤からは「エースによる若手潰しの疑惑」
といった様に「サクリファイス」が暗示するものが、どんどん重苦しくなっていく。
しかし、終盤では更なる展開を見せる。
青春スポーツ小説とミステリーが見事に融合した奇跡的な作品だ。
傑作時間SFでもあり、傑作青春SFでもある「サマー/タイム/トラベラー」新城カズマ著という作品がある。
この作品で、主人公達が集り、だっべている背景でエンドレスでロードレースの録画映像が流れているのが印象的であったことを思い出した。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.58
(4pt)

王が『犠牲』にしたもの

 新潮文庫『Story Seller』に掲載された『プロトンの中の孤独』が非常に素晴らしかったので、
その逆スピンオフである本作を購入。(『サクリファイス』の前日譚が『プロトンの中の孤独』)
 テーマである自転車ロードレースはここ日本においてマイナースポーツと言えそうだが、その
思想は非常に日本人的な団体競技である。一見すると個々人が互いにタイムを競っているようで
実はそこにチームとしての戦術が存在する。それぞれのチームは、王を勝たせるためにあらゆる
兵士を捨て駒にする。王は兵士を振り返りはしない。ただ、勝利を求められる。
 王は何を『犠牲』にしたのだろうか。読み終えた後、その意味を深く考えさせられる作品だった。
サクリファイス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613