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憐れみはあとに
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【この小説が収録されている参考書籍】
憐れみはあとにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ある精神障害者が病院を脱走し、たまたま出会った役者になりすまし・・・というお話。 主人公格の精神障害者がただ「狂人」と書かれるだけで成りすました役者が誰だか最後まで判らず、誰が問題の「狂人」なのかと、その「狂人」が犯す殺人で誰が犯人なのかというフーダッニットで読ませる技巧が巧い作品。作中「狂人」をただ小道具と扱うだけで「精神障害者の狂気を抉る」とかにならないところがフレドリック・ブラウンやロバート・ブロック風で評価が判れるかもしれませんが私は瀬戸川猛資さんが生前よく言っていたみたいでいいと思いました。 晩年の技巧を尽くした作品には劣るかもしれませんが、今読んでも楽しめる秀作。ファンならずとも是非。 | ||||
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